もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:日本国内 > 06近畿

221219_18切符枕崎~稚内

日本の鉄道には聖地と呼ばれる場所がある。その1つが鹿児島県南西端に位置する枕崎駅。今一つが北海道最北端の稚内駅である。これらはJR線のそれぞれ南と北の終端点であり、全ての鉄路はこれらの駅と繋がっている(勿論例外もある)。
今回、この2つの聖地を青春18切符を使って乗り通してみた。

前回までは-->こちら

姫路~草津

昨晩は久しぶりに熟睡できた。今日はそれほど早起きしなくても良く、シャワーを浴びたり、ホテルで朝食を取ったりしながら、0720頃にホテルを出発する。例のクーポン券が残っていたので、どうしようかと思っていたら、姫路駅の売店で使えるらしい。折角なので駅弁を購入。これでクーポン券は全部使い切ったので、あとは東へ向けて邁進する。

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姫路発0734の新快速野洲行きに乗る。この列車は始発駅が網干なので、姫路に着いた時には既にかなりのお客さんが乗っていた。何とか座席を確保。三宮でお客さんが8割方降りたので、その隙に窓際席に移動。大阪で新しいお客さんも含めて大半が降りて、あとは車内はガラガラだった。

草津~柘植

草津で新快速を降りて0947発の草津線に乗る。草津線は草津と柘植を結ぶローカル線で、柘植で関西本線と繋がっている。本来ならこの草津線ルートこそが東海道線の本命になるべき路線なのだが、信長と大野某なる政治家の策謀により(実際の所、後者は都市伝説に近いデマらしいですが・・・)ローカル線となってしまった悲しい路線である。

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柘植~名古屋

柘植には1030頃に到着。柘植駅は草津線と関西本線とが交わる駅。山間部のローカルな駅だが、ホームや駅は異様なほど広く、留置線もかなり広かった。今は殆ど使われていないが、かつては夜行列車や関西本線を走る優等列車の基地となっていたのかもしれない。

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柘植からは1040発の関西本線亀山行きに乗る。関西本線もかつては名阪連絡線として優等列車が走っていたが、今では1~2両編成のディーゼルカーが加茂~亀山間をノンビリ往復しているだけである。ちなみに過去に「かすが」という急行列車が名古屋と奈良を結んでいた時、私は一度だけこれに乗ったことがある(たしかコマンドマガジンで「アドバンスド・トブルク」が発売された頃だったかな)。

亀山には1100頃に到着。この亀山もかつて関西本線と紀勢本線が分離していた駅だ。東京からの寝台特急も来ていたこともあるという。広大な駅舎は往時の繁栄を物語る。

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亀山からは1124発の快速名古屋行きに乗る。快速ということで途中停車駅が少ないのは嬉しいが、たった2両編成なので、途中で混みそうな予感。車内が混む前に姫路で購入した駅弁を食ってしまおうとむせる。

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名古屋~静岡

結局、2両編成の快速電車は左程混むことなく名古屋に到着した。本来ならここで昼飯、と行きたい所だが、既に駅弁を平らげた後なので、ここでの食事はパス。接続時間10分で新快速豊橋行きに乗る。

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正直な所、ここまで来ると、いつもの18切符旅と何ら変わらない。いつもと違うのは時間帯がやや早いので、早めに帰宅できることぐらいか。途中でどこかに立ち寄っても良いが、この辺りまで来ると「どうせいつでも行けるでしょ」という思いが強くなり、それよりも早く家でゆっくりしたくなる。

豊橋で1342発の浜松行きに乗り換える。4両編成。今日は天気が良いので浜名湖が綺麗に見えている。浜松で興津行きに乗り換える。こちらは3両編成。さすがに3両だと車内は結構混んでいる。それでも袋井を過ぎたあたりからもうガラガラ。あとは静岡までガラガラ状態だった。

静岡~辻堂

静岡には1540頃に到着。次の1603発の熱海行まで少し時間があったので、駅前のコンビニでおやつを買う。1603発の熱海行は313系の6両編成。しかも前3両は最近静岡地区に登場してきたクロスシートタイプだ。以前は熱海~浜松は「静岡ロングシート地獄区間」だったが、このタイプが登場してきたことで少し快適になった。

静岡を発車すると左手に富士山が見えてくる。静岡市内からも見えるが、まだ斜め方向だ。冨士川を渡った所がビューポイントになるのだが、残念ながら既に薄暗くなっていた。スマホで写真を撮るも、あまり上手くは撮れていない。

