もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:戦史 > 冷戦後の仮想戦

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2020年代の東アジアにおける海上戦闘を描いた「日中韓・現代海戦三国志」は、シンプルなルールで複雑な現代海戦を描いた好ゲームです。
今回、Game Journal誌の協力の元、本作のVASSALデータを公開することになりました。

自粛生活のお供にお楽しみ頂ければ幸いです。

ダウンロードサイトは --> こちら

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「尖閣ショウダウン」は2013年に国際通信社から発売されたシミュレーションゲームで、テーマは尖閣諸島及び南西諸島を巡って予想される日中の軍事衝突です。正に「今そこにある危機」です。
システムは有名な「レッドドラゴンライジング」(CMJ#92)をベースとしたもの。一見するとルールは多いので、ルールブックを読み通すと結構辛いですが、プレイしてみるとサクサクプレイできます。

今回、本作をプレイしてみました。下名は自衛隊を担当します。

1Turn

イメージ 10南西諸島沖に集結した中国艦隊。そのまま与那国島に接近し、師団規模の部隊を上陸させた。すわ、中国軍による侵攻か。自衛隊は沖縄近海に出動していた第1護衛隊群に加えて佐世保の第2護衛隊群、呉の第4護衛隊群にも沖縄近海への出撃を命じた。

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2Turn

イメージ 11中国軍は与那国島に続いて尖閣諸島にも上陸。魚釣島に特殊部隊を上陸させて同地を支配する。自衛隊は3個護衛隊群を集結させた大艦隊を宮古諸島沖に集結させて中国側を牽制する。今の所、中国軍による日本領土への進攻はあったものの、いずれの側からも実弾射撃はない。東シナ海の海は緊張した空気に張りつめる中、日本政府は非軍事的な解決方法を探るべく必死の外交努力を行う(ということにしておこう)。

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3Turn

イメージ 12八重山諸島を守備する自衛隊を爆撃するべく数十機の中国軍機が日本領空内に飛来してきた。那覇を発進した航空自衛隊のF-15戦闘機がそれを迎撃する。この時点で未だ中国側からの「攻撃行為」はなかったので、攻撃を躊躇う自衛隊機。それでも現場からは射撃許可を求める矢の催促。
そして・・・、
遂に中国戦闘機がF-15に向けてミサイルを発射した。数発のPL-12アクティブ誘導ミサイルがF-15に迫る。チャフと急激な回避運動によって辛くもミサイルを回避したF-15は直ちに自衛のための戦闘を開始した。前方に迫るJ-11戦闘機をレーダーロックオン。直ちに99式空対空誘導弾(AAM-4)、さらには04式空対空誘導弾(AAM-5)を発射する。狙い違わずミサイルは命中。瞬く間に数機の中国機が四散する。日中最初の空中対決は日本側の完勝に終わった。

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(Photo by Wikipedia)

4Turn

イメージ 13イベントで「陸自部隊の事前配備」が発生。中央即応連隊を与那国島の比川山中に配置する。
中国側は本土に待機していた空母機動部隊に出撃を命じた。戦火の拡大に頓着しない中国側。彼らの狙いは何なのか?。

5Turn

イメージ 14尖閣諸島を奪回すべく特殊部隊を搭載した海上自衛隊が誇る潜水艦9隻が尖閣諸島に進攻した。尖閣諸島近海で中国海軍の潜水艦3隻と交戦した海自潜水艦部隊はその全てを撃沈。こちらの損害はゼロで海上自衛隊初の海中戦闘(WW2以降で初の潜水艦対潜水艦の水中戦闘)は海上自衛隊の完勝に終わった。

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6Turn

イメージ 15中国側空母機動部隊が尖閣諸島沖で集結した。圧倒的な火力となった中国艦隊に対し、海上自衛隊も全艦集結。八重山諸島近海に待機して決戦の機を伺う。尖閣諸島には海自潜水艦から出撃した陸自の特殊部隊が上陸。同地の奪回を目指す。

