もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2019年08月

世界の艦船2019年8月

海人社

前回購入したのが2018年2月号なので、1.5年ぶりの購入である。特集は「近未来のアメリカ艦隊」ということで、例によって特集記事が面白そうなので購入した。冷戦終結後、量的には減少の一途にある米艦隊。質的な面でも1990年代から運用を続けているアーレイバーク級駆逐艦、1980年代当時の新鋭艦ロスアンゼルス級攻撃型原潜、1975年就役の原子力空母ニミッツ等、その主力は冷戦時代の技術レベルだ。21世紀の新鋭艦であるフォード級空母、ズムウォルト級駆逐艦、フリーダム/インデペンデンス級沿海戦闘艦等、いずれも様々な課題に直面して苦しんでいる。そのような状況下でアメリカ艦隊の描く未来図はどのようなものか。将来予想される脅威は何か。成長著しい中国海軍とどのように向かい合っていくのか。そういった課題について様々な視点から分析がなされている。他にもロシアの「超」兵器についてや、海上自衛隊が導入を計画している哨戒艦についての記事もあって興味深い。期待に違わぬ内容であった。

お奨め度★★★

190717_世界の艦船


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日本百名城の1つということで行ってみましたが、正直、金山城なる城については何も知りませんでした。標高200mと少しの新田金山の山頂部に築かれた山城で、新田義貞によって建築されたという説があるそうな。秀吉の小田原攻めで北条氏が滅亡するまでは難攻不落の城だったそうな。
麓から歩くこともできますが、さすがに面倒なので車で山頂まで移動しました。山頂部には駐車場になっており、眼下に太田の町が一望できます。
駐車場から約1kmぐらいに渡って当時の山城が再現されています。途中でいくつかの空堀が切ってあり、確かに難攻不落といった趣きがあります。城域自体も大規模なもので、難攻不落であったことも頷けます。本丸付近には山城にも関わらず大規模な石垣が築かれており、往時を偲ばせています。
本丸跡には新田神社があり、その近くには中島知久平の胸像が飾られています。中島飛行機の太田工場が太田市にあったからかな。

お奨め度★★★★

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ゲームの概要

「第三帝国最後の戦い」(以下、本作)は、2015年に国際通信社からコマンドマガジン123号の付録ゲームとして発売されたシミュレーションゲームだ。テーマは1945年における東部戦線。スケールは1Hex=約20km、1Turn=0.5ヶ月、1ユニットはドイツ軍が師団、ソ連軍が軍団である(例外あり)。デザイナーはJavier Romero。2018年発表の「嵐の8月、満州1945」のデザイナーでもある。因みに「嵐の~」はテーマ的には興味があったのだが、「何だか面白くなさそう・・・」という先入観(というか"勘")で購入していない。

ゲームシステムの解説である。
基本システムはシンプルで、移動と戦闘を繰り返すタイプ。EZOCで停止。EZOCからEZOCへの直接移動は禁止。戦闘はメイアタック。等である。しかし特徴的なルールもある。 一番の特徴は、ソ連軍による戦闘後前進と機械化予備ルールである。このゲーム、戦闘結果に「後退」がない。つまり劣勢な側も全滅するまでその場に留まり続ける訳であるが、ソ連軍が攻撃側で敵を全滅させた場合、必要な戦闘結果を超過した分だけ戦闘後前進が移動力の形で与えられる(ただし機械化部隊か騎兵部隊のみ)。さらに戦闘終了時点で戦闘に参加せず敵に隣接していない機械化/騎兵部隊は、移動力の半分で戦闘後前進ができる。この時恐ろしいのは、戦闘後前進ではEZOCを無視できるということ。従って一旦戦闘後前進を許すと、前線の部隊はごっそりと包囲されてしまう。ちなみにこのルールはソ連軍のみ利用可能であり、ドイツ軍は利用できない。
対するドイツ軍は、機動突撃というルールが用意されている。これは一種のオーバーランだが、スタックして移動するドイツ軍機械部隊は、移動中に攻撃が実施できるというもの。これで敵を全滅させれば、移動を継続できる。が、実の所、このルールはあまり使い道がない。理由は後述する。
戦闘ルールにもクセがある。このゲーム、1つの防御スタックに対する複数回攻撃が許されている。例えば独軍スタックXに対して、ソ連軍ユニットA,B,C,Dが隣接していたとしよう。この場合、ソ連軍はまずA,B,CでXを攻撃する。もしXが生き残ったら、今度はDでXを攻撃する、というようなワザが許される。そこでソ連軍としては、先の突破ルールとも相まって、目標に主攻撃部隊の他に機械化部隊のスタックを隣接させる。第1次戦闘では機械化部隊を攻撃に参加させない。第1次攻撃で首尾よく敵スタックが全滅すれば、機械化部隊で機械化予備移動を実施する。そうそう、機械化予備移動の判定は戦闘直後である点に注意が必要だ(際通信社のエラッタ参照)。全滅しなかった場合には、機械化部隊で第2次攻撃を仕掛けて敵の撃滅を期す。

