もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:ゲーム > Panzer/MBTシリーズ

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GMT「Panzer」(以下、本作)は、WW2東部戦線における戦車同士の戦闘を扱った戦術級ゲームである。スケールは1ユニット=戦闘車両1両、1Hex=100m、1Turn=15秒~15分である。時間スケールにかなり幅があるのが特徴である。
テーマはWW2東部戦線と書いたが、基本セットでは1943~44年の東部戦線に焦点を絞ったつくりになっている。戦車戦的には両軍の新型戦車が登場してくる「美味しい」時期を扱っている。また拡張キットには、1942年や45年の東部戦線、1944~45年の西部戦線を扱った作品も存在している。

今回、本作を久しぶりにプレイしてみた。いずれも基本セットのシナリオである。

シナリオ1.The Crossings: Ukraine, late 1943

1943年後半における独ソ戦車隊同士の典型的な遭遇戦である。戦場の中央付近に小川が流れており、その橋梁と浅瀬の確保が両軍の目的になるが、結局は戦車戦での勝敗がシナリオ自体の勝敗を決すると言っても良い。そういった意味で橋梁や浅瀬は「両軍を戦わせるための餌」といっても過言ではないだろう。
登場兵力はソ連軍はT-34/76 M43が10両。ドイツ軍は4号戦車G型が11両である。ドイツ軍の方が1両多いが、戦車の性能や練度で極端な差がないので、両軍の間にゲームバランス上の有利不利は殆どない。

CMJ「Tanks」では、ドイツ製戦車とソ連製戦車の間で命中率(特に中距離以上)に極端な差を設定することで両者の質的な差異を際立たせようとしている。その点、本作ではそのような意図はあまり見られず、純粋にハードウェアの違いだけを評価しているように思える。どちらが正しいのか(あるいはどちらが好ましいのか)は人それぞれ評価が分かれると思うが、同じ戦車戦でもデザイナーによって視点が異なってくるのは興味深い。 

T34_76M43戦車性能を比較してみる。
まず火力だが、4号G型が装備する75mmL43は、T-34/76が装備する76.2mmL43と比較して射程距離と貫通力の両面で優越している。しかし装甲防御ではT-34/76の方が4号G型を凌駕しているので、4号戦車の火力面での優越はある程度相殺されている。具体的に言えば、4号G型はT-34の正面装甲を1200m(12Hex)以内で貫通可能だが、T-34/76は4号G型の正面装甲を1000~1700m以内で貫通可能(車体の方が砲塔よりも装甲が強い)である。実際の戦闘局面では、両者の装甲が敵の射弾に耐えうる可能性は余り高くない。そういった意味では射程距離に優れ、命中率でやや優越しているドイツ軍戦車が心持ち有利かもしれない。
一方の機動力では逆にT-34/76が有利で、クロスカントリーでの移動力が4対5である。
総合的には火力で4号戦車、防御力と機動力でT-34/76が有利という結果になり、総合的に両者は殆ど同等と評価できる。

DC_G-1B_PZKpfw4G


本シナリオはほぼ同兵力の独ソ両軍が歩兵や砲兵を含まない純粋に戦車同士で撃ち合う内容である。そういった意味では本作のシステムと戦車戦の基本を学習する上では好適なシナリオと言える。実際の展開を見ても、制高点の制圧、兵力の集中、敵の側面への攻撃といった戦車戦の基本戦術を使いこなした側が有利に戦える。とはいえ戦車戦なので運の介在する要素も多く、戦術面での優越が必ずしも結果に結びつかない所がある。そのような場合「それが戦車戦」だと思って楽しめるかどうかが、本作を楽しめるか否かの岐路になると思われる。

このシナリオは計2回プレイし、お互いにルールを理解できた時点で次のシナリオに進んだ。

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シナリオ2.The Village: Poland, late 1944

1944年後半における独ソ戦車同士の戦いである。シナリオ1と似ているが、時期が違うため両軍の戦車がバージョンアップしている。ドイツ軍の兵力は5号戦車「パンター」が6両、4号戦車H型が5両、3号突撃砲が1両の計12両。ソ連軍は85mm砲装備の新型T-34/85M44が10両、SU-85自走砲が2両、SU-100自走砲が1両の計13両である。シナリオ1と同様、兵力的には両者に殆ど差はない。

DC_G-2B_PZKpfw5_Panther


T34_85M44シナリオの勝利条件は、敵戦車の撃破の他、マップの左上にある村落Stravrhevoyの支配である。これもシナリオ1と同様に両軍に「戦うための理由」を付与しているに過ぎない。
両軍戦車の比較に移る。ソ連軍の主力はT-34/85である。まず「軍馬」4号戦車H型との比較である。機動力ではT-34/85が圧倒的に有利。4号H型は機動力の面では最低クラスである。4号H型の75mmL48では、T-34/85の正面装甲を距離700~1300m以内で貫通可能。T-34/85の85mmL55は、1300~2100m以内で4号H型の正面装甲を貫通できる。4号H型は、G型に比べると装甲・火力共に強化されているが、それでも新型のT-34/85に比べると劣勢は否めない。

Pz5次にドイツ軍の新型パンター戦車と比較した場合、機動力ではT-34/85が心持ち有利だが、ほぼ同等。火力と装甲では言うまでもなくパンターが有利である。パンターの75mmL70は距離2000m以内でT-34/85の前面装甲を貫通可能なのに対し、T-34/85の85mmL55は距離400mでパンターの正面装甲を貫通できるに過ぎない。従って射距離500m以上の距離ならパンターはまず安全である。ただし側面に回り込まれなければだが・・・。


