もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:読書 > 架空戦史

190423_北海道

バトルオーバー北海道/第三次世界大戦

小林源文 ゴマブックス
戦記漫画家として有名な小林源文氏による近未来戦記である。源文氏といえばドイツ軍を主体とするWW2欧州戦線に関する作品が有名だが、本書のような現代戦でも卓越した筆致を見せている。本書は日ソ戦を扱った「バトルオーバー北海道」とNATOとWPの西ドイツにおける激突を描く「第三次世界大戦」の2本立てである。元々は前後編に分けて販売されていたが、今回前後編合わせて500円という安価で入手が可能になった。有難い話である。戦闘場面がリアルなので、本書を読むと現代戦ゲームをプレイしたいとか、デザインしたいとか、そんな気分になる。かく言う筆者も北海道戦争のゲームをデザインしてみたくなった。

お奨め度★★★

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道北戦争1979

木元寛明 光人社NF文庫

「1970年代後半、ソ連軍が稚内周辺に進攻してきたら」というif設定に基づく仮想戦記である。ネタバレ的な話は避けたいが、戦闘シーンはそれなりにリアルである。本書を下敷きにして「道北防衛戦」という中隊から大隊規模の戦術作戦級ゲームを作ってみたくなった。本書のオチについては人それぞれだが、恐らくは筆者自身も現実にこのような「オチ」になるとは考えていないのではないか。そう思えている。
1980年前後という背景での「ありえた可能性のある話」と考えれば、本書はそこそこ楽しめるのではないか。

お奨め度★★★

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半島へ陸自山岳部隊

数多久遠 祥伝社(2017/4/20)

内容はいわゆるif戦記だが、舞台設定はかなり現実に近い。北朝鮮で内乱が勃発し、そのドサクサに紛れて北朝鮮が日本や韓国に細菌兵器による攻撃を仕掛けようという設定。それを阻止すべく極秘裏に編成された陸自の山岳部隊が朝鮮半島に上陸する、というもの。娯楽作品として読めば結構面白く、また戦闘場面もハチャメチャなようには思えない。小説だから日本にとってはハッピーエンドに近い展開になるのだが、実際にこのような状況に陥ると、本書のように巧くいくかどうかは甚だ疑問。とにかく現実に近い状況に基づいた仮想戦記なので、読んでいてリアリティを感じることは間違いない。

お奨め度★★★

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凶鳥〈フッケバイン〉 ヒトラー最終指令

佐藤大輔 角川文庫

「佐藤大輔氏がこんな本を出していたのか」というのが第一印象。読んでみるとなかなか面白い。設定は第2次大戦末期を背景にしたSF小説だが、そこは佐藤大輔。凡百の小説家には及ばない面白さがある。資料性等は皆無に近いが、娯楽作品として見た場合、少なくともウォーゲーマーのツボを押さえてあることは確かだ。過剰な期待を喚起するつもりはないが、私的には購入費用分の楽しみは十分得られた作品である。

お奨め度★★★

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レッズ・イン・ブルー

笠原俊夫 日本出版社

以前にTactics誌に紹介されていた空戦漫画です。米空軍のアグレッサー中隊に配属された女性教官という設定はちょっとアレですが、内容はそこそこ面白かったです。F-5Eタイガー2が主人公として登場し、それがF-16Cファルコン、ミラージュ2000、F-4ファントム、F-111アードバークといった西側機と空戦するというのは、他ではなかなか見られない設定です。冷戦期における米空軍の雰囲気を味わえる作品で、冷戦期の空戦ゲームをプレイする際に読んでおきたい作品です。

お奨め度★★★

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