もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2022年01月

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211127_日本人はなぜ自虐的に

日本人はなぜ自虐的になったのか-占領とWGIP-

有馬哲夫 新潮新書

「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」

この文章は広島市平和記念公園に設置されている原爆死没者慰霊碑に刻まれた碑文に記載されているものである。主語の不明確なこの文章。広島市によれば、主語は全世界であって、日本人やその他特定の国民ではないという。
しかしこの理屈は明らかにおかしい。原爆を投下したのは日本人ではなくアメリカ人だ。原爆投下が「過ち」だとするならば(非戦闘員に対する無差別殺戮が戦争犯罪に該当することは論を待たない)、その「過ち」を犯したのはアメリカ人であって日本人ではない。なのになぜ日本人が「過ちを繰り返さない」と誓わなければならないのか。被害者である筈の我々日本人は、なぜかくも「自虐的」にならなければいけなかったのか。
日本人がなぜかくも「自虐的」になったのか。本書はそのことを明らかにする著作である。本書によれば、日本人が自虐的になった理由は、第2次大戦後日本を占領した連合国、就中米国が日本人に対して心理操作を行ったためだとしている。その心理操作とは、 WGIP(War Guilt Information Program) と呼ばれている。 その目的は、日本人に自らが戦争を引き起こした「罪人」であるという意識を植え付け、その一方で原爆投下等の非道な行いをした米国に対して敵愾心を持たないようにさせることであると。
先に述べた原爆の碑文についても、「原爆被害については日本人に対して自業自得と自覚させよ」というWGIPの指示を忠実になぞっているに過ぎない。

筆者は一次史料からWGIPの実態を丹念に調べ上げ、その内容が単なるプロパガンダに留まらず、NHKや読売新聞、朝日新聞等を用いたマスメディアを駆使した心理戦だとしている。またその内容もポツダム宣言を違反するような非道なもので、極東軍事裁判と並んで米国による対日占領政策の一大汚点だとしている。

今やWGIP自体を架空だとか虚構だとか言う議論は意味がない。既に公開されている史料にWGIPの存在が明記されているからだ。問題はWGIPが実際に日本人の心理操作に成功したか否かについてだが、筆者はその影響を「極めて大(あるいは有効)」だったとしている。これは昨今の状況を見ても首肯できることで、私は筆者の主張に大いに賛同したい。

筆者の主張通りWGIPの影響は今日でも続いており、例えば元内閣総理大臣ほどの人物が近隣諸国で「土下座」するという何とも奇妙な国になってしまった。国益に反する行為を繰り返す大新聞や所謂『人権派弁護士』達にもこのWGIPの呪縛陥っている。慰安婦問題もまたしかり。 WGIPの影響については歴史家の間でも意見が分かれている所だが、WGIPが実際に行われたことについては、今や疑う余地がない。我々はWGIPの呪縛から速やかに抜け出し、日本を「普通の国」にしていかなければならない、と私は考える。

お奨め度★★★★★

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Blue Water Navy(以下、本作)は、米Compass Games社が2019年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1980年代における西半球全域を舞台とした米ソ両陣営の海上戦闘である。実際のは起こらなかった第3次世界大戦を扱った仮想戦ゲームだ。
今回、メインシナリオであるキャンペーンシナリオに挑戦してみた。キャンペーンシナリオは時期が3種類と動員状況が3種類用意されているが、今回は時期は一番早い1983年シナリオ。動員状況は中間の「戦術的奇襲」を選択した。プレイスタイルはVASSALによるオンライン対戦。私は防御側であるNATO側を担当する。

1日目

SO_SSGN_Echo2開戦と同時にソ連軍は潜水艦搭載の巡航ミサイルで英本土の航空基地を攻撃してくる。格納庫にミサイルが命中し、在地のF-4ファントム1個飛行隊が壊滅する。これりゃたまらん。早めに巡航ミサイル搭載潜水艦を沈めておかんと。という訳で中部大西洋でノンビリ航行中であったソ連海軍のジュリエット型SSGをフランス海軍のアトランティック哨戒機が攻撃してこれを撃破。さらに別のジュリエット型SSGはアゾレス諸島を発進した米海軍のP-3Cオライオンによって抹殺された。

