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素敵な欧州機(2)

欧州機シリーズの第2弾は、予想通りフランス機を取り上げます。上からミラージュF1、ミラージュ2000、ラファールです。

ミラージュF1は、平凡という言い方もできますが、それなりにまとまった綺麗なスタイルをしています。このあたりの「ソツのない」美しさはフランス機特有のようにも思えますね。英軍機ではこうはいかない。しかし実際の世界は厳しい。NATO次期戦闘機計画に参入したものF-16に惨敗。湾岸戦争では、「あの」イラク空軍の主力戦闘機で多国籍軍に立ち向かいましたが、戦果皆無で8機がF-15によって撃墜されてしまいました。旧ソ連のミグと並んで完全に悪役になった感があります。こんなF1でも「捨てる神あれば拾う神あり」。昨年放映されていたアニメ版の「エリア88」では、女パイロットの乗る愛機としてミラージュF1が登場してきました。アニメ自体は「しょーもない」作品だったのですが、ミラージュの格闘戦シーンは結構見応えがありました。

ミラージュ2000は、ミラージュF1の失敗を受けて開発された戦闘機です。ダッソーお得意のデルタ翼に戻り、遅まきながら新しいテクノロジーを取り入れて近代化を図った機体で、大雑把に言えばミラージュ3とミラージュF1とF-16を足して3で割ったような機体と言えましょう。ミラージュ3に比べるとそれなりに洗練された外観になってはいますが、横から見るとミラージュF1の面影が強く残っていて、どこか「田舎臭さ」を感じます。F-16、F-18に見るような「都会的に洗練された」スタイルにはややほど遠いと言えるかも(フランス機ファンの皆様、ゴメンナサイ)。コイツに比べれば、まだクフィルの方がスタイル的には洗練されていると思うのは私だけ?。80年代初頭から使用されていますが、ラファールの配備が遅々として進まない現在ではなおもフランス空軍の主力戦闘機であり、様々な発展型が実用化されています。(まさかミラージュ4の後継機がミラージュ2000の改良型になるとは・・・)

ラファールは現在配備が進められているフランス海空軍の次期主力戦闘機です。前回紹介したユーロファイターに比べると、こちらの方がスタイル的には洗練されているように思います。やや高すぎる垂直尾翼と横に伸びたような胴体形状(ツインエンジンの影響)が気になる所ではありますが、その他は特に気になる箇所はありません。コイツの正面かた見た表情はかなりセクシーです。

つづく

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