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コロナウィルス拡散による自粛状態が続く4月下旬の日曜日。VASSALによる通信対戦を行うことになりました。アイテムはGame Journal#70付録「第3帝国の盛衰」(以下、本作)。WW2における欧州戦域全体を1Turn=半年のスケールで描いた作品です。本作のシステムについては こちら の記事を参照してください。

今回下名は連合軍を担当することになりました。以下はその記録です。

1Turn(1939年冬)

ドイツ軍は定番通りポーランド陥落し、「電撃戦」カードによってポーランドを一撃で陥落させる。返す刀でドイツ軍の装甲部隊はフランスに進入する。またこのTurn、「外交交渉」にイタリアが枢軸陣営として参戦。南フランスに装甲部隊を前進させる。

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2Turn(1940年夏)

再びドイツ軍の電撃戦が炸裂。パリが一撃で陥落する。フランスは「ヴィシーフランス」を樹立させ、フランスは親独陣営に加わった。引き続いてドイツ軍は空軍力を使ってノルウェーに侵攻してきた。北アフリカでは、英軍がエジプトから出撃してリビアに侵攻。リビアを守るイタリア軍を撃破して同地を占領する。

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3Turn(1940年冬)

ドイツ軍はバルカン半島で電撃戦を仕掛け、ユーゴスラビアを支配した。英軍はチュニジアに侵攻したものの、チュニジアを守るヴィシーフランス軍の撃破には失敗する。出目の悪さが恨めしい。
北フランスにドイツ空軍4ユニットが集結する。ドイツ空軍の爆撃を受けて中央大西洋の英艦隊が壊滅する。

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4Turn(1941年夏)

このTurnからソ連が連合軍側に立って参戦する。それを見越してドイツ軍はキエフに侵攻。同地を占領する。さらにキエフに要塞を築いて死守の構えである。
北フランスに展開するドイツ空軍が北大西洋の英艦隊を攻撃する。爆撃を受けて空母と戦艦各1ユニットが沈没してしまう。さらにその後の航空攻撃で北大西洋の英艦隊4ユニットはドイツ空軍の爆撃によって全滅してしまう。

ドイツ側の出目が良かったのは事実だが、「待ち伏せ」カードを使って迎撃しなかったのはこちらの失敗であった。「待ち伏せ」を仕掛ければ、貴重な敵航空兵力を2ユニット葬るチャンスだっただけに、戦術面での迂闊さが恨まれる。

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5Turn(1941年冬)

北大西洋に進出したUボートが「ウルフパック」を発動して大暴れ。3ヒットが命中。連合軍はカード3枚を失う。さらにUボートを追いかけた英空母がドイツ空軍の爆撃を受けて沈没。別の英戦艦も「補給」によって復活したUボートの攻撃を受けて沈没。もうドイツ軍のやりたい放題である。英艦隊は艦隊を再編成してUボートを攻撃。Uボート3ユニットを撃沈したが、交換比で考えれば連合軍にとっては大敗北であった。

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6Turn(1942年夏)

遅まきながら連合軍も「待ち伏せ」カードをデッキに入れてドイツ空軍に対抗できるようにした。しかし使い方が不味かった。先手を取って英艦隊が「電撃戦」カードを使って北大西洋のUボートに対して制圧戦を実施。一度はUボートを制圧できたものの、裏返しになって「待ち伏せ」が使えない英艦隊はドイツ空軍の餌食である。空母を含む2ユニットがお陀仏になり、またもや「不利な取引」をしてしまった。
ちなみに、このTurnからアメリカが参戦する。ようやく米海軍や米陸軍航空軍が欧州戦線に登場してきた。

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7Turn(1942年冬)

連合軍は「レンドリース」を使ってソ連に戦車を送る。また護衛空母を実用化し、大西洋の戦いを有利に進めようとした。また「長距離爆撃機」も実用化し、ドイツ空軍に対してアウトレンジ攻撃が可能となった。
ドイツ軍は東部戦線に配備されていた装甲部隊を西部戦線に引き返させ、「電撃戦」で中立で残っていたオランダを占領する。ドイツと国境を接するデンマークは未だに中立を維持しているが、ギリシア、ポルトガル、スウェーデンは既に連合軍側に立って参戦。ギリシアにはドイツ・ルーマニア軍が侵攻し、同地を軍事占領していた。

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8Turn(1943年夏)

ようやく米空軍の大部隊が英本土に集結。ドイツ空軍を圧倒できる布陣になる。とはいっても「待ち伏せ」カードの威力は絶大なので、こちらからフランスへ先制攻撃をかけるのは難しい。相手の出方を見ながら打つ手を考える。このTurnもUボート対策で奔走することになるが、唯一北アフリカでは米英軍が北西アフリカ一帯を制圧。リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコが米英軍の支配下となった。

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9Turn(1943年冬)

連合軍は初めて「戦略爆撃」を実施する。ローマ、ルール、パリの3ヵ所を爆撃したが、成功したのはルールのみ。どうも出目が悪いなぁ・・・・。
東部戦線ではソ連軍は冬季反攻を実施。ミンスクを奪回したが、西ヨーロッパからドイツ本土には強力なドイツ装甲部隊が待ち構えており、ドイツ本土への侵攻は困難が予想された。

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次の第10Turn途中でゲーム終了とした。直接の契機は「ウルフパック」攻撃が成功して「戦略爆撃」カードが流れてしまったからである。しかし仮にゲームを続けていたとしても、米英軍が大陸反抗を仕掛けるのはほぼ不可能であったろう。

感想

今回は、相手プレイヤーの巧妙さに舌を巻いた。対戦相手氏曰く「今回が初対戦」とのことであったが、正直初プレイとはとても思えないほど隙のないプレイであった。序盤の攻め口はまあ定番通りとしても、その後の北フランスへのドイツ空軍の集中配置、独ソ戦における迷いのない駒さばき等は、「見事なプレイセンス」いうしか言い様のない。
もちろん相手プレイヤーの見事さもさることながら、私自身のプレイについてはミスが多かったことは認めなければならない。特に前半はカードの使い方が不味かったので、そこを突かれたことが今回の敗因といえよう。文字通り完敗であった。
個別の事例を挙げれば、ドイツ空軍とUボートに振り回された感があった。特に序盤ドイツ空軍の跳梁を許したのは、こちらのデッキ構築のミスが大きい。「待ち伏せ」カードを手札に入れておけば、例え相手の航空機が1ユニットだけであっても攻撃側は躊躇したかもしれない。
あとUボートに振り回されたのも大きい。Uボートによる通商破壊戦を潰すために大西洋に対して爆撃を繰り返したが、Uボートを潰しても潰しても復活してくる(1ptで復活する)ので質が悪い。

プレイ中で問題になったのだが「待ち伏せカード」は戦略爆撃機やウルフパックに対して使えるのだろうか?。今回は「使えない」としてプレイしたが、ルールを素直に読めば「待ち伏せ」は有効としてプレイした方が良いかもしれない。


(ちなみに「ウルフパック」には「待ち伏せ」が使えないことが後に判明。いったいどないせえちゅうねん(訳:一体どうすれば良いのですか))