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7Turn

イメージ 16海上自衛隊が動いた。八重山諸島沖の艦隊が与那国島沖まで移動する。与那国島を占拠する中国軍に対して猛烈な艦砲射撃を浴びせてこれを撃破した後、地上部隊を上陸して同地を奪回した。これで与那国島を取り返した・・・、筈だったが、尖閣諸島を包囲していた中国艦隊が突如八重山諸島に移動してきた。こちらも艦砲射撃で八重山諸島を守る陸自部隊を撃破。その後八重山諸島を占領した。

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結果

大量の増援を投入した自衛隊側がVP差で敗北した。

感想

プレイ時間は2~3時間です。

まずは細かい反省から。序盤に尖閣諸島に護衛艦を配置しなかったのは失敗でした。先制攻撃を食らえば沈むことは避けられませんが、中国側が先に撃ってくれたら、こちらも大手を振って反撃できるようになる。自国領土が進攻されても武装反撃できない我が自衛隊の悲しい所ですが、現実がそうだから仕方がない。かつて海上自衛隊員のとある方が「我々の仕事は相手の最初の1発目に撃たれることだ」というお話を伺ったことがあります。「戦争放棄」の理想と現実のギャップを感じさせる部分です。

ゲーム展開での反省点としては、自衛隊としては乾坤一擲の決戦を挑むべきではなかったか、と言う点です。自衛艦隊の運用がやや退嬰的だったかなというのが反省点です。とはいえ、現実の世界をオーバーラップさせて考えた場合、果たして自衛艦隊全滅を賭してまで東シナ海の小島に固執するのを是とするか否とするのか。
実は「フォークランド・ショウダウン」をプレイしていた時に感じた違和感も全く同じで、ゲームとしては英。アルゼンチン双方とも全滅を賭して戦うのが常道なのでしょうが、プレイしていて「南大西洋の小さな島を巡って艦隊全滅を賭して戦う」のは馬鹿げています。そして史実もまさにその通り。英ア双方とも限定戦争の枠組みの中で出先の結果だけで勝敗を決したのが史実。ところがゲームでは何故か大艦隊決戦になってしまう・・・。

無論、上記は負けた側の良い訳でして、積極的に「リスクを取る」という観点から言えば私の指揮は退嬰的過ぎました。今回の私の対戦相手氏なら恐らく何の躊躇いもなく「見敵必戦」で果敢に決戦を挑んできたでしょう。その点が私のゲームの弱さだと反省しております。ゲームとしての勝ちを目指すのであれば、もっと積極的に行くべきだったかもしれません。

何だかゲーム自体は個人的に不完全燃焼な結果に終わりましたが、「尖閣ショウダウン」自体はシンプルで面白いゲームです。機会を見つけて再戦してみたいです。そして今度こそは自衛隊に勝利の栄冠を掴ませたい・・・。

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(Photo by JMSDF HP 写真ギャラリー)

おまけ

今回プレイした会場のすぐ近くに海上自衛隊の停泊地がありました。写真を撮ったので以下に紹介します。平和を守るために黙々と任務を遂行する彼らに敬意を感じると共に、今回のプレイ内容が現実にはならないことを祈るのみです。

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Red Dragon Fallingは、2015年に米国Decision Games社から発売されたシミュレーションゲームである。Modern War誌の第19号として発売された。デザインはタイボンバ。
テーマは近未来に予想される共産中国の内乱で、プレイヤーは共産陣営と反共陣営に分かれて中国の覇権を賭けて戦う。1Hex=80マイル、1Turn=2ヵ月、1ユニット=師団から軍集団となっている。空軍も登場する。

