もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ: ゲーム

戦国大名00


「戦国大名」(以下、本作)は、1980年代にエポック社から発売されたシミュレーション・ウォーゲームである。テーマは戦国時代における群雄割拠の時代で、プレイヤーは織田信長、武田信玄、上杉謙信等の戦国大名の立場となり、時には他国と共同で、時には同盟国を裏切ったりしながら、天下統一を目指して戦う。
本作はいわゆる「マルチプレイヤーズ・ゲーム」であり、最大16名(実質的には8名が上限か?)のプレイヤーが参加できる。マップはエリア方式で、旧国で区分されている。ユニットは、武将、兵力、城塞を表す駒がそれぞれ用意されており、プレイヤーが指揮するユニットの他、プレイヤーとは関係なく障害物となる中立勢力や一揆勢等を表すものがある。1Turnは実際の1年に相当する。

今回、本作をお試しでプレイしてみた。以下はその記録である。

四国統一

このシナリオは、長宗我部氏による四国統一を扱う1人用シナリオである。プレイヤーは長宗我部を担当し、10年以内の四国平定を目指す。

0Turn

ゲーム開始前に長宗我部氏が展開する土佐での中立勢力発生をチェックする。出目は"1"で中立勢力発生なし。土佐は労せずして長宗我部の手に落ちた。

戦国大名01


1Turn

労せずして土佐を手に入れた長宗我部氏は、次の目標である隣国阿波に攻め込んだ。阿波には5戦力の中立勢力が発生したが、長宗我部側は兵力不足なので攻撃は出られなかった。

戦国大名02


3Turn

長宗我部の戦力が10戦力に強化された。阿波の中立勢力を包囲し、これを鎮圧。阿波も長宗我部の支配下に落ちた。

戦国大名03


4Turn

長宗我部はさらに讃岐へ攻め込んだ。中立勢力は瞬時に制圧され、讃岐は長宗我部の支配する所となった。

戦国大名04


5Turn

長宗我部は四国最後の未開の地である伊予に攻め込んだ。しかし伊予は肥沃な土地であり、中立勢力も強かった。15戦力の城郭に対してはさすがの長宗我部勢も手も足も出ない。長宗我部勢は兵力を整備するしかなかった。

6Turn

長宗我部氏は中立勢力に対して服従工作を試みたが、これが大失敗。中立勢力の増加を招いてしまう。長宗我部は発生した中立勢力に対して各個撃破を狙う。

戦国大名05


8Turn

国力を超える大兵力を一時的に動員した長宗我部は、計3万の大兵力で伊予の中立兵力を攻めた。さすがに3万の兵力では中立豪族に抗すべくもなく壊滅。ここに長宗我部による四国統一が完成した。

中国統一

次に挑戦したのは、シナリオB「中国統一」である。このシナリオも1人用シナリオで、毛利家を率いて20年以内の中国全域支配を目指す。このシナリオは、「四国統一」シナリオでは使わなかった「吉凶札」を使用する。これはイベントカードのようなものだが、その効果は結構えげつない。それは実際のプレイで明らかになる。

0Turn

先ほどの四国統一とは異なり、安芸にいきなり強力な中立勢力が発生してしまう。

戦国大名06


3Turn

10戦力の中立勢力は強力であり、なかなか制圧できなかった。しかし3年目にようやく服従工作に成功。安芸の支配を確立した。

戦国大名07


4Turn

安芸を制圧した毛利家は、次に隣接する備後に攻め込んだ。備後には中立勢力が存在したため、簡単には制圧できない。

戦国大名08


5Turn

備後を制圧して国力が12に増大した。

6Turn

事件発生。当主の毛利元就が死亡した。跡継ぎの毛利輝元は予想外の逸材。しかし跡目争いの混乱で優秀な武将が離反してしまう。そのどさくさに紛れて安芸に中立勢力が発生した。
新たに毛利勢が備中に侵攻し、ここを制圧した。

戦国大名09


7Turn

毛利家は周防と備前に侵攻する。備前の抵抗は小さく、その制圧は時間の問題だった。しかし周防は抵抗が激しく、今の所制圧の目途は立っていない。

戦国大名10


8Turn

毛利家は備前を制圧した。周防の制圧も時間の問題である。

戦国大名11


9Turn

毛利家は山陰地方にも進出し、出雲を制圧した。

戦国大名12


11Turn

因幡、美作、長門を制圧し、ここに毛利家による中国地方制圧が完了した。

戦国大名13


感想

このシナリオが終わった後に気が付いたが、行軍費用の支払いを忘れていた。何だか「ユルいなぁ」と思っていたが、ちゃんと行軍費用を支払えば、もっと厳しい展開が予想される。