ソ連本土に目を戻すと、コラ半島の基地からはMiG25、MiG31戦闘機に援護されたTu22Mバックファイアが続々と発進。バレンツ海上空では英空軍のF-4ファントムと激しい空中戦を戦う。その防衛ラインを突破したバックファイアは英本土上空に到達。英本土を守るレーダー網を次々と破壊していく。無論英空軍のファントム隊もソ連側爆撃帰隊に無視できない損害を強いていたが・・・。

UK_CV_Illustriousさらに英本土南部ポーツマスでは、港内で待機していた英海峡艦隊はオスカー級原潜の発射した巡航ミサイル攻撃によって危うく撃破されかかった。慌てて緊急出航をして事なきを得たが、兵力不足は否めない。空母「イラストリアス」と周囲を囲む護衛艦艇群、潜水艦隊、そして揚陸艦群である。仮に「イラストリアス」機動部隊と名付けられたこの空母機動部隊に対してソ連軍の集中攻撃が始まる。まず北海でソ連海軍の新鋭ヴィクター3型攻撃原潜が魚雷攻撃。空母「イラストリアス」に魚雷が命中して中破する。
SO_STK_Tu16 続いて長距離爆撃機Tu95Gベアが対艦ミサイルを抱えて攻撃してきたが、これは英艦隊の対空ミサイルが対艦ミサイルを叩き落して事なきを得た。しかしバルト海方面から発進してきたTu16Gバジャー3個連隊が戦闘機の護衛を受けて攻撃してきた。彼らはデンマーク海峡でデンマーク空軍F-16戦闘機による迎撃を強引に突破し、「イラストリアス」機動部隊上空に到達する。「イラストリアス」搭載のシーハリアーが迎撃の為に発進するが、多勢に無勢。100発以上の対艦ミサイルを「イラストリアス」機動部隊を襲った。護衛の駆逐艦、フリゲート艦は悉く沈没。空母「イラストリアス」も数発の大型対艦ミサイルを浴びて大破轟沈。揚陸部隊も数隻を残して全滅するなどほぼ全滅という惨憺たる有様。残った揚陸艦は這う這うの体で部隊をノルウェーのオスロに揚陸させた。

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2日目

SO_SSBN_Yankeeその頃、米本土近海では、米海軍の対潜部隊が米本土を狙うソ連弾道ミサイル潜水艦(SSBN)を追いかけまわしていた。攻撃型原潜、対潜哨戒機がキューバ近海やハイチ近海、さらにバミューダ諸島近海でソ連海軍ヤンキー型SSBNを追う。ソ連側SSBNは追撃を回避しつつ逃げまわったが、遂にハイチ近海で捕捉されることとなり、オンステーションしていたヤンキー型SSBN6隻のうち、半数の3隻がまとめて撃沈された。

