もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:世界の軍隊 > 米軍

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Essex Class Aircraft Carriers, 1943-1991

Leo Marriott Pen & Sword Maritime

Images of Warシリーズというミリタリー関係の書籍群の1冊である。タイトル通りエセックス級空母の登場から退役までを写真を中心に解説した著作である。エセックス級空母といえば、我々にとっては太平洋戦争時期での活躍を思い浮かべるが、エセックス級空母の活躍はそれだけに済まない。朝鮮戦争やベトナム戦争での活躍は勿論、宇宙開発への貢献など、米海軍における貢献度は計り知れない。活躍期間の長さや隻数の多さに比例する形で、エセックス級空母は様々なバリエーションがある。一番ベーシックな短船体型と、その後改造型である長船体型があるが、太平洋戦争で日本海軍と戦ったのは殆どが短船体型。長船体型の中で対日戦で活躍したのは「ハンコック」「タイコンデロガ」「ランドルフ」「シャングリラ」ぐらい。
その後の改造型もサイドエレベーターと改造型のカタパルトを装備したSCB-27、アングルド・デッキを装備したSCB-125、さらに強襲揚陸艦に改造されたモデルもある。本書ではこれらの改造型についても写真付きで説明している。
ボリューム的にはそれほどでもないが、その分気楽に読めるので、英語が苦手な私のような人にもお奨めできる著作である。

Essex Class Aircraft Carriers, 1943–1991: Rare Photographs from Naval Archives (Images of War) (English Edition)

お奨め度★★★


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US Navy Aircraft Carriers 1922-45

Mark Stille Osprey Publishing

オスプレイの1冊で内容も少なめで読みやすい。タイトルでは「1922~45年の米海軍空母」となっているが、本書に登場するのは戦前に完成したCV-1からCV-8の8隻のみ。クラスで言えば、ラングレー、レキシントン級、レンジャー、ヨークタウン級、ワスプである。戦時中に完成したエセックス級やインデペンデンス級は登場しない。
本書は戦前における米空母の開発期に始まり、ラングレーからワスプまでの5クラス計8隻をクラス別に解説している。この種の本は日本にも多いが、米側の視点から米空母の開発について記載している点が面白い、英文も比較的平易で読みやすく、我々のように英語を母国語としない場合でも十分に楽しめる著作となっている。

お奨め度★★★★

US Navy Aircraft Carriers 1922–45: Prewar classes (New Vanguard Book 114) (English Edition)


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世界の艦船:傑作軍艦アーカイブ(12)

米戦艦「ノース・カロライナ」級、「サウス・ダコタ」級

海人社

米海軍の新鋭戦艦は個人的には好きなクラスで、特にこの2クラスはソロモン海域で日本艦隊と激闘を交えた「ライヴァル」なので、興味は尽きない。
本書は他の傑作軍艦アーカイブシリーズと同じく個鑑別の掲載写真が大きな魅力だ。また本文記事も充実していて、「ノース・カロライナ」「サウス・ダコタ」級の船体構造、兵装等の基本的な解説記事や戦記の他、米海軍のレーダー発展史や艦載水上機の記事などもあって結構読み応えがあった。
これもKindle Unlimittedで入手可能なので、読んでみて損はないと思う。

お奨め度★★★

世界の艦船増刊 第187集 傑作軍艦アーカイブ(12)米戦艦「ノース・カロライナ」級/「サウス・ダコタ」級

世界の艦船 2024年 03月号-10年後の海上自衛隊
世界の艦船 2021年 09月号-大和vsアイオワ
世界の艦船 増刊 第193集 傑作軍艦アーカイブ⑬空母「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」
世界の艦船増刊 第191集 アメリカ海軍 2022
世界の艦船 増刊 第183集『ネーバル・ヒストリー・シリーズ(4)太平洋戦争の日本戦艦』 世界の艦船増刊
世界の艦船 増刊 第125集『第2次大戦の日本軍艦』 世界の艦船増刊


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世界の艦船増刊 第191集 アメリカ海軍

海人社

アメリカ海軍の最新状況をコンパクトにまとめた1冊。昨今のアメリカ海軍の話題といえば、コンステレーション級FFG、F-35B/C戦闘機、フォード級空母等があるが、全体的にシュリンクしている感は否めない。コンステレーション級以外には10年来同じ話題といった感がある。
本書は写真が全体の8割で、文章は残り2割。データが多いのでそこそこ資料性は高い。文章記事はアメリカ海軍の現況、艦船・航空機解説、武器解説等。無人艦の話が目新しい。
Kindle Unlimittedで安く読めるので、読んでみて損はないと思う。



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世界の艦船2021年1月号増刊-アメリカ海軍2021

海人社

2021年のアメリカ海軍について、艦船、航空機、編成、制服などを整理して記載した著作である。概ね3年に1回のペースでアメリカ海軍の増刊号が出ているが、3年間で早々変わるものでもない。めぼしい所では、F-35Cの実戦部隊が実戦展開を開始したとか、LCSの後継となる新型フリゲート艦「コンステレーション」級あたりが目ぼしい所であった。

お奨め度★★

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