もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ: 世界の軍隊

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歴史群像2022年8月号

学研

特集は日本海軍。日本海軍について、戦艦の発展、艦政本部と航空本部の対立、東郷平八郎研究という3つの視点からの論文が紹介されていた。いずれも読みごたえがあり、面白かった。また第4の記事として日本海軍の歴史に関する記事も面白い。特集記事以外では、対艦ミサイル飽和攻撃とそれに対抗する米海軍防空システム、ユンカースJu52に関する記事も興味深かった。
今回は電子書籍ではなく本として購入したが、その理由は付録の「海軍智識」が読みたかったから。昭和15年に敢行された「海軍智識」という書物を現在に復刻したもので、往時の雰囲気や一般的な海軍智識について理解できる好著であると言える。

お奨め度★★★★

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歴史群像2022年6月号

学研

特集は日本陸軍歩兵論。日本陸軍における歩兵戦術がどのように発展し、そして実戦ではどのように機能したかを分析した論文である。この記事自体は面白かったのだが、他の記事が今一つだった。敬神党の乱/秋月の乱の記事はまあ面白かったものの、他はちょっと・・・。記事が悪いという訳ではなく、個人的にあまり興味がない分野の記事が多かったということ。

お奨め度★★

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Interceptor Ace(以下、本作)は、2019年に米国CompassGames社から発売されたシミュレーション・ウォーゲームである。本作のテーマは1943~44年にかけて行われたドイツ本土防空戦。プレイヤーはドイツ空軍の戦闘機パイロットとなり、ドイツ本土に飛来する米第8航空軍の重爆撃機隊と戦う。

前回までは --> こちら

写真Fw190A-3


1943年9月

第1出撃

負傷が癒えた私は、新型戦闘機Fw190A-6を受領した。これでも性能向上著しい連合軍機相手にはやや役不足であったが、火力が強化された。すなわち4門装備されている20mm機関砲のうち、今までは2門がエリコンFF(零戦の初期型と同じ)であったが、A-6型では全てが高威力のMG151 20mm機関砲となり、威力が強化されている。装弾数も増強され、対爆撃機戦では心強い限りだが、対戦闘機戦が主体となりつつある今日、果たして火力強化の効果を発揮できるや否や・・・。

Fw190A-6



ルール工業地帯上空に米軍機が飛来した。新型機を駆って迎撃に発進。例によってP-47戦闘機が護衛についている。困ったものだ・・・。しかもどこからともなく英空軍のスピットファイア戦闘機が現れてきた。前路掃討任務中のものだろうか。珍しいこともある。ヘッドオンで向かい合っていたので、こちらが火力で優位と見て正面から突っ込んでいく。火力の優位が物を言ってスピットファイアを穴だらけにしたが、こちらも数発被弾した。さらにスピットファイアを仕留めるには至らず、惜しい所で取り逃してしまう。

写真Spifire


第2出撃

パリ上空に飛来した米軍機を迎撃する。例によってP-47の護衛付きだ。正面から撃ち合ったが、やはり強力な火力を誇るP-47相手では分が悪かった。こちらは被弾によりコントロールを失って墜落。辛くもベイルアウトに成功する。僚機がP-47のパイロットを射殺し、仕留めてくれたので結果的には相打ちとなったが。

写真P-47D


第3出撃

ブレーメンにB-17の大編隊が飛来した。迎撃に出撃したが、またもやP-47の編隊に阻まれた。P-47を撃退することには成功したものの、これ以上の交戦は諦めて帰還する。

第4出撃

悪天候下、フランスに飛来したB-17の編隊を迎撃する。迎撃地点に向かっていく途中にスピットファイアの編隊と遭遇する。ヘッドオン射撃でスピットファイアの1機を撃墜した。さらに別の編隊を攻撃。太陽方向からの奇襲に成功してB-17の1機を撃墜。護衛のP-47が追いすがったが、数発被弾しただけで巧みに攻撃を躱して無事帰還した。