Turn01e


US_CV_Enterprise 米空軍のF-15戦闘機中隊がノルウェー南部のトロンドヘイムに送り込む。それに対してソ連軍は潜水艦の巡航ミサイルでトロンドヘイムを攻撃し、損害を与えた。さらに英本土にミサイル攻撃を仕掛けようとしたが、英本土近海に空母3隻(そのうち2隻が超大型空母)を中核とするNATO軍空母機動部隊が英本土近海に接近してきたため、ソ連軍は攻撃目標をこの空母機動部隊に変更する。空中給油機の支援を受けたMiG25、MiG31戦闘機の援護の元、Tu22Mバックファイアの1.5個連隊がNATO空母機動部隊に襲いかかる。NATO空母機動部隊に所属する米空母「エンタープライズ」「アメリカ」からF-14Aトムキャット戦闘機が、そしてスペイン海軍の軽空母「デダロ」(元は米海軍インデペンデンス級軽空母「カボット」)からシーハリアー戦闘機が、次々と発進しソ連爆撃機を迎え撃つ。
SO_STK_Tu22機動部隊の東方約200海里でソ連側爆撃隊を迎え撃った米西連合の戦闘機隊。F-14トムキャット数機が撃墜されたが、ソ連側護衛戦闘機の殆ど全てと爆撃機約半数を撃墜した。残ったバックファイアは対艦ミサイルを発射する。約30発のAS-4キッチン大型対艦ミサイルがNATO機動部隊に迫る。しかしこの程度の数では到底NATO艦隊の防空システムを飽和させるには至らず、ソ連側対艦ミサイル全てはNATO艦隊の防空網によって阻まれた。

Turn01b


SO_CVH_Minskソ連軍はなおもNATO機動部隊を潜水艦で攻撃。最新鋭のヴィクター3型SSN2ユニットを投入するが、高速力と強力な対潜防御を誇るNATO機動部隊はソ連側潜水艦の攻撃を寄せ付けず、逆にソ連攻撃原潜1ユニットを返り討ちにする。その際、英攻撃原潜チャーチルの発射したタイガーフィッシュ魚雷が欠陥のために迷走するという珍事も発生している。

その頃、北部ノルウェーのナルヴィク周辺では、ソ連空母「ミンスク」を中心とする水陸両用部隊が上陸作戦を展開していた。そこへ英本土を発進したバッカニア攻撃機が対艦ミサイル攻撃を行う。しかしソ連艦隊の対空ミサイルによって攻撃は失敗。
続いてノルウェー海に進出してきたNATO空母機動部隊からF-14トムキャット、A-6イントルーダーからなる攻撃隊が発進していく。米艦載機は迎撃に上がってきたYak38フォージャーを一撃の元に撃墜。約100発の対艦ミサイル「ハープーン」がソ連艦隊に向けて発射された。しかし今度もまたソ連側の対空ミサイルが効果的に対艦ミサイルを阻止し、ソ連艦の中でミサイルを食らった艦はなかった。

Turn01c


SP_CV_Dedalo最後に地中海方面に目を向けてみよう。地中海方面を担当する米第6艦隊は、大型空母「J.F.ケネディ」「キティホーク」、戦艦「アイオワ」「ニュージャージ」等持っている。対するソ連海軍はヘリ空母「モスクワ」その他の水上艦艇と潜水艦2ユニットを東地中海に展開していたが、シリアのタルトゥースに籠って出てくる気配はない。そこで第6艦隊はマルタ島近海まで進出し、欧州戦線南翼を前進するWP軍に爆弾の雨を降らせる。その攻撃によって南欧に向けたWP軍の進撃は早々にストップを余儀なくされる。

Turn01d


感想

時間の関係で今回はここで終了となった。全12Turnのシナリオだが、今回は僅か1Turnしかプレイできなかった。ちなみにここまでの所要時間は約7時間(昼食休憩除く)である。時間がかかった主な理由は、カードドリブンシステムのため作戦の選択肢が多く、作戦を考える時間が多かったことだと思う。またシステムがかなり特殊なものであり、細かいルールを確認するのに時間がかかったこともある。
今回はまだかじった程度なので戦略面やゲームバランスに言及できるレベルではない。従って近日中に再戦し、もう少しマシなプレイをしてみたいと思う。
なおプレイ中にいくつかルールに関する疑問点が出てきた。Board Game GeekでルールについてのQAを見てみると、面白うそうな記事が見つかったので、いくつか紹介したい。

Q.TROOPSに対する攻撃はどこから実施するのか。その時戦闘機の迎撃を受けるのか
A.以下の通り
https://boardgamegeek.com/thread/2288226/1724-striking-soviet-troop-markers
https://boardgamegeek.com/thread/2523433/article/36066423#36066423