つづく

20220502_094826


Interceptor Ace(以下、本作)は、2019年に米国CompassGames社から発売されたシミュレーション・ウォーゲームである。本作のテーマは1943~44年にかけて行われたドイツ本土防空戦。プレイヤーはドイツ空軍の戦闘機パイロットとなり、ドイツ本土に飛来する米第8航空軍の重爆撃機隊と戦う。

前回までは --> こちら

写真Fw190A-3


1943年9月

第1出撃

負傷が癒えた私は、新型戦闘機Fw190A-6を受領した。これでも性能向上著しい連合軍機相手にはやや役不足であったが、火力が強化された。すなわち4門装備されている20mm機関砲のうち、今までは2門がエリコンFF(零戦の初期型と同じ)であったが、A-6型では全てが高威力のMG151 20mm機関砲となり、威力が強化されている。装弾数も増強され、対爆撃機戦では心強い限りだが、対戦闘機戦が主体となりつつある今日、果たして火力強化の効果を発揮できるや否や・・・。

Fw190A-6



ルール工業地帯上空に米軍機が飛来した。新型機を駆って迎撃に発進。例によってP-47戦闘機が護衛についている。困ったものだ・・・。しかもどこからともなく英空軍のスピットファイア戦闘機が現れてきた。前路掃討任務中のものだろうか。珍しいこともある。ヘッドオンで向かい合っていたので、こちらが火力で優位と見て正面から突っ込んでいく。火力の優位が物を言ってスピットファイアを穴だらけにしたが、こちらも数発被弾した。さらにスピットファイアを仕留めるには至らず、惜しい所で取り逃してしまう。

写真Spifire


第2出撃

パリ上空に飛来した米軍機を迎撃する。例によってP-47の護衛付きだ。正面から撃ち合ったが、やはり強力な火力を誇るP-47相手では分が悪かった。こちらは被弾によりコントロールを失って墜落。辛くもベイルアウトに成功する。僚機がP-47のパイロットを射殺し、仕留めてくれたので結果的には相打ちとなったが。

写真P-47D


第3出撃

ブレーメンにB-17の大編隊が飛来した。迎撃に出撃したが、またもやP-47の編隊に阻まれた。P-47を撃退することには成功したものの、これ以上の交戦は諦めて帰還する。

第4出撃

悪天候下、フランスに飛来したB-17の編隊を迎撃する。迎撃地点に向かっていく途中にスピットファイアの編隊と遭遇する。ヘッドオン射撃でスピットファイアの1機を撃墜した。さらに別の編隊を攻撃。太陽方向からの奇襲に成功してB-17の1機を撃墜。護衛のP-47が追いすがったが、数発被弾しただけで巧みに攻撃を躱して無事帰還した。

第5出撃

ブレーメン上空に飛来したB-17を迎撃するべく発進する。しかしB-17の編隊に近づくと、横から天敵P-47が襲ってきた。懸命に回避に努めたが、弱点の操縦系に複数の命中弾を受けて操縦不能となり、ベイルアウト。取り合えず生還した。

第6出撃

フランス上空に姿を現したB-17の編隊を迎撃する。護衛のP-47に対して優位な位置を占めたので、チャンスとみてこれを追撃。恨み重なるP-47を仕留めようとしたが、取り逃がしてしまう。

第7出撃

またもはフランス上空にB-17が出現した。再び護衛のP-47と交戦。遂に恨み重なるP-47を1機撃墜した。さらに別の編隊に襲いかかり、僚機と共同でB-17を撃墜したが、それからが大変。護衛のP-47が怒りに燃えて反撃してきた。懸命な回避運動でこれを躱して無事帰還した。

今月終了時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 15機、B-24 1機、P-47 4機、そしてスピットファイア1機の計21機となった。


1943年10月

第1出撃

遂に米軍の編隊がドイツ本土の中枢部にやってきた。今回狙われたフランクフルトである。護衛戦闘機を無視してB-17を攻撃。一撃で1機を仕留めた。しかし護衛のP-47が襲いかかってきた。懸命に回避に努めたが、数発の機銃弾を食らって飛行不能となり、何度目かのベイルアウトを強いられた。