イメージ 9システムは非常にシンプルで、アクションポイント(本作ではMHP=天明点という名称になっている)を使って部隊の移動や戦闘を行い、敵ユニットの除去、敵支配都市の奪取等を狙う。内乱ということでユニットの表裏で共産陣営、反共陣営を使い分ける。同じユニットが状況に応じて共産側についたり、反共側についたりする訳だ。だから通常の移動、戦闘以外に調略に関するアクションがあり、出目が良ければ敵陣営に所属している1スタックが丸丸自陣営のものとなる。
また台湾軍も登場するが、台湾軍は共産側につくことはない。また核兵器も登場し、核兵器を使うことで1ヘクスの敵ユニットを都市も含めて蒸発させることができる。ただしペナルティが厳しいので、バンバン使う訳にはいかない。他には長江のダムルールがある。

今回、テーマの珍しさに惹かれて購入してみた。早速ソロプレイを試してみる。

1Turn

イメージ 6このゲーム、共産陣営と反共陣営はランダムに選んで配置される。共産陣営は航空兵力を多く引き、また戦略要地である三峡ダムを支配した。対する反共陣営は、地上部隊を多く獲得した。反共陣営は、首都をハルビンに設定する。
序盤は両軍とも支援部隊と主戦部隊の合流を行い、確保撃破を避けようとする。概ね両軍とも兵力の再編成が完了した時点で両軍とも次の行動に移った。

イメージ 7さらに反共陣営は台湾に働きかけて反共陣営について参戦するように工作を仕掛けた。台湾は大陸進出の好機と捉えてその誘いに乗った。台湾軍第10海兵軍団(8-8-d3)が台湾海峡を渡って大陸に進出。広東省平定作戦の中核となるべく、深セン市に布陣した。
対する共産陣営は台湾軍の出鼻を挫くべく、深セン市に対して核攻撃を実施した。深セン市は核の炎に焼かれ、同市に駐留していた台湾第10海兵軍団は壊滅した。

反共陣営は直ちに核報復を実施。戦略要域である三峡ダムに核弾頭を打ち込んだ。三峡ダムは崩壊して放射能を含んだ洪水が下流の都市を襲う。南京、無錫、上海といった長江デルタ地帯の都市が壊滅した。

イメージ 8しかし両陣営ともそれ以上の核攻撃は行わず、地上部隊が中心となって活動を行う。特に反共陣営は台湾から海を渡ってやってきた台湾海兵軍団2個が中核となって中国内陸部を突き進む。長沙、武漢が反共陣営の手に落ちた。さらに北上した台湾海兵軍団は、共産陣営の首都北京に隣接する天津に対して攻撃を実施し、これを陥落させていた。

Turn終了時の支配都市数(MHP):共産側9(40)、反共側17(28)

注:MHPはMandate of Heavey Pointの略称で、「天明点」と訳される。補給ポイント乃至は指揮ポイントと同等のものと考えてよい。

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2Turn

イメージ 10反共陣営は満州に攻め込んだ。長春市を包囲する反共陣営に対し、共産陣営は2回目の核攻撃を実施した。台湾からの海兵軍団が核の炎に焼かれた。しかし残った反共陣営は長春市を攻略。さらに遼東半島を南下して大連市も占領し、反共陣営の首都ハルピンから、長春、奉天、大連といった所謂「満鉄ライン」は反共陣営の支配する所となった。
さらに反共陣営は内陸部四川省でも攻勢を仕掛けて、成都、重慶の両都市を占領した。

対する共産陣営は兵力の拡張に努めつつ、河南省の鄭州、河北省の石家荘、山西省の太原を占領した。しかし度重なる核攻撃によって共産陣営は民衆の支持を失いつつあり、さらに反共陣営の攻勢によって領地を失いつつある共産陣営なのであった。

Turn終了時の支配都市数(MHP):共産側8(16)、反共側18(25)

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3Turn

共産陣営はかなり苦しくなってきたので、反共陣営の部隊に働きかけて寝返りを画策する。しかしダイスが悪く寝返り工作は悉く失敗に終わる。その間、鄭州、西安が反共勢力の手中に落ちた。

