
Patton's Best(以下、本作)は、第2次欧州大戦時の米軍戦車長になってドイツ軍と戦うソロプレイゲームだ。タイトルの"Patton's Best"は、ジョージ・S・パットン将軍麾下の第4機甲師団のことで、プレイヤーの立場は第4機甲師団に所属するシャーマン戦車の戦車長である。
それでは早速プレイしてみよう。
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8月23日
我々が新たに受け取った戦車は、M4A1シャーマンだ。これまでの無印M4に比べると、ハッチの数が少し増えて、また装甲値も厚くなった。しかし砲弾の搭載数がやや減っている。8月23日、前回の交戦から2週間ぶりに敵と遭遇した。運悪く今回も我々は先導戦車である。右側面約800ヤードに敵の自走砲を発見した。車種は不明。おそらく3号突撃砲とおもわれる。シャーマンが相手にするには些か分が悪い。3突の前面装甲はかなり厚く、シャーマンの75mm砲では貫通するのが困難である。一方で3突の75mm砲なら、シャーマンの砲塔は容易に貫通する。
直接の撃ち合いは不利なので、まずは発煙弾を投擲して自車の姿を隠し、車体を敵に向けて徹甲弾を2発発射する。しかし射弾は目標を逸れた。
敵は右へ移動して私の戦車の側面を狙う。危ない。その刹那、友軍戦車の射弾が敵の突撃砲を貫いた。側面に回り込んだ友軍戦車の戦果である。命拾いをした。
夕方に新たな敵と遭遇した。距離400ヤード左側面に敵戦車が現れたのである。敵の種類は4号戦車。ティーガー戦車ではなくって良かったといった所か。直ちに主砲を旋回。目標に向けて徹甲弾2発を矢継ぎ早に放った。1発が敵戦車の砲塔に命中する。目標は大爆発を起こして炎上する。我々にとっての初めての敵戦車撃破であった。
・今日の決算
消費した砲弾:HE弾15、AP弾9
友軍の戦果:歩兵3、トラック1両、装甲車1両、4号戦車1両、3号突撃砲2両、占領5ヶ所、合計46VP(そのうち自車の戦果は4号戦車1両)
友軍の損害:なし
8月25日
その2日後、またもや我々が敵と遭遇した。この日は朝から天気が悪く、今にも雨が降りそうな天候であった。雲が低く垂れこめていたので、航空支援は期待できない。午前8時に敵の抵抗線と接触した。敵の対戦車砲が火を噴き、友軍の戦車1両が撃破される。さらに直後に現れた3号突撃砲に大苦戦。縦横無尽に走り回る敵突撃砲に翻弄されるも、友軍戦車が側面攻撃で漸くこれを撃破した。
その1時間後に新たな抵抗線と接触する。88mm対戦車砲の攻撃を受けて友軍戦車2両が撃破される。最後は友軍戦車の包囲攻撃で対戦車砲を葬ったものの、辛い犠牲を出してしまう。
午後に入ると、またもや敵対戦車砲のアンブッシュを食らって友軍戦車1両が撃破される。その時は緊急後退によってそれ以上の損害を回避したものの、既にこの日1日で4両の戦車を失ってしまう。
夕方にまたもや敵と遭遇した。今度は突撃砲で、友軍戦車1両が撃破された。我々は敵突撃砲の側面に回り込む。距離1500ヤード。やや遠い。
「良く狙えよ。よーし、てー」
矢継ぎ早に徹甲弾が2発発射された。いずれも目標に命中する。3号突撃砲。小型で強力な牙を持つ厄介な相手だが、唯一の弱点は側面の装甲がやや薄いことだ。2発の徹甲弾はいずれも目標の装甲を貫いて内部で爆発。この3突を沈黙させた。
・今日の決算
消費した砲弾:HE弾21、AP弾6
友軍の戦果:歩兵4、トラック3両、3号突撃砲2両、対戦車砲2門、占領7ヶ所、合計61VP(そのうち自車の戦果は歩兵1、3号突撃砲1両)
友軍の損害:戦車5両(-25VP)
8月28日
3日後、我々は敵の抵抗線に遭遇した。天候は快晴。ルーズベルト日和である。昼前に敵機関銃部隊の攻撃を受けて砲手のペリスコープが破壊された。その機関銃部隊に対して75mm榴弾5発を浴びせかけてこれを沈黙させた。この日は他に数度の交戦があったが、いずれも友軍部隊の奮戦によって撃破し、味方の損害は軽微であった。
・今日の決算
消費した砲弾:HE弾17
友軍の戦果:歩兵4、対戦車砲1門、占領6ヶ所、合計40VP(そのうち自車の戦果は歩兵1)
友軍の損害:歩兵1(-3VP)
つづく
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