もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2020年03月

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200209_地中海の戦い

地中海の戦い

三野正洋 朝日ソノラマ

本書は1993年、すなわち今から約30年前に発売された著作である。21世紀の現在でもWW2期の地中海を巡る海上戦闘については、日本語で読める著作が少ないのが現状だが、約30年前も現在とほぼ同じような状況であった。そんな中、WW2期における地中海の海上戦闘を分かりやすく解説したのが本書である。
「わかりやすく」「簡潔に」ということで、個々の戦闘描写についてはあまり詳しく触れてはいないが、タラント空襲、マタパン沖海戦、シルテ沖海戦、ペデスタル作戦、戦艦ローマの撃沈等、地中海を巡る戦いのキーポイントはしっかりと押さえてある。
苦言を書くと、途中に出てくる年表と撃沈された軍艦のリストはやや煩く感じる。こういった資料は巻末に纏めておいた方が良いと思う。
ともあれ、地中海海戦というマイナーテーマに果敢にチャレンジし、その実情を世間に広く知らしめたという点で、本書は評価に値する作品と言える。

お奨め度★★★

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高崎駅東口から徒歩5分程の場所にあるトンカツ屋さんです。昼時で混雑が懸念されましたが、幸い待ち時間なしで着席できました。 注文したのは特上ロースかつ定食。メキシコ産の豚肉を使ったロースかつだそうです。
コロコロした感じでボリューム感のあるトンカツは、外はサクサク衣、中は肉汁がジューシーというトンカツの「勝ちパターン」を忠実に再現。他のメニューはキャベツの千切り、味噌汁、小鉢といった定番ものでしたが、「食べ放題」のキムチがあり、トンカツといい感じのコラボになっています。

駅からも近い上、トンカツも美味しい「ポンチ軒」。お奨めできるお店です。

お奨め度★★★★

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前回

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高山ラーメン「甚兵衛」は、JR高山駅白山口から徒歩5分ぐらいの場所にあるラーメン屋さんです。麺は細麺で縮れ気味。スープは東京風の醤油味で、味のしっかりしたチャーシューが2枚載っています。インパクトのある味ではありませんが、上品な感じのラーメンで、麺とスープが心地よい感じです。御飯との相性も良いです。

お奨め度★★★

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ところでラーメンを食べた後、高山の街並みを少し散策してみました。訪ねたのは2月の初め。厳冬期の高山は本来ならば猛烈に雪が降っている筈。道路も雪まみれで歩くのに一苦労。そんな景観が予想されます。
ところが・・・・、
雪が全くない。

先日の白川郷でもそうでしたが、兎に角今年は雪が少ない。道路を見てもノーマルタイヤで全然OK、という感じの状態です。街の中を見ても全く雪がありません。

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上の写真は国分寺と高山陣屋。いずれも高山を代表する観光地です。いずれも雪がありません。

地元の人たちにとっては有難い話だとは思いますが、雪を見に来た私のような観光客にとっては、ちょっと残念な結果でした。

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「White Star Rising」(以下、本作)は。Lock'n Road社が2010年に発表したシミュレーションゲームである。テーマはWW2欧州西部戦線における戦術戦闘で、1944年6月のノルマンディ上陸戦から1945年のドイツ国内戦闘までを計20本のシナリオで再現する。
本作は、Lock'n Road社が発売している"Nation at War"シリーズの1作品で、同シリーズの作品はいずれも同一システム、同一スケールとなっている。1Hexは実際の150m、1Turnは実際の5~15分間を現し、1ユニットは1個小隊(数両の車両又は数十名の歩兵)を現している。本作の詳しいシステムについては、 Game Journal誌#75(2020年6月発売予定) に掲載される予定なので、そちらを参照されたい。
今回、本作のシナリオをいくつかプレイしてみた。

前回の記事は--->こちら

NAN-White 6/06/1944 - Juno Beach: Normandy, France

シナリオの概要

時間がまだあったので、もう一本ぐらいシナリオを試してみよう、ということになり、選択したのがこのシナリオである。1944年6月6日、D-Day。ノルマンディ上陸作戦当日のジュノービーチにおけるカナダ軍とドイツ軍の戦いを描いたシナリオで、両軍とも歩兵を中心とした部隊になる。ただしカナダ軍の増援としてシャーマン戦車1個中隊が登場し、ドイツ軍には拠点や地雷原といった防御施設が登場する。カナダ軍はゲーム終了までに4ユニット以上を盤外から突破させなければならない。なお、このシナリオはオリジナルのゲームに付属しているシナリオではなく、COMPENDIUMと言う名のエキスパンション・キットにて紹介されているシナリオである。

