今日は少し「景色」について書いてみたい。

1年前の私のとって、景色は下の1つだけだった。

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しかし、そんな景色であっても、ある日は大雪に真っ白に染まった景色であったり、田植え時期の緑に染まった風景であったり、時には闇の夜に輝く美しい夜景であったり、様々なものであった。もし、この景色がなかったら、私の入院生活はもっと辛いものになっていたと思う。

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入院して10日目ぐらいに車椅子で移動できるようになった。その時、病院の中の風景や、談話室から見た外の風景を見た。これまで知らなかった世界が開けたみたいで、すごく嬉しかったことを覚えている。同じフロア、しかも精々100m四方あるかないかの空間だったが、それでも自分の世界が大きく広がったことに感激した。

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今、私は完全には治り切っていない右足を引きずって日本中を旅している。決して十分な強度はない右足だが、それでも健気に私の体重を支えてくれている。この右足が私に様々な景色を見せてくれているかと思うと、感謝の念を禁じ得ない。

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私の残りの人生。今まで私の体を支えてくれた両足に感謝しつつ、無理をしないようにしながら、見たことがない景色を求めて日本中、いや世界中を旅していきたいと思っている。