もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:戦史 > 1946年以降

3
B-52 Stratofortress vs SA-2 "Guideline" SAM
190509_B52vsSA2

本書はベトナム戦争における米空軍B-52と北ベトナム軍のSA-2"Guideline"地対空ミサイルの対決を描いた著作である。オスプレイの他の対決シリーズと同じ構成になっており、まず対決するそれぞれの主役B-52とSA-2の開発経緯が技術的特徴に触れた後、対決の背景となる戦略的状況に触れ、最後に両者のライバッカー作戦における対決場面を描いている。素人の目に見ると、あの巨大なB-52がどうやって精巧なSAMを回避するのか、想像することすら難しいが、B-52はSAMにとっては「難敵」であったようだ。まず爆撃針路には巨大なチャフコリドーが形成され、その中を飛ぶB-52はSA-2の"Fan-Song"レーダーから守られる。さらにチャフの雲の中からB-52をレーダーで捕捉しても、B-52自体の持つ強力なECMがミサイルの誘導を妨害する。さらにレーダーを使った瞬間、護衛についているワイルドウィーゼル機がSAMをハントする。米軍の報告によると882発のSA-2がB-52に向けて発射され、有効弾(直撃又は至近爆発)が24発、15機が撃墜されたという。しかし米軍の見積もりによるSA-2の発射数評価はやや過大な傾向があり、実数は200~300発という説もある。後者を採用すれば命中率は10%前後になる。
いずれにしてもB-52とSA-2の対決は、大規模防空システムとジェット爆撃機の対決という類のもので、他の類を見ない興味深いものだ。

お奨め度★★★

5
写真99


Elusive Victory(以下、本作)は、米GMT社が2009年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1967~73年にかけて戦われた中東戦争の航空戦である。1ユニットは1~4機の航空機(1個小隊)を表し、1Turnは実際の1分、1ヘクスは2.5海里(約4.5km)を表している。
今回選択したシナリオは、EV18 Holding the Line。1973年の第4次中東戦争における一局面を描いたシナリオだ。1973年10月11-12日、スエズ運河を渡河してきたエジプト軍に対してIAF(イスラエル空軍)が実施した阻止攻撃と、EAF(エジプト空軍)が実施した地上支援攻撃を再現する。
下名はIAFを担当した。

前回までのあらすじ-->こちら

写真1


7~9Turn

IAFの爆撃本隊が続々と目標に近づいていく。その編成は、F-4Eファントム8機、A-4Nスカイホーク12機、そしてやや旧式のシュペル・ミステールB 4機の計24機だ。上空ではミグとファントムの激しいドッグファイト。果敢にも接近戦を挑んだファントムは、AIM-9Dサイドワインダーによって2機のミグを撃墜し、2機に損傷を与えた(うち1機は帰還途中に燃料不足で墜落)。ファントム隊は無傷である。しかし空戦に参加したファントム2個中隊(8機)は、空戦のために燃料不足をきたしたのか、戦意を失って後退していく。この根性なしが・・・。

本作では、ドッグファイトに参加した編隊は、その勝敗に関わらず士気チェックを強要され、かなり高い確率(最良の条件でも70%以上)で混乱状態になる。混乱状態になった編隊は、戦意が低下する他、回復するまでは自発的な戦闘ができなくなる。その回復がまた面倒で、予め設定された集結ポイント以外では毎Turn1%以下の確率でしか回復しない。そういった意味では、士気チェックが免除されているBVR攻撃はIAFにとっては結構有難い(命中率はそれほど高くはないが・・・)。

IAF攻撃隊本隊は続々と目標上空に進入する。最初に進入してきたのは、ウォールアイTV誘導爆弾を搭載したF-4Eファントム8機編隊だ。最初に精密誘導兵器を使用する意味は、目標が爆炎や煙に包まれると、精密誘導兵器の命中率が低下するためだ。激しい対空砲火がIAF編隊を迎え撃つが、先のArmed Escort編隊の爆撃によって重対空陣地が制圧されていたため、IAF編隊は実害を受けていない。ファントム隊に続き、通常爆弾で武装したA-4Nスカイホーク、シュペル・ミステールが目標上空に進入する。次々と投下される爆弾。目標は激しい爆炎に包まれて目標となるエジプト軍歩兵部隊は壊滅したかに見えたが、本当の戦果は偵察隊による写真撮影によって確認するまではわからない。