SU100M44ちなみにパンターの正面装甲に有効打を与える手段は1つだけ存在する。SU-100自走砲だ。SU-100自走砲の搭載する100mmL56は、最大射程距離である2600mまでパンターの正面装甲を貫通可能だ。つまり戦闘距離ではほぼ全てのドイツ軍戦車に有効打を与え得るのだ。逆にSU-100の装甲防御力は、パンターに対してはほぼ無力、4号H型に対しては距離1400m以上で安全距離である。実際の戦闘場面では、SU-100は中距離以内の戦闘でドイツ軍戦車に対して安全距離を得られていない。従ってドイツ軍としては最優先でSU-100の撃破を図るべきであろう。

DC_S-4B_SU-100_M44


このシナリオは、様々な特性を持つ独ソ両軍の戦闘車両が登場する。戦車同士の遭遇戦なのでシナリオ1で述べた戦車戦の基本をマスターしておくのが望ましいが、それに加えて彼我の戦車の特性(パンターは正面を向けていれば中距離からのソ連戦車からの射撃に対してほぼ安全とか、SU-100が一番脅威になるとか)を理解しながら戦う必要がある。

このシナリオは2回プレイし、最初はソ連軍のSU-100が威力を発揮してパンターを次々と撃破。2回目は逆にドイツ軍が序盤でSU-100を潰した後、パンターの性能優位を利用してソ連軍を一方的に撃破していった。
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シナリオ9.Hube's Pocket: Ukraine, April 1944

Inf_SQ歩兵が登場するシナリオである。ただし砲兵や航空兵力が登場しないので、本作の中では比較的シンプルなシナリオと言える。歩兵については、実質的な戦闘力が小さくオマケ的な位置づけといえる。シナリオの勝利条件は、マップにある2つの制高点を制圧することにある。
例によって登場戦車を見てみよう。ソ連軍はT-34/85M44が10両、SU-85自走砲が3両の計13両。ドイツ軍は4号戦車H型9両、6号戦車「ティーガー」2両、3号突撃砲2両の計13両である。これらの車両は先のシナリオ2で登場したものが殆どで、大物はティーガー重戦車である。
Pz6Eティーガーとソ連側の主力であるT-34/85M44を比較すると、ティーガーの88mmL56は、T-34/85の正面装甲を砲塔は1300m以内、車体は2100m以内で貫通可能である。対するT-34/85の85mmL55は、ティーガーの正面装甲を700~1300m以内で貫通可能である。心持ちティーガーが有利だが、その優位性は小さい。そして機動力ではT-34/85M44が圧倒的に優勢である。従って本シナリオについて戦闘車両のハードウェア比較においては、ソ連軍優位となる。練度面でも両軍に差異はないので、本シナリオについてはソ連軍有利と言えるのではないか。

DC_G-3A_PZKpfw6E_Tiger1


本シナリオは1回プレイした。本シナリオでドイツ軍を担当した筆者は、ティーガーの意外な脆さに愕然としながらも、高地効果を利用してソ連軍に対応。ソ連軍戦車の一部がドイツ歩兵と遊んでいる間を利用して兵力の優越を確保。「量で質を補う」作戦で優位に立ったドイツ軍が何とか勝利を掴んだ。
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感想

戦車戦ゲームの常だが、戦闘結果がブラッディである。本作のように主導権によって射撃順が決まるゲーム(戦車戦ゲームではよくあるシステムだ)では、主導権ダイスの結果によってゲームの流れがかなり左右される。とはいえ「主導権ダイスが良ければ常に勝てる」という訳ではなく、結局は戦車運用に長けた側が有利に進めることになる。
結局の所、

「Panzerは戦車好きのためのゲームである」
「Panzerは上級者向きゲームである」
「Panzerはプレイヤーを選ぶゲームである」

といった感想につきる。

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MBTは、GMT社が2016年に発表した戦術級シミュレーションゲームだ。テーマは1987年の中欧戦線。当然ながら仮想戦である。登場するのは、在欧米軍と旧ソ連軍。米ソの機械化部隊同士の通常戦闘を、1Hex=100m、1ユニット=1両、1門、1個班~分隊で再現する。
システムの詳細は、こちらの記事を参照されたい。

シナリオ紹介

今回プレイするのは、シナリオ3「The Gap:GDR Western Border,27 September 1987」である。タイトル通り1987年9月27日を想定したシナリオだ。フルダ峡谷にてソ連軍第8親衛軍に所属する第79親衛戦車師団(当然カテゴリーA級の最強部隊)に対し、米第11機甲騎兵連隊(ACR)が遅退戦術を展開するというもの。
登場兵力は米軍が機甲騎兵中隊1個で、改良型M1戦車(M1IP「エイブラムス」)が5両とM3A1「ブラッドレー」が5両の計10両。他に歩兵や自走迫撃砲が登場する。
対するソ連軍は、増強戦車中隊1個で、T-80BV戦車が13両とBMP-2歩兵戦闘車が8両。他に支援砲兵、偵察車両、乗車歩兵等も登場する。単純計算で米軍の約2倍といった所か。

勝利条件を見ると、両軍の撃破得点以外にソ連軍の盤外突破に失敗したユニット1個につき、その価値ポイントに相当するVPが米軍側に入ってくる。対して盤外突破したソ連軍ユニットについては、最初の16ユニット限定だが、価値ポイント相当のVPがソ連軍に転がり込む。この事から、米軍としては可能な限りソ連軍の盤外突破を妨害するように戦うのが得策だ。

