もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

2023年03月

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昔、「太陽の牙ダグラム」というアニメ作品があった。
キャラクターの造形的にはあまり好きではないし、ストーリー的にも主人公側には思い入れできない(こいつら、結局の所、ただのテロリストじゃね?)。
そういえば、以前に読んだ 大田垣氏の漫画 では、テロ行為を主人公が正当化しているような発言があって、面白かったなぁ・・・。

ただ、この作品、僕的にはすごく気にいっている所がある。

それはメカ設定だ。

特に敵役、地球連邦側に登場する多彩なコンバットアーマー(本作に登場する戦闘用ロボットの呼称)たちだ。序盤では主人公達も搭乗して暫定主力機であった「ラウンドフェイサー」(作中では「ソルティック」と呼ばれていた)。初めて登場した複座型の二足歩行機で性能面では主人公機に匹敵すると言わしめた「ブロックヘッド」(それでも登場回でアッサリ撃破されるのは、お約束)。重装甲と大火力で主人公を苦しめ、後にはゲリラ側の主力機となった「ヘイスティ」(これも作中では「アイアンフット」と呼ばれていた)。そして砂漠戦で主人公機を圧倒した「デザートガンナー」等等。
これらのメカ達が大活躍できる場面をゲームで再現できないものか・・・。

現在構想しているのは、1機1ユニットの戦術級ゲーム(戦闘級という呼称は好きではない)。歩兵は1チーム1ユニットで、太陽の牙は1ユニット、連邦軍は1個分隊ぐらいか・・・。

問題はシナリオ。基本的には原作のものから面白そうなシチュエーションをいくつかピックアップしてみたいが、連邦軍兵士が「コンバットに登場するドイツ兵」みたいに倒されるような場面をゲーム化するのも面白くない。とはいえ、主人公側が連邦軍の物量攻勢に潰されるようなゲームもどうかなぁ・・・。原作から持ってくるシナリオと、あとはこちらで想定したシナリオ(ウルナ基地版乱後で反乱軍が成立した後の中隊規模同士の遭遇戦や、スタンレー高地の戦いで主人公達が登場しない場面等)を組んでみようか・・・。

あと、パイロットの練度ルールだが、「ダグラム」では「ガンダム」ほどには主人公達と雑魚キャラのパイロット練度に差がなく、ゲーム化する際には有難い(あまりに能力差があり過ぎると、ゲームとしては成立し辛くなる)。とはいえ、パイロット能力差も完全に無視するのも興ざめなので、一般的なレベルでもパイロット能力の差はルール化したいと思っている。

という感じで構想してみたが、果たしてどうなることやら。1ユニット1機に拘らず、例えば小隊規模にしてスタンレー高地の攻略戦に絞ってゲーム化してみるのも面白いかも・・・。


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太陽の牙ダグラム

大田垣康男 小学館

同名のアニメ作品を元にしたカラー漫画。1冊1200円強と漫画としてはやや高め。ストーリーはアニメ本編をベースとしており登場人物やメカ設定は概ねアニメ本編を踏襲している。ただし敵役の地球連邦側には、本作オリジナルの登場人物が用意されており、それが本作の魅力ともなっている。
アニメ版が好きな人にとってはそこそこ楽しめる作品だと思う。ただ残念なのは、ゲリラ側の登場人物が原作通りなので、結末が読めてしまいちょっと残念(ゲリラ側が負けることはまずないため)。ゲリラ側もオリジナルキャラにした方が面白かったようにも思うが、それだと「ダグラム」にならないか・・・。
まあ続きが楽しみな作品であることは確かだ。

お奨め度★★★

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Storm Over Normandyは、2016年に米国MMP社から発売され、2022年にGame Journal誌第83号の付録ゲームとして和訳版が出版されたシミュレーション・ウォーゲームです。テーマは1944年6月のノルマンディ上陸作戦。本作は6月6日のD-Dayから始まる8日間の戦いを描いています。
1ユニットは大隊、旅団、連隊。1Turnは実際の1日に相当します。マップはエリアで区分され、ノルマンディ上陸作戦の舞台となったユタ、オマハ、ゴールド、ジュノー、スウォードの各海岸と、その周辺部が描かれています。マップ上に描かれている主要な都市は、カーン、バイユー、カランタン、ヴァローニュ等で、逆にサンロー、シェルブール、クータンス等はマップに含まれていません。
基本システムは、懐かしのStorm Over Arnhem(AH)とほぼ同様のシステムを採用しており、両プレイヤーが交互にアクションを繰り返す方式です。またイベントカードを採用しており、砲兵支援、航空支援やレジスタンス等をカードで扱っています。

今回、Storm Over Normandyを紹介する動画を作成しました。この動画では、Storm Over Normandyの概要と基本システムを紹介した後、対面形式でプレイした状況を紹介しています。




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鬼と人と

堺屋太一 PHP文庫

織田信長と明智光秀が織田家の後半生を巡って思惑をぶつけ合う歴史小説。上下2巻構成になっており、スタートは織田勢が武田勝頼を追い詰めてその首実検をする場面から始まる。この後、本能寺の変から山崎の合戦に至る約3ヶ月間の流れを、織田信長、明智光秀双方の視点から描いている。扱っている時期は、「信長最後の3ヶ月」だが、信長、光秀それぞれの独白の中で、尾張平定戦、桶狭間の戦い、美濃攻略戦、浅井朝倉との死闘、延暦寺焼打ち、本願寺との戦い、そして武田との戦い等が出てきて、それぞれの場面における信長、光秀それぞれの考え方の違いを浮き彫りにしている。
歴史小説なのでどこまで史実に正確は不明だが、面白い捉え方だと思う。

お奨め度★★★

鬼と人と 上巻 信長と光秀 (PHP文庫)
鬼と人と 下巻 信長と光秀 (PHP文庫)


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以前に乗ったのは22年前です。
今回、「北海道割クーポン券」が手に入ったので、ここで使うことにしました。
乗船券は4000円で、22年前から1000円値上げしていました。ちぃ・・・
まあ今回はクーポンがあったので、実質2000円でしたけどね
1645発の最終便に乗ったのですが、土曜日ということで満員でした。多分土曜日以外でも満員なのでしょう。
満員ということで船内はギューギュー詰めかとも思いましたが、そうではなく、結構写真を撮影する場所は確保できましたよ。

網走を出港して船は沖に出ていくのですが、走るとすぐに流氷帯に突入します。これが結構凄い。広さで言えば一部屋分ぐらいありそうな巨大な流氷でもガリガリ引き裂いて進んでいく。もちろん大きな流氷にぶつかると船もそこそこ揺れますけど、船はお構いなしに進んでいく。船の両サイドには砕かれた流氷が流れていき、それが船からのライトによってライトアップされて実に幻想的な景観を醸し出しています。

流氷観光船。ちょっと値段が高めなのですが、機会があれば1度乗ってみることをお奨めしたいです。

お奨め度★★★★


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