写真03


第2出撃

またもや米軍機がフランクフルトに飛来した。悪天候の中、僚機を引き連れて発進する。護衛を無視してB-17を攻撃したが、敵を落すには至らず。しかも側面から襲ってきたP-47によってまともや乗機が撃墜されてしまう。

第3出撃

乗機を失った機会に特殊な機体があてがわれた。Fw190A-4/R6。今までのFw190A-6よりも旧式だが、特殊兵器としてWfr.Gr.21(ヴェルファー・グラナーテ21)空対空ロケット弾を搭載できる。このロケット弾で爆撃機の防御砲火の射程外からロケット弾の斉射を浴びせることができる。

Fw190A-4_R6


ブレーメン上空に飛来したB-17の編隊を迎撃する。まず防御砲火の射程外からロケット弾を発射。編隊を崩した後、1機のB-17の左翼を狙って銃撃を加えたが、撃墜するに至らず。そしてB-17の防御砲火がFw190のコクピットを貫いた。その1弾が私の胸を貫いていく。私はほぼ即死状態だったらしい。その後僚機がB-17を仕留めてくれたが、既に私はこの世の人ではなかった。

最終結果

戦死した時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 17機、B-24 1機、P-47 4機、そしてスピットファイア1機の計23機となった。勝利条件的には「限定的勝利」。私は一応国家に対して貢献したことになる。ちなみにこの戦果と引き換えに私自身は8度撃墜され、最後の1度で命を落とした。また僚機も1度撃墜されている。キルレシオは、23:9だが、対戦闘機に限れば5:6で負けていた。

感想

まあまあ面白かった。空戦自体はシンプルなのであまり考える所はない。戦闘機を狙うか、それとも爆撃機を狙うか。戦闘機に狙われた時に回避を優先するか攻撃を優先するか。そのあたりが判断を迷う所だろう。本編を読めばわかると思うが、連合軍の戦闘機は結構強敵である。特にP-47は機動性でFw190Aを上回っているので、ドッグファイトに勝利するのは至難の業だ。まあリアルと言えばリアルだが。

ソロプレイ用ゲームとしてはシンプルで良く出来ていると思う。ただ運に左右される部分が大きいので、「難しい」というように感じる部分が少ないのは事実だ。

20220502_094826


Interceptor Ace(以下、本作)は、2019年に米国CompassGames社から発売されたシミュレーション・ウォーゲームである。本作のテーマは1943~44年にかけて行われたドイツ本土防空戦。プレイヤーはドイツ空軍の戦闘機パイロットとなり、ドイツ本土に飛来する米第8航空軍の重爆撃機隊と戦う。
本作はソロプレイゲームで、米空軍はゲームシステムによってコントロールされる。プレイヤーはドイツ空軍パイロットの役割を演じるが、小隊長として2機の戦闘機を率いて米重爆撃隊と戦う。ゲームシステムについては、 こちらの記事こちらの記事を参照されたい。

準備

ゲーム開始前にプレイヤー自身が配備される戦闘機隊と装備機種を決定する。ダイス判定の結果、Fw190A-4を装備してフランス国内に展開するIII/JG2(第2戦闘航空団第3中隊)に配備された。

Fw190A-4


1943年3月

第1出撃

ロリアン上空に飛来したB-17の編隊を迎撃した。爆弾を投下する前のB-17の編隊を捕捉。激しい防御砲火を浴びて数発被弾したが、B-17 1機を見事に撃墜。私自身にとって初撃墜を飾った。被弾が激しかったので一航過だけで離脱。無事フランスの基地に帰還した。

写真B-17


第2出撃

ルーアンに敵機が飛来した。またもやB-17の編隊である。敵機の正面から一撃を加えてこれを撃墜。私にとって2機目のスコアを記録した。しかしB-17の反撃が酸素タンクに命中。高高度飛行が不可能になったので、追撃を諦めて帰還した。

第3出撃

1週間後にアミアン上空に敵機が飛来した。今度もB-17の編隊である。今回は僚機と共同で1機を撃墜。こちらも僚機が損傷し、私の機体も前部機関砲が損傷したため、追撃を諦めて帰投した。


第4出撃

またもやルーアン上空に敵機が飛来した。今度の敵はB-17ではなくB-24である。B-17に比べるとやや防御砲火と防弾性能に劣るB-24は、我々にとっては与し易い相手である。最初の航過でB-24の1機を撃墜(僚機の射弾が爆弾倉をぶち抜いて誘爆させた)。さらに別の編隊に襲いかかったが、そこで護衛のP-47サンダーボルト戦闘機と交戦。ヘッドオンで撃ちあった結果、こちらの射弾が相手のパイロットを射抜いて撃墜したものの、こちらの機体も被弾によって致命傷を負った。私は落下傘降下して無事に生還した。