今回はソ連軍2名、米軍1名の計3名でプレイした。私はソ連軍の半分、戦車10両と機械化歩兵1個小隊(BMP-2 3両)を指揮する。

1Turn

米軍の主力は戦線左翼の3.20高地に布陣している。特に2両のM1IPエイブラムスがハウダウン姿勢で待ち構えている。こちらを突破するのは困難であることは明らかだ。

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攻撃の先鋒を承った我が混成戦車中隊は、戦線右翼の1.18高地の、さらに右側裾野を迂回し、そこから1.18高地を攻略することにした。1.18高地上には米軍のM3A1ブラッドレーが1両と1個分隊の歩兵しかいない。力で押しつぶせるはずだった。

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2Turn

戦線左翼から友軍の機械化歩兵中隊が登場した。こちらは3.20高地正面に布陣し、建物を利用して姿を隠しながら3.20高地に迫る。
一方、私が指揮する戦車中隊は、じりじりと1.18高地に迫っていく。

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3Turn

ソ連戦車中隊が1.18高地に到達した。しかし高地に上がった瞬間、谷を挟んで反対側の3.20高地に布陣したM1IPが、距離1200mから徹甲弾を放った。エイブラムスの105mmライフル砲から打ち出されたAPFSDS弾はT-80BVの正面装甲を易々と貫通し、同車を擱坐させた。
高地の背後ではBMP-2から歩兵が下車。突撃態勢に入る。

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4Turn

1.18高地を占領したT-80BV戦車隊が報復の砲火を浴びせる。3両の戦車が谷を挟んだ向こう側の3.20高地に布陣した1両のエイブラムスを集中射撃。車体後面に命中したAPFSDS弾が、1両のエイブラムスの息の根を止めた。初戦果。しかしもう1両のエイブラムスはしぶとい。3発の125mmAPFSDS弾がエイブラムスの砲塔正面に命中したが、エイブラムスの強靭な装甲は徹甲弾を悉く跳ね返した。予想はしていたが、エイブラムスの重装甲に舌をむくソ連軍なのであった。

ソ連側の対戦車射撃が今一つ冴えない理由は、エイブラムスの重装甲と、もう1つ。両者の位置関係にある。待ち構えている米軍が制高点を押さえているので、ソ連側の射撃は下から撃ちあげる形になり、米軍の射撃は上から撃ち降ろす方になる。「MBT/Panzer」シリーズでは、上から撃ち降ろす射撃が有利になっているので、逆の位置関係だとなかなか装甲を射抜けない。

その間、1両のT-80BVがM1IPの105mmAPFSDS弾を受けて爆発炎上する。ソ連軍の損失は戦車2両となった。ソ連軍戦車隊は、3.20高地から撃ってくるエイブラムスとの交戦を避けるため、山頂からやや降りた所に陣地変換を行った。ここなら3.20高地との間に木々が生い茂っているので視線を遮っている。

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5Turn

後手に回ったソ連軍だったが、1.18高地を押さえたことで優位に立った。高地斜面に陣取るT-80BVが、1200mの距離から麓の果樹園に布陣するM1IPを射撃。2発の125mmAPFSDS弾を命中させた。1発は砲塔に命中して弾かれたが、1発が車体に命中して貫通。内部で爆発してM1IPを擱坐せしめた。
さらに別のT-80BVは、200mの近距離からM3A1ブラッドレーに対して徹甲弾を発射。これが目標に命中して撃破した。

強敵を倒してホッと一息のソ連軍戦車小隊。そこにいきなり2発のミサイルが飛来した。有線誘導のTOW-2対戦車ミサイルだ。1発のTOW-2は僅かに目標を逸れたが、もう1発のTOW-2はT-80BVの砲塔正面に命中した。最大800mmの装甲貫徹力を誇るTOW-2は巨大なエネルギーをT-80BVの正面装甲に叩き込む。しかしT-80BVの爆発反応装甲が戦車を救った。爆発反応装甲の爆風はHEAT弾のメタルジェットを拡散させため、TOW-2のHEAT弾はT-80BVの複合装甲を貫くだけの力を失ったのである。

歩兵部隊は米軍歩兵に対して近接突撃を実施し、これを撃破した。

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6Turn

先手を取ったソ連軍。1.18高地斜面に布陣した3両のT-80BVが、麓に布陣する1両のM1IPと2両のM3A2を狙った。その悉くが目標に命中。1両のエイブラムスと2両のブラッドレーを残骸に変えた。高地から撃ち降ろす射撃の場合、装甲がその効果を完全には発揮できないのである。
この段階でエイブラムス3両、ブラッドレー3両を失った米軍プレイヤーが投了。ソ連軍の勝利に終わった。

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感想

プレイ時間はセットアップを含めて約4時間であった。1Turn30~40分である。全Turn数は15Turnなので、完全にプレイしようと思えば8~10時間程度かかる計算になる。
時間がかかった理由は、元々が手順の多いゲームであったこと(例えばT-80BVが主砲射撃すると、弾切れ判定、命中判定、撃破判定の3段階を踏む必要がある)もあるが、その他細かいルールが多いので一々ルール確認をする必要があったこともある。そう考えると、慣れればもう少しペースアップが期待できる。

確かにMBTは簡単なゲームではない。手順は多いしルールも多い。手軽にできるゲームではないことは確かだ。しかし現在戦車戦をこれほど精密に、かつプレイ可能なレベルでまとめ上げた作品は他にはない。また冷戦終結によって遂にその優劣を実地で確かめることがなかった西側戦車と旧ソ連の新鋭戦車との対決をゲームという舞台で再現できるのも大きい魅力である。私自身、他にシナリオをプレイしたくてウズウズしている。