下名はドイツ軍を担当する。

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Setup

ドイツ軍の目的はカナダ軍の盤外突破阻止である。カナダ軍がどこから突破を図るかわからないので、 横一列に拠点を並べて歩兵部隊を配置した。

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1Turn

前回のシナリオ でもそうだったが、今回もカナダ軍のチットを引く前に第1Turnが終了してしまった。

2Turn

カナダ軍が上陸を開始する。しかしイベントの影響により全戦力の半数弱が海上で足止めを食ってしまう。前進するカナダ軍に対し、ドイツ軍守備隊は機関銃を乱射し、その足止めを行う。

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3Turn

カナダ軍は一列になって谷間の道路を突き進む。そこに仕掛けてあったドイツ軍の地雷原が爆発するも、カナダ軍は地雷の存在を無視して強引以前進してきた。

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4Turn

カナダ軍の増援部隊であるシャーマン戦車1個中隊が登場する。しかし隘路にカナダ軍が群がっているため、戦車部隊が前進できずにいる。そこにドイツ軍の銃砲火が集中し、カナダ軍に新たな損害が出る。

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5Turn

カナダ軍の地雷除去戦車が隘路に前進してきた。それに対してドイツ軍の50mm対戦車砲が射撃を実施。地雷除去戦車をステップロスさせた。

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6Turn

カナダ軍の地雷除去戦車がドイツ軍の地雷原を1ヘクス分掃討することに成功した。しかしその直後に50mm対戦車砲による射撃で地雷除去戦車が撃破されてしまう。

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7Turn

カナダ軍の一部が隘路を抜けて戦線後方に躍進する。しかしその直後に突破したカナダ軍の一部がドイツ軍の攻撃によって撃破されてしまう。この時点で勝利を諦めたカナダ軍の投了でゲーム終了となった。

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感想

戦車があまり出てこない歩兵戦闘のシナリオであったが、雰囲気は良い感じで出ている。ただし時間的制約や地形障害を突破する必要のあるカナダ軍の方が苦しい展開になることは間違いなさそう。もし私がカナダ軍を担当した場合は、ドイツ軍の間を抜けるようなことをせず、ドイツ軍の陣地を踏みつぶしながら前進する方法をとることになるだろう。

ゲーム全般の感想

簡単なルールでWW2の戦術戦闘を上手く再現した佳作である。本作の場合、戦闘システムがかなり特殊で(CRTすら使わない)、「こんなに大雑把でWW2に登場する戦車の性能差を上手く表現できるのだろうか?」と疑問を感じたが、プレイしてみると結構戦車の性能差が上手く表現されていることに驚いた。さらに単なる兵器の強弱だけではなく、例えば「シャーマン戦車は車高が大きいため地形効果を使いにくい」などという点までそれっぽく表現されている点も評価したい。
さらに本作は単なる戦車対戦車のゲームではない。歩兵はもとより、対戦車砲や迫撃砲、さらに盤外砲撃や航空支援、防御施設まで表現されている。
チットを利用したゲームエンジンも上手く機能している。一般のゲームなら移動手順をプレイヤーが任意に設定できるので、ともすれば「整然過ぎる戦術戦闘ゲーム」になり勝ちであった。しかし本作の場合、チットによって移動順がランダムになるので、予定調和的な攻撃が実施できない。

「歩兵が突入する前に戦車で支援射撃をしておいて・・・」

的な計画が移動順の齟齬によって破綻していく様は、まるで本物の戦闘を見ているような錯覚を感じることすらある。

Nation at Warシリーズには、今回プレイした西部戦線だけではなく、東部戦線やアフリカ戦線を扱った作品もあるらしい。機会を見つけてこれらの作品についても是非プレイしてみたいものである。

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前回

白川郷のバスターミナルからほど近い場所にある日帰り入浴施設です。
内部は内湯、露天風呂と洗い場、サウナがあります。また温泉の入口には畳の休憩施設のあります。
泉質は殆ど無臭で透明、泉質は柔らかく、すべすべした感じになります。 白川郷を訪ねた際には、立ち寄ってみたい温泉です。

お奨め度★★★

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つづく

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