もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:ゲーム > 海戦ゲーム

VITP表紙


Victory in the Pacific(以下、VITP)は、私が生まれて最初に購入したウォーゲームだ。当時中学生であった私は、ウォーゲームという未知のホビーに対して限りない夢を抱いており、ゲームが手元に届く前から「一体どんなゲームなんだろう」と興味津々であった。
実際に手に取ってみると、正直「期待外れ」に近い感想が漏れた。確かに「大和」や「赤城」が駒になってはいるが、海戦自体は抽象的に解決され、細かい「作戦の妙」を発揮できる余地はない。世界最強であったはずの「大和」が「アイオワ」よりも弱かったこともショックだったし、世界最強であったはずの第1航空艦隊が、米空母と対して変わらない実力(両方とも航空攻撃力は4で同じ)というのも納得できなかった。戦争後半に登場してくる「大鳳」「雲龍」といった日本空母がいずれも弱かったことも何か納得いかなかった。そんなこんなでVITPは私にとって「初めてのゲーム」ながらも「プレイされないゲーム」となった。

その後VITPを何度かプレイしてみて、このゲームが決して子供だましではなく、高度な戦略性を持った知的なゲームであることがわかってきた。また中学生当時は納得いなかった日米両軍のレーティングについても、当時の実情を知ると納得できるものであることがわかってきた。

そんなVITPを今度はVASSALによる通信対戦で戦ってみることになった。シナリオは標準シナリオで選択ルールはなし。私は連合軍を担当する。さてさてどうなることやら・・・。

VITP_Map


1Turn

JP_CV_赤城他の太平洋戦争ゲームと同じく、VITPも真珠湾攻撃からゲームが始まる。日本軍は正規空母6隻、軽空母2隻をハワイ海域に出撃させ、真珠湾に潜む米太平洋艦隊を襲う。ただし護衛部隊は高速戦艦2隻のみとやや手薄だ。その代わり日本軍は小型空母「鳳翔」と戦艦2隻、重巡6隻をミッドウェー海域に出撃させてきた。位置不定の米空母がミッドウェー近海に出現した際、これを討ち取る布陣である。

Turn01a


US_BB_Nevada真珠湾に殺到する約350機の日本艦載機。戦艦「ネヴァダ」に多数の魚雷が命中し、横倒しになって轟沈する。重巡「ニューオーリンズ」「サンフランシスコ」も800kg爆弾数発を食らって大爆発を起こす。戦艦「アリゾナ」は魚雷5本を食らって真珠湾に大破着底。戦艦「ペンシルバニア」もドック内で横倒しになる。他に戦艦4隻が大中破。一連の攻撃で真珠湾の米艦隊は戦艦3隻、重巡2隻沈没、戦艦4隻大中破の損害を被った。ただしハワイに展開している米陸軍航空部隊は無傷で残った。これが貴重な反撃兵力になる。

US_CV_Saratoga攻撃隊を収容した南雲機動部隊が真珠湾に対する第2撃を準備していたころ、真珠湾周辺に米空母機動部隊が続々と集結しつつあった。太平洋各地で別行動中の空母部隊が真珠湾攻撃の報を受けてハワイ近海に続々とはせ参じてきたのである。空母「レキシントン」「サラトガ」「ヨークタウン」「ホーネット」の4隻と多数の重巡部隊だ。空母の隻数では南雲機動部隊に劣るものの、護衛艦隊の数では南雲機動部隊を凌駕している。夜戦に持ち込めばチャンスはある。ということで、ハワイ周辺に集結した米空母部隊は、南雲機動部隊に対して決戦を仕掛けていった。ハワイ沖海戦の始まりである。

JP_CV_翔鶴まず最初に空母対空母の戦いとなった。日本軍の損害は空母「翔鶴」「蒼龍」が沈没、同「飛龍」が大破、空母「瑞鶴」「赤城」が艦載機を失って帰路についた。米軍の損害は、空母「サラトガ」「ヨークタウン」が沈没、「レキシントン」が小破、「ホーネット」が艦載機を失って後退である。
続いて艦対艦の夜戦になった。夜陰に紛れて日本空母に接近した米重巡が日本軍軽空母「瑞鳳」を撃沈し、大型空母「加賀」を大破した。ここで「加賀」を撃沈できなかったことが惜しい。
真珠湾攻撃とハワイ沖海戦の総括は以下の通り。

日本軍の損害
・沈没:空母「翔鶴」「蒼龍」「瑞鳳」
・大破:空母「加賀」「飛龍」

連合軍の損害
・沈没:空母「サラトガ」「ヨークタウン」、戦艦「ネヴァダ」、重巡2隻
・着底:戦艦「アリゾナ」「ペンシルバニア」
・大破:戦艦「テネシー」「メリーランド」「オクラホマ」
・中破:戦艦「ウェストバージニア」「カリフォルニア」
・小破:空母「レキシントン」