戦車好き、現在戦好きなら、お奨めできる作品である。

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GMTの戦車戦ゲーム「Panzer」。その拡張キットNr.3は1944~45年における西部戦線を扱った作品だ。登場する戦車は、シャーマン、ファイアフライ、クロムウェル、チャーチル、4号、パンター、ティーガー、各種駆逐戦車等である。
今回プレイするシナリオ28は、1944年12月における米第4機甲師団によるシングリング村攻略作戦を扱った内容だ。米エイブラムス中佐率いるタスクフォースエイブラムスは、交通の要点であるシングリング村に対する攻略作戦を開始した。石造りの堅固な建物に立て篭もるドイツ軍の抵抗に苦しんだ米軍だったが、戦闘の末これを奪取。その後ドイツ軍戦車の反撃を受けるが、これを撃退してシングリング村を確保した。

今回、このシナリオを3名でプレイすることになった。下名はドイツ軍を担当し、シングリング村の保持に努める。残り2名は米軍部隊を二分して担当することになった。

兵力

初期配置されているドイツ軍は、5号戦車パンター3両、4号駆逐戦車2両の計5両のAFVと、75mm対戦車砲1門、20mm対空機関砲2機、そして歩兵部隊が15ユニットである。盤外砲兵は中榴弾砲2個大隊である。AFVの数にやや不安があるものの、拠点防御用としては申し分ない兵力だ。他にパンター3両が途中から増援として登場する可能性がある。

対する米軍は、シャーマン戦車14両(76mm砲型5両、75mm砲型8両、支援タイプ1両)と歩兵部隊が9ユニットだ。盤外砲兵も2個大隊存在する。歩兵戦力の不足が気になる所だが、米軍の強みは練度の高さだ。特に主導権修正+20は大きく、主導権の有無が重要な意味を持つ本作では結構重要なファクターといえる。

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1Turn

米軍部隊がマップ端から進入してくる。しかし慎重に攻撃の機会を伺っている。

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2Turn

イメージ 11前線で米独の歩兵同士が激突する。建物から撃ってくるドイツ軍歩兵の先制射撃を受けて米歩兵1ユニットがステップロスを食らう。それに対して建物から距離を保って射撃姿勢に入っていたシャーマン戦車2両がドイツ軍の防御拠点に対して榴弾砲を叩き込む。しかし堅固な石造りの建物に籠るドイツ歩兵に対しては何ら損害を与えられない。

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3Turn

戦線左翼から村に近づく米シャーマン戦車の小隊に対してパンター中戦車が迎撃した。距離300mの至近距離から放たれた70口径75mm高速徹甲弾は、76mmシャーマンに命中。これを引き裂いた。

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4Turn

イメージ 12米軍の盤外砲撃が村の中心部に着弾する。装甲車両に殆ど損害はなかったが、歩兵部隊はその半数が制圧下に置かれるという重大な損害を被った。
戦線左翼では、さらにパンターがもう1両のシャーマンを行進間射撃で撃破した。その後は米軍による反撃を回避するために道路沿いを後進移動していったん後退した。しかしその側面後方から別のシャーマン戦車小隊が近づいてきた。シャーマン戦車6両からなる襲撃グループがドイツ戦車の背後100mの位置に陣取る。戦車部隊を直衛するドイツ軍歩兵部隊が、シャーマン戦車に対してパンツァーファーストで迎撃する。1両のシャーマンをパンツァーファーストで撃破するも、残り5台が隣接ヘクスに突っ込んでくる。

先の盤外砲撃によって歩兵部隊に大きな損害を出したのが痛かった。

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5Turn

前のTurn、米ソの戦車部隊が急接近したので、このTurnの主導権が重要になってくる。独軍としては、何とか主導権を取りたい所だが、ここでは順当に米軍が主導権を確保した。

イメージ 13二手に分かれて接近して来るシャーマン戦車の小隊に対し、左翼の4両に対しては独軍の盤外砲撃が降り注ぐ。シャーマン戦車4両のうち3両を制圧下にして、一時的にその脅威を排除した。またシャーマン戦車に跨乗していた米歩兵部隊が間接射撃の猛威をまともに浴びて大損害を被った。

しかし右翼から接近してきたシャーマン5両が林の陰から先制射撃を加えてきた。いかなパンター戦車でも、至近距離、しかも後面から攻撃を受けた場合には耐えられない。命中弾を食らった2両のパンターが撃破されてしまう。一方のドイツ軍はパンツァーファーストでシャーマン1両を撃破した。

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6Turn

一旦後退したドイツ軍戦車が反撃を実施。4号駆逐戦車が100mの正面に位置するシャーマン戦車を直接射撃し、これを撃破した。また戦線左翼のシャーマン戦車の小隊は再び盤外砲撃を浴びて、随伴歩兵がほぼ壊滅してしまう。


7Turn

ドイツ軍歩兵と交戦中のシャーマン戦車がパンツァーファーストの直撃を受けた。その戦車は運よく撃破を免れたものの、直撃弾の衝撃に驚いたクルーが戦車を放棄して脱出してしまう。この脱出によって士気を阻喪した米軍は、作戦失敗を認めて後退した。

ドイツ軍の勝利

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感想

イメージ 12結果的には勝利したが、反省点は多い。まず第5Turnにパンター2両が撃破されてしまったが、相手の現在位置と未来位置を予想していれば、この損害は回避可能だった。パンターは正面装甲が強力なので側面や後面に回り込まれない限りはシャーマン戦車をそれほど恐れる必要はないが、逆に言えば側面や後面に回り込まれれば弱い。敵を撃破できるチャンスがあっても、敵に側面や後面に回り込まれるリスク回避を優先すべきであった。とはいっても相手の方が主導権を取る可能性が高いので難しい所ではあるが・・・。

