200816_空気の研究

「空気」の研究

山本七平 文春文庫

ここでいう「空気」とは、窒素、酸素等からなる我々が普段呼吸している「空気」、ではもちろんなく、「場の空気」のことである。筆者は戦艦大和の沖縄出撃や対米開戦決定等(他にイタイイタイ病や日中国交正常化のことも触れていた)でなぜ合理的な決定が採用されずに一見愚かに見える決定がなされていたのか。筆者はそれを「空気」の影響とし、この「空気」が日本社会に占める役割の大きさに言及している。
筆者はその後、空気の正体を分析し、それを歴史的な観点や宗教的な観点から論じているが、正直な所難解であり私にはあまり理解できなかった。機会を見て再読してみたいが、果たして理解できるかどうか・・・。
筆者の見解を正確に理解できる人物にとっては有益な内容と思われるが、私のような人物にとってはまさに「猫に小判」かもしれない。

お奨め度★★★