もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2023年01月

221229_18切符枕崎~稚内

日本の鉄道には聖地と呼ばれる場所がある。その1つが鹿児島県南西端に位置する枕崎駅。今一つが北海道最北端の稚内駅である。これらはJR線のそれぞれ南と北の終端点であり、全ての鉄路はこれらの駅と繋がっている(勿論例外もある)。
今回、この2つの聖地を青春18切符を使って乗り通してみた。

前回までは-->こちら

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福島~米沢

青春18切符だけを使って日本縦断を試みる場合、福島から山形、秋田を経由して青森に至る奥羽本線は、重要ルートの1つと言える。東北地方の幹線ルートは、いうまでもなく福島~仙台~盛岡~青森と繋がる東北新幹線ルートである。しかしこのルートは、途中区間である盛岡~青森間がJR線ではなく第3セクター線になっていて18切符では乗車できない(例外的に青森~八戸間は18切符での乗車が可能)。従って18切符だけで東北地方を縦断しようとすれば、どうしても奥羽本線経由のルートを通らざるを得なくなる。
ただし、今回使っている「北海道&東北パス」では、18切符とは違って盛岡~青森間の第3セクター線が利用可能である。
今回は一応「青春18切符による旅行」という建前なので、可能な限り18切符準拠のルートを利用することにしたい。だから奥羽本線経由で青森を目指す予定だ。ただ、この路線は豪雪地帯としても有名で、大雪による遅延や運休は日常茶飯事。従って可能な限り奥羽本線経由を目指すが、悪天候時のエスケープルートとして盛岡経由のルートも考慮しておくこととした。

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0804福島発の米沢行きは2両編成。事前に調べてきた運行情報によると、秋田地区の羽越本線と五能線で強風による遅延・運休の可能性があるとのこと。ただ。奥羽本線は今のところは特に障害等はなさそうだ。そこで当初の予定通りこの列車に乗ることにした。

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福島市内では雪がなかったが、福島~山形県境付近の吾妻山系はさすがに豪雪地帯と言われているだけのことはあり、一面雪景色状態であった。列車から見る分には美しい景観だけど、線路の保線作業の皆さんにとっては忌々しい景観なんdろうなぁ・・・

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米沢~山形

米沢駅には0900頃に到着。雪は降っているが、普段の物凄い雪景色に比べると、やや大人しい感じがする。

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米沢発9839の山形行きに乗る。米沢~山形間は比較的都市化が進んでいるので、福島~米沢間で見たほどの物凄い景観はない。それでも赤湯温泉付近では、雪に白く染まる温泉街を上から見下ろすことができる。

山形には1030頃に到着。取り敢えずここまでは順調だった。

山形~新庄

乗り換えまで時間があったので、駅ビルのスタバでお茶を飲む。

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次の新圧行きは1130発。2両編成ロングシート。帰省ラッシュと重なっているので車内は結構混んでいた。天童でかなり空いたが、それでも座席が埋まるぐらい。ロングシートなので、車窓撮影もままならず。しかも雪によって列車は遅れ気味。終点新荘には約10分遅れの1300丁度ぐあいに到着した。

新荘~秋田

新庄駅では昼食を取る予定にしていたが、お目当ての蕎麦屋が閉まっていた。仕方がないので、コンビニで購入した駅弁を食べる。

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新庄からは1336発の秋田行きに乗る。ロングシート2両編成。やはり混んでいた。帰省ラッシュと重なっているから仕方がないか。新幹線との接続遅れで発車が約10分遅れる。

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ロングシートでかつ混雑している車内では、観光気分を味わえる訳もない。途中の湯沢や十文字で半分以上降りて車内はかなり空いてきたが、それでも乗ってくる客もいる。横手、大曲と過ぎ、秋田の手前の羽後境駅で対向列車待ちの長時間停車。これでさらに列車が遅れる。

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結局、秋田には定刻から約25分遅れの1640頃。次の青森行きには間に合う時間だったが、秋田駅でノンビリする時間はもうない。