イメージ 14今回のシナリオでは、市街戦における歩兵戦力の重要性が再びクローズアップされる形になった。シャーマン戦車撃破は計6両。そのうち3両を撃破したのは歩兵であった。また盤外砲撃や歩兵戦闘によって米軍歩兵が早期に撃破されたことが米側の敗因の1つになった。そういって意味では、Panzerシリーズは戦車を主役としたゲームでありながらも、歩兵戦力の重要性がさり気なく表現されていることが嬉しい。今回大活躍したパンツァーファーストは勿論、米軍のバズーカでも相手が中戦車クラスなら十分に撃破可能だ。さらに携行型対戦車火器を持たない場合(例えばソ連軍)でも、相手が随伴歩兵を伴っていない場合は近接突撃で敵戦車を撃破することは必ずしも難事ではない。その一方で石造建造物や重森林等の重防御地帯に籠る歩兵を排除するのは至難の業。完全に排除しようと思えば、歩兵対歩兵で白兵戦を仕掛けるしかない。

こうしてみると、Panzerは単なるメカとメカの衝突だけではなく、砲兵や歩兵と戦車の連携を考えさせてくれる好ゲームと言える。

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戦車対戦車

イメージ 15今回登場した戦車同士の性能比較を試みたい。
まずドイツ軍のパンター中戦車と米シャーマン戦車の各モデルとの対決だ。パンターの火力は殆どの戦闘距離でシャーマンの装甲を貫徹できる。一方、シャーマンの主砲ではパンターの正面装甲には歯が立たない。唯一の例外は76mmシャーマンが搭載する特殊砲弾であるHVAP弾で、これを使えば、900m以下の距離ならパンターの正面装甲も貫通可能だ。一方、側面や後面についてはパンターは脆弱な装甲しか有していないので、シャーマンの主砲でも十分に貫徹可能だ。だからこそパンターは敵に側面や後面を見せてはならないということになる。

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イメージ 16次に独軍の4号駆逐戦車とシャーマン戦車の比較。4号駆逐戦車は700m以内の距離ならシャーマン戦車を確実に貫通できるが、シャーマン戦車は75mmタイプなら300m以内に近づかないと確実な撃破は期待できない。76mmタイプなら1300mで撃破が期待できる。また固定砲タイプよりも旋回砲塔の方が色々な面で有利なので、76mmシャーマンと4号駆逐戦車の対決なら76mmシャーマンの方が有利と言えよう。

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GMT社のPanzerは、WW2期における戦車戦を扱った戦術級ゲームだ。1ヘクス=100m、1Turn=15秒~15分、1ユニット=1両、1門、1機、1個分隊/班である。今回、拡張キット#2に含まれている「タイフーン作戦-ブリヤンスクポケット,1941」に挑戦してみた。

前回までの展開-->こちら

14Turn

いよいよクライマックスである。ソ連軍の稼働戦車は損傷した2両を含めて計6両。対するドイツ軍は10両。ドイツ軍の戦車は1両も損じていない。最早大勢は決した感があるが、それでもソ連軍は最後の奇跡を信じるしかない。

イメージ 7そして奇跡が起こった。最後の最後になって主導権がソ連軍に渡ったのだ。勇躍して目標を狙うソ連軍戦車。T-34/76の放った76.2mm徹甲弾が300mの距離にいる4号F2型を捉えた。T-34/76に比べると装甲面でやや弱点のある4号F2型はその一撃に耐えることができなかった。1両撃破。ソ連軍は初めての生贄を手にしたのだ。
3号J型の左側面100mの至近距離に回り込んだBT-8軽戦車3両は、必殺の45mm徹甲弾を叩き込む。1両の3号J型は砲塔側面に直撃弾を受けて内部爆発。擱坐する。もう1両は車体側面に命中弾を受けながらも、何とか撃破を免れて中破に留まった。別の4号F2型はT-28E重戦車が放った76.2mm砲弾を砲塔側面に受けて内部爆発。誘爆を誘って炎上する。
この一連の射撃でドイツ軍は3号戦車1両、4号戦車2両を失い、3号戦車1両が中破した。ここに来て再び状況が分からなくなってくる。ドイツ軍は反撃によってBT-8軽戦車1両を撃破するも、3号G型の3両が300mの距離から放った徹甲弾は、いずれもT-34/76の強力な装甲板によって跳ね返されてしまう。距離1200mから放たれた4号F2型の75mm高速徹甲弾はT-34/76の正面装甲を貫いたが、これは内部で爆発せずに貫通。反対側に突き抜けてしまい、目標を撃破するには至らなかった。

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15Turn

イメージ 8ドイツ軍が主導権を取り返す。4号F2型が1200mの距離からT-34/76の車体正面に75mm高速徹甲弾を命中させた。T-34/76の車体前面は傾斜装甲のため強靭な抵抗力を示したが、この一撃には耐えられなかった。T-34/76は擱坐して戦闘力を失う。しかしドイツ軍の戦果はそれだけ。他には3号戦車がT-34/76及びBT-8に対して射撃を実施したものの、確たる戦果を上げることはなかった。

対するソ連軍は、BT-8の射撃で3号J型1両を撃破。しかしその他の射撃は外れ。残った戦車の台数は、ソ連軍4両(うち2両が走行不能)、ドイツ軍は6両となった。

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16Turn

イメージ 9主導権はドイツ軍だ。これまで良い所なしだった3号G型が漸く一矢を報いた。距離500mから放った50mmAPCR弾がT-34/76の砲塔側面を貫通した。これでT-34/76の最後の1両が撃破されてしまう。その3号G型もT-28E重戦車の放った76.2mm徹甲弾を車体正面に受けて撃破されてしまう。

