もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:読書 > SF

イメージ 1

コロンビア・ゼロ--新・航空宇宙軍史

谷甲州 早川書房

久々の航空宇宙軍史シリーズの新作?。「新・航空宇宙軍史」というシリーズ名になっていた。第1次外惑星戦争が終わった後、第2次外惑星戦争開戦までの経緯が描かれている。ストーリーは木星や土星宙域における様々な事件が描かれ、宇宙空間での臨検、土星の衛星タイタンでの地上戦、生物学的な様相の未来兵器、仮想人格等、SF的な描写が散りばめられている。そしてクライマックスの宇宙戦闘。ここの描写はさすがにこのシリーズの筆者ならではといった感があり、読み応え十分である。
私自身はSFには詳しくないが、そんな私にとっても本書は十分楽しめる内容であった。

お奨め度★★★★

イメージ 1

帝国宇宙軍1-領宙侵犯

佐藤大輔 ハヤカワ文庫

2017年に亡くなられた佐藤大輔氏と言えば、ウォーゲームデザイナーとしても著名な方である。その氏が恐らく最期に書かれたSF長編の第1巻が、この「帝国宇宙軍」シリーズである。本シリーズは、タイトルから分かる通り遠い未来を扱ったSF作品であり、銀河系全域に版図を拡大した人類同士の抗争がテーマになっている。背景となる歴史観は「地球連邦の興亡」に似ているが、「地球連邦」が内戦と地上戦という比較的地味なテーマを扱っているのに対し、こちらは宇宙戦闘艦同士の撃ち合いという「血沸き肉躍る」作品となっている。氏の早逝によって未完の作品に終わったが、今後に期待感を抱かせる終わり方となっている。実に惜しい作品だ。

お奨め度★★★★

ネタバレは避けますが、面白かったです。
ゴジラ映画の王道は押さえながらも、現在の風景に溶け込んだ平成のゴジラと言う感じです。
単なるアクション映画としても面白かったですが、国家的災害時におけるシミュレーションとしてみても面白い。
例えば某国が首都圏に対して核攻撃実施、等という想像したくないような事態が起こった場合、果たしてこの映画で描かれているような事態になるのでしょうか・・・。

この映画で描かれているような事態が起こらないことを祈りつつ、そのような事態が起こっても毅然とした対応をしたいものだと思います。

イメージ 1

機動戦士Zガンダム外伝-ティターンズの旗のもとに

今野敏 角川書店

機動戦士Zガンダムにおいて、「悪役」として位置づけられているのが地球連邦軍のエリート部隊であるティターンズである。本作は、そのティターンズのパイロット達を主人公とした小説である。
本書のテーマはティターンズが壊滅した後の軍事法廷が舞台であり、その中で元ティターンズのパイロットであった主人公にかけられた様々な嫌疑を晴らしていくというのがストーリーになる。本作は裁判シーンと戦時中の回想シーンが巧みに織り交ぜられ、裁判で問題となっている場面の真実が回想シーンによって明らかになっていくという手法を採用している。従って単に戦闘シーンが延々続くだけではないので読んでいて飽きない。
また回想シーンではZガンダム本編のストーリーが上手く背景として描かれており、Zガンダム本編では「善玉」として描かれていたエウーゴについて、主人公達の視点から見た見え方が興味深い。
ガンダム好きであれば、そこそこ楽しめる著作だと思う。

お奨め度★★★

イメージ 1

機動戦士ガンダムMSイグルー黙示録0079

林譲治 角川スニーカー文庫

同名のOVAのノベライズ版である。ジオン軍と書けば、それ以上詳しい説明は不要だろう。ジオン軍の若き技術士官であるオリバーマイ技術中尉が見た1年戦争の姿を1話完結で描いている。OVA側を見た人にとっても本書は価値がある。OVAでは描かれなかったキャラの心理描写やメカ描写は秀逸と言って良い。

お奨め度★★★

↑このページのトップヘ