もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:戦史 > 1946年以降

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200324_熱砂の進軍


熱砂の進軍

トム・クランシー/フレッド・フランクスJr. 白幡憲之訳 原書房

1991年に始まる湾岸戦争(第1次湾岸戦争)は、20世紀最後の大戦争であった。冷戦終結後の1990年、イラクによるクウェート侵攻に端を発した湾岸危機は、1991年に多国籍軍による先制攻撃で「熱い戦争」に発展した。湾岸戦争、砂漠の嵐(Desert Storm)作戦である。
本書は、湾岸戦争で米第7軍団を率いてイラク軍最強の共和国防衛隊と激闘を交えたフレッド・フランクス元米陸軍中将が語る湾岸戦争地上戦史だ。本書は2巻構成になっていて、上巻ではフランクスがベトナム戦争に参戦して戦闘による負傷で片足を失う話。病院での苦しいリハビリ生活とそこから復活して陸軍に復帰するまでの過程。ベトナム戦争に敗北してガタガタになったアメリカ陸軍とそこからの復活。西ドイツ第11騎兵連隊でのフランクスの活動。湾岸危機の勃発と湾岸戦争開戦までが描かれている。
下巻では、地上戦の開始と第7軍団の進撃。共和国防衛隊の最初の接触と73イースティングの戦い。タワカルナ師団の撃破とメディナ師団との交戦(メディナ・リッジの戦い)。終戦そして戦後におけるフランクスの活動が描かれている。
本書の面白さは冷戦時代末期にドクトリンや装備を著しく発展させた米重機甲部隊とソ連型装備と編成のイラク軍精鋭部隊の対決を実際に体験できる点である。それは米軍が長年想定していた米ソ対決の縮小版であり、ヨーロッパでは遂に発生しなかった現代戦型機甲部隊による大機動戦であった。その戦いはハイテク戦争と呼ぶにふさわしいテクノロジー戦争的な側面がある反面、昔から変わらぬ戦争の血生臭い場面、つまり歩兵同士の近接戦闘や歩兵と装甲車両との食うか食われるかの対決といった場面が数多くみられる死闘であった。そして米軍にとって大勝利と言われるこれらの戦いが、「大勝利」ではあっても「楽な勝利」ではなかったことを知らしてくれる。
20世紀末期型軍隊の戦いを知るという意味では有益な著作である。

お奨め度★★★★

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「台湾海峡危機」(以下、本作)は、台湾のゲーム雑誌「戦旗」の付録ゲームを日本語化したものであり、Bonsai Gamesから発売されている。1950年代における台湾海峡を巡る国府軍(台湾)と共産軍(中共)との対決を戦略レベルで描いた作品だ。システムは、"Red Dragon Rising"(以下、RDR)のものを踏襲しており、両軍とも決められたアクション数の中で任意のアクションを実行する。

今回、本作をソロプレイしてみることにした。なお、選択ルールは採用していない。

前回までの展開 --> こちら

写真13


7Turn(1957年)

ROC_DE後半戦である。共産軍は南麑(島)に対して上陸を敢行。既に守備隊は全滅していたので共産軍は同島を無血占領した。これにより共産軍のVPは8VPに達し、あと2VPで勝利である。
国府軍は「轟雷計画」で配備された重砲部隊を披山(島)に配置し、守りを固める。さらに共産軍を牽制するため、馬租付近の水上部隊を金門付近まで南下させた。そして駆逐艦による艦砲射撃を共産軍が占領する南日(島)に対して実施する。慌てて共産軍は南日(島)に陣地を構築し、艦砲射撃から身を守る形をとる。

ちなみにカウンターには何故か国府軍の重砲部隊が含まれていない(恐らくカウンター作成時のミスと思われる)。仕方がないので米軍の重砲を国府軍の重砲として代用することにした。

写真15


8Turn(1958年)