17Turn

イメージ 10残った戦車の数は、ドイツ軍5両、ソ連軍3両(うち2両は走行不能、1両は中破)という状況になった。さすがにここまでくるとソ連軍に勝利の目は厳しくなってくる。このTurnもドイツ軍が主導権を取った。丘の上に陣取る4号F2型が700mの距離から建物の間に潜むBT-8軽戦車に直撃弾を与えてこれを撃破した。
それに対してソ連軍。これまで悪魔のような熟練度を見せつけていた走行不能となって久しいT-28E重戦車がまたもや命中弾を与えていた。距離700m。しかも炎上煙越えで移動目標。このような不利な条件下にもかかわらず3号G型の正面に76.2mm徹甲弾を命中させたのである。その徹甲弾は目標を完全に撃破するには至らなかったが、損傷を受けた3号戦車からクルーが緊急脱出したので事実上撃破と同じ結果になった。それにしても同じ3号戦車でもJ型とG型で雲泥の差がある。J型ならば正面ならば比較的厚い装甲を持っているので76.2mm徹甲弾でもある程度なら耐えることができるが、G型は装甲が薄いので76.2mm徹甲弾の直撃を食らったらまずアウト。また搭載する主砲も3号J型は長砲身の50mm砲なのでT-34/76のような中戦車が相手でもある程度の距離まで近づけば、撃破は十分に可能だ。対する3号G型の場合、主砲は中砲身の50mm砲なので、徹甲弾でのT-34/76撃破はまず期待できない。唯一のチャンスはAPCR弾だが、これは搭載数が少ないので使えるか使えないかは運次第となる。

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18Turn

イメージ 11先手を取ったドイツ軍が3両の3号戦車(G型,J型混合)で距離500mからBT-8軽戦車に対して集中砲火を浴びせた。徹甲弾の1発がBT-8の正面装甲をぶち抜いた。そのBT-8は完全撃破を免れて中破。しかしクルーが自車を捨てて脱出してしまったため、事実上は撃破と同じだ。これによりソ連軍に残った戦車はT-28E重戦車が1両のみとなった。

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19Turn

唯一生き残ったT-28E(既に走行不能)を撃破すべく、ドイツ軍戦車5両が包囲攻撃を仕掛ける。しかしその刹那、物陰から飛び出した3号J型を500mの距離からT-28Eが狙撃した。76.2mm徹甲弾は3号J型の正面装甲を貫いて内部で爆発。これでT-28Eは1両で4両のドイツ軍戦車を撃破した計算になる。しかも自らは既に走行不能となっているのにも関わらずだ。

20Turn

今まで獅子奮迅の働きを見せていたT-28E重戦車も遂に最期を迎えた。正面700mの距離から4号F2型の放った75mm高速徹甲弾がT-28Eの車体正面に命中した。強靭な装甲防御力を持ち、50mmクラスの徹甲弾なら十分に坑堪可能なT-28E重戦車であったが、700mの距離から放たれた75mm高速徹甲弾は耐えられなかった。内部で爆発した徹甲弾がT-28E重戦車を完全に撃破した。こうしてソ連軍最後の戦車が撃破され、シナリオは終焉を迎えた。

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結果と感想

VPを計算してみると、ソ連軍の損害は戦車13両、対戦車砲2門、歩兵3個分隊、機関銃班1個である。VP換算で593点。ドイツ軍は戦車6両、歩兵3個分隊でVP換算では428点。またソ連軍7個分隊が脱出に成功したので148点。合計すると、ソ連軍676点、ドイツ軍593点でソ連軍が優勢だが、マージンを超過したのかったので、結果は引き分けとなった。
プレイしている最中はドイツ軍有利と思っていたのだが、実際に計算してみると、意外な結果になったので驚きである。戦車狩りに熱中するあまり、ソ連軍の脱出阻止という本来の任務を忘れた形になってしまった。

今回登場した戦車の性能をざっと見てみよう。今回はドイツ軍が4種類、ソ連軍は3種類、計7種類の戦車が登場する。その中で最強なのが、ドイツの4号戦車F2型だ。主砲である43口径75mm砲は、今回登場する戦車の中では最強級の破壊力を持ち、今回登場するソ連軍戦車のほぼ全てを1000m以上の距離から破壊できる。今回登場しなかったKV-1重戦車が相手でも、距離1200m以内ならほぼ撃破可能。1941年時点のソ連軍戦車相手なら十分な貫通力を持っていると言って良い。ただし装甲防御にはやや不安があり、特に車体部は1300mから発射したソ連31口径76.2mm徹甲弾で撃ち抜かれる。砲塔部なら500m以内まで踏み込まれない限りは大丈夫だ。4号F2がT-34/76やT-28と交戦する際には、距離600m以上を保つのが鉄則といえよう。今回はドイツ軍が序盤の優勢を過信して危険な接近戦を行ったため、必要以上の損害を被ってしまった。

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T-34/76は装甲防御で4号戦車に勝るものの、搭載火砲の性能が今一つなので、全般的には4号F2型には劣っている。しかし後述する3号J型となら車体装甲が分厚い分、やや勝っている。

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その3号戦車J型は思いの外強力だ。主砲である60口径50mm砲は長砲身なので貫通力に優れ、近距離ならソ連製76.2mm砲よりも勝っている。ただし中距離以遠では弾丸が軽いので貫通力が急激に低下する。全般的には車体装甲でT-34/76に負けている分、劣っている。