秋田~青森

今日のラストランナーは、秋田発1650の青森行きである。例によってロングシートの3両編成。雪の舞うホーム上を、慎重に歩いて列車に乗り込む。

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この列車もそこそこ混んでいたが、帰省客というよりは秋田駅周辺から家路に向かう人たちがメインなように思える。デカイ荷物を持った客もいたが、どちらかと言えば軽装の若者が目立つ。
周囲はもう真っ暗なので、車窓風景は何もない。とにかく退屈な旅が続く。3時間以上の乗車を経てようやく青森に到着。本州最北端の県庁所在地は、雪に埋もれていた。

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つづく



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Ukraine'43(以下、本作)は、1943年8月~11月にかけてウクライナにおけるソ連軍の攻勢を扱うシミュレーション・ウォーゲームである。ウクライナといえば、2022年に開始されたウクライナ戦争で戦場となった地域で、本作でもハリコフ(ハリキウ)、ザボロジェ(ザボリージャ)、キエフ(キーウ)、ヘルソン、マウリポリといったウクライナ戦争での激戦地がマップに収められている。
今回はVASSALを使ったソロプレイで、プレイするシナリオはシナリオ1「ジューコフ攻勢」。このシナリオは1943年8月~9月にかけて実施された「ルミャンチェフ攻勢」を再現するもので、ソ連軍の目標はハリコフの占領とドンバス地方での支配領域拡大である。まさに2022年のウクライナ侵攻を地でいくような戦いだが、果たして・・・。

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1Turn(1943年8月5日)

ソ連軍プレイヤーTurn

RU_S25_ArtDこのTurn、ソ連軍は大規模な砲兵支援を受けた大攻勢を仕掛ける。ドイツ側も強力な陣地帯に籠っているがソ連側の物量攻勢が数の力でそれを押しつぶしていく。

まず戦線北部のスミー(Sumi 3407)では、1-1の低比率攻撃とソ連第1戦車軍が主体となった5-1の高比率攻撃(ジューコフ将軍の苛烈な指揮もあった)が上手くハマってドイツ軍2個歩兵師団を撃破。要域スミーを占領して早くもソ連軍が1VPを獲得した。

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要域ベルゴロド(Bekgorod 4409)西方ではヴォロネシ方面軍が第5親衛戦車軍を初めとする大軍で攻勢を行い、2個所の高比率攻撃でドイツ軍2個歩兵師団を撃破。ドイツ軍の陣地線を突破した後、さらにドイツ軍2個装甲師団(第7装甲師団、第19装甲師団)を機動強襲で撃破。ベルゴルド西部で大きくドイツ軍戦線を食い破った。

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ベルゴルド東部では、ステップ方面軍は2個所で低比率攻撃を実施し、ソ連第1機械化歩兵軍団(7-8-6)がドネツ川の渡河に成功。ベルゴルド南翼を突破し、ベルゴルド周囲でドイツ軍3個師団を包囲した。

さらにその南、イジウム付近の湾曲部では、ソ連第23戦車師団(7-6-6)を主力とするソ連軍が1-1の戦闘比でドイツ軍2個師団を撃破。イジウムの渡河点を確保した。

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戦線南部、ドンバス正面では、ソ連第1打撃軍を主体とする3-1攻撃でドイツ歩兵師団を撃破。ここに突破口を開いた。

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ドイツ軍プレイヤーTurn

GE_325_503Tigerいきなりドイツ軍は苦しい立場に立たされている。ドイツ軍2個所で反撃を実施。ハリコフ前面では虎の子ティーガー重戦車大隊を投入して5-1で必勝の攻撃を仕掛けたが、出目は最悪の1。結果はDRX。マンシュタインによる振り直しを行ったが、この時も出目1。まさに「虎の子」ティーガー重戦車大隊が初戦で失われたのは、ドイツ軍にとっては辛い。

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イジウムでは精強な第5SS装甲師団「ヴィーキング」(12-10-7)を含む戦力で3-1の攻撃を仕掛けてDRの結果を得たが、ソ連側の断固たる防御が成功し、イジウムからソ連軍を排除するのに失敗した。