PRC_MiG17八二三砲戦が行われ、馬租(島)の国府軍防御施設が破壊されてしまう。慌てて国府軍は防御施設を再建する。その間両軍に軍事顧問団(国府軍はアメリカ、共産軍はソ連)が派遣され、空軍力が一新された。その新鋭機MiG-17を駆って共産軍は馬租(島)近海の国府軍艦隊に対して航空攻撃を仕掛ける。先の南日(島)攻防戦では出撃を見合わせた国府軍航空部隊も今回は迎撃のために発進。馬租(島)付近で両軍新鋭機同士が激突する。両軍とも4ユニットずつを失う激しい戦いであった。生き残った共産軍は国府軍艦隊を強襲。国府軍の機動砲艇(MTB)3ユニットを撃沈するという大戦果を挙げた。

結果から言えば、国府軍は新鋭機配備前に共産軍の航空戦力と決戦を戦った方が良かった。何故なら新鋭機配備前と配備後では共産軍と国府軍の航空機間の性能差が配備後の方が縮まっているからだ。

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9Turn(1959年)

PRC_DE最終Turnである。アクション数の出目は"2"と最小に近い数値であったが、それでは面白くないので、アクション数"6"としてプレイする。共産軍は主力艦隊を馬租(島)付近に突進させて国府軍の水上部隊と水上決戦を行う。当初は兵力の各個投入となる共産軍が苦戦を強いられたが、全兵力で勝る共産軍は兵力が揃ってくるにつれて優勢に転じる。最後は国府軍の駆逐艦3ユニットを殲滅して、台湾海峡の制海権を共産軍が確保した。

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ROC_Para引き続いて共産軍は朝鮮半島から転戦してきた機械化部隊を使って馬租(島)に対する強襲上陸作戦を敢行する。米軍の介入が懸念されたが、米アイゼンハワー政権は優柔不断であり、共産軍に対して積極的な行動は見せない。絶望的な状況下にあって、しかし馬租(島)の国府軍将兵は奮戦した。堅固に築かれた防御陣地も手伝って共産軍機械化部隊の攻撃は効を奏さない。そのうちに台中地区から出撃してきた国府軍空挺部隊が馬租(島)各地に降下するに至り、戦況は完全に逆転した。最後は島の一角に追い詰められた共産軍が国府軍に降伏し、馬租(島)の戦いは国府軍の完全な勝利に終わった。
国府軍の反撃は馬租(島)だけに留まらない。先に共産軍が占領した南麑(島)に対しても空挺部隊による逆侵攻を実施した。兵力と練度に勝る国府軍の空挺部隊は共産軍守備隊を撃破。南麑(島)は再び国府軍の支配する所となった。

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結果と感想

ZMarker_VP最終結果は共産軍の7VPとなった。共産軍が勝利を収めるためには10VP以上獲得する必要があるので、今回は国府軍の勝利となる。なお史実通りの結果だと、共産軍は7~9VP確保になるので、共産軍は事実を超える結果を残す必要がある。
共産軍は手数(アクション数)が足らないと苦しい。今回は比較的アクション数が少なかったため、共産軍が苦戦を強いられた。兵力で勝るのは共産軍だが、それを上手く使いこなさないと勝利は難しいようである。
今回、共産軍としては制海権の確保が遅れたのが失敗であった。共産軍としては大陳(島)を早期に占領しないと勝機を失うが、大陳(島)を占領した後は残敵掃討になるので制海権の確保に注力すべきであった。特に国府軍の駆逐艦が厄介なので、早めに水上決戦に持ち込んで国府軍水上部隊を殲滅すべきであった。集結した国府軍の水上部隊は手強いが、兵力の優位を生かすことができれば、海での勝利は共産軍のものだろう。国府軍の駆逐艦を殲滅できれば、今回行われたような国府軍水上部隊による艦砲射撃も実施できなくなるので、共産軍はより攻撃的なアクションを起こす余裕が生まれる。

