もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2022年05月

TS

Twilight Struggle(以下、本作)は、米GMT社が2005年に発売したシミュレーションゲームだ。本作は、WW2終了直後から1989年冷戦終結までの約30年間にわたる約半世紀の冷戦時代を扱う。全10Turnなので、1Turnは実際の4~5年間に相当する。プレイヤーは米ソそれぞれの首脳を演じる。

今回は、本作をVASSALでソロプレイしてみた。以下はその記録である。

前回までの展開 --> こちらく

8Turn

Card107_チェゲバラこのTurnから終盤戦に入る。一旦捨て札を山札に戻し、終盤戦カードを加えてシャッフルし、デッキを再構築する。
ヘッドラインはソ連が「東南アジア得点」、米が「ベイルート米海兵隊兵舎爆破」。双方とも自軍に不利なカードであったが、イスラエルの支配権を失い、米軍の方が不利益が大きかっただろう。

米側は「ヨハネ・パウロ二世の教皇選出」でポーランドの共産党一党支配に楔を打ち込む。ソ連は直ちに反応してポーランドでの反政府運動を鎮圧するが、さらに米国は西ドイツにも楔を打ち込み、ヨーロッパでのソ連側の優越に

アフリカ、南米では、「チェ・ゲバラ」がアフリカ、カメルーンでクーデターを起こして現政権を転覆。さらに南米ウルグアイでもクーデターを起こすが、こちらは政権転覆には至らず。

このTurn終了時点でのVPは米側11点

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9Turn

Card26_CIAの工作このTurn、ソ連側に得点カードが3枚やってきた。「欧州」「中東」「南米」である。作戦ポイントを使って地歩を広げたいソ連側にとって、あまり嬉しい状況ではない。しかし欧州で有利な状況を作り出し、得点差を縮めるという意味ではチャンスでもある。
ヘッドラインはソ連が「スエズ動乱」、米が「CIAの工作」。ソ連側の意図としては「スエズ動乱」でフランスの支配を崩し、欧州で優越を得た上で、「欧州得点」カードを出してVPを稼ぐ魂胆である。 しかし米側が「CIAの工作」を出したことでその意図はほぼ露呈してしまう。ソ連側としては苦々しい展開だ。




Turn09a


ソ連側予定通り「欧州得点」を出して5VPを獲得。得点差を詰める。その後焦点は南米と中東に。まずアメリカが「フンタ」でペルーの親ソ政権に揺さぶりをかけた後、クーデターで政権転覆を狙うが、これは失敗。一方のソ連は3OPでベネゼエラでクーデターを仕掛けて政権転覆に成功した。それに対してアメリカは積極的な対抗手段には出ず、4OPを使ってフランス、イスラエル、ウルグアイで政権固めを行う。
ソ連が「南米得点」カードで空しく得点を数えているのを尻目に、アメリカは「ウスリー川紛争」でソ連の生命線ともいうべき北朝鮮とアフガニスタンに浸透を開始する。

Turn09b


当然ソ連側もこの動きは対処せざるを得ず、北朝鮮に2OPを使って支配固めをする。しかしアメリカも強力な4OPカードで金王朝に圧力をかけ続ける。結局カードの差がモノを言って最終的に金王朝は倒され、北朝鮮に親米政権が樹立した。

このTurn終了時点でのVPは米側8点

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Card100_ウォーゲームちなみにこのTurn、米側に「ウォーゲーム」カードが来ていた。米側はこれをイベントとして発動することにより即座にゲームを終わらせることができる。そしてその場合、VP差でアメリカが勝利できたことはほぼ間違いない。対人戦であれば間違いなくそうしていただろう。しかし今回はソロプレイなので、最後まで見てみたい気持ちがあったので、あえて最善手は採らなかった。







10Turn

Card89_大韓航空機撃墜最終Turnである。既に大勢は決しているが、ソ連としてはどこまで盛り返せるか・・・。
ヘッドラインはソ連が「アンドロポフ書記長への手紙」、米が「大韓航空機撃墜」。ソ連側はささやかなVP獲得を狙ったカードである。一方のアメリカは強力な火0度を序盤に使用した。「大韓航空機撃墜」カードは非常に強力なカードであるが、デフコン値を下げてしまうという副作用がある。つまりデフコン値2の時は核戦争の引き金になるので使えない。現在のデフコン値は3であり、ソ連側がクーデター等でデフコン値を下げる可能性は高い。そこでその前に使ってしまおうという魂胆だ。
因みに、もしこの時ソ連側がデフコン値を下げるようなカード(例えば「オリンピック開催」)を使用した場合、デフコン値が一気に1まで下がって核戦争になる。この場合、最終的な核戦争の原因となるカードを使った側(この場合はソ連側)が敗北になるので、アメリカとしては痛くはない。もっとも、ゲームが「核戦争勃発」で終わってしまうのは、両プレイヤーにとってあまり気持ちの良いものではないと思うが・・・。

