写真00


内湾(ねいわん)線とは、台湾北西部を走るローカル支線で、新竹と内湾の間27.9kmを結んでいます。この内湾線と、途中竹中から六家へ延びる支線の六家線は、私にとって最後に残った台湾鐵道の未乗車区間でした。そこで12月のある日、安い航空券をゲットして内湾線の乗潰しに出かけました。

早朝の便で羽田を出発し(前夜は羽田空港近くのホテルに泊まりました)、台湾桃園国際空港には現地時間0930頃に到着しました。入国手続きを済ませてMRTの駅に降りて、まずは桃園国際空港とMRT環北駅の間を乗潰します。
写真01


高鐵桃園駅で高鐵(台湾の新幹線)に乗り換えて、1駅向こうの新竹で下車。この高鐵新竹駅と台鐵(台鐵とは台湾の国鉄)六家駅とは近接した場所に位置しているので、事実上の乗換駅です。因みに台鐵と高鐵とは経営母体が異なるので、切符等の互換性は殆どありません(一部の外国人向け共有切符が例外かな)。

最初は六家と竹中の間を結ぶ六家線を乗り潰し後、いよいよ本命である内湾線に入っていきます。因みにその時乗った車両は2両編成。前車両が観光列車風になっていて、思わず「ラッキー」と思いました。

写真02
写真03


最初は平野部の風景で、北側が田園地帯、南側に高層住宅が立ち並ぶという「いかにも台湾らしい」風景が続きます。
やがて山間部に入っていくと、山々の間に南国らしい植物が見られ、南方の風情を楽しめます。所々に台湾風の集落があるのも良し。途中駅で旧型客車を改良して売店化している風景もありました。

写真04


終点内湾までの所要時間は竹中からだと約50分。内湾の駅前は「これぞ台湾」といった集落の風景です。駅前をブラブラして美味しい台湾メシを食べる手もあったのですが、時間の制約もあったので、ここは我慢しました。

写真05
写真06
写真07
写真08


帰りは1248内湾発の竹中行きに乗り、竹中からは新竹行きに乗り替えました。新竹着は1348で、内湾からの所要時間は丁度1時間でした。
写真10
写真11
写真09
写真12


(つづく)