10~12Turn

IAFの攻撃隊本隊による攻撃が終了した頃、隠れていたSA-6ゲインフルの大隊2個が活動を開始した。MIGCAPのファントムがロックオンを示す警報音に包まれる。ファントムはECMを作動させてロックオンを外しにかかるが、新型ゲインフルに対してECMは通用しない。4発のミサイルが発射され、ファントムに迫る。そのうちの1発は危険なほどファントムに接近したが、ミサイル側の照準が甘かったため、僅かな差でミサイルは逸れていった。
地上から発射された噴煙を見つけたSEAD任務のファントム2機が急降下する。そのファントムを狙う別のゲインフル。1発がファントムの至近距離で近接信管を作動させた。そのファントムは軽微な損傷を受けて離脱していく。残る1機はゲインフルの大隊を捕捉した。機銃掃射がゲインフル大隊を包む。損傷を受けた大隊は、戦闘能力を失う。
もう1つのゲインフル大隊にはA-4Nスカイホーク2機が超低空から接近。対空砲火を物ともせず30mm機関砲で地上にあるミサイル発射大隊を襲う。ミサイル大隊は完全に撃破されて戦闘能力を失った。

写真4


戦場の南方、スエズ湾方面からEAFの攻撃編隊が迫ってきた。6個編隊20機以上の戦爆連合に対し、IAFのファントム4機が果敢に挑んでいく。EAF編隊の正面から接近したファントムは、目標となるMiG-21をレーダーロックオンした。距離約20kmで4発のスパローミサイルが発射された。1発が1機のMiG-21に直撃して同機を撃墜。もう1発が別のミグの至近距離で炸裂し、損傷を与えていた。
写真2

感想

結局12Turnまでプレイした所で時間切れとなり、お開きとなった。プレイ時間はセットアップも含めて約10時間。ゲーム内での12分間をプレイするために、実時間約10時間を費やしたことになる。空戦ゲームではよくあることだが、それにしても空戦ゲームは時間がかかるものである。
写真3

今回のプレイで感じたのは、一番強く感じたのは、(やや残念なことではあるが)煩雑さである。まずスタックが大きくなるという問題。航空機ユニットに高度を示すマーカーの他、SAMのレーダーで追跡された場合には追跡マーカー、混乱した場合には混乱マーカー等、1つの航空機ユニットの上に様々なマーカーが載せられる。従ってスタックが必然的に大きくなり、スタックが崩れてしまった場合の混乱は筆舌に尽くし難い。さらに航空機ユニットが30度刻みで方向を持っているので、スタックを雑に扱うととんでもないことになる。個々のヘクス径が小さい(標準サイズ)ことも混乱に拍車をかけている。
さらに言えば、攻撃計画を記入する記入シートが地図の南北で2分されていて扱いにくい。さらには攻撃編隊の状況を占めるログシートも大規模シナリオなら1枚に収まりきらない。そのあたりについても改善を期待したいところだ。
そんなこんなで本作は決して万人向けの作品ではない。それどころか多くの人にとって「面倒なだけで面白くないゲーム」という評価を受ける恐れすらある作品とも思える。しかし、その一方で本作には他の作品にはない魅力があるのも事実だ。複雑化した現代航空戦。その全貌を余すことなく描き切り、しかも何とかプレイ可能な範囲で収めた本作は、現代航空戦に限りない興味を持つ者にとっては他のゲームでは決して味わうことのできない知的好奇心を満たしてくれる作品であることは間違いない。先に上げた様々な欠点も、独自の工夫(例えば記録シートを自作する、混乱マーカーをカウンターに乗せるのを止める等)をすることである程度は緩和できる。
現代航空戦に左程興味のない人々が、仮に本作を「面倒なだけで何が面白いのかわからないゲーム」と評したとして、それ自体は決して間違いではない。その一方で現代航空戦に興味を抱くものが、本作をして「唯一無二の傑作」と評することもありえる。こう考えると、ウォーゲーム評論というものは、優れて主観的なものであると思わずにはいられない。
なお、ゲーム終了後の食事会の際、本作のシステムを使った「ラバウル航空戦」を見てみたいという意見があった。筆者も全く同意見である。