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熱海には1720に到着。熱海から先は自分の庭のようなものである。熱海発1730の上野東京ライン高崎線に乗る。今回は辻堂で下車。18切符の旅は辻堂から後半に続く。

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つづく



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京阪電車沿線の旅をもう少し続けたい。

枚方市駅付近

枚方市駅前で昼食を取った 後、枚方市駅近くを少し散策してみた。枚方は私が生まれた場所であり、さらに幼少期を過ごした場所なので思い入れが強い。今回は駅前を少し歩いただけだったが、機会があれば、もう少し行き先を広げてみたいと思ったりする。
今回歩いた枚方市駅前。私が知っている風景とはかなり様変わりしている。当時は近鉄百貨店や三越、長崎屋といったデパート、大型スーパーが立ち並んでいたが、今ではその姿はなくなっている。三越だけがビルだけが今でも残っているが、それ以外は建物ごとなくなっており、近鉄百貨店の跡地には今風の新しいビルが建っていた。
それでも駅前バス停の景観、駅前にあったサンプラザという名前のビル等は往時のまま健在であり、駅から市役所へ向かう市役所通りも当時の雰囲気を残していた。

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交野線

枚方市駅からは片野線という京阪の支線が出ている。枚方市に隣接する交野市と枚方市駅を結ぶ路線で、僅か6.9kmという短い路線である。途中の駅は8か所で、終点の私市駅からは周囲を歩くハイキングコースが設定されている。
今回は枚方市駅から私市まで行き、そこから折り返すという約30分のミニトリップであった。

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石清水八幡宮

枚方市駅から快速急行に乗り、次の樟葉で準急に乗り換え、樟葉の2駅先が石清水八幡宮駅である。かつては八幡市という名前の駅で、急行停車駅でもあったのだが、京阪電車のダイヤが特急と準急が主体になったため、今では殆ど準急しか止まらない。そのためか、以前は2面4線という立派なホームだったのが、今では通常の2面2線ホームとなり、完全にローカル駅扱いである。

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この駅の目玉は、駅前から出ているケーブルカーで、京阪沿線では唯一のケーブルカーである。山麓にある石清水八幡宮駅と標高143mの男山(鳩ヶ峰)山頂までを結んでおり、山頂には石清水八幡宮がある。今回、1日乗車券を持っていたので、ケーブルを利用してみた。

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乗車時間は3分ほどと短く、あっという間に山頂駅に着く。しかし途中の景観は結構美しく、特に淀川が木津川、宇治川、桂川と3つ分かれていく様は、この路線の見どころと言える。

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山頂駅から徒歩5分ぐらいで石清水八幡宮に着く。石清水八幡宮は平安時代から続く神社で、吉田兼好の徒然草にも登場する。社殿や総門は風格があって美しく、社殿へ続く石畳も風情があって良かった。

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社殿から歩いて5分ぐらいの所に展望台があり、先ほど見た眼下の風景がより一層はっきりと見ることができる。また京都南部も一望であり、遥か彼方に見える京都タワーもハッキリと見えていた。

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帰りはケーブルカーで下山。1時間弱であったが、楽しいミニハイクであった。余談だが、
この3日後に大腸検査があり、結構ビビっていたのだが、幸い大きな問題はなく、逆に小さなポリープが見つかって切除できた。これは青春時代を過ごした八幡宮の御利益とも思えるので、是非再訪し、今度はちゃんとお賽銭を差し上げたい。



おまけ

山から下りてきたら良い時間になってきたので、後は旅行の余韻に浸りつつ京都駅へ向かう。少し時間に余裕があったので、京阪電車で出町柳へ。出町柳で地上に出て叡山電鉄に乗り換える。時間があれば鞍馬山や比叡山にも行きたかったが、さすがにそこまで時間がなかった。修学院という駅まで出て、そこで下車。北野通りを20分ほど歩いて松ヶ崎駅で市営地下鉄に乗る。京都駅には1800頃に到着。予定していた新幹線には余裕をもって間に合った。