これらのルールによって表現されているのは、ソ連軍の凶悪なまでの突破能力だ。戦闘後前進や機械化予備移動でEZOC無視の効果が大きい。従ってドイツ軍としては下手に戦線を張っても抜かれて包囲殲滅される公算大である。従って確実に守り切れそうな所以外は真面目に戦線を組まず、防御スクリーンで我慢する。そして敵に接敵できない第2戦に切れ目のない戦線を張るのが得策だ。この時、重戦車大隊や補給部隊、司令部等も戦線つくりに協力させる。ややゲーム的な戦術だが、こうでもしないと守り切れない。何だかなぁ・・・。
因みにこのような姑息な防御手段も、選択ルール12.2「縦深突破」を採用した時点で崩壊する恐れがある。困ったものである。
ちなみにドイツ軍はこのような「姑息」防御を強いられるので、機械化部隊スタックによる機動防御など望むべくもない。ドイツ軍としては最終Turnまでベルリンやプラハが持ちこたえてくれればよいので、遅退戦術で時間稼ぎをしつつ、フルスタックを3大都市(ベルリン、プラハ、ケーニヒスベルグ)に籠らせる。なお、3大都市とダンツイヒは補給源扱いなので補充が可能。ただし補充には司令部が必要なので、司令部も一緒に籠らせること。また補給源ヘクスではユニットの再建も可能なので、積極的に利用したい。

ポイント
・ドイツ軍は最前線の後方に切れ目のない防御ラインを敷く
・大都市はフルスタックで守らせる。その時司令部も一緒に籠らせる
・補給源ではユニットの再建も可能

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対戦

という訳で、本作を対戦してみることになった。ダイス判定の結果、ソ連軍を担当する。目指すは史実通りの大勝利。ケーニヒスベルクとプラハの攻略がポイント。戦線突破の脅威を与えて都市部に籠らせないようにし、後は包囲して力押しである。本格的な攻勢は第4Turnから。

第1Turn(1945年1月後半)

ドイツ軍プレイヤー(対戦者氏)は、上記の「姑息」な防御戦術を採用せず、一般的な2線防御で対応しようとする。しかしそのような配置が無力であることはすぐに証明される結果となった。

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戦線南方では第1ウクライナ軍が第1白ロシア軍と共同でドイツ第4装甲軍の主力を包囲する。また戦線北方では、東プロイセンで第2、第3白ロシア軍がドイツ第3装甲軍主力を包囲殲滅する。戦線中央のワルシャワ(1506)がロシア軍の猛攻を受けて陥落する。ドイツ軍としては、主力となる装甲2個軍がごっそり包囲されることなった。
包囲下のドイツ軍は懸命に解囲を図るが、ソ連軍の包囲網を突破するには至らない。

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第2Turn(1945年2月前半)

ドイツ軍が辛うじて築いたダンツイヒ南、ワイクセル川からヴァルタ川へ南北へつながる防衛ライン。それをソ連軍の先鋒部隊が襲いかかる。トルン(1114)北方とウージ西方で戦線を突破したソ連軍。得意の機甲突破で戦線後方を荒らしまわり、ブレスラウ、ボスナニ、ダンツィヒを包囲した。 ドイツ軍は機動反撃によって包囲網を一部で食い破るも、数個師団が包囲下に陥る。それでもドイツ軍の微妙な反撃によってソ連軍にも少なからず損害が出る。

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第3Turn(1945年2月後半)

ソ連軍は主力がボスナニ、ブレスラウのラインに進出する。ボスナニに対する集中攻撃で同地陥落。ソ連軍の先鋒はオーデル川に到達した。

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第4Turn(1945年3月前半)