Q.Land Areaの定義、陸上戦闘機はどの陸エリアまでCAPで保護できるのか。
https://boardgamegeek.com/thread/2685341/land-based-fighters-protect-land-bases-their-zone
https://boardgamegeek.com/thread/2282984/article/33042914#33042914

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211129_BerlinRaid

The Berlin Raids

Martin Middlebrook Pen & Sword Aviation


WW2中に連合軍はドイツ本土に対する戦略爆撃を繰り返したが、その際、米空軍が昼間爆撃を担当し、英空軍が夜間爆撃を担当した。結果的にドイツ空軍は昼夜を問わず敵機の脅威に晒されることになる。特にドイツの首都ベルリンは連合軍の主要な攻撃目標となり、繰り返し爆撃を受けることとなる。
本書は英空軍によるベルリンに対する夜間爆撃を描いた著作である。英空軍によるベルリン夜間爆撃は1943年8月より開始され、翌年3月まで継続された。その後はベルリンは夜間爆撃の対象からは外されることになる。
本書ではベルリン爆撃の様相を数字面及び体験談から描いている。数字面では、各空襲に参加した航空機数や損害数、損害率等が記載されている。また体験談については、英爆撃機のクルーや迎撃するドイツ戦闘機パイロットの体験談は勿論、空襲に晒されたベルリン市民の様相についても取り扱われている。ベルリンの地下鉄に避難した人々の周囲で大型爆弾が次々と炸裂する様はパニック映画を地で行く内容である。
英空軍によるベルリン攻撃をコンパクトにまとめた良書だが、洋書にしてはやや資料性に乏しいのが残念である。

お奨め度★★★★

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熊本市街の繁華街、通町筋から少し中に入った所にある馬肉料理のお店です。
グルマン丼という一番人気の丼物を注文しました。
少し少なめに盛られたご飯の上にそぼろ風の馬肉と生の馬肉、そして生卵が乗せられています。見た目に美しい丼物です。
卵を潰して3種類のソース(醤油、ポン酢、バーベキュー)から好みの味を選択。肉とかき混ぜて食べると、ご飯とお肉の旨味が卵と絡まって絶妙のハーモニーを醸し出しています。また丼に添えられて登場してくるサラダは色合いが美しく、いわゆる「インスタ映え」しそうな感じ。少し難点を上げれば、量的にやや物足りなかったかも・・・

あと料理の味以外にスタッフの対応も素晴らしかったです。

お奨め度★★★

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211118_韓国経済

韓国がなくても日本経済はまったく心配はない

新宿会計士 ワック株式会社

韓国における反日行動が常軌を逸している。かつて冷戦時代は確かに反日的な部分もあったが、基本的には友好国であった。しかし特に文在寅政権成立以降は、自称慰安婦問題、自称徴用工問題等、「日本が相手なら何をやっても許される」とばかり、やりたい放題。まあこれらの工作の大半が北朝鮮系の工作であることは今や明白だが、その話はここでは止めておこう。いずれにしても、日本に対して無礼の限りを尽くしながら「日韓友好」なんて片腹痛い、と思うのは筆者ばかりではあるまい。
本書は韓国の反日的行為を念頭に置きつつ、韓国とどのように付き合っていけば良いか、という点について述べた著作である。筆者は言う。相手国が敵対的であればそれに対応した行動を取ればよい。さらには相手が不法行為を働けば不法行為に対する報いを受けるように仕向ければ良い。一番よくないのは、ゴチャゴチャ面倒だからとにかく謝っておけ、という事なかれ主義。これこそが韓国(及びその背後にいる北朝鮮)の狙いであり、日韓問題が拗れる最大の原因であると。
日本はいま一度立ち止まり、「約束を守らない国」「基本的価値を共有しない国」と経済的な関係を深めていくことが国として正しい選択なのか、考える必要がある、という筆者の言葉には全く同感である。

お奨め度★★★★

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