JP_24AF時を同じくして日本軍による東南アジア~太平洋一帯に対する攻勢が始まる。南シナ海では、哨戒中の英新鋭戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と巡洋戦艦「レパルス」がサイゴン付近の基地を発進した陸攻隊の攻撃を受けた。幸い両艦とも沈没こそ免れたものの中小破し、セイロン島に向けて後退していった。

このTurn、日本軍は新たにインドネシア、南太平洋、中部太平洋、アリューシャン列島を支配下におき、支配海域は7海域とななった。日本軍は12POCを獲得。対する連合軍は、ベンガル湾、インド洋、珊瑚海、サモア沖、ハワイ海域の計5海域を支配し、8POCを獲得した。その差4POCが新たに加わる。

Turn01b


2Turn

日本軍は太平洋全域にわたって大攻勢を仕掛けてきた。その主攻勢軸は3本、インド洋、珊瑚海、中部太平洋(ミッドウェー近海9である。その全てを阻止するのは困難と判断した連合軍は重点主義でそれを迎え撃つ。インド洋の日本艦隊に対してはセイロン島を基地とする英艦隊が迎撃。珊瑚海の日本軍は無視し、ミッドウェー近海の日本艦隊に対して空母「ホーネット」「エンタープライズ」を中核とする機動部隊で迎え撃った。

Turn02a


まずインド洋の海戦。日本軍は小型空母2隻の他、戦艦3、重巡6という艦隊。対する連合軍は損傷修理中の体に鞭打って出撃してきた米戦艦「カリフォルニア」をはじめとする戦艦3、空母3、重巡8、そして基地航空隊である。航空兵力で勝っているので、まず敵空母を叩けば勝利は安泰だ。

Turn02b


最初の航空決戦で英空母「インドミダブル」が大破したものの、日本側の小型空母「鳳翔」「龍驤」の2隻を撃沈し、制空権をまず握った。その後の航空攻撃で戦艦「伊勢」を撃沈、戦艦「長門」が大破して後退。その後両軍とも何隻かの沈没艦、損傷艦を出すも、海戦そのものは英軍の勝利に終わった。

ミッドウェー近海の激突、いわゆるミッドウェー海戦では、日本軍は改造空母2隻「祥鳳」「隼鷹」と戦艦「榛名」「霧島」の計4隻。対する米軍は空母「ホーネット」「エンタープライズ」と重巡5隻、そして基地航空部隊だ。まともに戦えば米軍の勝利は動かないが、日本側には不気味な「イ号潜水艦」と厄介な上陸部隊がいる。上陸部隊がミッドウェーを占領して米軍の基地航空部隊を追い払い、潜水艦が2隻の米空母のうち1隻を撃破すれば、兵力のバランスは一気に日本軍有利に傾く。

Turn02c


第1ラウンドは夜戦であった。これでは優勢な航空兵力を生かせない。万事休すか。と思われた米軍。しかし重巡「チェスター」が良い仕事をしました。敵上陸部隊に対する攻撃で見事に6の目を出し、それに続く損害判定でも4の目を出して日本軍の上陸部隊を追い払ったのである。
続く潜水艦攻撃でも「イ号潜水艦」はスカを出して失敗。空母決戦では「エンタープライズ」を失ったものの、「隼鷹」「祥鳳」の2隻を撃沈し、キルレシオ的にはイーブン以上の結果を残した。

このTurnで日本軍は新たに珊瑚海を支配したが、中部太平洋の支配を失った。一方の米軍は珊瑚海の他、サモア近海の制海権を日本側襲撃艦の活躍によって失ってしまう。日本軍のPOCは13、連合軍は5POC。その差は8POC。累積では12POCとなった。

Turn02d


つづく

写真01


Eastern Fleet(以下、本作)は、Avalanch Press社が2001年に発表したシミュレーションゲームである。同社のSecond World War at Sea(SWWAS)シリーズの1作で、テーマは1942年におけるインド洋における日米海軍同士の対決である。スケールやシステムはSWWASシリーズと共通であり、1スクエア36海里、1Turn=4時間、1ユニット=1隻(駆逐艦以上)、航空機1個中隊(約12機)である。
今回、作戦シナリオNo.4「South of Ceylon」をプレイしてみた。これは日本軍の南雲機動部隊によるセイロン島攻撃を再現するヒストリカルシナリオである。下名は連合軍を担当した。

