もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2022年08月

釧網線に乗って釧路から清里町に移動した 後、駅前の居酒屋「太田」に入る。ここは居酒屋であるが、定食類もあり、それがまた美味しい。だから清里町に来るときには、いつも立ち寄るようにしている。

今回注文したのは海鮮丼だ。1200円+税というリーズナブルな価格ながら、出てきた海鮮丼は超豪華。御飯の上に魚がこれでもかこれでもか、といった感じで乗せられている。魚が多すぎて御飯が見えない。

「魚が9で、ご飯が1だ」

いや、それ以上。魚が99で御飯が1かも知れない。
本当に豪華な海鮮丼をたっぷり堪能する。乗せられている具材は本当に多種多様。実に様々な味を楽しめる。そこに「太田」独特の醤油がたっぷりと染み込んでいる。いやー、本当に美味しいなぁ・・・。

今回はアルコールなしで食事のみでしたが、次回はお酒を少し飲みつつ、美味しい料理を食べてみたいです。

お奨め度★★★★

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花咲線で釧路から根室に移動した 後、最初に訪れたのは根室「はなまる」である。 「はなまる」については 昨年度も紹介した ので、今回は簡単な紹介に留める。駅から歩いてみたのは今回初めてだったが、所要時間は徒歩約10分であった。鉄道利用だったので気にせずビールを飲めたのが良かった所だ。

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歩いて駅に戻る。途中「ときわ台」公園という所で一休みする。

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駅に戻る途中にこんな看板が・・・。あらまあ、今でもこんな所で活動していたのかしら、民社党。

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枕崎は鉄オタの聖地ですよ。

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これ「幸せの黄色にポスト」だそうです、って、色が気持ち悪いだけやん。 。

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根室発1333の釧路行きに乗る。往路と同じルートなので、特に目新しさはない。北海道らしい風景を見ながら、釧路へ向かう。

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釧路には1550頃に到着した。ここからは1632発の釧網本線網走行きに乗る。これも3時間以上走る長距離列車だ。

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釧網本線も見どころの多い路線である。釧路を出ると、すぐに左手に釧路湿原の広大な景観が見えている。そのような景観が標茶あたりまで続き、そこからは原生林を抜けて弟子屈市街に出る。摩周駅を過ぎると、左手に硫黄山が見えてきて、釧網本線有数の温泉地である川湯温泉に着く。

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川湯温泉から先は峠道に入り、トンネルを抜けると清里町の田園風景が広がる。パッチワークの景観が車窓を過ぎていき、やがて列車は清里町の駅につく。今日は清里町に1泊する。

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つづく

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YouTubeチャンネル「もりつちのウォーゲーム情報」 です。今回は「The Third World War(CompassGames)紹介[1] - 現在に蘇る傑作ゲーム」ということで、2022年にCompass Games社から発売されたThe Third World Warを紹介しています。
The Third World Warは、1980年代に米国GDW社から発売されていたシミュレーション・ウォーゲームで、テーマは1990年に発生したかもしれない東西両陣営の直接対決です。30年以上の時を超えて再生された傑作ゲームの魅力をお伝えできれば良いと思っています。

前回は本作のコンポーネントを紹介したので、今回はゲームシステムを紹介します。





今後ともよろしくお願いいたします。



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釧路に1泊した 翌朝、普段よりも少しだけ寝坊して釧路駅へ。そこから根室本線(通称「花咲線」) 釧路発0818の列車に乗ります。この列車は、キハ54系とキハ40系の混成2両編成。まずは先頭のキハ54系に乗ります。

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発車してしばらくすると、市街地を抜けて北海道らしい原生林の中に入っていきます。現生林を抜けると牧草地帯。これまた北海道らしい風景です。

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途中の主要駅である厚岸が近づくと、右手に太平洋が見えてきます。またコンブ漁が盛んな地域なので、収穫されたコンブが海岸に並べられています。

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厚岸を出て、次の茶内までは、厚岸湖とその周辺湿原にある別寒辺牛湿原が美しい所。列車もサービスのためか、速度を落として運転してくれます。

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次の茶内駅では列車交換があり、乗客の約半数がここで降りていきました。そこで後方に連結されているキハ40系に移動。こちらはボックス席の仕様で、椅子とテーブルが雰囲気のある木目調になっていました。ボックス席の1つを丸々占領し、パソコンを広げて優雅に車窓風景を楽しみます。 。

