「ソロモン夜襲戦」 の追加シナリオである。 「天一号作戦」。 沖縄侵攻作戦における戦艦「大和」以下第1遊撃部隊とデヨ少将麾下の戦艦部隊の対決を扱ったシナリオだ。実際には「大和」は米空母艦載機によって撃沈されているので、本シナリオはいわば仮想戦になる。
今回は2度目のテストプレイとなる。
前号のテストプレイは --> こちら
1~4Turn

5~8Turn

米軍の巡洋艦・駆逐艦部隊と日本の第2水雷戦隊が交戦する。重巡4隻、駆逐艦6隻の米快速部隊に対して、日本側第2水雷戦隊は駆逐艦8隻の戦力でしかない(軽巡「矢矧」は既に戦線離脱中)。第41駆逐隊の駆逐艦「磯風」は米重巡と衝突して沈没。駆逐艦「雪風」も砲撃を受けて中破してしまう。
第10駆逐隊は「朝霜」「初霜」が米艦隊に対する雷撃に成功。新鋭駆逐艦「バートン」は魚雷1本の命中を受けて轟沈。ベテラン重巡「ポートランド」はやはり魚雷1本を受けて大破。戦場を離脱していく。そんな第10駆逐隊も「初霜」「霞」の2艦が中破してしまった。
9~13Turn

第2水雷戦隊の駆逐艦も米艦隊に雷撃戦を実施。重巡「サンフランシスコ」に魚雷1本を命中させたが、「サンフランシスコ」の被害は比較的軽微であった。
「大和」は米駆逐艦の包囲攻撃を受けていた。周囲から計50本の魚雷が発射され、そのうち5本が「大和」に命中した。命中した魚雷のうち2本は不発であったが、残り3本が「大和」に対して確実にダメージを与えていた。「大和」は大破して最大速度が10ktにまで低下。それに対して止めを刺すべく2隻の米戦艦が近づいてくる。距離8Hex(12km)まで近づいた所で「メリーランド」「ウェストバージニア」の2艦が「大和」に猛砲撃を加える。抵抗力を失った「大和」はなぶり殺しに近い状態である。無数の命中弾を受けた「大和」は沖縄近海にその姿を没した。
さらに第2水雷戦隊の諸艦も米艦隊の追撃を受けて次々と撃沈され、生き残ったのは序盤に大破して戦場を離脱した軽巡「矢矧」ただ1艦だけだった。
米軍の損害は、駆逐艦2隻(「バートン」「マナート・L・エイブル」)が沈没(前者は雷撃、後者は衝突による)。重巡1隻(「ポートランド」)大破、戦艦1隻(「コロラド」)中破。その他小破数隻である。
勝利得点的には、日本軍108VPに対して連合軍360VPで連合軍の勝利となった。ただしもし日本軍が重巡「ポードランド」を撃沈するか、「サンフランシスコ」に中破以上の損害を与えていれば、日本軍は引き分けに持ち込めていた。
コメント