ZMarker_Flag_ROCゲーム全般の感想としては、システムは非常にシンプルだが、多彩な状況を上手く再現している。詳細なシステムではないので個々の戦闘の細かいディテールを再現できるものではないが、戦争全体の流れを上手く再現している。プレイ時間も慣れれば1~2時間程度で終わるもので、1日何度でもプレイできる。
台湾海峡の戦いといえば、日本では(例えばF-86とMiG-17の空中戦や金門島での根本中将の活躍等といった)個々のエピソードとして紹介されることが多いが、紛争全体の経緯は日本では余り知られていない。余り知られていない戦いをゲームという手段で知ることができるのは、ウォーゲーマーの特権といえる。

一つ苦言を言わせて頂くと、国府軍の重砲兵ユニットが欠落しているのは困ったものだ。エラッタの形でも良いからフォローしてほしい。

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「台湾海峡危機」(以下、本作)は、台湾のゲーム雑誌「戦旗」の付録ゲームを日本語化したものであり、Bonsai Gamesから発売されている。1950年代における台湾海峡を巡る国府軍(台湾)と共産軍(中共)との対決を戦略レベルで描いた作品だ。システムは、"Red Dragon Rising"(以下、RDR)のものを踏襲しており、両軍とも決められたアクション数の中で任意のアクションを実行する。

今回、本作をソロプレイしてみることにした。なお、選択ルールは採用していない。

前回までの展開 --> こちら

全体の1/3をプレイした段階でルールミスが発覚したため一旦取りやめとした。今回はその仕切り直しである。

1Turn(1951年)

PRC_MBT仕切り直しである。共産軍は海軍部隊を舟山列島から出撃させ、大陳(島)付近に展開する。同方面に展開中の国府軍掃海艇を交戦状態になるが、圧倒的に優勢な共産軍の攻撃を受けて国府軍掃海艇はあえない最期を遂げる。共産軍の水上部隊は大陳(島)に対して激しい艦砲射撃を加えるが、これを壊滅するには至らず。
国府軍は水上部隊の主力を馬租島付近に展開させる一方、海軍戦力の増強を図り、機動砲艇(MTB)を次々と建造していった。

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2Turn(1952年)

ROC_Gari共産軍は大陳(島)に対して上陸作戦を敢行する。兵力で優る共産軍であったが、生き残っていた国府軍の守備隊は善戦した。自らは1ステップを失いながらも共産軍の1ユニットを撃破し、島を守り切ったのである。
国府軍は強化した水上部隊を馬租(島)近海に集結させる一方、馬租(島)と金門(島)で陣地構築を行い、防備を固める。
その間、東アジアではインドシナ戦争が休戦となり、朝鮮半島でも休戦協定が結ばれた。これによって兵力に余裕を得た共産軍はいよいよその余剰兵力を台湾海峡方面に向けてくることになる。

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3Turn(1953年)

PRC_Inf共産軍が再び大陳(島)に対して強襲上陸を仕掛けた。昨年の戦いでは一度共産軍を撃退していた大陳(島)守備隊であったが、さすがに長期にわたる戦いで疲れ切った彼らに、これ以上の奮戦を期待するのは無理であった。大陳(島)は共産軍の手に落ちた。
勢いに乗る共産軍は大陳(島)に隣接する漁山(島)、一江山(島)に対しても艦砲射撃を行う。猛烈な艦砲射撃を受けて一江山(島)の国府軍守備隊は壊滅。漁山(島)守備隊もステップロスを強いられてしまう。
対する国府軍は大陳(島)付近での苦戦を横目により南方の島々について防備を強化する。馬租、金門の両島に続き、南麑(島)にも防御陣地を築く。

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4Turn(1954年)

Card11大陳(島)付近で共産軍は掃討戦を継続する。一江山(島)は無血占領。最後に残っていた漁山(島)の国府軍守備隊も艦砲射撃によって壊滅した。
国府軍は空挺部隊を増強。共産軍の占領地に対する降下作戦が実施可能な状態となった。
国際的には、アメリカ議会で台湾決議案が可決され、米軍による台湾海峡紛争への介入が現実味を帯びてきた。






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5Turn(1955年)