この段階で共産陣営は勝利を諦めて投了。反共陣営の勝利が決まった。

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感想

予想通りルールはシンプルでプレイ時間も短い。今回はソロで記録を取りながらので2日ほどかかったが、対人戦なら1~2時間ぐらいで終わりそうだ。

ゲームに対する評価だが、正直言えば「あまり面白くなかった」というのが本音である。戦略、戦術以前に初期配置とゲーム中のダイス目で決まってしまいそうに思える。また反共陣営は強力な台湾軍を使えるので、その分バランス的には反共軍が有利だと思う。
現代の中国軍に特別な思い入れでもあればそこそこ楽しめるゲームかもしれないが、そうでなければ「一体何が面白いのか」良く分からないゲームであった。

5月のGW明けの日曜日。YSGAの追浜例会に参加しました。
今回は「ゲーム成仏の会」ということで、比較的短時間で終わるゲームを多数プレイしました。

ここまで-->こちら

CMJ#110「尖閣ショウダウン」


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イメージ 8米中戦争を扱った「レッドドラゴンライジング」のシステムを使った架空戦ゲームです。テーマは尖閣諸島から南西諸島にかけての日本と中国の激突。主役は日中両国で、我が自衛隊は陸海空の精鋭部隊が登場します。他に米軍や台湾軍も登場します。
基本的なシステムは「レッドドラゴンライジング」と同じ。ただし扱っている戦域が狭く、また1ユニットの単位も小さいので、細部は異なっています。ルールの量もレッドラに比べるとやや多く感じます。
一番の違いは空母艦載機の扱い。レッドラでは空母ユニットは艦載機も込みでレーティングされていましたが、「尖閣」では別ユニットとなっています。従って空母から艦載機が発進し、攻撃し、帰還するという一連のシーケンスをゲーム上で再現できます。

このゲームについては、他の作品に比べてルール量が多く、事前にルールを読む時間がありませんでした。従って「今回は無理かな」と半ば諦めていたのですが、幸いな事に対戦相手氏がルールをかなり把握されていたので、インストを受けながら何とかプレイに漕ぎつけました。

イメージ 91回目は中国軍を担当。党の方針は「限定戦争/尖閣」。6段階の戦争方針のうち、一番小規模なものです。尖閣諸島を軍事占領して既成事実化し、尖閣諸島の実効支配を実現しようとするもの。従って中国軍の方針は速戦速決です。
開戦初日。尖閣諸島を包囲している中国艦隊は、付近をパトロール中の海上自衛隊護衛艦「たかなみ」「いかづち」をいずれも対艦ミサイル攻撃で撃沈。さらに空挺部隊と特殊部隊が尖閣小島と魚釣島をそれぞれ軍事占領します。不意を突かれた自衛隊は沖縄近海に集結。尖閣周辺を警戒する中国艦隊に挑む体制を整えますが、中国はいち早く尖閣諸島占領を既成事実化。結局最終Turnを待たずしてゲーム終了となり、中国が今次紛争に実質勝利した。

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イメージ 10まあこんなものでしょ、ということで、仕切り直しの第2戦。今回も下名は中国軍を担当します。
今回、党の基本方針は「覇権主義/先島諸島・尖閣」。6段階の方針のうち、2番目に強硬な姿勢です。尖閣諸島と先島諸島に対する侵攻を目標としていますが、沖縄本島へは侵攻できません。
序盤は定番の尖閣進攻を実施。今回は海自の艦隊は尖閣周辺海域から撤退していたので、尖閣小島と魚釣島を無血占領。さらに宮古島への侵攻を画策しますが、宮古島周辺には海自の艦隊が集結していたので、目標を変更。八重山諸島に侵攻作戦を実施しました。空挺部隊が石垣島に降下。自衛隊を撃破じて石垣島を制圧します。
そして中国の大艦隊が八重山諸島一帯に進出。日本側の反撃に備えます。

