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北海道で一番高い山と言われている大雪山は、実は数多くの山塊からなることは山を少しでもやる人にとっては常識だろう。最高峰の旭岳をはじめ、北鎮岳、北海岳、白雲岳、赤岳、黒岳、緑岳、上川岳等の山々が連なっている。
その1つ、黒岳は層雲峡温泉からロープウェーとリフトを使って7合目まで行き、そこから片道約1時間で山頂に立てる。大雪山系の中でも比較的登りやすい山だ。
また黒岳には紅葉の名所という側面もある。特に7合目から山頂に至る一帯は、9月半ばから紅葉が一面に咲き乱れる。まさに桃源郷というに相応しい景観となる。大雪山一帯には旭岳、赤岳銀泉台、緑岳、高原温泉といった紅葉の名所が数多くあるが、この黒岳もまた大雪を代表する紅葉の名所である。

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9月最初の三連休。天気予報は下り坂だったが、折角北海道に来て登らない手はないと思い、最終日の朝、層雲峡の宿から黒岳に向かうことにした。
朝6時の始発に近い時間帯のロープウェーで5合目まで行き、そこからはリフトに乗り継いで7合目まで移動。このリフトが意外と時間がかかり、7合目までの所要時間は約30分であった。
7合目でリフトを降りると、少し強めの雨が降っていたので、雨具を着込んで出発する。すると今度は雨が上がってきた。途中で暑くなってきたので上着は脱いだが、それ以外はそのままで登り続けることにした。

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8合目を過ぎるあたりから紅葉が見え始めて、9合目付近で丁度見頃。ただし残念なことに、天候があまり良くなかったので、紅葉が映えなかった。
山頂に着いたのは午前8時前。7合目からの所要時間は約1時間である。ここからは大雪山系一帯が綺麗に見える。遠くに見える山々の紅葉も綺麗に見える。機会があれば縦走してみたい所だ。

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