前回まで --> こちら

感想

RN_CA10この時点で時間的にもキリの良い時間だったので、いったんお開きにした。ここまでで全48Turn中10Turnまで終了。所要時間はセットアップを含めて6~7時間であった。
この時点で日本軍の獲得したVPは、輸送船撃沈35隻(70VP)、飛行場1ヵ所無力化(10VP)で合計80VP。対する英軍は、航空機4ステップ撃破(24VP)、軽空母「龍驤」撃沈(122x2=244VP)の合計268VP。日本軍が勝利するためには、VPで英軍よりも少なくとも50VP上回る必要があるので、日本軍勝利のためにはさらに約250VPの獲得が必要になる。ただし「龍驤」のVP値=122VPは、「翔鶴」「瑞鶴」と並んで日本空母の中では最高値。いくらなんでも過大なので、ひょっとしたら誤記かもしれない。ちなみに同じシリーズ作品のMidwayでは、「龍驤」のVP値は63VPになっていた。この数値を採用すると、この時点での英軍の獲得VPは(63x2+24=150VPとなる。これなら日本軍はあと120VPを獲得すれば勝利できる。120VPは輸送船60隻撃沈で達成可能であり、残り期間(計34Turn)を考えれば、決して困難な数値ではない。

JP_IBoatとりあえず感想を書いてみる。まずコンポーネントの不備が目立つ。先に書いた「龍驤」のVPもそうだが、潜水艦の搭載魚雷数についての記載がないのも痛い。今回は暫定的に「1隻あたり3発」としてプレイしたが、Midwayのデータを見ると、伊号潜水艦で1隻あたり4発、呂号潜水艦で1隻あたり2発が正しい数値であった。惜しい。またも航空基地の対空火力についての記載がない。これも困った。

システム的にはSWWASシリーズ共通なので、改めて述べる事はあまりない。少し残念だったのは、例えばMidway等に比べるとチャートの枚数が増えた(ルールが増えたことによる)ので、お目当てのチャートを見つけるのに時間がかかった。チャートのデザインも色使いが拙いので見づらい。
Eastern Fleetについていえば、大半のシナリオが南雲機動部隊によるセイロン島空襲に関連するものになっており、それ以外は全て仮想戦である。結局史実のセイロン攻撃しか楽しめるシナリオはないということになる。

RN_Fulmarそのセイロン攻撃シナリオだが、圧倒的な破壊力を持つ南雲機動部隊に対し、兵力に劣る英艦隊がまともに挑戦するのは困難だ。うまく奇襲に成功すれば良いが、そうでなければ質量両面で優位に立つ南雲機動部隊の独壇場になる。そもそも足の短い英軍機の場合、敵艦隊を4スクエア(約150海里)以内に捉えない限り、攻撃隊を発進させることすらできないのだ。それに対して南雲機動部隊はその2倍にあたる8スクエアから攻撃が可能だ。普通に戦えば、南雲機動部隊と英機動部隊の直接対決が後者の一方的な敗北に終わることが容易に予想できる。

RN_BB02上記に鑑み、英艦隊としては南雲機動部隊との直接対決は回避して逃げ回る他ない。雷撃機も母艦から下ろして基地に展開させた方が良いかもしれない。後に述べる機会があるとは思うが、本作では基地に籠った敵機を排除するのが非常に困難なのだ。英軍の強みは戦艦戦力の優位だが(隻数で1隻勝っている上、技量や性能でも勝っている)、巡洋艦以下で日本軍が有利なので、戦艦の優位性は怪しくなる。航空戦力の差をも加味すると、艦隊決戦を挑む英艦隊は「漸減作戦」の餌食になる他ない。
[RAF_Hurri1]英軍の頼みは基地航空兵力である。このゲームに限らずSWWASシリーズでは航空基地の防御力が大きい。対艦攻撃では無類の強さを発揮する空母艦載機も、対基地攻撃では1ユニットあたり僅か1火力。火力分だけダイスを振って6の目が出た分だけ命中というシステム。さらに飛行場を使用不能にするためには10回分の命中が必要になる。南雲機動部隊が保有する艦載機ユニット計26.5ユニットの全力攻撃2~3回で漸く達成できるかもしれない数値だ。しかもその間対空砲火による損害は増えるし、自艦隊の守りも手薄になる。この点を逆手にとって、英艦隊はダミーを使って南雲機動部隊に対して嫌がらせを仕掛けることで基地を間接的に援護できる。

JP_CA11このように基地は頑強なので、英軍としては航空基地を積極的に活用したい。基地の弱点は動けないこと。従って航続距離圏外の敵艦に対しては手出しができない。しかし本作には「裏技」があり、航空機による片道攻撃が認められている。無論、片道攻撃を行った攻撃機は帰ってこないし、道義的にも片道攻撃は「如何なものか」と思ってしまう。しかし敢えて片道攻撃の意思を示すことで相手の動きを掣肘することができると考えれば、「脅し」としての片道攻撃には意味がありそうだ。
そして基地航空部隊の目標は、南雲機動部隊ではなく別動隊となる。特に大型艦を数多く持つ小沢部隊が狙い目になるだろう。

RAF_Catもう1点、今回英軍が積極的に実施しなかったのが航空対潜哨戒だ。これは成功率こそ低いが、上手く成功すれば敵潜水艦を1隻始末できる。特に船団攻撃を仕掛けて港に近づいてくる敵潜水艦に対して一矢を報いることができることは大きい。
それに対して日本軍は、史実通りセイロン島周辺に逃げ遅れた英艦がいるので、それを一掃したい。空母「ハーミーズ」、重巡「ドーセットシャー」「コーンウォール」、軽巡1、駆逐艦6、その他2がその対象だ。全てを撃沈できれば100VP以上の価値がある。航空機よりも撃破が容易な目標なので、そちらを優先した方が得策のように思える。

