もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2020年05月

3
200301_ITパスポート

(コロナのおかげで「お受験」がノビノビになっています)

ITパスポート試験の直前対策として購入した。過去問題が分野別に整理されている上、最新の過去問題集2個(2019年春、秋)が掲載されており、試験前に自信を持つことができた。ITパスポート受験を考えている場合には、購入をお奨めしたい。

お奨め度★★★

KMS_Hipper


「欧州海域戦」( 「ソロモン夜襲戦」 の欧州戦線版)でのバレンツ海海戦については、 先日紹介 した。前回のシナリオは史実の展開を重視し、海戦終盤に登場してきた英R部隊や海戦自体では殆ど活躍の機会がなかった装甲艦「リュッツォー」戦隊を敢えてOBから外した。
そこで今回のシナリオでは、R部隊や「リュッツォー」戦隊を加えた拡張版シナリオを紹介したい。このシナリオでは史実の展開よりもやや派手な展開を目指しており、そのためR部隊や「リュッツォー」戦隊が史実よりも1時間ほど早く戦闘に加入したことにしている。そのため勝利条件もやや見直しを行った。ドイツ軍としては必ずしも輸送船団に固執する必要はなく、R部隊を壊滅させれば勝利できるようにもなっている(自軍側に全く損害がなければだが)。

前回 は、JW51B船団の北側から近づくドイツ重巡「ヒッパー」と英艦隊の戦いを追ってみた。個艦性能で勝る「ヒッパー」相手に苦戦する英艦隊であったが・・・。

テスト状況

12Turn

GE_CA4a英駆逐艦の放った魚雷の1本が「ヒッパー」に命中した。重巡の中では防御力の大きい「ヒッパー」は魚雷1本の命中に耐えていたが、最大速度が25ktに低下した他、浸水による傾斜によって砲撃の正確さが失われ始めた。雷撃を終えた英駆逐艦は煙幕を展開しながら避退する。




HMS_Opportune


13Turn

立ち直った英R部隊は、被雷して速度の低下した「ヒッパー」に対して距離10,500m(7Hex)から猛烈な砲撃を浴びせかける。英軽巡の射撃は精度を増し、数発が「ヒッパー」に命中した。魚雷命中によって既に戦闘力の一部が失われていた「ヒッパー」は、今回の被弾によってさらに戦闘能力を失っていった。

Convoy


GE_CA1aJW51B船団の右舷方向に突然正体不明の艦隊が現れた。ポケット戦艦「リュッツォー」(旧名「ドイッチュランド」)と15cm砲装備の大型駆逐艦3隻からなるドイツ艦隊である。「リュッツォー」の28cm砲が距離15,000m(10Hex)から英輸送船1隻を狙って砲火を開いた。1発の28cm砲弾が輸送船に命中する。続行するドイツ超駆逐艦3隻は、JW51B船団を直衛中の英駆逐艦「アケイティーズ」に対して集中砲火を浴びせる。軽巡クラスの主砲を装備する超駆逐艦の砲撃は半端なく、「アケイティーズ」は何度も水柱に包まれたが、奇跡的に命中弾はなかった。

写真08


14Turn

CW_DD4a突然の敵艦出現に狼狽えるJW51B船団は急速回頭で「リュッツォー」の照準を躱す。しかし「リュッツォー」は逃がさない。さらに28cm砲弾2発が輸送船に命中し、その艦は最大速度が5ktまで低下した。英駆逐艦「アケイティーズ」はドイツ大型駆逐艦3隻からの砲撃に対して巧みな回避運動で回避し続ていたが、遂に命中弾1発を食らって小破してしまう。「アケイティーズ」は苦し紛れに魚雷8本を10,000m以上彼方の「リュッツォー」に向けて発射した。無論命中を期待して、というよりは牽制による時間稼ぎを狙ったものだ。
「ヒッパー」を砲撃中であったR部隊は新たな敵艦出現の報を受けて「ヒッパー」に対する砲撃を中断。ポケット戦艦を撃破すべく速度を上げた。