第5出撃

ブレーメン上空に飛来したB-17を迎撃するべく発進する。しかしB-17の編隊に近づくと、横から天敵P-47が襲ってきた。懸命に回避に努めたが、弱点の操縦系に複数の命中弾を受けて操縦不能となり、ベイルアウト。取り合えず生還した。

第6出撃

フランス上空に姿を現したB-17の編隊を迎撃する。護衛のP-47に対して優位な位置を占めたので、チャンスとみてこれを追撃。恨み重なるP-47を仕留めようとしたが、取り逃がしてしまう。

第7出撃

またもはフランス上空にB-17が出現した。再び護衛のP-47と交戦。遂に恨み重なるP-47を1機撃墜した。さらに別の編隊に襲いかかり、僚機と共同でB-17を撃墜したが、それからが大変。護衛のP-47が怒りに燃えて反撃してきた。懸命な回避運動でこれを躱して無事帰還した。

今月終了時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 15機、B-24 1機、P-47 4機、そしてスピットファイア1機の計21機となった。


1943年10月

第1出撃

遂に米軍の編隊がドイツ本土の中枢部にやってきた。今回狙われたフランクフルトである。護衛戦闘機を無視してB-17を攻撃。一撃で1機を仕留めた。しかし護衛のP-47が襲いかかってきた。懸命に回避に努めたが、数発の機銃弾を食らって飛行不能となり、何度目かのベイルアウトを強いられた。

写真03


第2出撃

またもや米軍機がフランクフルトに飛来した。悪天候の中、僚機を引き連れて発進する。護衛を無視してB-17を攻撃したが、敵を落すには至らず。しかも側面から襲ってきたP-47によってまともや乗機が撃墜されてしまう。

第3出撃

乗機を失った機会に特殊な機体があてがわれた。Fw190A-4/R6。今までのFw190A-6よりも旧式だが、特殊兵器としてWfr.Gr.21(ヴェルファー・グラナーテ21)空対空ロケット弾を搭載できる。このロケット弾で爆撃機の防御砲火の射程外からロケット弾の斉射を浴びせることができる。

Fw190A-4_R6


ブレーメン上空に飛来したB-17の編隊を迎撃する。まず防御砲火の射程外からロケット弾を発射。編隊を崩した後、1機のB-17の左翼を狙って銃撃を加えたが、撃墜するに至らず。そしてB-17の防御砲火がFw190のコクピットを貫いた。その1弾が私の胸を貫いていく。私はほぼ即死状態だったらしい。その後僚機がB-17を仕留めてくれたが、既に私はこの世の人ではなかった。

最終結果

戦死した時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 17機、B-24 1機、P-47 4機、そしてスピットファイア1機の計23機となった。勝利条件的には「限定的勝利」。私は一応国家に対して貢献したことになる。ちなみにこの戦果と引き換えに私自身は8度撃墜され、最後の1度で命を落とした。また僚機も1度撃墜されている。キルレシオは、23:9だが、対戦闘機に限れば5:6で負けていた。

感想

まあまあ面白かった。空戦自体はシンプルなのであまり考える所はない。戦闘機を狙うか、それとも爆撃機を狙うか。戦闘機に狙われた時に回避を優先するか攻撃を優先するか。そのあたりが判断を迷う所だろう。本編を読めばわかると思うが、連合軍の戦闘機は結構強敵である。特にP-47は機動性でFw190Aを上回っているので、ドッグファイトに勝利するのは至難の業だ。まあリアルと言えばリアルだが。