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2Turn

ソ連軍プレイヤーTurn

RU_896_3GdMC先のTurn、鉄道末端マーカーを前進させ忘れた。ソ連軍補給フェイズに各マーカーが最大2Hexまで前進可能なので、前進する。
続いて砲兵ユニット3個を表に向ける。

ソ連軍の攻勢である。まずスミーの北方を歩兵3ユニットで攻撃する。1-1の低比率攻撃だが、出目に恵まれて結果はDR。地形が悪いのでドイツ軍は後退する。

その南、スミーとベルゴルドの間では、第5親衛戦車軍を主力とするソ連軍機械化部隊が3ヶ所で攻勢を実施。ダイス目にも恵まれていずれも攻撃成功。ドイツ軍は必死の「断固たる防御」を試みたが、こちらはダイス目に恵まれずに失敗。大きく突破口を開けられた。

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ベルゴルドでは、同市を守るドイツ第167歩兵師団(5-7-4)をソ連軍が包囲攻撃。砲兵支援の元、3-1で攻撃を仕掛けてDRの結果を得たが、ドイツ軍が死守に成功してベルゴルドは守り切った。
戦線中央のイジウム付近では、ソ連軍が突破口拡張のため3ヶ所で攻勢を実施。損害を被りながらも2個所で戦線に突破口を広げた。

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南方では、タガンログ(Taganrog 5832)北部の戦線屈折点を守る弱体化したドイツ軍第302歩兵師団(2-5-4)に対してソ連軍第4騎兵師団(5-7-6)歩兵2個師団が戦車旅団と航空支援を受けて1-1で攻撃を受けたが。ここはドイツ軍は奮戦してソ連軍を撃退(A!)。タガンログ北方を守り切った。

ただしドンバス正面では、ドイツ軍第3SS装甲師団「トーテンコップ」が守る高台をソ連軍が1-1の低比率攻撃を実施。出目に恵まれて結果はD1。ドイツ軍は死守を試みるも、こちらは出目に恵まれずに失敗。ドイツ軍歩兵師団1個が包囲され、退路が断たれた。

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ドイツ軍プレイヤーTurn

GE_987_6PzDドイツ軍は反撃というよりは戦線整理のために4ヶ所で攻撃を実施した。そこそこ攻撃自体は成功したものの、ギリギリで戦線を支える状態である。なお、ハリコフで構築中の陣地はこのTurnに完成した。

3Turn

ソ連軍プレイヤーTurn

RU_226_T34-1このTurn、ソ連軍の目玉はハリコフの包囲網完成である。ハリコフを包囲し、その補給線を遮断できれば、1個軍相当のドイツ軍を包囲できる。まさにスターリングラード戦の再現だ。

まず北方ではドイツ軍の目を引き付けるため、第1戦車軍がスミー西方で攻勢を実施。

そして本命のハリコフ後方では、ハリコフ西方でソ連第5親衛戦車軍がドイツ第39歩兵師団(4-7-4)を撃破。ハリコフの後方を遮断。さらにイジーム方面から突破してきたソ連軍部隊を連結し、ハリコフ包囲が完成した。

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ドイツ軍プレイヤーTurn

GE_657_7PzDドイツ軍としては、ハリコフ包囲を解囲するのが兎に角の目標になる。しかし反撃兵力は明らかに不足しており、包囲解囲の可能性は厳しい。
それでも北方から個別反撃。南方からはSS装甲軍団がハリコフ目指して反撃を仕掛ける。ドイツ軍の反撃はギリギリで成功し、なんとかハリコフへの補給線を解囲した。
さらに包囲下にあるベルゴルドのドイツ軍歩兵師団は、ソ連軍の2-1攻撃を見事に撃退し、さらに包囲下の損耗チェックにも耐えて、ベルゴルドを守り抜いた。

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つづく

221228_18切符枕崎~稚内

日本の鉄道には聖地と呼ばれる場所がある。その1つが鹿児島県南西端に位置する枕崎駅。今一つが北海道最北端の稚内駅である。これらはJR線のそれぞれ南と北の終端点であり、全ての鉄路はこれらの駅と繋がっている(勿論例外もある)。
今回、この2つの聖地を青春18切符を使って乗り通してみた。

