もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2020年01月

名護屋城は玄界灘に面した松浦半島北端にある平山城です。悪名高い豊臣秀吉の朝鮮出兵。その時の前線基地になったのがこの名護屋城です。勿論今では天守閣などは残っておらず、巨大な石垣が残されているだけでしたが、その石垣を見るだけでも往時の名護屋城が相当な規模の城であったことを伺わせるものであります。

平戸の街から車を走らせること約1.5時間。松浦半島の北端部近くに名護屋城があります。現地に着くまでは「どうせ、苔むした山に「名護屋城」とか石碑みたいなものが残っているだけでしょ」と高を食っていましたが、良い方に裏切られました。
名護屋城の正面に駐車場があり、車はそこに停めます。すぐ目の前に名護屋城の跡地になっていますが、往時の石垣がそのまま残っていて、それが相当に規模の大きなものです。少なくとも、地方都市の平城に見る城郭と比べても、名護屋城の石垣は規模の面では決して見劣りしないでしょう。

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緩やかな上り坂を10分ほど歩くと、最高点、所謂「天守台」に着きます。ここからは目の前に玄界灘の雄大な景観と対馬海峡に浮かぶ島々が見えています。遥か彼方に霞んで見えるのは、多分対馬でしょう。

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帰りは元来た道の反対側を迂回して降りていきます。

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途中で城の西側に巨大な発電所らしき建物が見えていました。これが今話題の「玄海原子力発電所」です。
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所要時間30分ぐらいで一周できました。
名護屋城の反対側は名護屋城博物館になっていて、名護屋城の歴史や名護屋城築城の前と後の日朝関係の歴史等に関する史料、資料が展示されていました。入館料が無料というのは有難いです。

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全部で1時間足らずの名護屋城見学でしたが、実際に名護屋城の全貌を知るにはもっと時間が必要かもしれません。というのも、城の周囲には「徳川家康陣屋趾」「伊達政宗陣屋趾」等、往時の錚々たる戦国武将たちの陣屋趾が城の周囲一帯に散在しています。これらを全部踏破するだけでも、丸1日はかかりそう。それだけこの名護屋城の規模が大きかったという証左でもあります。

つづく

お奨め度★★★★

5
191222_反日種族主義

反日種族主義-日韓危機の根源

 

李・栄薫(イ・ヨンフン)他 文藝春秋

今、韓国は危機に瀕している。北朝鮮による精神的侵略が着々と進行する中、同盟国アメリカ、隣国日本からは見放されようとしている。それは彼ら自身が招いた事態である。
本書は、韓国の危機の原因を日韓関係悪化とし、日韓関係悪化を招いた様々な事案、徴用工問題、慰安婦問題等を取り上げ、それらが歴史的に根拠のない捏造であることをデータを出して立証している。筆者らが取り上げるデータは実証的であり、説得力は高い。そして筆者らは「何でも日本が悪い」とする考え方を「反日種族主義」と呼び、近代的精神とは相反するものとして厳しく批判している。そして筆者らは、「反日種族主義」の根源を韓国民に巣くう「嘘に対して寛大な文化」にあるとし、そのような考え方が亡国の道につながることを恐れている。この筆者のいう「嘘にして寛大な文化」は、徴用工裁判やレーダー照射事件等で見せた韓国側の「子供だましのような言い訳」を見せつけられた我々にとって、妙に納得できるものである。
一方で筆者らは日本による韓国支配を全面的に支持しているわけではない。筆者の言葉を借りれば「日本は韓国政府の主権を強制的に奪い、植民地として支配した。この点において日帝は批判され、責任を免れることはできない」。
本書は韓国で空前のヒット作になっているという。このような本が本場韓国で出版され、評価されていることについて、私は韓国の将来に対して一条の光を見た気がする。筆者らも述べているが、韓国における精神文化が瀕死の状態にあることは最早否定できず(GSOMIAにおけるドタバタがその表れ)、遠からずこの国は亡びるだろう。しかしそのような国の中で危機感を覚えて、必死になって戦っている筆者らの姿勢に、隣国の1人として心から拍手を送りたい。
そしてこの本は日本人こそ改めて読んでみるべき本である。未だに東京裁判の自虐的史観から抜け出せず、隣国に対して毅然とした態度が取れない我々日本人。今こそ我々は先人たちの業績と誤りを正しく理解し、「正しい歴史認識」に立って未来を切り開いていかなければならない。ここで言う「正しい歴史認識」とは、中朝韓や左翼系の人々が主張するものではないことは言うまでもない。

お奨め度★★★★★

3
平戸についてはこちらに詳しく書いたのでご参照頂きたい。今回、私が平戸に行った目的は、平戸城見学のためであった。しかし何たることか。私が行った時には、生憎平戸城の天守閣が改装工事中であり(2021年3月末日までの予定)、天守閣に入ることはできなかった。仕方なく遠くから修理中の天守閣を眺めて、あとは搦め手の施設を見ただけに終わった。残念至極である。

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その代わりと行っては何であるが、島の高台にあるザビエル教会に行ってみた。今でも現役で使わている教会。眼下には平戸の街並みと平戸水道の美しい景観を堪能できたので良しとしよう。

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つづく

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前回まで

長崎県平戸市。北松浦半島の北西部に位置し、北松浦半島北西部と、その沖にある平戸島、さらに生月島等の周囲の島々からなります。戦国時代にはフランシスコ・ザビエルが来日し、平戸一帯でキリスト教の布教を行いました。その後イギリスやオランダの商館が平戸に建てられると、平戸は南蛮貿易の拠点として栄えることになります。しかし江戸時代に入って鎖国令が敷かれ、南蛮貿易の拠点が長崎の出島に移されたことで、平戸の貿易拠点としての役割は終わりました。

平戸の中心街にある和食料理の店が「とみ里」です。平戸のような観光地の場合、所謂「食堂」は昼間のみの営業となり、夜は「飲み屋」と化すか、あるいは夜は休みというパターンが多いのですが、「とみ里」は夜も営業している食堂でした。平戸に着いたのが夜で、しかも食事がまだだったので、助かりました(これがなければコンビニメシで夕食になったかも・・・)。

税込2000円前後の海鮮丼を注文。平戸の近くで採れた魚(だと思いたい、多分)、マグロ、ハマチ等がたっぷりの載せられており、魚は新鮮で美味しかったです。海に近い街では魚が旨いですね。

お奨め度★★★★

つづく

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「ソロモン夜襲戦」のVASSAL版を公開します。この版は最新のVer4.0(所謂DX版)に対応したものになっており、マップやカウンターのデザインがVer4.0仕様になっています。
シナリオのセットアップも用意されているので、事前準備なしですぐにプレイできるようになっています。
遠隔対戦、ソロプレイ、作戦研究等にお使い下さい。

ダウンロードサイトは --> こちら

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