Card07共産軍は、水上艦隊を大陳(島)近海から、南の南麑(島)付近へ前進させた。国府軍は周辺の島々に陣地を構築して待ち構える。披山(島)に対して共産軍による艦砲射撃が開始されたが、国府軍の守備隊は良くこれに耐えた。
国際情勢は、東南アジア条約機構(SEATO)が設立され、米華相互防衛条約が締結された。SEATOなんて今では「そんなのあったの?」と思われがちな組織だが、当時は東南アジア地域における反共勢力の結束という意味で期待されていたのだろう。




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6Turn(1956年)

Card10共産軍は南麑(島)に対して艦砲射撃と共に空爆も実施した。新竹に展開する国府軍F-86F戦闘機隊は迎撃可能であったが、兵力の損耗を恐れて出撃を控える。この退嬰的な行為に台湾国内では批判が上がったとか上がらなかったとか・・・。激しい砲爆撃を受けて南麑(島)の国府軍守備隊は壊滅してしまう。
国際情勢の方は、バンドン会議が開催されたが、これは台湾ではあまり好意的な評価ないよう。先のSEATO設立は台湾にとって有利なイベントであったが、バンドン会議はそれを打ち消すだけの意味しかない。このあたり、教科書では学べない国際社会の機微を感じることができるのがウォーゲームの魅力の1つだろう。


写真13


つづく

 
全景台湾


ROC_DD丹陽「台湾海峡危機」(以下、本作)は、台湾のゲーム雑誌「戦旗」の付録ゲームを日本語化したものであり、Bonsai Gamesから発売されている。1950年代における台湾海峡を巡る国府軍(台湾)と共産軍(中共)との対決を戦略レベルで描いた作品だ。マップはエリア方式、1ユニットのスケールは不明だが、陸上ユニットは大隊~師団、艦隊は数隻の艦艇からなるグループ、航空機は中隊~大隊(10~50機程度)ぐらいかと思われる。1Turnは約1年だが、時間の流れはある程度抽象化されている。

システムは、"Red Dragon Rising"(以下、RDR)のものを踏襲している。両軍とも決められたアクション数の中で任意のアクションを実行する。基本システムはシンプルだが、アクションの内容にバリエーションを用意することで様々な状況を再現できる優れものだ。従って陸海空統合作戦のような複雑な状況をシンプルなシステムで再現できるようになっている。
本作の特徴的な点は移動できるユニット数の制限とイベントカード。
前者については、オリジナルのRDRではスタック全部が1回のアクションで移動できるようになっていた。そのために全艦隊を1ヵ所に集めて「無敵艦隊」を作ると、相手もそのようにするので、かなり大味な展開になり勝ちであった(そして結局は兵力の優位な側が勝利する)。
本作では、そのような弊害を避けるため、艦船及び陸上ユニットは、同時に移動できるのは6ユニットまでと決まっている。従って巨大スタックを作っても動かすのに苦労するので、大艦隊主義が必ずしも常に有利ではない。ただし戦闘時には全艦隊で射撃できるので、移動しないでその場に集まっている大艦隊は、やはり厄介である。
後者については、当時の東南アジア情勢を示す政治イベントがイベントカードで再現されている。朝鮮戦争停戦やバンドン会議、SEATO(東南アジア条約機構)設立等である。実際に台湾へ旅して感じたことだが、距離的に近い分、東南アジア諸国(フィリピン、ベトナム、シンガポール等)との関係をより深く感じる。そういった意味で、我々にとっては「教科書の上の出来事」であるバンドン会議等が、台湾の人たちにとってはどのような位置づけであったのか。そういった点を知ることができるのはウォーゲームの大きな魅力と言って良い。

今回、本作をソロプレイしてみることにした。なお、選択ルールは採用していない。

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1Turn(1951年)