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T-28E重戦車は重戦車に恥じない装甲防御力で、特に正面装甲は砲塔、車体の両方とも16。これはT-34/76の砲塔11、車体18に比べるとバランス的に優位である。今回のシナリオでも最後まで生き残って活躍できた背景には、本車の正面装甲に依存する部分が大きい。ただしクロスカントリーの移動力"2"は頂けない。戦場で火点を自由に制圧するには余りに鈍足だからだ。

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逆に快速戦車BT-8は、快速なのは良いのだが、あまりに装甲が薄すぎる。前面装甲"5"というのは、距離に関係なく今回登場したドイツ軍の戦車砲全てが全ての距離帯で貫通可能。従って練度の関係上主導権の取り辛いソ連軍にとっては使い勝手の悪い車両と言わざるを得ない。BT-8の運用としては、数を頼んでの物量攻勢か、あるいは待ち伏せに全てを賭けるしかない。APCR弾を使えば3号や4号戦車なら十分貫通可能なので、先制射撃のチャンスを欲しい所だ。

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車両の性能以外でも搭乗員の練度も重要なファクターになるが、このシナリオではドイツ軍はソ連軍に対して2段階優位に立っている。それは戦術レベルと車両戦闘レベルの両面に及び、それが今回ソ連戦車が苦戦した大きな要因となっている。そういった意味では、バルバロッサ作戦当時の戦術戦闘の雰囲気をそこそこ上手く再現できているのではないかと思う。

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GMT社のPanzerは、WW2期における戦車戦を扱った戦術級ゲームだ。1ヘクス=100m、1Turn=15秒~15分、1ユニット=1両、1門、1機、1個分隊/班である。前回は拡張キット#1に含まれている「シレジアの黄昏、1945」(Twilight: Silesia, 1945)を紹介したが、今回は拡張キット#2に含まれている「タイフーン作戦-ブリヤンスクポケット,1941」に挑戦してみた。

このシナリオはタイトル通り1941年冬季におけるタイフーン作戦の一場面を扱ったシナリオで、タイフーン作戦初期におけるブリヤンスク包囲戦を扱う。ドイツ軍の包囲下に陥らんとしているソ連第46狙撃兵師団の一部とその救援に向かう第25戦車連隊。それに対してドイツ軍は、カンフグルッペ「スターク」の諸兵科連合部隊が登場する。ソ連側の兵力は歩兵分隊が10個、迫撃砲2門、対戦車砲3門、重機関銃1門、そして戦車は計13両で、内訳はT-34/76が4両、BT-8が6両、T-28Eが3両となっている。ドイツ側の兵力は、歩兵分隊12個、迫撃砲1門、重機関銃2門、そして戦車は10両で内訳は4号F1/F2型4両、3号G型/J型6両だ。兵力的にはソ連軍がやや優勢だが、練度ではドイツ側が勝っている。

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シチュエーションとしては、街に包囲されているソ連軍歩兵部隊が友軍前線に向けて後退しようとする。それを援護するソ連軍戦車部隊と、それを阻止せんとするドイツ軍の諸兵科連合部隊の戦いである。単純な攻防型のシナリオではなく、如何にして敵に捕捉されずに撤退するか、あるいは敵を捕捉するかを競うシナリオなので、機動力が重要になってくる。そのためか、独ソ両軍共非武装車両であるトラックが複数台登場する。

今回、このシナリオをVASSALによるソロプレイで試してみた。なおルールについては、今回上級ルールは全て導入した上で、選択ルールも以下を除いて全採用とした。

7.1 Morale
7.7 Limited Spotting
7.12 Variable AP Penetration
7.23 Vehicle Collateral damage
7.37 Artillery Reconnaissance by Fire)
7.42 Staggered Initiative
7.52 Command Span

セットアップ

ソ連軍の守備隊を最初に配置する。ドイツ軍の攻撃軸をマップ上側と見て、そちらに重点配備した。一方のドイツ軍。平地に歩兵を展開配備。ちょっと大胆過ぎるか・・・?

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1Turn

包囲態勢のドイツ軍は歩兵2個分隊を前進させて様子を伺う。直ちに2個分隊のソ連軍が反撃。ドイツ軍1個分隊が制圧下になり、別の分隊はステップロスする。やはり平地と建物との撃ち合いは無謀だったか・・・。

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2Turn

イメージ 11ドイツ軍の包囲網が弱いとみたソ連軍のトラック2両が移動を開始した。それを見たドイツ軍は4個分隊で集中射撃を浴びせたものの、これを制圧下において移動妨害するのが精一杯。一方、ソ連側の防御射撃によって歩兵1個分隊がステップロスしてしまう。

3Turn

ここまでやられっぱなしだったドイツ軍の射撃が漸く効果を発揮した。移動中のトラックに向けられた小銃射撃でトラックは損傷状態となり、ビビったソ連運転手がトラックを放棄して離脱した。また後方で射撃の機会を伺っていた重機関銃部隊が建物に集中射撃を浴びせて1ユニットをステップロスさせている。

このTurn、ソ連軍の戦車部隊が増援部隊として登場する。戦車13両が登場する。しかしマップ端から登場するので、まだ戦場には到着していない。

4Turn

戦闘はやや小康状態となった。ソ連軍の迫撃砲が砲火を開いたが、有効打を与えるには至らず。

5Turn

イメージ 12ソ連軍の戦車隊が戦場に介入してきた。BT-8快速戦車6両、T-34中戦車4両、T-26歩兵戦車3両である。そのうち足の遅いT-26は、未だ戦場に姿を現していなかったが、BT-8とT-34は早くも戦場に姿を現している。走りながら主砲射撃を行うソ連戦車隊。激しい砲撃によってドイツ軍歩兵は次々と制圧されていく。