前回までは-->こちら

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辻堂~宇都宮

10日ほど間が空いて、旅を再開する。出発の値は神奈川県藤沢市にある辻堂駅。ここから1538発の宇都宮行きに乗る。宇都宮までは優雅にグリーン車を利用した。青春18切符では、通常グリーン車は利用できないのだが、首都圏を走る列車のグリーン車は例外的に利用が可能なのだ。

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ちなみに、今日からは「青春18切符」ではなく「北海道&東日本パス」という切符を利用している。この切符は青春18切符と機能は似ているのだが、青春18切符よりもやや安価で、有効日数が多く(連続7日間使用可能)、青春18切符では利用できない一部第3セクター線や新幹線に乗車できる。さらに自動改札を利用できるので、改札で並ぶ必要がないのは結構有難い。その代わり、JR東日本とJR北海道のエリアでしか利用できず、青春18切符のように飛び飛びの日での利用はできない。どちらが良いのか判断に迷う所だが、今回のような旅では「北海道&東日本パス」の方が利便性が高いと言えるだろう。

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宇都宮~黒磯

宇都宮には1830頃に到着。辻堂からの所要時間は3時間弱だった。近いのか、あるいは遠いのか?。次の列車まで少し時間があったので、駅近くの 餃子の店 に入って餃子を食べる。これが美味。お酒も入ってすっかり良い気分になる。

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宇都宮発の黒磯行きは1945発。黒磯までは約1時間の行程だ。車内は結構ガラガラで、黒磯に着く頃は、1両に数名しか乗っていなかった。

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黒磯~福島

黒磯からは2042発の新白河行に乗る。この車両も結構ガラガラで、ボックス席占拠できた。新白河では少し待ち時間があって2133発の郡山行きに乗り換え。この車両はオールロングシートの4両編成だった。福島で今日の最終ランナーである2222発の福島行に乗る。これもボックス席を占拠できた。

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福島駅には2300頃に到着。今日はここまで。駅前のホテルに1泊して、明日に備える。

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つづく



3
221217_ミリクラ

Military Classics Vol.79

イカロス出版

特集は高雄型重巡。ちょっと地味な感じは否めない。ミリクラらしくやたらメッタら詳しい特集記事だが、高雄型重巡にそこまでシンパシーを感じる人間が多いのだろうか。ちょっと疑問。
それよりは第2特集のSM.79の方が面白かった。機体自体はそこそこ有名だけど、その活躍はあまり知られていない。やられメカと思いきや、実は・・・、という意外さがある。まあ、このあたりは個人的な趣味だけどね。
いずれにしてもKinlde Unlimitedなので使わないと損なので、使いましたとさ。

お奨め度★★★

MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) Vol.83(2023年秋号)-特集:三式戦闘機/五式戦闘機
MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) Vol.82(2023年夏号)-特集:丙型・丁型海防艦
MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) Vol.81(2023年春号)-特集:ドイツ突撃砲・突撃戦車
MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) Vol.80(2023年冬号)-特集:Fw190/Ta152
MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) Vol.79(2022年秋号)-特集:高雄型重巡


4
「バリロン」と読みます。宇都宮駅ビル1Fにある餃子の店。餃子だけではなく、お酒や串焼きもやっています。餃子店とは思えないようなお洒落な雰囲気の店構えでした。

少し並んだ後、カウンター席に案内されました。
まずは甘めのレモンサワーと焼き餃子を注文。この焼き餃子が、うーん、美味しい。
具の中に入っている肉がしっかりしていて食べ応えがあり、それでいて噛むとしっかりとジューシーな味が広がる。これは本物の餃子だと思いました。

これは旨い。折角なので追加注文。レモンサワーをもう1杯。さらに海老水餃子を1皿追加します。これまた海老がプリプリしていて美味しい。肉に味がしっかりとついていて、何もつけないでも十分に美味しかったです。なるほど。地元で人気があるのも頷ける味です。

餃子といえば芭莉龍。伊達じゃありませんぜ。

お奨め度★★★★

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