写真B-24D


今月の成果は、僚機との共同だがB-17 3機、B-24 1機、そしてP-47を1機撃墜した。1ヶ月でエースの称号を得たことになる。

1943年4月

第1出撃

前回の出撃で撃墜されたため、乗機がFw190A-4からFw190A-5に変更になった。正直、何が違うのかよくわからないが・・・・。
ブレスト上空に飛来したB-17を迎撃する。2撃を加えてB-17に損傷を与えたが、B-17の反撃で燃料タンクに被弾。火災が発生したのでベイルアウト。何とか脱出には成功したものの、脱出の際に火炎を浴びて重傷を負ってしまう。

1943年5月

第1出撃

負傷が癒えて戦列に戻ったのは1ヶ月以上が経過した5月上旬のことであった。しかも連合軍の攻撃目標がキールやブレーメンといったドイツ本土北部に集中していたため、私が守るフランス上空にはなかなか飛来しない。ようやく米軍機が飛来したのは5月も終わりに近づいた29日の事であった。B-17の編隊がサン・ナゼールに接近してきた。僚機と共に出撃した私は、まず1機目を撃墜(僚機と共同)。僚機が被弾して引き上げた後も単独で別のB-17を追撃し、さらに1機を撃墜した。しかしこちらもB-17の反撃で多数を被弾し、機体が穴だらけになりつつも何とか無事帰還した。

今月終了時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 5機、B-24 1機、そしてP-47 1機の計7機となった。

写真Fw190A-3


1943年6月

第1出撃

ルール工業地帯上空にB-17の編隊が飛来したため迎撃のために発進した。最初の航過で1機のB-17を撃墜。爆弾倉に命中したらしい。しかしこちらも反撃による被弾で全機銃が故障したため、これ以上の攻撃を行わずに帰還した。

第2出撃

ボーモント上空に飛来したB-17の編隊を迎撃した。最初の1航過でB-17の1機を撃墜。さらに次の編隊に向かった所、護衛のP-47戦闘機と遭遇した。ヘッドオンからの射撃で数発を被弾したが、それを回避してP-47の背後を取った。最初の連射は躱されたが、次の連射がP-47の燃料タンクに命中。火炎を発したP-47は長い炎を噴いて落ちていった。

第3出撃

月の下旬にルール上空に再びB-17の編隊が飛来した。この出撃で僚機の共同で2機のB-17を撃墜した。

今月終了時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 9機、B-24 1機、そしてP-47 2機の計12機となった。さらにこの月の終わりに昇進チェックがある。私は順当に昇進し、大尉となった。これで中隊長の地位を手に入れた。そしてオランダ方面へ展開するII/JG1に転属となる。

1943年7月

第1出撃

キール上空に現れたB-17を迎撃し、僚機と共同で1機を撃墜した。

第2出撃

フランスのヴェリジー=ヴィラクブレーに現れたB-17を迎撃する。1機のB-17を撃墜したが、反撃によって乗機も中破してしまう。

写真03


第3出撃

機体修理のため1週間の休暇があり、次に出撃したのはルール上空だった。P-47の護衛を伴うB-17の編隊である。P-47との交戦を選択。ヘッドオン射撃で数発被弾したが、空戦機動で敵機の背後を取り、2連射。敵パイロットに重傷を負わせたが、撃墜するには至らず。

写真02


第4出撃

ブレーメン上空に現れたB-17編隊を迎撃する。1機のB-17を追い詰めて煙を吐かせたが、撃墜には至らず。僚機がB-17の防御砲火を食らって撃墜されてしまう。

第5出撃

フランス上空でB-17編隊を迎撃する。爆弾は投下した後であったが、1機の右翼に攻撃を集中し、翼を吹き飛ばしてこれを撃墜した。

第6出撃

引き続きフランス上空に出撃。B-17を激しく追い詰めて遂にこれを撃墜した。

今月終了時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 13機、B-24 1機、そしてP-47 2機の計16機となった。