PRC_MiG15まず共産軍は北部の島々を占領してVPを確保せんとする。寧波の航空基地からは新鋭ジェット機MiG-15が大陳(島)に対して連続爆撃を実施する。対空砲火によってMiG-15 1ユニットが失われたが、爆撃によって大陳(島)の守備隊は壊滅した。
続いて共産軍の水上部隊が舟山列島の艦隊基地を出港。大陳(島)近海に向かう。同海域を警戒中の国府軍掃海艇は共産軍と砲火を交えつつ後退していく。共産軍は続いて上陸部隊を編制。舟山列島から出撃した中共軍上陸部隊6個は大陳(島)及び漁山(島)に上陸を決行した。大陳島は守備隊が壊滅した後だったので中共軍が無血占領。漁山(島)の方は無傷の国府軍守備隊が残っていたので激戦となったが、最後は兵力に勝る共産軍が勝利した。
ちなみに共産軍の戦略目標は「大陳島占領」であったため、共産軍は追加の2VPを獲得した。

写真01

写真02


ROC_PGMその間国府軍は主に艦隊戦力の整備に努め、新たに機動砲艇(PGM)5ユニットを完成させた。またインドシナ戦争が休戦となり、同方面に配備された共産軍が龍渓に戻って来た。福州には共産軍の長距離砲兵部隊が陣取り、いよいよ馬租・金門地区に対する攻勢態勢に入った。

2Turn(1952年)

PRC_Inf共産軍は大陳(島)付近に艦隊戦力を集結させている。同方面で唯一残った国府軍の拠点である一江山(島)に対して艦砲射撃と空襲を繰り返す。そして同地の国府軍守備隊を壊滅させた。
対する国府軍は後備兵を動員して空挺部隊を編制。さらに艦砲射撃によって南日(島)の共産軍守備隊に打撃を与えた。
国際情勢としては、朝鮮戦争の休戦協定が締結され、朝鮮半島における戦火がひとまず終息した。
写真03


3Turn(1953年)

ROC_Para国府軍は反攻作戦を実施した。共産軍が支配する南日(島)に対して大規模な空挺作戦を実施したのである。空挺部隊6個全戦力を投じた空挺作戦によって南日(島)を守る共産軍守備隊は壊滅。南日(島)に対する空挺降下作戦は、まるでWW2中にドイツ軍が実施したクレタ島降下作戦を思い起こさせるものであった。
共産軍は朝鮮半島から引き揚げてきた機械化部隊を南下集結させて次期作戦に備えている。

写真04


と、ここまでプレイした所でスタック制限のルールを間違っていたことに気づいたので、ここで一旦ゲーム終了。やり直しとなった。

島嶼にはスタック制限があり、記載された数値の2倍までしかスタックできない。従って「クレタ島降下作戦に匹敵する」と称した南日への降下作戦は、実はルール違反であったことになる(残念)。

つづく

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191020_この命義に捧ぐ


この命、義に捧ぐ

門田隆将 角川文庫

この本は根本博という日本人の物語である。根本博は旧帝国陸軍の軍人だが、戦史ファンの間でも恐らく知名度がそれほど高くない人物だろう(正直な所、私も本書を読むまでは知らなかった)。彼は終戦時陸軍中将で駐蒙軍司令官の地位にあり、大陸方面の日本軍が総崩れしていく中、終戦後もソ連軍相手に戦闘を継続して邦人の帰国を助けたとある。彼は終戦後、国共の戦いが激しさを増す中国に渡って蒋介石と会い、さらにその後の金門島防衛戦では、中国軍を助けて共産軍の金門島攻略を頓挫させた立役者とされている。無論、終戦後の日本で、独断で台湾に渡り、あまつさえ実戦に参加したことについては批判の余地もあるだろう。それでも彼が現在の中華民国の礎となり、台湾の共産化を防いだという点については間違いない。
日本と国境を接する隣国。その多くは反日的な姿勢を崩さない。中共しかり、北朝鮮しかり、韓国しかり。しかし中華民国(台湾)だけは日本に対して友好的である。かの東日本大震災の際、中華民国からは実に200億円もの義援金を日本に送られたのである。未だに福島をネタに根拠のないデマ宣伝を繰り返す某国とは大違いだ。
根本博。彼は日本と中華民国との友好の基礎を築いた。彼の功績が未来に生かされるか、それとも無駄に終わるかは今後の未来にかかっている。

お奨め度★★★★

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