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根室が近づくと、右手には落石海岸の風景、左手には根室半島の原生林が広がっています。このあたりも花咲線で景観の美しい所。左右に動きながら写真を撮るのに忙しいです。

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根室駅には定刻の1052に到着。所要時間約2.5時間の列車の旅でした。釧路から根室に行く時間で、新幹線なら東京から新大阪まで行ってしまうのですから、いやはや・・・。

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つづく

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オペレーション・ドーントレス(以下、本作)は、1944年6月のノルマンディ上陸作戦に伴うカーン西方の戦いを戦術レベルで再現したシミュレーションゲームだ。1ユニット=小隊~中隊、1Hex=425ヤード、1Turn=90分(夜間は330分)というスケールから分かる通り、やや大きめの戦術級ゲーム(戦術作戦級)と言って良い。

今回、久しぶりに対人戦でのキャンペーンシナリオに挑戦してみた。 前回本作をプレイしたのは1年前のGW。約1年ぶりの対戦になる。前回私はドイツ軍を担当したが、今回は英軍を担当することになった。

ちなみに選択ルールについては、今回は使用しなかった。

なお本作の解説動画を以下の通り作成したので、併せて見て頂きたい。




前回までの展開 --> こちらく

9Turn(6/25 16:00)

GELehr_2_654テセルの森を巡って両軍の激しい戦いが繰り広げられる。ドイツ軍が増援で投入したヤークトパンター駆逐戦車び1個小隊が英軍のアキリーズ駆逐戦車の1個中隊と激しく撃ち合う。アキリーズ半個小隊が撃破されたが、反撃でヤークトパンターの小隊を撃破した。対戦車火力の中核を失ったテセルの森は、英軍によって包囲されてしまう。

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GE12SS_Inf_4_Aufドイツ軍は戦線東側で反撃を実施。第12SS装甲師団の歩兵部隊が英軍の歩戦連合部隊に対して近接突撃を仕掛けてきた。シャーマン1個小隊が撃破され、歩兵部隊が後退していくが、残ったシャーマン小隊が半数を失いながらも拠点を守り続けた。

戦線西側でもドイツ軍は反撃を実施する。ドイツ軍は一部で17ポンド対戦車砲を撃破するなどの戦果を挙げたが、防御の主力となる歩兵中隊が壊滅するなど、多大な損害を出してしまう。

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10Turn(6/25 17:30)

UK79AD_Churchill_141RACテセルの森に残っていたドイツ軍の最後の拠点に対し、クロコダイル火炎放射戦車を含む英軍突撃部隊が総攻撃を仕掛けた。強固な防御拠点に籠ったドイツ軍部隊であったが、火炎放射器の猛攻には耐えられずに壊滅。テセルの森は英軍の支配する所となる。

フォントネ村では、ドイツ軍の拠点2か所を英軍が占領し、遂に同村でドイツ軍が保持するヘクスは残り1ヘクスとなる。

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しかしこのTurn、遂にドイツ側に大規模な増援部隊が戦場に到着した。パンター戦車装備の1個戦車大隊(9ユニット)、さらに工兵2個中隊(工兵6ユニット、迫撃砲2ユニット)である。 前回のプレイく では失念していたのだが、このTurn、ドイツ軍はボーナスとして10補充ポイントを得る。これは戦車1個大隊にも相当する大兵力で、ドイツ軍としては劣勢を一気に覆せるだけの戦力と言える。

[GE12SS_Pz5_1_Pz12] そしてドイツ軍パンター戦車部隊の一部は快速を生かしてボウデル川の橋梁を超えて戦車教導師団の戦区にまで進出。テセルの森に布陣していた英アキリーズ駆逐戦車と激しく撃ち合う。両者の戦いは殆ど互角であったが、兵力に劣る英側が損害を恐れて戦いを打ち切る。

フォントネ村方面でもパンター戦車の1個中隊が、同村で最後に残っていた拠点に進出する。強力なパンターの進出は英軍を警戒させずにはおかなかった。

11Turn(6/25 19:00)