おまけ:懺悔集

ルール間違いの申告です。まずスタック制限を完全に無視していました。すいません。1ヘクスには1ユニットだけしか入れなかったのですね。すまんです。
もう1点。爆撃で同時に2目標を攻撃したのはルール違反でした。すいません。1度の攻撃で攻撃目標は1目標のみでした。
写真5

写真99


Elusive Victory(以下、本作)は、米GMT社が2009年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1967~73年にかけて戦われた中東戦争の航空戦である。1ユニットは1~4機の航空機(1個小隊)を表し、1Turnは実際の1分、1ヘクスは2.5海里(約4.5km)を表している。
用意されたシナリオは計22本で、攻撃編隊の編成、攻撃計画の立案、防空部隊の配置から始まり、攻撃の実施、迎撃機とMIGCAPとの戦い、防空制圧部隊と防空部隊の戦い、攻撃後の偵察等、一連の航空攻撃の流れを再現する。シナリオの規模にもよるが、大規模なシナリオになると両軍合わせて100機以上の機体が飛び回ることになる。
ジェット機時代、特に1960年代以降の航空戦は、地対空ミサイルの発展によって従来とは全く異なる様相を見せることになった。すなわち、これまでは攻撃側にとっての主たる脅威は敵戦闘機のみ(対空砲火の脅威は「嫌がらせ」程度のもの)であったものが、地対空ミサイルに代表される統合防空システムが攻撃側に対する主要な脅威対象として浮上してきたのである。統合防空システムに対抗するため、攻撃側もこれまでの「戦爆連合」すなわち護衛戦闘機と爆撃機のみによって編成されていた攻撃隊が、対空制圧(SEAD)、武装護衛、スタンドオフジャミング、エスコートジャミング等の様々な任務を帯びた航空機の集合体に変化した。それに伴って攻撃自体も複雑化し、それに対する対抗手段も複雑化してきている。
このように複雑化した航空戦を再現するため、本作は様々な局面を再現するルールが含まれている。元々は同じGMT社が出版しているベトナム戦争航空戦ゲームDown Townと同じシステムで、戦闘機同士の空中戦はもちろん、視認距離外ミサイル(スパロー等)によるミサイル戦、対空火器による射撃、地対空ミサイル、爆撃、機銃掃射、精密誘導兵器、対レーダーミサイル、電子妨害、戦果判定、パイロットの技量等、様々な要素が含まれている。

写真1


今回、本作をプレイするにあたり、折角だから大規模シナリオをプレイしようということになった。そこで選択したのはEV18 Holding the Line。1973年の第4次中東戦争における一局面を描いたシナリオだ。1973年10月11-12日、スエズ運河を渡河してきたエジプト軍に対してIAF(イスラエル空軍)が実施した阻止攻撃と、EAF(エジプト空軍)が実施した地上支援攻撃を再現する。
下名はIAFを担当した。

セットアップ

まずは防空システムを配置する。地対空ミサイルはHAWK中隊が5個。ほぼ固定セットアップなので選択肢は少ない。問題はAAA(対空火器)である。1個所に集中して重対空砲とするか、分散配置で軽対空砲をばら撒くか。熟考の結果後者を選択した。重対空砲にした場合、敵の制圧爆撃で1個所を制圧されてしまうと、対空砲火が無効化されてしまうからだ。しかし後で考えると、EAFはIAFに比べて防空制圧部隊が弱体なので、重対空砲にしても良かったかもしれない。いずれにしても今回のプレイでは、イスラエル側の地上防空部隊がその威力を発揮することはなかった。

写真2


続いて攻撃隊の編成と攻撃目標の選定を行う。攻撃隊はシナリオで大枠が決まっており、細部はダイスで決定するシステムだ。そこにプレイヤーによる選択の余地はない。ダイスによる判定の結果、IAFの攻撃部隊は、以下の通りとなった。合計62機の大編隊である。