シナリオに対する評価だが、インド洋作戦というゲーム化するのが難しいテーマに果敢に挑戦したこと自体は評価したい。しかし今回プレイしたシナリオが成功作かといえば、残念ながらそこまでの評価は難しい。先にも述べた通り両軍の海上兵力について優劣があまりに明白であるため、劣勢側である英軍が艦隊決戦に応じる必然性が乏しい。従って英艦隊は単に逃げ回るだけの存在であり、それ以外の存在意義は殆どないと言える。ゲーム展開としては、日本軍がベンガル湾で通商破壊戦を行い、セイロン島近海でげ遅れた英艦を南雲機動部隊が叩く。英軍としては潜水艦や基地航空隊によって日本軍の弱点を狙うといった展開になる。このような展開では作戦的な選択肢に乏しく、相手のミスを待つだけの消極的なプレイになってしまう。実際、今回のプレイでも途中で「飽き」が来てしまい、「もう良いでしょう」という気分になったのは否めない。
そもそもインド洋作戦自体がゲーム化し辛いテーマなので、仕方がないが、さて自分ならどのように料理しようかな、と傲岸不遜なことを考えてしまった。

写真07_ハーミース


写真01


Eastern Fleet(以下、本作)は、Avalanch Press社が2001年に発表したシミュレーションゲームである。同社のSecond World War at Sea(SWWAS)シリーズの1作で、テーマは1942年におけるインド洋における日米海軍同士の対決である。スケールやシステムはSWWASシリーズと共通であり、1スクエア36海里、1Turn=4時間、1ユニット=1隻(駆逐艦以上)、航空機1個中隊(約12機)である。
SWWASシリーズの特徴は、海戦ゲームにもかかわらず、ブラインドサーチやダミー方式を用いていないことである(選択ルールや特別ルールでダミーを使用する場合もある)。つまり同じマップ上に両軍艦隊が配置された状態でプレイする。Victory Gamesのフリートシリーズに近いイメージである。もちろん、実際に攻撃するためには「索敵」を行って「発見」する必要がある。しかし索敵はダイス1個で決まるので、扇形索敵を自身で実施する必要はない。なお情報の不確実性を再現するために、両軍のTF(Task Force)は任務に応じて事前プロットが必要になる。
今回、作戦シナリオNo.4「South of Ceylon」をプレイしてみた。これは日本軍の南雲機動部隊によるセイロン島攻撃を再現するヒストリカルシナリオである。下名は連合軍を担当した。

JP_CV02日本軍の主力は正規空母5隻を有する強力無比な南雲機動部隊。さらに軽空母「龍驤」を有する南遣艦隊がベンガル湾での通商破壊戦に任じる。そしてペナンからラングーンへ向かう総計41隻の大輸送船団。その兵力は空母5、軽空母1、水上機母艦1、高速戦艦4、重巡7、軽巡4、駆逐艦24、敷設艦1、潜水艦5、輸送船41に達し、空母艦載機も約350機を数えた。
[RN_CV07]対する英軍は、空母が「フォーミダブル」「インドミダブル」の2隻と旧式の「ハーミーズ」。そのうち「ハーミーズ」は艦載機の運用能力に難があり、実質的には空母としては利用できない。戦艦は比較的高速の「ウォースパイト」と低速のR級戦艦4隻。総兵力は空母2、軽空母1、戦艦5、重巡2、軽巡6、駆逐艦15、護衛駆逐艦6、モニター艦1、潜水艦2等である。空母艦載機は96機で、日本艦隊の1/3にも満たない。しかも英艦載機の性能は日本機のそれに比べるとお話にならないぐらい劣っている。
英軍にとって頼みの綱は基地航空兵力で、ダイス目によって変動があるものの、100~200機の航空兵力がインド周辺に展開している。敵のCAPをかいくぐることができれば、金星を上げる可能性もある。

写真02


上記の状況を鑑み、英軍が立てた作戦はこうだ。
(1) 日本空母の攻撃圏内に東洋艦隊の主力を入れない。常に敵空母との間合いを意識しつつ、極力日本空母を牽制する。
(2) 反撃の主力は基地航空兵力とする。また強力なCAP隊を持つ南雲機動部隊ではなく、比較的CAPの弱体な小沢麾下の南遣艦隊を狙う。

第1日目(1~6Turn)(1942/4/4)