GELehr_1P130大兵力を得たドイツ軍が全戦線で攻勢を行ってくる。戦線中央テセルの森では、パンター戦車と工兵部隊が共同で守る英軍を攻める。英軍も反撃し、盤外砲撃でドイツ第192連隊の歩兵2個中隊をまとめて葬ったり、パンターの1個中隊(3ユニット)に壊滅的な損害を与える等の戦果を挙げていたが、英軍もシャーマン戦車3ユニットが壊滅。さらに虎の子クロコダイル火炎放射戦車1ユニットを失う等の損害を被り、テセルの森も全4Hexのうち、2Hexをドイツ軍によって奪回されてしまう。

ここに来て英軍の歩兵戦力不足が露呈してしまった感がある。戦車に増援ポイントを優先的に回したことが仇となったが、防御の際には歩兵の方が粘れたかもしれない。ただし歩兵1個大隊で12増援ポイント。これは戦車2個中隊に相当する。しかも歩兵は退路が断たれると案外脆い。そう考えると、歩兵とか戦車とかの問題よりも、テセルの森で本格的な防衛は難しかったということかもしれないが・・・。

フォントネ村ではドイツ軍は戦車戦力を中心として反撃を仕掛けてきたが、こちらでは英軍部隊ががっちりと守りを固めており、戦線に動きはなかった。

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今回はこの時点で終了であった。プレイ時間は正味16時間ほどであった。

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感想

2日間のプレイであったが、思いのほか時間がかかってしまった。今回は相手プレイヤーが本作の初心者であったため、不慣れな面があったと思う。盤面の戦況が全般的に有利なのも習熟度の違いが大きいだろう。とはいえ、対戦相手の長考ぶりにはやや辟易したのは事実。対戦型のゲームだから仕方がないが、そういった意味では自分のペースでプレイできるソロプレイの価値を再認識した。

今回のプレイで 前回のプレイ でいくつかミスをしていたことに気づいた。

1つはセットアップ。戦車教導師団は「ボウセル川の西岸」と書かれていたので、ヘクス0610~0810には初期配置できないと思っていた。しかし別紙のセットアップ表を見ると、フォントネ村の各ヘクスにドイツ軍は初期配置できるらしい。そのため序盤のイギリス軍は、 前回のプレイ よりも間違いなく苦戦することになりそうだ。

もう1つは第10Turnのドイツ軍増援である。ボーナスで10増援ポイントを得られる点を無視していたので、ドイツ軍は苦戦を強いられた。もしこの増援があれば、 前回のプレイ でもドイツ軍はもっと抵抗できただろう。

さて、 前回のプレイ では英軍の「勝ち筋」が見えてきたが、今回のプレイで「やはりドイツ軍有利は動かないか?」という状況になってきた。その中でも序盤の戦い方について、プレイヤー間でも意見が分かれていたので、整理しておきたい。
私の所属するゲーム会では、最初の4Turn(霧のTurn)での英軍の戦い方について、「積極的な攻勢は避けるべき」という意見が有力であった。つまり霧の間は英軍はフォントネ村に突入せず、霧が晴れてから突入するのが得策、という説である。この方法だと序盤4Turnを無為に過ごすことになるので、英軍としては「持ち時間」が減ってしまう、という難点がある。利点としては、霧が晴れると英軍は有力な砲兵力や支援戦車を利用できるというものがある。
やや中間的な方法としては、第5Turnまで待たずに第3Turnから本格攻撃を開始するというのもある。この方法は、英軍のAVRE支援戦車を利用できることにある。歩兵2ユニット、スカウト1ユニット、AVRE1ユニットで打撃グループを編制し、攻撃を仕掛けた場合、かなりの高確率で援護のドイツ軍ハーフトラックを撃破できる。仮にハーフトラックを撃破した場合、近接突撃では素で2-1、コラムシフトが(相手が塹壕地形の場合)なしなので、2d6出目7以上でドイツ軍を追い出すことができる。たられば、が多い話なので、成功率はあまり高くはないが、試してみる価値はありそうだ。

因みにキャンペーンシナリオの序盤戦については、 Board Game Geek でも議論されていて、プレイヤーからは「序盤の英軍は自殺攻撃だ」的な意見が多く寄せられていた。それに対してデザイナー氏からは「テストプレイでは序盤に英軍が攻め込んだ例もあった」とのこと。しかしデザイナーの見解は些か甘いのではないかな、というのが私の感想。序盤の英軍はやはり苦しいというのが、現時点での見解である。

この後、ソロプレイで色々試してみたが、「運が良ければ」第1Turnでも英軍がフォントネ村に突入できることがわかった。ただし下手をするとバカにならない損害が出るので、難しい所である。

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