写真09


15-16Turn

R部隊が「リュッツォー」を射程距離に捉えた。「ジャマイカ」が12,000m(8Hex)から「リュッツォー」に対して砲撃を開始する。「ジャマイカ」は軽巡といってもラプラタ沖海戦で「シュペー」と戦った「エイジャックス」や「アキリーズ」よりも一段強力な艦だ。2発の6インチ砲弾が「リュッツォー」に命中して同艦を脅かせる。
左舷から英駆逐艦の放った魚雷8本が「リュッツォー」に迫る。「リュッツォー」は右に舵を切って魚雷回避を試みたが、回避運動が間に合わず遂に魚雷1本を喫してしまった。左舷吃水下が破られ大量の海水が「リュッツォー」の艦内に侵入する。これまで圧倒的に優位に戦いを進めてた「リュッツォー」は、「たかが」旧式駆逐艦が苦し紛れに放った魚雷によって戦闘力を失う羽目になってしまった。

KMS_Lutzow


17-18Turn

GE_DD4aその後の展開を簡単に記載する。魚雷によって大損害を被ったポケット戦艦「リュッツォー」は、それでも輸送船1隻に砲撃を継続し、遂に同船を撃沈した。またドイツ超駆逐艦3隻は、射程距離内に飛び込んできた英軽巡「シェフィールド」に集中砲火を浴びせかけ、砲塔の誘爆を誘って同艦を大破させた。



結果

英軍の損害
沈没:輸送船1隻
大破:軽巡「シェフィールド」、駆逐艦「オンズロー」
中破:駆逐艦「オブデュレイト」
小破:駆逐艦「アケイティーズ」


ドイツ軍の損害
中破:重巡「ヒッパー」「リュッツォー」
小破:駆逐艦「Z4」「Z6」「Z30」

結果
連合軍80VP、ドイツ軍76VPで連合軍の勝利。
もし「リュッツォー」が中破しなかった場合、連合軍のVPは40になる。さらに輸送船もう1隻沈めていればドイツ軍のVPは106VPとなり、ドイツ軍は勝利条件を満足していた。

感想

手頃な中型シナリオになった。オリジナルのバレンツ海海戦よりもこちらの拡張版の方が派手で面白いと思う。個艦性能と兵力で優位に立つドイツ海軍と、指揮能力と練度で勝る英海軍。ジョンブル魂を感じることができるシナリオになったと思っている。
今回のテスト結果を受けて少しドイツ側が有利になるように修正した。
(1) R部隊の登場位置を盤の上方向にずらし、いきなり「ヒッパー」隊と交戦することがないようにした。
(2) JW51B船団に移動制限を適用し、「リュッツォー」隊が近づく前に「リュッツォー」隊の反対側に逃げるのを「なし」とした。

今回のテストでバレンツ海海戦は概ね調整完了である。次はナルビク沖海戦か北岬沖海戦のどちらかである。さて、どちらのしようかな?

ナルビク沖海戦


HMS_Sheffield


「欧州海域戦」( 「ソロモン夜襲戦」 の欧州戦線版)でのバレンツ海海戦については、 先日紹介 した。前回のシナリオは史実の展開を重視し、海戦終盤に登場してきた英R部隊や海戦自体では殆ど活躍の機会がなかった装甲艦「リュッツォー」戦隊を敢えてOBから外した。
そこで今回のシナリオでは、R部隊や「リュッツォー」戦隊を加えた拡張版シナリオを紹介したい。このシナリオでは史実の展開よりもやや派手な展開を目指しており、そのためR部隊や「リュッツォー」戦隊が史実よりも1時間ほど早く戦闘に加入したことにしている。そのため勝利条件もやや見直しを行った。ドイツ軍としては必ずしも輸送船団に固執する必要はなく、R部隊を壊滅させれば勝利できるようにもなっている(自軍側に全く損害がなければだが)。