ソロプレイ用ゲームとしてはシンプルで良く出来ていると思う。ただ運に左右される部分が大きいので、「難しい」というように感じる部分が少ないのは事実だ。

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Interceptor Ace(以下、本作)は、2019年に米国CompassGames社から発売されたシミュレーション・ウォーゲームである。本作のテーマは1943~44年にかけて行われたドイツ本土防空戦。プレイヤーはドイツ空軍の戦闘機パイロットとなり、ドイツ本土に飛来する米第8航空軍の重爆撃機隊と戦う。
本作はソロプレイゲームで、米空軍はゲームシステムによってコントロールされる。プレイヤーはドイツ空軍パイロットの役割を演じるが、小隊長として2機の戦闘機を率いて米重爆撃隊と戦う。ゲームシステムについては、 こちらの記事こちらの記事を参照されたい。

準備

ゲーム開始前にプレイヤー自身が配備される戦闘機隊と装備機種を決定する。ダイス判定の結果、Fw190A-4を装備してフランス国内に展開するIII/JG2(第2戦闘航空団第3中隊)に配備された。

Fw190A-4


1943年3月

第1出撃

ロリアン上空に飛来したB-17の編隊を迎撃した。爆弾を投下する前のB-17の編隊を捕捉。激しい防御砲火を浴びて数発被弾したが、B-17 1機を見事に撃墜。私自身にとって初撃墜を飾った。被弾が激しかったので一航過だけで離脱。無事フランスの基地に帰還した。

写真B-17


第2出撃

ルーアンに敵機が飛来した。またもやB-17の編隊である。敵機の正面から一撃を加えてこれを撃墜。私にとって2機目のスコアを記録した。しかしB-17の反撃が酸素タンクに命中。高高度飛行が不可能になったので、追撃を諦めて帰還した。

第3出撃

1週間後にアミアン上空に敵機が飛来した。今度もB-17の編隊である。今回は僚機と共同で1機を撃墜。こちらも僚機が損傷し、私の機体も前部機関砲が損傷したため、追撃を諦めて帰投した。


第4出撃

またもやルーアン上空に敵機が飛来した。今度の敵はB-17ではなくB-24である。B-17に比べるとやや防御砲火と防弾性能に劣るB-24は、我々にとっては与し易い相手である。最初の航過でB-24の1機を撃墜(僚機の射弾が爆弾倉をぶち抜いて誘爆させた)。さらに別の編隊に襲いかかったが、そこで護衛のP-47サンダーボルト戦闘機と交戦。ヘッドオンで撃ちあった結果、こちらの射弾が相手のパイロットを射抜いて撃墜したものの、こちらの機体も被弾によって致命傷を負った。私は落下傘降下して無事に生還した。

写真B-24D


今月の成果は、僚機との共同だがB-17 3機、B-24 1機、そしてP-47を1機撃墜した。1ヶ月でエースの称号を得たことになる。

1943年4月

第1出撃

前回の出撃で撃墜されたため、乗機がFw190A-4からFw190A-5に変更になった。正直、何が違うのかよくわからないが・・・・。
ブレスト上空に飛来したB-17を迎撃する。2撃を加えてB-17に損傷を与えたが、B-17の反撃で燃料タンクに被弾。火災が発生したのでベイルアウト。何とか脱出には成功したものの、脱出の際に火炎を浴びて重傷を負ってしまう。

1943年5月

第1出撃

負傷が癒えて戦列に戻ったのは1ヶ月以上が経過した5月上旬のことであった。しかも連合軍の攻撃目標がキールやブレーメンといったドイツ本土北部に集中していたため、私が守るフランス上空にはなかなか飛来しない。ようやく米軍機が飛来したのは5月も終わりに近づいた29日の事であった。B-17の編隊がサン・ナゼールに接近してきた。僚機と共に出撃した私は、まず1機目を撃墜(僚機と共同)。僚機が被弾して引き上げた後も単独で別のB-17を追撃し、さらに1機を撃墜した。しかしこちらもB-17の反撃で多数を被弾し、機体が穴だらけになりつつも何とか無事帰還した。

今月終了時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 5機、B-24 1機、そしてP-47 1機の計7機となった。

