TheBattleforGermany

来ました。"The Battle for Germany"。Compass Gamesが2021年に発表した新作ゲームです。
テーマは1985年8月を想定した米ソ対決です。1Turnは実際の1日、1Hexは12km、1ユニットは連隊~師団に相当します。航空部隊も登場しますが、海上部隊は登場しません。
コンポーネントは、フルマップ3枚とベルリン市街を描いたベルリンマップが1枚。カウンターシートは5枚でカウンター数は1170個です。立派なビックゲームですね。

面白いのはカウンターに戦闘力や移動力が記載されていないこと。その代わり主要装備(M1とかM2とかT-72とか)が記載されていること。どうやら主要装備によって戦闘力が決まってくるようなシステムのよう。航空機も数値が一切記載されていませんが、機種名が記載されており、機種別に性能が決まってくるようです。この方式だとカウンターデザインはスッキリとするのですが、機種を混在させるユニット("Mixed")を用意できないという難点もあります。ルール量は英文47ページ。カラフルで見やすいです。

シナリオは計5本用意されていて、一番小さいのはベルリン市街戦を扱ったシナリオ(長さ2Turn)で、次はフルダ峡谷の戦いを描いたシナリオ(長さ4Turn)と続きます。続いて中規模シナリオが2本で、北方戦線を扱ったシナリオ(シナリオ3)はマップ1枚でTurn数が6、シナリオ4は中部戦線を扱ったものでTurn数が4です。
最後のシナリオが全マップを使用するキャンペーンシナリオで、Turn数は15です。

コンポーネントやルールを読む限り期待できそうな作品なのですが、果たしてどうなることやら。