NE_CL02セイロン島南方から近づく日本機動部隊に対して、セイロン島のトリンコマリ、コロンボ両港からは慌ただしく艦隊が出航していく。コロンボからは重巡「コーンウォール」「ドーセットシャー」が5隻の駆逐艦/護衛駆逐艦と共に出航。トリンコマリからは空母「ハーミーズ」、モニター艦「エレバス」等計4隻が出航していった。またトリンコマリに在泊していたオランダ海軍の旧式巡洋艦「スマトラ」は単独で西へ向けて出港した。「スマトラ」は機関損傷によって6ノット程度の速度しか出せなかったため、他艦の足手まといにならないようにするためだ。
インド南西部に浮かぶアッズ諸島の秘密基地からは、空母2、戦艦5を含む英東洋艦隊の主力が出撃していく。彼らの主な任務は日本艦隊の攻撃だが、先にも述べた通りまともに戦えば勝ち目は薄いので、日本艦隊を牽制しつつ、弱小の日本軍別動隊を攻撃する機会をうかがう。

写真03


JP_A6M2日本艦隊の行動であるが、ベンガル湾で小沢の南遣艦隊と潜水艦が通商破壊戦を実施し、この日だけで計23隻もの商船を撃沈又は拿捕した。英軍はセイロン島に展開していた基地航空兵力の主力を急遽インド本土のマドラスに展開し、対潜哨戒と索敵に努めた。しかし折から天候が悪化してきており、航空索敵は悉く奏功しなかった。
その間、南雲機動部隊は空母艦載機でセイロン島南部を攻撃。コッガラにある英軍航空基地を繰り返し爆撃する。しかし空母機の対地攻撃力は限定されたものなので、航空基地を完全に無力化するには至らなかった。

写真04


第2日目(7~12Turn)(1942/4/5)

なおも天候は優れなった。日本の空母機はコッガラに対する攻撃を再開する。対空砲火によって計12機の日本機が撃墜されたが、彼らは屈せず攻撃を繰り返し、遂にコッガラを無力化することに成功した。

RAF_Bfrtベンガル湾方面であるが、ようやく回復しつつある天候の中、英軍のカタリナ飛行艇が小沢麾下の南遣艦隊をマドラス東方約150海里に発見した。チャンスである。マドラス基地からは次々と攻撃隊が発進していく。
第1波攻撃隊は、12機のハリケーン戦闘機に援護された12機のボーフォート雷撃機である。彼らは日本側のCAPを上手く躱して日本艦隊上空に侵入。輪形陣の真ん中にいる軽空母「龍驤」に対して必死の雷撃を敢行したが、惜しいかな命中魚雷を得ることはなかった。

「あんな物凄い対空砲火をこれまで見たことがない」

基地に帰還したボーフォートの搭乗員が語った言葉である。それでも強力な対空砲火を浴びながらもボーフォートの全機が無事帰還したのは大きな収穫であった。

RN_Sword第2波攻撃隊は、軽空母「ハーミーズ」から陸上基地に移されていたソードフィッシュ12機(1個中隊)である。彼らはボーフォートよりも遥かに低速であるため、ボーフォートとは別行動を取らざるを得なかった。目標地点に到達したソードフィッシュ隊は、しかし目指す敵艦を見つけることができず、空しく引き上げるしかなかった。

一旦マドラス基地に帰投したボーフォート雷撃機は、再び魚雷を装備し、西日の差し込む滑走路を再び発進していった。目指すは150海里彼方の小沢艦隊。今回は2個中隊(計24機)のハリケーン2型戦闘機が護衛のために同行する、

JP_CVL06夕闇の迫る海上で小沢艦隊を発見した英攻撃隊は、輪形陣の中心に位置する軽空母「龍驤」に向けて突進した。「龍驤」を発進した九六式艦上戦闘機12機がボーフォート雷撃機を迎え撃つが、火力に劣る九六艦戦ではボーフォート雷撃機を阻止できない。激しい対空砲火の中、何とか魚雷発射に成功したボーフォート雷撃機は、遂に1本の45cm魚雷を「龍驤」に命中させた。魚雷は「龍驤」の船体中央付近で爆発。水線下に大穴を開けて「龍驤」に大浸水を引き起こした。魚雷命中によって全ての動力が失われた「龍驤」は懸命なダメコンの甲斐なく、約1時間後にベンガル湾の海にその姿を没した。今次大戦で日本海軍が失う最初の空母になったのである。

写真05


つづく

写真06_インド洋作戦


Z19DD


第1次ナルヴィク沖海戦は、1949年4月10日、ノルウェー侵攻作戦を開始したドイツ海軍とそれに対抗する英海軍が、ノルウェー北部ナルヴィク沖で激突した戦いである。ドイツ軍の兵力は駆逐艦10隻、英海軍は駆逐艦5隻が対決。双方2隻ずつが沈み、ドイツ側により多くの損傷艦を出した。このバレンツ海海戦を「欧州海域戦」( 「ソロモン夜襲戦」 の欧州戦線版)でシナリオ化してみたい。