核爆発


アメリカが西ドイツで攻勢を強めてくる。それに対してソ連は対応せず、「イラン革命」で中東での勢力拡大を図る。アメリカは「ジハード」カードを「国連調停」で無効化し、4OPを使って一気に西ドイツ支配を固める。
ソ連はそれに対抗せず、宇宙開発に精を出す。「小さな一歩」を月面に記したのはソ連の宇宙飛行士であった。年齢的に見てガガーリンではないと思うが、1980年代で現役バリバリの宇宙飛行士と言えば・・・、ま、誰でも良いか・・・。
さらにソ連はなけなしの3OPカードを使ってスペースシャトルの打ち上げを試みる。成功すれば4VPと結構大きな得点になるが、出目に恵まれず失敗。ソ連邦存続の夢を賭けた宇宙往還機は無残にも爆散した。

シャトル爆発


その間、アメリカは「パナマ運河を返還」し、パナマ、コスタリカの親米政権を支援。ベネゼエラの共産政権に圧力をかける。さすがにベネゼエラをソ連としても無視できず、こちらに影響を行使する。するとアメリカは今度はヨーロッパに影響拡大。デンマークを親米化する。
ソ連は一か八かの「サミット」を開催。それが奏功してソ連が2VP獲得。その後は中米とヨーロッパで勢力争いになる。劣勢なソ連側は、それでも中米で拮抗を維持したが、ヨーロッパでは東ドイツで親米政権樹立(ベルリンの壁崩壊か?)、ポーランドでも共産党の一党独裁が揺らいだ。

Turn終了時点でのVPは米3VP。その後最終結果判定でヨーロッパはアメリカ優勢(+8)(カッコ内の数値は当該地域における勝利得点の差分、主戦場国や隣接国支配の修正は適用済み)、アジアはアメリカ支配(+13)、中東はソ連支配(-4)、アフリカは拮抗(-1)、中米は拮抗(+1)、南米は拮抗(0)。最終結果は米20VPとなり、史実通り冷戦に勝利したのはアメリカ合衆国であった。

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感想

Card94_チェルノブイリまずはルールについて。
今回もいくつかのルールミスを犯した。一つは敵側イベントの発動について。敵側イベントが発動した際、その効果を適用するのはカードを使わなかった側なのだが、それを逆にして適用してしまった。
例を上げよう。「スエズ動乱」というソ連側に有利なカードがある。このカードでイベントが発動した場合、イギリス、フランス、イスラエルのいずれから合計4ポイントの米国側影響ポイントを取り除かなければならない。この時、仮にカードを使ったのがアメリカプレイヤーだったとしても、どこの国から取り除くかを決めるのは、常にソ連側プレイヤーになるということだ。そこを間違えて「カードを使ったプレイヤーが選択する」としてしまった。途中で気が付いて修正したが、序盤、ソ連が有利な時に間違ったルールを適用したから、ソ連側に不利に働いたことは否めない。

もう1つはカードの効果だ。いくつかのイベントカードには、そのカードを無効化するカードが設定されているのだが、あるイベントカードを出した時に既に無効化するカードが有効だった場合、イベントは無効化されるのだろうか?。
例を上げよう。「NORAD」というカードは、「ベトナムの泥沼」が有効になった時点で無効化される。では、既に「ベトナムの泥沼」がイベントとしてプレイされた後に「NORAD」をプレイした場合はどうなるのだろう。
この点、最初は「無効化しない」としてプレイしていたが、ルールを読むとやはり「無効化される」が正しいようだ。この間違いも少しばかりアメリカ側に利していたように思う。

ゲームとしては素直に面白いと思う。まず設定が秀逸。1945~1990年の冷戦時代。それを皆が良く知る歴史的事件(例えば「大韓航空機撃墜」「朝鮮戦争」「ベルリン封鎖」等)をゲーム上で再現でき、しかもルールが簡単でエキサイティング。ゲームとしての面白さと歴史ゲームとしてのフレーバーが上手く調和した作品といえる。無論、描かれている歴史的状況はかなり抽象化されており、シミュレーションゲームというに相応しいかどうかはやや疑問が残るが、そういった点を差し引いても本作は優れたゲームであると言えよう。

220329_AI

いまこそ知りたいAIビジネス

石角友愛 ディスカヴァー・トゥエンティワン

AIとAIを使ったビジネスの現状、将来像について、AIについて実務経験豊富な筆者が語ったものである。私が一番興味を惹いたのは、AI時代に必要な人材とAI時代の働き方である。今日でもデジタル・ディバイドが問題視されているが、AIの普及によって益々情報格差が進み、格差が増大していくのではないだろうか。そういった意味では、個人として今後どのようにAIや情報機器と向き合っていくべきなのか、参考になった。

お奨め度★★★

3
以前に 飯田線の旅 の際に少し触れましたが、東海道線天竜川駅前にある台湾まぜそばのお店です。
今回は通常の台湾まぜそばの他に餃子を注文。台湾まぜそばについては大盛が選択可能でしたが、クドそうなので普通盛りにしました。またライスが無料でつけてくれるので、つけてもらいました。
まずは餃子のご登場。こういうお店の餃子って片手間なのであまり味は期待できないのですが、ここの餃子は美味しかった。柔らかい衣と中の肉が上手く噛み合っています。
肝心の台湾まぜそばですが、麺は太麺。豚肉、ネギ、ノリ、生卵などが入っていて、麺とこれらの具材を絡めます。ニンニクも入っていて、トッピングと良い感じ。ちょっと辛いタレと麺の組み合わせが実に絶妙。で、辛い、と感じたら、ご飯をかっこむ。
「こういうのが良いんだよ、こういうのが」
という言葉が自然に出てくる味でした。