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6Turn

イメージ 13増援のドイツ軍戦車が到着した。3号戦車6両、4号戦車4両の計10両だ。しかし未だ戦場には到着しない。その間隙を利用して、ソ連軍の戦車がドイツ軍防衛ラインに突進する。ドイツ軍歩兵を制圧しつつ、友軍歩兵の突破口を啓開するのが目的だ。

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7Turn

ドイツ軍の戦車隊が川を渡ってこちら側に前進してきた。橋の上に位置するドイツ軍戦車に対して距離1300mから37mm対戦車砲が火を吹いた。4号F1型戦車の前部車体側面に37mm徹甲弾が命中したものの、「ドアノッカー」で戦車の装甲を射抜くことはできず、何事もなかったかのようにその戦車は前進を続ける。

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8Turn

[[attached(14,right]]]ソ連軍戦車がドイツ軍歩兵に対してオーバーラン攻撃を仕掛ける。BT-8快速戦車3両がドイツ軍歩兵を引き裂いた。1個分隊が壊滅。もう1個分隊も半壊状態となる。こうして生じた包囲輪の穴を抜けて脱出を図るソ連軍歩兵部隊。その一方でドイツ軍戦車隊も戦場展開を完了。その砲火をソ連軍戦車に向けんとしていた。

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9Turn

先手を取ったのはドイツ軍であった。4号戦車F2型が1200mの距離からT-34/76に向けて射撃を開始した。3両が射撃を行って2発が命中。T-34/76 2両が撃破された。残った2両のT-34/76は反撃を行うが、移動射撃の為に命中弾は得られなかった。
他にはソ連軍の45mm対戦車砲がドイツ歩兵の銃撃を受けて沈黙。別の37mm対戦車砲は4号戦車F1型の射撃を受けて制圧状態となった。

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10Turn

主導権はドイツ軍。3号戦車の射撃で37mm対戦車砲を撃破した。一方のソ連軍はT-28重戦車の至近砲撃で歩兵1個ユニットを撃破する。

11Turn

先攻はドイツ軍。3号戦車が距離700mで正面のT-28重戦車を狙う。しかし行進間射撃のために射弾は全て外れた。そこでドイツ軍は戦車計7両を投入し、3両のT-28に対して前後から射撃を行う布陣を敷く。

12Turn

イメージ 15またもや先攻はドイツ軍だ。強力な75mm砲を装備した4号戦車3両が800mの距離からT-28E重戦車を狙い撃つ。1発がT-28の履帯に命中。そのT-28Eは動けなくなる(このT-28Eが後に獅子奮迅の働きを見せることになるが、それは後述)。続いて側面に回り込んだ3号戦車2両が500mの距離から50mm主砲を放った。履帯に命中弾を食らったT-28の1両は乗員が車両を放棄して脱出。もう1両は砲塔側面に50mm高速徹甲弾が命中した。薄い側面装甲を貫いた徹甲弾は内部で爆発。T-28の1両を葬った。一連の砲撃で3両のT-28のうち、2両が事実上の撃破となり、残り1両が走行不能となった。生き残ったT-28は、せめて一矢を報いんとして500mの距離に位置する3号戦車を狙ったが、渾身の一撃は惜しくも目標を外した。

ソ連軍は最後の反撃を決意、物陰に隠れていたBT-8軽戦車6両、T-34/76中戦車2両を繰り出して反撃に出る。丘の上で警戒していた4号戦車が1200mの距離から移動中のBT-8軽戦車を狙い撃ち。1両に命中弾を与えたが、惜しくもをこれを撃破するには至らなかった。

この動きを見たドイツ軍も全戦車を動員してこれを迎え撃つ。

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13Turn

イメージ 14奇跡を期待したソ連軍であったが、このTurnも主導権はドイツ軍であった。D100で±40のDRMはさすがにきつすぎる。4号戦車F1型の75mm短砲身が200mの至近距離からBT-8軽戦車の車体側面装甲を貫いた。威力の弱い短砲身砲でも、この至近距離なら十分に貫徹可能だ。目標となったBT-8は一撃の元に撃破される。
さらに3号J型は300mから50mm徹甲弾を発射。BT-8の砲塔側面を貫いたその1弾は2両目のBT-8を撃破した。
別の4号F2型は、距離1200mから長砲身の75mm砲でT-34/76を狙う。目標の車体前面装甲を撃ち抜いた徹甲弾は内部で爆発。そのT-34/76は中破するものの、なおも戦闘可能であった。
2両の3号J型が走行不能となったT-28重戦車を狙う。500mから放たれた2発の50mm徹甲弾は、狙い違わず目標に命中。1発は砲塔正面、もう1発は車体正面に命中した。しかしさすがは重戦車。至近距離から放たれた徹甲弾にびくともせず、その砲撃をやり過ごす。
その他、行進間射撃を行った3号G型が200mの距離からBT-8軽戦車1両を撃破。さらに行進間射撃を実施した4号F2型は2発の75mm高速徹甲弾をT-34/76の車体正面に命中させたが、いずれもT-34/76の分厚い正面装甲を貫徹できなかった。
結局ドイツ軍の砲撃戦果は、BT-8軽戦車3両を撃破し、T-34/76中戦車1両を走行不能にしたに留まる。

ソ連軍の反撃。しかし期待のT-34/76 2両とT-28 1両の射撃はことごとく目標を逸れた。さらに行進間射撃を行ったBT-8も全弾外れ。自らの射撃ダイス目の悪さに切歯扼腕するソ連軍なのであった。

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