1943年8月

第1出撃

ボン上空に米軍機が飛来した。護衛のP-47戦闘機が随伴している。護衛なしで「狩り」を楽しめた時代は過ぎ去ってしまった。しかもいきなり不利な状況でP-47の攻撃を受けることになってしまう。懸命に回避を図るが、機体性能に勝るP-47は逃がしてくれない。機体は穴だらけとなり、私自身も被弾して受傷。機体のコントロールも失われたので、やむを得ずベイルアウト。その際にさらに傷を深めてしまう。なんとか生還できたものの、全治1ヶ月と診断されてしまう。

写真P-47D


つづく

某ゲームオークションに参加し、以下のゲームを入手しました。

The War for the Union (Compass Games)

1992年にClash of Armsから発売され、2020年にCompass Games社から発売された米南北戦争を扱った戦略級ゲームです。最近特に元気なCompass Games。過去の色々なゲームをリメイクして頂けるのは嬉しい限りです。これからも頑張って下さい。

1Turnは実際の1ヶ月に相当し、1Hexは22マイル。1戦力は約5000名の兵員を表します。ゲームの手順は、北軍Turn、南軍Turnという2つのプレイヤーTurnを軸とし、それぞれのプレイヤーTurnは、補給、移動、戦闘、管理の各フェイズよりなっています。ルールブックは英文50ページと結構多い。
シナリオは1861~1864年の1年を扱ったシナリオ計4本と戦争全期間を扱うキャンペーンシナリオが1本。他にミズーリ州やテネシー州での戦いを扱うミニシナリオが計3本が用意されています。

南北戦争のキャンペーンゲームとしては、シモニッチ氏のThe Civil Warをはじめ、古典的な名作と言われるVictoryGamesのCivil War等といった傑作揃いです。これらの作品と合わせて本作もプレイしてみたいです。

Compass_The_War_for_the_Union_BoxArt
Compass_The_War_for_the_Union_全体


マレー電撃戦 (国際通信社)

こちらは1980年代にエポック社から発売されていた作品のリメイク版です。タイトル通りテーマは太平洋戦争劈頭のマレー電撃戦で、おまけとしてシンガポール攻略戦もついています。「国産ゲームの中では三大傑作ゲーム」とかなんとか言った評判を聞いて購入しました。
1Turnは実際の4日間に相当し、1Hexは15km、1ユニットは大隊~連隊を表しています。
システムは移動、戦闘を繰り返すタイプですが、日本軍には戦闘の後に、強攻フェイズと戦車突進フェイズがあります。
ルールブックは31ページありますが、プレイに必要なルールは18ページ。他にミニゲームであるシンガポール攻略のルール、歴史記事、デザイナーズノート等からなります。

マレー戦のゲームはそこそこありますが、日本人がデザインした初期のマレー戦ゲームということで、是非プレイしてみたい作品です。

CMJ_マレー電撃戦_BoxArt
CMJ_マレー電撃戦全体


ARRACOURT (MMP)

以前に紹介したLast Blitzkrieg と同じくBCSシリーズ(*)の作品です。1Hex=1km、1Turn=1日、1ユニットは1個大隊というのも共通しています。

(*1)"BCSシリーズ"という書き方は「頭痛が痛い」みたいな表現なのであまり宜しくはありませんが、まあ大目に見てくださいな。

1944年9月、フランスのアラクール地方に進出した米第4機甲師団に対して、ドイツ軍の機甲旅団が迎え撃った戦いです。兵力と装備に勝るドイツ軍(機甲旅団の装備車種はパンター戦車でした)でしたが、霧の中の交戦で米機甲師団に完敗を喫し、200両もの装甲戦闘車輛を失ったとされています。米軍の損害は戦車、駆逐戦車が合わせて60両弱だったとか・・・。
コンポーネントはマップがフルマップ1枚、カウンターシート2枚でカウンター数は約350個。16mmサイズのラージカウンターなのは老眼には嬉しい所です。
シナリオは全13Turnのメインシナリオが1本、他にTurn数やユニット数がやや少なめの中小規模シナリオが5本用意されています。VASSALモジュールも用意されており、プレイするのが楽しみです。

MMP_ARRACOURT_BoxArt
MMP_ARRACOURT_全体

表紙


「孤高の信長:一五七〇」(以下、本作)は、2022年に発表されたGame Journal#82の付録ゲームである。テーマは織田信長による全国平定戦。プレイヤーは織田信長となり、信長包囲網と戦う。
基本システムはカードドリブンで、山札からランダムに1枚引いてきて、カードで示された陣営が活動する。カードには織田方・反織田方の武将が記されており、織田方武将を引いた場合にはプレイヤーが該当する武将を自由に活動させることができる。逆に反織田方武将を引いた場合には、ルールに従って自動的に活動する。