状況

前回のテストでは英軍の奇襲効果が効きすぎてドイツ側が大敗した。そこで少し設定を見直してみた。見直した内容は以下の通り。

 ・港内のドイツ艦を雷撃する場合の命中ボーナスを低減した(他の船や桟橋、浅瀬等がある港湾に対する雷撃は洋上雷撃よりも困難と判断)。  
 ・ドイツ軍の指揮値を上方修正
 ・主導権値をドイツ軍有利なように上方修正


この修正を加えてテストしてみた。以下は通算3回目のテスト記録である。

テスト状況

1Turn

昨晩からの吹雪がなおも吹き付ける4月10日のナルヴィク港は、突如砲声に包まれた。ウォーバートン・リー大佐が指揮する英海軍第2駆逐隊がナルヴィク港に停泊するドイツ艦隊に殴り込みをかけたのである。数発の砲弾が材泊中のドイツ駆逐艦に命中した。また英駆逐艦「ハーディ」「ホットスパー」から計8本の魚雷を発射した。
(ここまでは前回までと全く同じ)

Turn01a


2Turn

英駆逐艦の放った魚雷が次々と目標に命中・・・・、する筈が、それが悉く外れてしまう。浅瀬に突っ込む魚雷、商船に命中して爆発する魚雷等はあったが、肝心のドイツ駆逐艦には1発も当たらない・・・。

「そ、そんなはずでは・・・」

焦る英駆逐隊。しかし襲撃を終えた英駆逐艦「ハーディ」以下が左へ反転していくのと入れ替わりに、英駆逐艦「ハンター」「ホスタイル」が北から接近してきた。ナルヴィク沖1,500mまで接近した両鑑はドイツ駆逐艦に砲撃を浴びせかける。ドイツ駆逐艦「アントン・シュミット」「ヴィルヘルム・ハイドカンプ」がそれぞれ命中弾を受けて中小破する。しかしドイツ駆逐艦も反撃し、英駆逐艦「ハンター」が被弾して小破した。
「ハンター」「ホスタイル」は計8本の魚雷を発射。ドイツ側も比較的損傷の軽微な「アントン・シュミット」が魚雷8本を発射する。

Turn02a


3Turn

先に英駆逐艦が放った魚雷がドイツ駆逐艦に命中した。「アントン・シュミット」「ヴィルヘルム・ハイドカンプ」にそれぞれ1本が命中し、両艦とも誘爆を起こして轟沈した。 しかし「アントン・シュミット」の発射したG7a魚雷8本も英駆逐艦をとらえた。反転して退避中の英駆逐艦「ハーディ」(旗艦)に1本が命中した。「ハーディ」は沈没こそ免れたが、大破して速度10ktまで低下してしまう。
ナルヴィクの北東約15kmに位置しているヘリヤンクスフィヨルドに待機していたドイツ駆逐艦3隻が出航。英駆逐艦を追う。

Turn03a


4Turn

英軍は大破した「ハーディ」を残して残り4隻が離脱していく。仲間を見捨てるのは忍びないが、勝利条件の関係上、大破した艦と一緒に走っていると、タイムリミットに間に合わないからだ。

5Turn

バランゲンフィヨルドで警戒配備についていたドイツ駆逐艦2隻が出航する。これでドイツ駆逐艦5隻が英駆逐艦を追撃する体制に入ったことになる。ドイツ第1駆逐隊の3隻が大破した英駆逐艦「ハーディ」を囲んだ。瀕死の駆逐艦に対して周囲から砲撃を浴びせかけるドイツ駆逐艦。「ハーディ」は多数の砲弾を受けてフィヨルドに沈んでいった
 
Turn05a


6Turn

バランゲンフィヨルドを出航したドイツ駆逐艦2隻(第4駆逐隊)と、英駆逐艦が交戦状態に入った。隻数では4:2で英側が有利であったが、機先を制したのはドイツ側であった。

Turn06a


7Turn

ドイツ駆逐艦が発射した計16本の魚雷が次々と英駆逐艦に命中した。狭いフィヨルドの戦い。必然的に接近戦になるが、その時威力を発揮するのが両軍とも魚雷なのだ。命中を受けたのは駆逐艦「ハンター」と「ホスタイル」。両艦とも3分と持たずにフィヨルドにその姿を没した。さらに駆逐艦「ハヴォック」はドイツ駆逐艦の砲撃を受けて中破していた。無傷で残る英駆逐艦は「ホットスパー」だけになってしまう。

Turn07a


8Turn

ドイツ第1駆逐隊がフィヨルド内でUターン。英駆逐艦に対して正面突撃を仕掛ける。それを見た英駆逐艦は左へ回避つつ主砲射撃。至近距離から放たれた「ホットスパー」の射弾がドイツ駆逐艦「ゲオルク・ティーレ」に命中し、同艦を小破せしめていた。