それでは早速始めてみよう。

テスト状況

1Turn

CW_DD1aJW51Bの左後方から近づくドイツ重巡「ヒッパー」に対して、JW51Bを直接護衛している2隻の英駆逐艦「オンズロー」「オーウェル」が果敢に挑んだ。距離10,500m(7Hex)から「ヒッパー」に連続射撃を浴びせかける英駆逐艦。2発が相次いで「ヒッパー」に命中。その1発が「ヒッパー」の方位盤基部に命中。一時的に「ヒッパー」は射撃能力を失う。



写真01


2Turn

損害を被った「ヒッパー」は、英駆逐艦との交戦を回避すべく左へ変針する。それを追う4隻の英駆逐艦。

3Turn

「ヒッパー」と英駆逐艦2隻は距離6,000m(4Hex)で並行砲戦に入る。英駆逐艦は連続射撃を浴びせるも、命中弾はなかった。一方、「ヒッパー」の後方6,000mを続行中のドイツ駆逐艦4隻が、右から接近中の英駆逐艦に砲火を浴びせた。英駆逐艦「オンズロー」と「オブデュレイト」が被弾。小破する。

写真02


4Turn

Torp9La「ヒッパー」の方位盤が修理完了。直ちに並行砲戦中の英駆逐艦に反撃の砲火を浴びせる。旗艦「オンズロー」がまたもや命中弾を受け「オンズロー」中破。英駆逐艦「オーウェル」は「ヒッパー」に向けて魚雷4本を発射する。





5Turn

「ヒッパー」は接近する魚雷を回避すべく左に舵を切る。英駆逐艦も重巡との交戦は不利と判断し、煙幕を吐きつつ右へ回頭する。

写真03


6Turn

CW_CL50a英駆逐艦の放った魚雷は「ヒッパー」の舷側をかすめて通過していった。その時、「ヒッパー」の右舷艦首約10,000mに2隻の戦闘艦が横切った。英バーネット少将麾下のR部隊。大型軽巡「シェフィールド」と「ジャマイカ」である。いずれも6インチ砲12門を備える有力艦だ。「ヒッパー」にとっては強敵である。



HMS_Jamaica


GE_CA4a先手を取った2隻の英大型軽巡は「ヒッパー」に向けて砲火を開いた。しかし英軽巡の砲火は不正確で夾叉弾はない。ただちに「ヒッパー」も反撃を行う。目標は先頭を走る「シェフィールド」。「ヒッパー」の射撃は正確で、初弾から夾叉弾を得た。続いて2発の20cm砲弾が「シェフィールド」に命中。その1発が「シェフィールド」の司令塔付近に命中し、スプリンターによってバーネット少将に軽傷を負わせた。


写真04


7Turn

ドイツ艦隊は「世界の果て」(盤端)を避けるために右へ120度回頭を行い、英艦隊と並行砲戦に入る。回頭を行ったドイツ艦隊は一時的に射撃を中断する。一方、バーネット少将の軽巡2隻は、ここぞとばかり猛烈な砲撃を「ヒッパー」に浴びせかける。回頭中の艦隊が砲撃を受ける様は、まるで日本海海戦の冒頭シーンのようだ。特に「ヒッパー」から2発の命中弾を受けていた「シェフィールド」の砲火は凄まじく、執念が乗り移ったかのようであった。「シェフィールド」の砲撃が「ヒッパー」を夾叉し、6インチ砲弾2発が「ヒッパー」に命中した。
写真05


8-9Turn

GE_DD1a態勢を立て直したドイツ艦隊は、英R部隊に対する砲撃を再開する。「ヒッパー」の射撃は相変わらず正確で、「シェフィールド」を確実に夾叉していた。たまらず「シェフィールド」はS字運動で「ヒッパー」の砲撃を躱す。「ヒッパー」に続行する「1934年型」ドイツ駆逐艦3隻は、5インチ砲で2番艦「ジャマイカ」をつるべ撃ちする。駆逐艦の砲撃は比較的不正確であったが、それでも「数撃ちゃ当たる」。5インチ砲弾1発が「ジャマイカ」の射撃指揮所に命中し、同艦の砲術長が重傷を負ったため、「ジャマイカ」は一時的に主砲射撃不能となった。