 MIGCAP:F-4Eファントム 4機編隊×5個=20機
 武装護衛(Armed Escort):F-4Eファントム 2機編隊×2個=4機
 防空制圧(SEAD):F-4Eファントム 2機編隊×1個、A-4E/Nスカイホーク 2機編隊×2個 合計6機
 攻撃本隊:F-4Eファントム 4機編隊x2個、A-4Nスカイホーク 4機編隊×3個、シュペル・ミステール 4機編隊×1個 合計24機
 写真偵察:F-4Eファントム 2機編隊×1個、ミラージュ3R 2機編隊×2個 合計6機
 スタンドオフジャマー:電子戦機2機

設定された攻撃目標は2個所。前線のエジプト軍歩兵部隊及び後方の航空基地だ。どちらを潰してもVPが得られる。IAF指揮官(つまり私)は、損害軽減のため攻撃目標を前線のエジプト軍歩兵に絞ることにした。

写真3


1~6Turn

最初に盤上に侵入するのは、対空ミサイル制圧を主任務とするSEAD及びArmed Escortの編隊である。前者はF-4とA-4の混成編隊計6機で、各機はシュライク対レーダーミサイル各2発を搭載する。後者はクラスター爆弾を満載したF-4Eファントム計4機である。またMIGCAPの編隊も順番に盤上に展開し、主に攻撃編隊南翼(スエズ湾方面)を守る。その編成はF-4Eファントム計20機。各機は20mmバルカン砲で武装し、AIM-9Dサイドワインダー空対空ミサイル4発、AIM-7E-2スパロー空対空ミサイル4発で武装している。

写真4


序盤いきなり不幸なイベントがIAFを襲う。砂漠の砂嵐。低空~中空域に砂嵐が発生し、視界を遮ったのだ。新型テレビ誘導爆弾ウォールアイによる中高度からの爆撃を企図していたIAFにとっては、出鼻を挫かれた形となった。
SEAD任務のF-4Eファントム2機がアフターバーナーを焚いて先行する。その目的は敵対空部隊を活性化させるため、つまり囮だ。まさに「アイアンハンド」と呼ばれる男たちに相応しい任務である。

写真5

果せるかな、エジプト軍対空ミサイル部隊が次々とレーダーを作動状態にした。最初のSAM(SA-2ガイドライン)が発射され、先行のファントムに迫ったが、そのミサイルは明後日の方向に飛び去った。さらに攻撃目標となるエジプト軍歩兵部隊の前程に強力な対空陣地の展開しているのが判明した。

写真6

SEAD任務のF-4EファントムとA-4E/Nスカイホークがレーダーを作動させたSAM陣地に向けて数発のシュライク対レーダーミサイルを発射。これを制圧する。さらにArmed EscortのF-4Eファントム4機が低空へ急降下。激しい対空砲火を物ともせずにエジプト軍重対空陣地に対してクラスター爆弾を叩き込んだ。対空陣地は制圧され(3Hit)、さらに同じ地点に展開していた新型のZSU-23-4自走対空車両の1個小隊も爆撃を受けて撃破された。
Armed Escort対はさらに反転。今度は機銃掃射でエジプト軍陣地に襲いかかる。ECMを無効化する恐るべき新型SA-6ゲインフル地対空ミサイルの2個大隊を発見した彼らは、果敢にそれに挑んだ。1個大隊のゲインフルは完全に撃破、もう1個大隊も損傷を受けて戦闘能力を損失する。

写真7

上空では迎撃に上がってきたエジプト空軍(EAF)MiG-21フィッシュベッドとMIGCAPのIAF F-4Eファントムとが交戦状態に入った。ファントム隊はMiG-21の正面からAIM-7E-2スパローによるBVR(視認距離外)攻撃を試みるが、ミサイルは目標に命中せず、最初の一撃は空振りに終わった。

写真8

イメージ 9

現在空戦を扱ったカードゲーム「Down in Flames - Locked on」。そのキャンペーンシナリオの1つ「ローリングサンダー」をソロプレイで試してみた。1968年ベトナム戦争での航空戦を扱っている。

イメージ 1


第1回戦

米軍はF-100スーパーセイバーが1機。ベトナム軍はMiG-17F 2機登場する。スーパーセイバーはAIM-9Bサイドワインダーを4発搭載しているが、MiG-17Fは機関砲のみの武装である。

