もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:世界の軍隊 > 自衛隊

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JWings 2022年1月号

特集は世界の戦闘機。現在世界各国で運用中の戦闘機計35種類を写真付きで紹介した記事である。古い所ではMiG-19を改造したJ-6やMiG-21を改造したJ-7、フランスのミラージュ3やアメリカのF-4、F-5等。新しい所では、中国のJF-17やJ-20、ロシアのSu-57等。当然ながらベストセラーであるF-15やF-16、ステルスのF-22、そして新たな西側主力機となりつつあるF-35についてもキッチリ紹介してある。しかしハリアーやA-10、Su-24/25といった攻撃機については特集の対象外としている。その割り切り方が気持ち良い。
現時点での現用戦闘機についてざっと調べるには良くまとまった記事と言える。

お奨め度★★★

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JWings 2022年3月号

特集は空自のアグレッサーと台湾防空。空自の飛行教導群と言えば、派手な塗装のF-15と高い空戦技量で知られているが、この特集では美しい機体写真と飛行教導群に関する本文記事からなっている。台湾防空については言うまでもなく中台を巡る空の角逐を扱っている。台湾側の航空戦力とその台湾に挑発的行動を繰り返す中国軍機、そして台湾有事の際に予想される事態と日米の対応について記した本文記事よりなる。
全体に写真が中心であったが、軽く読める内容であり、ちょっとした空き時間に読むには丁度良い読み物だった。

お奨め度★★★

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J Ships 2021年12月号 

特集は「世界の空母」。海上自衛隊の「いずも」型を含めて世界の現用空母及び空母搭載可能な艦艇(強襲揚陸艦等)を主に写真で紹介している。写真がメインなので1時間ほどで読み終わる。ちょっとした時間つぶしに読むには良い本であった。

お奨め度★★★

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220301_自衛隊の経済学

自衛隊の経済学

桜林美佐 イースト新書

左翼陣営は事あるごとに自衛隊を敵視し、防衛費の増大を「軍事大国化」などと妄想としか思えない言葉で妨害する。しかし実際に日本の防衛費は、日本の置かれている安全保障環境を考えれば極端な程少なく、安全保障の多くを米国に依存せざるを得ないのが現状だ。そして自衛隊を支える防衛産業も、既に事業としては旨味がなく「儲かるはずのない」防衛事業を、単に「国を守る」という気概だけから続けているのが実情だ。
本書では日本の防衛産業の実態を主に経済面から解説した著作である。「軍事大国」「死の商人」等という煽情的な言葉とは裏腹に、日本の防衛産業が置かれている危機的な状況を分かりやすく記している。かくいう私も防衛産業の一翼を担っていたこともあるので、筆者の言わんとすることは良く理解できる。

お奨め度★★★★

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220202_亡びゆく中国

亡びゆく中国の最期の悪あがきから日本をどう守るか

兵頭二十八 徳間書店

恐らく少子高齢化が進む中国は、2030年までに破滅的な事態を迎えるだろう。その時核戦争をも辞さない大きなギャンブルを起こす可能性がある。そのような危機から日本をどのように守るべきか。といったことが本書の趣旨になるだろう。
とはいえ、全体的には散文的で一読しても良く分からないかった。確かに習近平やプーチンといった独裁者が率いる中国、ロシアが危険な存在であることは理解できる。しかしその脅威から日本を守るためにはどうすべきかが散文的でよく分からなかった。日本での出生率向上が一つの鍵かな。あとは左派野党や反日学者共が唱える世迷言に耳を貸さなければ良いという結論になりそう。

お奨め度★★★

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