Turn08a


9Turn

一旦やり過ごしたドイツ駆逐艦は再びUターンして英艦隊と平行砲戦に入る。英駆逐艦「ホットスパー」はまたもや射撃の腕の冴えを見せ、ドイツ駆逐艦「ゲオルク・ティーレ」に命中弾を与えてこれを中破した。一方、ドイツ側の射撃は既に損傷していた駆逐艦「ハヴォック」に命中弾を与えてこれを大破させた。

Turn09a


10Turn

この後、駆逐艦「ハヴォック」は集中砲火を浴びて沈没。唯一無傷で生き残った「ホットスパー」は西方に逃れた。英軍の損害は沈没4、対するドイツ軍の損害は沈没2、中破1、小破1である。VPは英軍7、独軍12で独軍の勝利となった。

感想

今回は独軍の勝利に終わったが、その前に行った第2回目のテストでは英軍の圧勝であった(そこからさらに少し手を加えている)。今回は英側がアンラッキーであったが、最初の魚雷が全く命中しないというのは稀有な出来事なので、普通はもう少し当たると思う。まあ英軍としてはこの第1撃で魚雷をケチらず、一気に使い潰すという手もあるだろう。最初にVPを稼いでおけば、VPで逃げ切りを狙えるかもしれない。ただ魚雷がないとドイツ側の追撃部隊と戦う際に苦戦を強いられるかも。なんせフィヨルドは狭いので、魚雷が有効なのだ(反対側に逃げる手が使えない)。

取り合えず今回のテストで第1次ナルビク沖海戦は一応完成としたい。次は北岬沖海戦にでも手を出すか・・・。

HMS_DukeofYork

Battle_of_Narvik


第1次ナルヴィク沖海戦は、1940年4月10日、ノルウェー侵攻作戦を開始したドイツ海軍とそれに対抗する英海軍が、ノルウェー北部ナルヴィク沖で激突した戦いである。ドイツ軍の兵力は駆逐艦10隻、英海軍は駆逐艦5隻が対決。双方2隻ずつが沈み、ドイツ側により多くの損傷艦を出した。このバレンツ海海戦を「欧州海域戦」( 「ソロモン夜襲戦」 の欧州戦線版)でシナリオ化してみたい。

状況

この戦いの特異性は、フィヨルドの中で戦われたということだ。フィヨルドというのはご存じの通り、氷河の浸食によって作られた狭い入り江のこと。一応海なのだが、見ようによっては「大きい川」のようにも見える。「川幅」も数キロなので、調子に乗って走り回ると、浅瀬に乗り上げること請け合いである。こんなところに座礁のリスクが大きい戦艦を突っ込ませるロイヤルネイビーって一体・・・。

フィヨルド地形を再現するため、「ソロモン夜襲戦」と同じ方法でマップ上に海岸線を書いてみた。描いてみると、やはり狭い。「ソロモン夜襲戦」のスケールで描いてみると、単縦陣の艦隊がようやく180度回る余地が残るぐらいである。このような地形で「ソロモン夜襲戦」のシステムが上手く馴染むか、少し不安になる。

Turn00

Turn00a


次に両軍の兵力である。艦の名前をずらずら並べてみてもつまならいので、兵力だけ記す(繰り返しになって恐縮だが)。

・ドイツ軍:駆逐艦10隻
・英軍:駆逐艦5隻

これだけ見ると、ドイツ軍が圧倒的に優勢である。しかもそれだけではない。個艦性能でもドイツ側が英側を凌駕しているのだ。
この海戦に参加したドイツ側の駆逐艦は、1934年型または1936年型と呼ばれるクラスである。また英側の駆逐艦はH級と呼ばれるクラスである。両者の比較を下表に示す。

諸元表


概ねドイツ艦の方が一回り大きく、また武装も強力である。
つまり質量ともにドイツ軍が有利な筈であったが、ドイツ側に不利な要素も含まれていた。
1つは航続距離である。
ドイツ本土からナルヴィクまでの距離と英本土から同地までの距離に大きな差はない。強いてあげるなら、緯度的にやや南に位置しているドイツ本土からの方がスコットランドからの距離に比べるとやや遠いか。逆にドーバー海峡付近からなら英本土の方が遠くなる。いずれにしてもその航行距離に大差はない。
問題は艦そのもの航続距離の方だ。ドイツ艦の場合19ktでの航続距離が1500~2000nm、英艦は15ktで5500nmだ。巡航速度が違うとはいえ、3倍近い差があることになる。そしてそのことが実際の海戦で決定的な要因となった。
ノルウェー軍の抵抗を排除し、ナルヴィクを僅か1日で占領した彼らであったが、その短い航続距離が仇となり、ナルヴィク攻略後における各艦の燃料が殆ど底をついていた。さらに同航していた2隻のタンカーのうち、1隻が撃沈されてしまい、残り1隻という状況になっていた。
燃料不足によって機動力を発揮できないドイツ艦隊。それに対して燃料に(比較的)余裕のある英駆逐艦が襲いかかった、というのが海戦直前の状況である。また攻撃側である英艦隊は敵との交戦を予期していたのに対し、英艦隊の接近を知らないドイツ艦隊は差し迫った危機を予期することは難しかった。