今回、本作をプレイしてみた。なお、以下でTurnと書かれているのは、山札を切り直したタイミングをTurnの区切りとしている。本作にTurnという概念はない。

Turn00


1Turn

まずは最大の脅威となる浅井・朝倉を叩くべく北近江へ進攻する。当初は浅井・朝倉に先手を取られて(姉川の合戦)苦戦したが、明智光秀、羽柴秀吉、さらに信長公直率の兵で反撃し、浅井、朝倉軍に大損害を与えた。

Turn01


2Turn

小谷が落城し、浅井が滅亡した。明智光秀、羽柴秀吉麾下の計12戦力(約3万)が越前に侵攻する。その頃、東の甲斐を出陣してきた武田信玄が遠江に進出。徳川領内を侵しつつあった。

Turn02


3Turn

越前北ノ庄が陥落し、朝倉も滅亡した。さらに柴田勝家、徳川家康の連合軍が長島一向宗を制圧した。石山本願寺を攻めている丹波長秀、松永久秀も本願寺勢を追い詰めつつある。

Turn03


4Turn

織田側4将が石山本願寺攻めに集結した。圧倒的な兵力で石山本願寺勢を一掃。同地を占領する。この4将集結の形ができれば、織田方の勝利は固い。

Turn04


5Turn

武田信玄が遠江を制圧した。織田方は主力部隊で紀伊を制圧して雑賀孫一を追い払った。その後主力部隊は一旦北近江に引き返し、武田の西進に備える。徳川家康は三河に戻り、防衛体制を固める。

Turn05


6Turn

三河に攻め込んだ武田勢を長篠の地で迎え撃った織田・徳川連合軍は、圧倒的な兵力で武田勢を撃破した。武田の脅威は一掃されたが、まだ武田家が滅んだわけではない。

Turn06


7Turn

武田が滅んだ。織田側の全力攻撃の前にはひとたまりもない。残るは上杉、毛利、宇喜多、三好である。織田軍主力は南近江に再集結し、次の攻勢に備えて兵力を補充する。

8Turn

織田軍主力は加賀に侵攻。一向一揆勢をなで斬りにした後、南へ転進する。目指すは四国三好の本拠である阿波国。これまで松永久秀が三好と鍔迫り合いを続けていたが、織田の大軍の前には三好もひとたまりもなかった。

9Turn

北陸で上杉謙信が動き始めた。先手を取った織田方は全兵力を北へ向かわせた越中の地で上杉軍の対峙した織田側。さすがに謙信は強く、織田勢も多大な損害を強いられたが、最終的には圧倒的な兵力に抗すべくもなく上杉勢は壊滅する。その頃、西の播磨では毛利・宇喜多勢が播磨を制圧し、京を目指して進みつつあった。

Turn09


10Turn

宇喜多勢が摂津に侵入してきた。織田側は全戦力を集結して摂津に出陣。宇喜多勢を殲滅する。しかし続いて毛利勢が摂津に侵入してきた。毛利と織田の決戦が始まる。

Turn10


11Turn

摂津表での毛利と織田の決戦は、兵力に勝る織田側の勝利に終わった。この機会を逃さじ。織田側の主力あ西に向けて進撃を開始する。

Turn11


感想

この後は掃討戦である。宇喜多、毛利主力を相次いで撃破し、山陽道を制圧。その後は織田軍主力が神速で山陰道に向かい、最後は鳥取城に吉川広家を囲んで殲滅した。

Turn12


以下感想。ただしルール解釈ミスが含まれている場合もあるので、その点はご容赦下さい。
まず序盤。何もしないでサドンデス負け食らう可能性があります。つまり織田方の武将を引く前に「浅井・朝倉」を引けば、そのまま浅井軍が西美濃に進入し、そのままアウトです。これを避けるためには、とにかく浅井の動きを封じるため北近江に攻め込む必要があります。
浅井、朝倉を制圧すれば、後は織田方の4将をスタックさせて機動戦力全部をそこに投入。あとは圧倒的兵力に物を言わせて畿内に近づいて来た敵を各個撃破すればOK。今回でいえば4Turnの状況になれば、あとは掃討戦。プレイヤー(織田方)が負ける余地は殆どないように思われます。そういった意味で本作は、ソロプレイ用ゲームとしてはかなり「緩い」ゲームと言えるのではないでしょうか。

1回のプレイも1~2時間で終わるため、軽くプレイしてみるのも良いのではないかと。

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