イメージ 1


第1Round

両者は距離を詰める。

第2Round

F-100がMiG-17の背後に回り込み、AIM-9Bサイドワインダーを1発発射した。しかしMiGは難なく回避する。

第3Round

F-100はさらに2発のサイドワインダーをMiG-17に発射する。MiGは懸命に機動しミサイルを躱したが、エネルギーが失われていく。距離を詰めたF-100はMiG-17の背後から20mm機関砲を浴びせてこれを撃墜した。
残ったMiG-17がF-100の背後に回り込む。至近距離から37mm機関砲を浴びせかけるが、Ace Pilotカードで辛くもスーパーセイバーは窮地を脱する。

第4Round

スピードマニューバーで距離を話したF-100は中立位置に復帰する。そしてマニューバーでMiGの背後に回り込み、再び距離を詰めたF-100は機関砲を浴びせるが、Ace PilotカードでMiGは射撃を躱す。

第5Round

MiG-17はアフターバーナーを点火するが、そこに隙があった。再び距離を開いたF-100は、残った最後のサイドワインダーを発射。これが目標に命中してMiGは火球と化した。

VP(US/NV)=45/0

第2回戦

米軍がA-7Dコルセア攻撃機が2機、北ベトナム軍はMiG-19SFが2機登場する。A-7DにはAIM-9Gサイドワインダーが2発搭載されているが、MiG-19SFは機銃のみである。一方で機動性は全般にMiGの方が上だが、何故かスピードレーティングはA-7Dの方が高い。なぜだろう?。

イメージ 3


第1Round

両軍は距離を詰める。MiGは高高度から進入する。A-7Dも高度を上げようとするが、エンジンパワーが乏しいA-7Dが高高度に上がるのは明らかに不利であった。

第2Round

A-7Dは中高度に降りてMiGを中高度戦闘に引きずり込む。MiGはA-7Dを追って中高度まで降下。A-7Dの背後に回って30mm機関砲を2連射する。しかしコルセアは巧みにこれを回避する。その間、別のA-7Dが僚機を追っているMiGの背後に回り込み、サイドワインダーを1発発射した。エネルギーを失っていたMiGはミサイルを躱しきれず、空中で爆発、四散した。

第3-6Round

その後、両軍とも格闘戦を続けたが、最終TurnにMiGの背後を取ったA-7Dが残った最後のサイドワインダーを発射、これが目標に命中して2機目のMiG-19SFが大空に散った。

VP(US/NV)=56/0

第3回戦

米軍がF-4Eファントム1機、北ベトナム軍はMiG-21PFとMiG-17Fが各1機である。F-4EにはAIM-9Eサイドワインダーを4発とAIM-7E-2スパローを4発搭載している。対する北ベトナム軍は、MiG-21FがAA-2アトールを2発搭載している。なお、ファントムのパイロットは実戦経験豊富なベテランパイロットであった。

イメージ 4


第1Round

先手を取ったファントムは、動きの鈍いMiG-17Fを狙う。中距離からまずスパローをMiG-17に発射。それはAce Pilotカードで躱されたが、さらに距離を詰めたファントムは敵機の背後に回り込み20mmバルカン砲を発射。MiG-17Fを粉砕した。
残ったMiG-21PFは距離を詰めてファントムの背後に回り込んでアトールミサイルを発射。ファントムは急上昇でミサイルを躱す。

第2Round

一旦距離を取ったファントムは、正対してスパローを発射する。MiG-21PFは急上昇で回避を試みるが、スパローはMiGを逃がさなかった。ミサイルの至近直撃を受けてMiGは大空に散った。

VP(US/NV)=66/0


第4回戦

ここまで3連敗の北ベトナム軍は、そろそろ一矢を報いたい所である。米軍はF-105Dサンダーチーフが1機。北ベトナム軍はMiG-17Fが2機である、サンダーチーフはAIM-9Bサイドワインダーを2発搭載している。

イメージ 6


第1Round

先手を取ったのはMiGである。2機で挟み撃ちにし、そのうちの1機がF-105Dを機関砲の射程距離内に捉えた。高偏差角で射撃を実施するも、Ace Pilotカードで躱される。