浜松の次の駅という好立地。辛い東海道線18切符の旅に、一服の清涼剤となりそうです。

お奨め度★★★

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220601_BWNを紹介する改


以前にYouTubeチャンネル「もりつちのウォーゲーム情報」 で、 CompassGames「Blue Water Navy」 を紹介しましたが、前回動画の一部でルール認識間違いがあったので、修正版を作成しました。

こんな感じです。



今後ともよろしくお願いいたします。

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2021年12月のとある休日、青春18切符を使って甲信越を旅行しました。
前回は 東京から高崎に出て、そこから上越線、飯山線、篠ノ井線、中央東線を通って上諏訪に至るまでをレポートしました。
今回はその続きで、上諏訪から飯田線経由で豊橋に出て、東海道線経由で帰宅するまでを扱います。

飯田線

上諏訪温泉の宿を少し遅めに出発。上諏訪発0922の豊橋行きに乗ります。JR東海312系の3両編成。新快速等でも使用されている比較的新しい車両です。ロングシートではなくクロスシートが嬉しい所。そういえば飯田線ってローカル線のイメージが強いのですが、一応電化されているのですね。

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上諏訪発車後2駅目が岡谷。ここが事実上の飯田線との分岐駅になります。近くには中央高速岡谷JCTがあり、駅のすぐ近くには長野自動車道の巨大な橋脚が見えています。

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岡谷で中央本線と別れますが、2つ先の辰野駅が本当の意味での中央本線との分岐駅です。辰野はかつて中央本線の特急列車が走っていましたが、岡谷・塩尻間でみどり湖経由のトンネル線が開通したため、主要ルートから外れてしまった駅です。ここの駅から先はJR東海の管轄区域に入るので、乗務員が交代します。

そこから列車は飯田線沿いを南下しますが、それが遅いのなんの・・・。駅が多いため速度が出せず、しかも頻繁に停車するので停車時間も馬鹿にならない。この「遅さ」が飯田線の魅力と言えばそうかもしれませんが、それにしてもねぇ・・・
因みに下の写真は途中駅宮田で停車中に撮った写真です。この駅では8分停車。他にも30分以上とかいう長~い途中停車はないものの、2分程度の停車は結構たくさんありました。

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車窓に見えるアルプスの山々も撮ってみました。

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出発して約3時間で伊那谷の中心都市飯田に到着。さらに約30分で天竜峡に到着。このあたりが伊那谷の最南端。行程も漸く半分ほどです。

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天竜峡から先は天竜川の渓谷地帯に入っていき、飯田線の中でも最も景観の良い所です、また途中に秘境駅として知られている田本、為栗、中井侍、小和田等の駅があります。また途中の平岡駅は南アルプス方面へ向かうバスが出ており、同方面の拠点駅となっているようです。

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渓谷を抜けると水窪(みさくぼ)という集落に到着。このあたりはもう静岡県で、浜松市の天竜区に含まれるそうです。とはいえ豊橋まではまで2時間以上もあり、まだまだ先は長いです。

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列車は中部天竜に到着。ここで約7分の停車時間があります。この中部天竜にはかつて佐久間レールパークと呼ばれる鉄道施設がありましたが、名古屋に大きなリニア館が出来たため、閉鎖になったそう。

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中部天竜から先は鄙びた田園風景の中を走ります。今までのような人離れた感は減りましたが、ノンビリとした温泉風景を見ながら走るのも悪くはないです。そんなこんなで列車は「長篠の戦」で有名な本長篠に到着。この辺りはもう愛知県東三河です。

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時間があれば長篠城を見学するのも良いのですが、今日はちょっと時間に余裕がないのでそのまま出発。太陽が西の空に傾きつつあるのを見ながら、一路最終目的地の豊橋へ向かいます。

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終点豊橋には1620頃に到着。1日がかりの飯田線全線完乗が終わりました。

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東海道線

豊橋からは東海道線を東に向かいます。浜松、静岡、熱海で乗り換えて、途中の静岡で夕食の予定です。

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ところが浜松を出て次の天竜川の駅前に美味しそうな台湾まぜそばの店があるではないですか。ネットで調べると結構高評価。これを見逃す手はないということで、次の豊田町の駅で列車を降り、下り列車に乗り換えて天竜川で下車しました。

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まあ、 お店のことは後日報告します 。で、天竜川に戻って再び東に向かいますが、静岡から先で人身事故があったらしい。そのせいで静岡~沼津間で遅れが発生しているという。どの程度の遅れかわかりませんが、巻き込まれるのも嫌なので、掛川から新幹線でワープ。プチ贅沢です。

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という訳で、今回の旅は無事終了しました。

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