写真Fw190A-3


1943年6月

第1出撃

ルール工業地帯上空にB-17の編隊が飛来したため迎撃のために発進した。最初の航過で1機のB-17を撃墜。爆弾倉に命中したらしい。しかしこちらも反撃による被弾で全機銃が故障したため、これ以上の攻撃を行わずに帰還した。

第2出撃

ボーモント上空に飛来したB-17の編隊を迎撃した。最初の1航過でB-17の1機を撃墜。さらに次の編隊に向かった所、護衛のP-47戦闘機と遭遇した。ヘッドオンからの射撃で数発を被弾したが、それを回避してP-47の背後を取った。最初の連射は躱されたが、次の連射がP-47の燃料タンクに命中。火炎を発したP-47は長い炎を噴いて落ちていった。

第3出撃

月の下旬にルール上空に再びB-17の編隊が飛来した。この出撃で僚機の共同で2機のB-17を撃墜した。

今月終了時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 9機、B-24 1機、そしてP-47 2機の計12機となった。さらにこの月の終わりに昇進チェックがある。私は順当に昇進し、大尉となった。これで中隊長の地位を手に入れた。そしてオランダ方面へ展開するII/JG1に転属となる。

1943年7月

第1出撃

キール上空に現れたB-17を迎撃し、僚機と共同で1機を撃墜した。

第2出撃

フランスのヴェリジー=ヴィラクブレーに現れたB-17を迎撃する。1機のB-17を撃墜したが、反撃によって乗機も中破してしまう。

写真03


第3出撃

機体修理のため1週間の休暇があり、次に出撃したのはルール上空だった。P-47の護衛を伴うB-17の編隊である。P-47との交戦を選択。ヘッドオン射撃で数発被弾したが、空戦機動で敵機の背後を取り、2連射。敵パイロットに重傷を負わせたが、撃墜するには至らず。

写真02


第4出撃

ブレーメン上空に現れたB-17編隊を迎撃する。1機のB-17を追い詰めて煙を吐かせたが、撃墜には至らず。僚機がB-17の防御砲火を食らって撃墜されてしまう。

第5出撃

フランス上空でB-17編隊を迎撃する。爆弾は投下した後であったが、1機の右翼に攻撃を集中し、翼を吹き飛ばしてこれを撃墜した。

第6出撃

引き続きフランス上空に出撃。B-17を激しく追い詰めて遂にこれを撃墜した。

今月終了時点での撃墜数は、僚機との共同でB-17 13機、B-24 1機、そしてP-47 2機の計16機となった。


1943年8月

第1出撃

ボン上空に米軍機が飛来した。護衛のP-47戦闘機が随伴している。護衛なしで「狩り」を楽しめた時代は過ぎ去ってしまった。しかもいきなり不利な状況でP-47の攻撃を受けることになってしまう。懸命に回避を図るが、機体性能に勝るP-47は逃がしてくれない。機体は穴だらけとなり、私自身も被弾して受傷。機体のコントロールも失われたので、やむを得ずベイルアウト。その際にさらに傷を深めてしまう。なんとか生還できたものの、全治1ヶ月と診断されてしまう。

写真P-47D


つづく

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220322_世界の艦船

世界の艦船2020年9月号増刊:傑作軍艦アーカイブ10:巡洋戦艦「フッド」「リパルス」「リナウン」

サブタイトル通り英海軍がWW2で運用した3隻の巡洋戦艦「フッド」「リパルス」「リナウン」について、写真及び記事で紹介した著作である。写真は兎に角(1枚ぐらい彩色した写真が欲しかったが・・・)、記事の方は技術的特徴や戦歴等、一通りは押さえてあった。ただ戦歴については、代表的な事例に留まっており、例えば「リナウン」がイタリア戦艦と戦った場面とか、「フッド」のメルス・エル・ケビール海戦での活躍が紹介されていないなど、やや不満が残る部分もあった。

お奨め度★★★

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