第2Round

中立位置に戻ったF-105Dは、カードの使い切ったMiG-17Fを狙う。アフターバーナーを点火してMiGの背後に回り込み、20mmバルカン砲の一連射でMiGを粉砕した。
もう1機のMiGはF-105Dの背後を取り、37mm機関砲を浴びせかけるも、F-105Dのカードプレイで躱される。

第3Round

再び中立位置に戻ったF-105Dは、一旦距離を取った後、エネルギーを使い果たしたMiG-17の背後を取った。狙いすましたAIM-9Bサイドワインダーを発射。これが命中して2機目のMiGも四散した。

P(US/NV)=38/0

第5回戦

米軍は「最後のガンファイター」F-8Eクルセイダーが1機。対する北ベトナム軍はMiG-17FとMiG-19SFが各1機である。クルセイダーはAIM-9Gサイドワインダーを4発搭載している。このシナリオはいきなり接近戦から始まる。

イメージ 2


第1Round

MiG-17Fが最初に仕掛ける。しかし機動性に勝るクルセイダーはその攻撃をかわしてエネルギーを使い切ったMiG-17Fを追い詰める。一旦距離を開いたクルセイダーはサイドワインダーを発射。1発目は躱されたが、2発目がMiGを直撃してこれを粉砕した。

第2Round

一旦体制を立て直したクルセイダーは、もう1機のMiGに対してヘッドオンで機関砲攻撃を浴びせる。これが目標機を捉えて粉砕した。

VP(US/NV)=52/0

イメージ 8



第6回戦

最終戦である。ここまで5戦全敗の北ベトナム軍。最後の最後に一矢を報いたい。米軍はF-4Bファントムが2機。対する北ベトナム軍はお馴染みのMiG-19SFが2機と初登場のMiG-21Fが1機の計3機である。

イメージ 5


第1Round

先手を取ったファントムは、中距離からスパロー1発をMiG-19SFに対して発射する。電子戦能力の低いMiG-19SFはスパローを躱しきれずに撃墜された。それに対して北ベトナム軍はエースの乗るMiG-21Fが一気に距離を詰めてファントムを銃撃する。今度こそファントム撃墜か、と、思われたが、パイロットカードJinkによってファントムはギリギリで銃撃を回避した。

第2Round

ファントムとMiG-21Fの激しいドッグファイト。両者とも譲らない。しかしファントムとの格闘戦でエネルギーを失ったMiG-21Fをもう1機のファントムが密かに狙っている。スパロー2発が発射。1発はデコイによって躱されたが、もう1発は躱しきれずに直撃。MiG-21Fは四散する。

第3Round

ファントムが最後のMiG-19SFを追い詰める。後方を取ったファントムは、サイドワインダーを立て続けに発射する。最初の2発は目標を逸れたが、3発目がMiG-19SFを直撃した。3機目の損害。北ベトナム軍は全滅した。

VP(US/NV)=123/0

結果

アメリカ軍の6戦全勝である。北ベトナム軍の損害は計13機で、機関砲によるもの4機、サイドワインダーによるもの6機、スパローによるもの3機であった。

感想

結果は一方的なものになったが、今回は極端な展開だったと信じたい。前回プレイした湾岸戦争シナリオに比べると、今回登場した機体は電子装備が旧式で敵ミサイルに対する防御力が低い。そのため湾岸戦争時よりも旧式なミサイルながらも結構バスバス命中した。ちなみに今回のSSKP(Single Shot Kill Probability)は、サイドワインダーが50%、スパローが60%であった。ベトナム戦争期にしてはちょっと命中率高すぎかな?。ま、
良いか・・・。

イメージ 7

イメージ 1

歴史群像2019年4月号

特集は「朝鮮戦争」。戦史面だけではなく、太平洋戦争終戦後から朝鮮戦争までの朝鮮半島を巡る政治情勢についてもかなり詳しく解説されている。今まで焦点があまり当てられていない部分だけに読み応えのある記事であった。現在の縺れた日韓関係、日朝関係を理解する上でも有益な内容であろう。その他、日本における人造石油の記事が面白い。目的と手段を取り違えた組織活動が如何に無益な結果を招くかについて考えさせられる内容だったと思う。今回は読む所の多い内容であったと思う。

お奨め度★★★★

↑このページのトップヘ