ドイツとボヘミアの国境付近、ドレスデンをソ連軍が急襲した。守備隊を撃破したソ連軍はボヘミアに乱入。チェコの首都プラハを占領した。
東プロイセンではケーニヒスベルグに対するソ連軍の総攻撃が始まる。しかし装甲師団4個が籠るケーニヒスベルグの守りは固く、ケーニヒスベルグの守備はびくともしない。その他にダンティヒ、ブレスラウ等に対する攻撃を実施されたが、ドイツ軍の抵抗は激しく、陥落するには至らず。

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第5Turn(1945年3月後半)

このTurn、ソ連軍はブレスラウ、ダンツィヒへ総攻撃を実施。ダンツィヒは持ちこたえたが、ブレスラウは陥落。ザクセン地方に進入したソ連軍がライプツィヒ、ケムニッツ等を占領した。これでソ連軍の獲得したVPは13VPに達し、ソ連軍の勝利条件を満たした。

ドイツ軍プレイヤーとしてもこれ以上の抵抗は無意味と判断し投了。この時点でゲーム終了とした。

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感想

ゲームの勝敗という観点からいえば、今回のドイツ軍の初期配置はベストではなかった(そのことはドイツ軍競技者も認めている)。その結果第1Turnでドイツ軍機械化部隊の大半が包囲されるという結果になり、その後の戦いで戦力不足に苦しむことになる。ただし、歴史再現性からいえば、今回の結果の方が「それっぽい」かもしれない。上記に書いた「姑息な」戦術をドイツ軍が採用すると、ドイツ軍が史実以上に粘れる可能性があるからだ。
なお、ドイツ軍競技者の名誉のために付け加えると、この後第2回戦を同じ配役で戦った。その時は第3Turnまでのプレイであったが、ドイツ軍の「姑息な」防御戦術が奏功し、第3Turn終了段階ではドイツ軍がしっかりと戦線を維持していた。

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ゲームとしての感想であるが、ルールが簡単な点は評価したい。特別ルールの類が少ない点も好感が持てる。 ただしソ連軍の突破ルールがいびつな感じがする。移動力の半分で移動可能、しかもEZOC無視、というのはいくらなんでもやりすぎ、というよりも強引すぎる。しかもそれを防ぐ方法が「弱小なユニットを含めて横一列にユニットを並べること」というのもスマートさに欠ける。例えば最近のシモニッチ作品に見られる「機動強襲ルール」の方が遥かにスマートな処理に思えるのは身贔屓だろうか。

結論を書くと、悪いゲームではないが、ややいびつな処理が気になる作品、としておこう。

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足利氏舘や足利学校を回ると所要時間は約1時間。丁度小腹が空いてきました。好都合な事に足利学校の目の前に美味しそうな麦とろの店があります。折角なので入ってみましょう。時計は11時を少し回った頃でした。

折角なので店の名物っぽい料理を食べようと思い、麦とろ膳(1200円+税)なるものを注文してみました。大皿に盛られた麦とろがメインで、麦飯、鶏のササミ、漬物、味噌汁等がついてきます。麦飯はお替り自由。メインの麦とろですが、期待通りのおいしさ。麦とろに醤油で少し味付けしてありますが、それ以外に味噌が少し加わっていて、それがまた良い。味噌の甘辛い味がアクセントになって、麦とろの味に深みを与えています。麦飯や味噌汁、鶏のササミ等も美味しかったです。
足利グルメを堪能できた1日でした。

お奨め度★★★★

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母艦航空隊

高橋定ほか 光人社NF文庫

太平洋戦争を戦った日本海軍機動部隊。その搭乗員や整備員たちが記した戦史である。雑誌「丸」の記事を再編集したものと思われる。実戦体験者の手記は貴重であり、戦場の雰囲気や実相を伝えてくれる。無論、日時や数値等については怪しい部分もあるが、記憶を頼りに書いているのだから仕方がない。数値面は別の資料で補えば良いのだから。
本書には約30編の短編が収められているが、その大半が1941~42年の戦いに関するものである。日本空母部隊が活躍した時期がこの時期だけに当然と言えば当然だが、史上最大の空母決戦ともいうべきマリアナ沖海戦や、史上最大の海戦と言われているレイテ沖海戦に関する記述が少なく、特に搭乗員の視点からの記録が少ないのが寂しい。
いずれにしても本書は空母同士の戦いについて一端を知りえるという意味で貴重な著作である。

お奨め度★★★★

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