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という訳で今回のレポートはここまでです。

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京阪電車で枚方市駅で下車 し、向かったのが駅から5分程の場所にある「中華そばFumoto」です。
チャーシュー麺が美味しいと評判のお店ですが、チャーシューの見た目がボリューミーだったので、チャーシュー麺ではなく普通のラーメンにしました。それにチャーシュー丼をつけるという組み合わせです。値段は950円。
チャーシューは思ったよりも柔らかくて食べやすく、これならチャーシュー麺にしても良かったかな、と少し後悔しました。でも美味しかったです。麺はやや細麺で、スープは醤油味。少し不思議な味でしたが、まあ、美味しかったです。
御飯はチャーシュー丼ですが、お肉がコロコロしていて美味しかった。タレの味が単なる醤油味ではなく、ちょっとウースターソースのような味がしたのが意外でした。

お奨め度★★★

つづく

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北近畿一帯を鉄道旅行した あと、宮津の温泉宿で1泊した。昨晩はスコールのような大雨が降ったので。ロクに食事も取れなかった(宿の女将さんに頼んでツマミを適当に作ってもらい、ビールで腹を満たした)が、翌朝は美味しい朝ご飯を食べて、気分爽快である。

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その日も朝から雨が降っていて、駅まで歩く間に足元がすっかり濡れてしまった。宮津駅で昨日「くろまつ」に乗っていたアテンダントさんと偶然再会。少し世間話をしただけだが、ちょっと良い気分になる。

0857発の快速列車で福知山に出て、そこからJRの特急「きのさき10号」に乗る。山陰線の景観は昨日見たものと同じであったが、それでもこの路線の風景はいつ見ても美しい。特に綾部~園部間が良い。園部を過ぎると亀山が近づいてきて、ややベッドタウンの雰囲気になる。 た。

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京都には1100頃に到着した。京都駅から30分ほど歩いて鴨川沿いに走っている京阪電車の七条駅に行く。そこで1日乗車券を購入したかったのだが、「祇園四条まで行かないと売ってませんよ」とのこと。仕方なく祇園四条まで移動し、そこで無事1日乗車券をゲットした。なお、七条~祇園四条までは駅員さんの計らいで無料で乗車させてもらった。

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一旦京阪電車の北側の終点である出町柳まで行き、ここから1213発の特急淀屋橋行きに乗る。追加料金500円で乗れるプレミアムカーに久しぶりに乗ってみた。別にどうということもないのだが、ちょっと贅沢な気分になる。
何を隠そう、私が生まれ育たったのはこの京阪沿線だ。だから京阪沿線には人一倍思い入れがある。車窓を見ていても「あれ、ここ駅名変わっている」とか、「あの競馬場、取り壊されているのね」とか、「こんな所に史跡があったのか」とか、「あの公園、子供の頃に良く遊びに行ったよな」とか…。もう思い出の宝庫である。

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とか何とか言いながら、列車は大阪の淀屋橋駅に到着。特殊なL字型構造を持つ淀屋橋駅は不思議な魅力がある。そういえば地下化される前の京阪三条駅も面白い構造だったなぁ・・・。
同じ列車で今度は自由席に乗り。京阪沿線で主要駅である枚方市駅で下車する。

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つづく

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天橋立駅近くで食事をした あと、少し周辺を散策しました。昼食をとった「文殊」のすぐ近くが海なっており、天橋立を巡る観光船や阿蘇海を渡る船の発着場にもなっています。天橋立を通り抜ける歩道の出発点でもあり、ここから片道2~3kmぐらいで天橋立の対岸に出ることができます。

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さらに港の近くには知恩寺というお寺がありました。結構立派なお寺で、特に門構えが素晴らしいです。丁度雨が上がってスッキリした天気になったので、綺麗な写真が撮れました。

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駅に戻り、1433発の観光列車「あかまつ4号」に乗ります。この列車は既に何度か乗車したことがありますが、一番最近乗ったのはコロナ前なので、4年近く前になります。久しぶりに京都丹後鉄道自慢の「丹鉄珈琲」を飲みながら、風光明媚な沿線風景を堪能しました。

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終点の西舞鶴からは、今度は別の観光列車である「くろまつ」に乗ります。これは京都丹後鉄道の中でも最もグレードが高い観光列車で、今回は比較的安い「飲み比べコース」に乗ったのですが、それでも5000円近くかかりました。このコースは丹後地方で有名なお酒の銘柄3種類と、それに合わせた軽食を楽しめるコースです。食事の量もアルコールも決して多くはないのですが、それでも相応にボリュームがあり、全部食べると結構良い感じになりました。

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終点近くの宮津駅では、「あかまつ4号」に乗っていたアテンダントさんが手を振ってくれたので、思わず写真をパチリ。そんなこんなで列車は無事、天橋立に到着しました。

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つづく

地図3

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