写真06


10-11Turn

CW_DD2a「ヒッパー」がさらに「シェフィールド」に命中弾を与えていた。X砲塔に命中した1発は同砲塔を使用不能にしていた。味方巡洋艦の苦戦を見た英駆逐艦は、ドイツ艦隊の艦首を横切る方向に針路を変更。距離10,500m(7Hex)の距離から魚雷攻撃を仕掛けてドイツ艦隊を牽制する。さらに近づいてくるドイツ艦隊に対して英駆逐艦は魚雷攻撃の第2波を仕掛ける。日本駆逐艦のように「大量の魚雷を一斉に発射」するのではなく、少量の魚雷を逐次投入する戦術だ。兵力的に劣勢下にある英艦隊にとっては、時間稼ぎが最大の戦術になる。
むろんそのような戦術が犠牲を伴わないはずがない。英駆逐艦隊の旗艦「オンズロー」はドイツ駆逐艦からの砲撃を受けて大破。戦闘能力を失う。

写真07


つづく

3
(今年3月の記録です)

萩の次に向かったのは津和野。この萩と津和野は観光地としてはワンセットで扱われることが多いのだが、両方回ろうとすると意外と面倒である。まずJRで移動しようとすると、益田経由になるので異常に時間がかかる。しかも山陰本線も山口線も閑散区間なので列車の本数が異常に少ない。そのために効率良く回るのが困難なのだ。
一番楽なのはもちろん車だが、レンタカーを借りると運転するのが面倒だとか、出発地と帰着地を同じにするのが面倒だとか、あとはやはり金。という訳で、幸い萩~津和野間に路線バスが走っているので、それを使って移動した。勿論出費はそこそこかかる。

今回の目的地である津和野城は、津和野駅から歩いて20分ほどの所からリフトで山頂部に上がり、そこからさらに15分ほど歩いた場所にある。駅から歩き始めてJRの高架を潜ると、そこに赤い鳥居が見えてくる。街の外から見ると津和野城を形作る山塊の一角に艶やかな神社のような建物が見えてくる。太鼓谷稲荷神社だ。麓から少し階段を上がった高台、山の中腹にある。

写真41
写真42


神社からさらに山を登っていく登山路があるのかと思いきや、その先は車道になっていて、少し降りるとリフト乗り場が見える。先にも書いた通り、リフトで山頂で上がり、その先が津和野城だ。

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津和野城の由来だが、元々は鎌倉時代に築城された城郭で、戦国期には毛利方についた吉見氏の本拠地となった城郭。毛利と大内や陶との戦いでは、重要な役割を果たしたとか。実際に見てみると、確かにこの地形で籠城されると落とすのは困難だろうなぁ・・・。
写真48
写真49
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因みに津和野城への上り下りには専用のリフトを使うのだが(徒歩による登城も可能)、このリフトの特に下りが結構迫力がある。スキー場のリフトで良く見られるような所謂「ストッパー」がなく、体が空中に投げ出された感がある。慣れれば大したことはないのだが・・・・

写真51
写真52


城から戻った後、津和野の城下町を歩いてみた。日本に小京都は数多いが、この津和野もそんな「小京都」の1つ。春を迎えた城下町は長閑な雰囲気が漂っていた。

写真53
写真54
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写真56


お奨め度★★★★

つづく

200226_旅と鉄道


特集は「スゴイ駅」ということで、東京駅、新宿駅、門司港駅や、明治から続いている大隅横川駅など、特徴のある「駅」を取り上げて紹介している。個人的に興味深かったのは、阪急梅田駅や南海難波駅などの大阪のターミナル駅で、これらの駅は私の幼少期から都市部のターミナル駅としての貫禄があった。また日立駅の海が見える景観とか、新所原駅で食べるウナギ丼等、見ているだけで楽しくなる。

お奨め度★★★

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