テスト状況

1Turn

昨晩からの吹雪がなおも吹き付ける4月10日のナルヴィク港は、突如砲声に包まれた。ウォーバートン・リー大佐が指揮する英海軍第2駆逐隊がナルヴィク港に停泊するドイツ艦隊に殴り込みをかけたのである。数発の砲弾が材泊中のドイツ駆逐艦に命中した。また英駆逐艦「ハーディ」「ホットスパー」から計8本の魚雷を発射した。

Turn01a


2Turn

英駆逐艦の放った魚雷が次々と目標に命中した。3本の魚雷がドイツ駆逐艦「アントン・シュミット」に魚雷3本が命中。また駆逐艦「ヴィルヘルム・ハイドカンプ」には2本の魚雷が命中する。両艦とも忽ち轟沈する。
駆逐艦「ハーディ」以下の3隻が一旦フィヨルドの奧に向かい、代わって「ハンター」「ホスタイル」の2艦が反転してナルヴィク近海に迫る。ナルヴィク港で唯一無傷で残っていたドイツ駆逐艦「ハンス・リューデマン」が5門の12.7cm砲で反撃する。その1発が英駆逐艦「ハンター」に命中。砲塔電路を切断して同艦を射撃不能にした。

Turn02a


3Turn

先に英駆逐艦が放った魚雷8本がドイツ駆逐艦に命中した。「ディーター・フォン・レーダー 」に1本が命中し、誘爆を起こして轟沈した。「ヘルマン・キュンネ」にも1本が命中したが、こちらはドイツ側にとって幸運にも不発であった。
ヘリヤンクスフィヨルドに待機していたドイツ駆逐艦が出航し、英駆逐艦を追う。

4Turn

濃霧が晴れた。視界が2Hexから5Hexに広がった。攻撃を終えた英艦隊が速度を上げて離脱を図る。後方からそれを追うドイツ艦隊。煙幕を展張する英艦隊に対して、ドイツ駆逐艦が砲撃を開始する。煙幕のため命中率は下がったが、「エーリッヒ・ケルナー」の放った12.7cm砲弾1発が英駆逐艦「ハーディ」に命中。軽微な損害を与えた。

Turn04a


5Turn

単縦陣で逃げる英艦隊の後ろからドイツ駆逐艦が追う。英艦隊最後尾の駆逐艦「ハヴォック」に12.7cm砲弾が命中。同艦も小破した。

6Turn

バランゲンフィヨルドで警戒配備についていたドイツ駆逐艦2隻が出航する。

7Turn

ドイツ駆逐艦が前後から英駆逐艦をはさんだ。ドイツ駆逐艦の全力射撃。しかし惜しいかな、駆逐艦「ホスタイル」に命中弾1発を与えて小破させただけであった。一方英駆逐艦の砲撃でドイツ駆逐艦「ベルント・フォン・アルニム」が命中弾を被り小破する。
英駆逐艦で最後尾を走っている駆逐艦「ハヴォック」が魚雷8本を右舷後方から近づくドイツ駆逐艦に向けて一斉に発射した。

Turn07a


8Turn

「ハヴォック」の放った魚雷1本がドイツ駆逐艦「ヴォルフガング・ツェンカー」に命中する。誘爆を起こした「ツェンカー」は忽ち沈没した。ドイツ駆逐艦も反撃を行い、駆逐艦「ハヴォック」「ハンター」に命中弾があり、両艦とも速度が20ktに低下する。


Turn08a
]

感想

テストはいったんここで終了とした。両軍の損害は、ドイツ側が沈没4、中破1、小破2。英側が中破2、小破2であった。英側の圧勝といってよい。 まず問題となったのは、第1Turnの奇襲攻撃の効果。ドイツ側に対応手段が乏しいので、ほぼダイス勝負となってしまう。だからここでの戦果が勝利条件に大きく響いてしまう。
この問題については、例えば最初の奇襲をヒストリカルな結果にして、どの後の結果だけを争うことでよりイーブンなゲームにすることもできる。
が、今回はその方法は採用しないことにした。確かにダイス目で結果が左右されることについては色々な考え方があるだろう。しかしダイスだけで全てが決まるわけではなく、戦い方によってはダイス目を覆すことも不可能ではない(ようにしなければならない)。それにこのシナリオ自体は1~2時間で結果が見えてくる軽いシナリオである。そもそも水上戦ゲームに運の要素は避けられない。だからこの問題は当初のままとする。

もう1点は英軍の奇襲効果を強調しすぎてドイツ軍のCPや主導権が低すぎる。そのためゲーム後半にドイツ軍になってもドイツ軍が有効な反撃を行えないのだ(魚雷すら撃てない)。これはマズイので少し調整したい。また特別ルールの類を見直して、ドイツ側に反撃のチャンスを膨らませるようにしたい。

(つづく)

↑このページのトップヘ