対する海上自衛隊は艦隊決戦を企図。宮古島周辺の艦隊を八重山諸島近海に進出し中国艦隊と激しく戦います。対艦ミサイルの激しい撃ち合いの結果、兵力に勝る中国艦隊の勝利に終わり、日本艦隊は壊滅。この段階で「ま、こんなもんでしょ」ということでお開きとしました。

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イメージ 11プレイ時間は2回の対戦で計2~3時間ぐらい。セットアップを含めても1ゲーム1~2時間程度でプレイできそうです。細かいルールが多いのでルールを読みだけで結構大変。ただ基本システムはシンプルなので、慣れた人が混じっていればスムーズにプレイできそうです。両軍共取り得る選択肢が結構多く、時事ネタにも関わらずゲームとしてはちゃんと成立しているようです。ただレッドラシステムの常として所謂「大艦隊主義」が有効なので、両軍共大艦隊主義に走ると大味なゲーム展開になりがちなことかな。

いずれにしも今回はルール確認の対戦といった感が強かったので、機会を見つけて再戦してみたいです。

旧GJ#63「太平記」


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かつてSSシリーズで出版されていた作品のリメイクです。SS版では公家方が有利だったので、支配ルールを改定し公家方の支配をより困難になるようになっています。

イメージ 12「太平記システム」というネーミングで一世を風靡したシステムを採用しています。「太平記システム」とはいくつかのバリエーションはありますが、基本的にはイニシアチブシステムと地縁を重視した支配システムからなります。イニシアチブシステムは、毎ターン両軍ともダイス(D6)を振り、大きい目を出した方がイニシアチブを握ります。イニシアチブ、非イニシアチブ、イニシアチブ、非イニシアチブ・・・の順番で両軍が交互に移動を行い、最後にイニシアチブ側が移動をして移動終了です。つまりイニシアチブ側はTurnの最初と最後に確実に移動できることになります。

イメージ 13地縁を重視した支配システムとは、各ユニットには「勢力地域」と呼ばれるレーティングがあり、マップ上の特定エリア(言い忘れましたが、太平記システムはエリアマップを採用しています)又は「全国」と記載されています。各Turnの支配フェイズに両軍とも土地の支配を判定しますが、その時「勢力地域」と一致するエリアに存在する武将は自動的に支配が成功し、それ以外の場合は1D6で武将の身分値(1~3のいずれか)以下の目を出せば支配が成立します。その時、勢力地域が全国の武将は出目から1を引くことができます。

他に身分と支配を重視した徴兵システムとか、戦闘前に毎回実施される調略システムとか(結構な確率で調略が成功する)、マップにいないユニットが潜伏できる「在国マス」の存在等が太平記システムの特徴です。調略システムが結構強力かつ理不尽なのが太平記システムのもう1つの特徴かな。

イメージ 14今回は私は武家方を担当しました。序盤(建武2年)は京を支配し、関東から東海、畿内、四国に至る一帯を支配し、盤石の態勢を固めます。しかし2年目の建武3年以降は占領地域を徐々に広げてきた公家方に圧倒され、兵力を著しく失う始末。最終的には足利尊氏、足利直義のみとなり、九州へ落ち延びていきました。

途中でルールミスに気付いたので、今回は練習ということで、次の機会に仕切り直しを図ります。

CMJ「Victory at Sea」


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旧AHのWar at Seaをヒストリカル性を重視してリメイクした作品です。War at Sea自体殆どプレイしたことがない私ですが、本作については「海戦ゲームの傑作」という評判だったので、購入しました。全然話は違いますが、AH版の"War at Sea"はボックスアートが秀逸だったと思います。

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イメージ 16システムはエリア方式の海戦ゲーム。移動手順がイタリア、連合軍、ドイツの順番になっているので、イタリア軍は受動的な行動しかとれず、ドイツ軍は連合軍の手薄な場所を選んで攻撃できます。勝敗は海域の支配によって決まり、海域を支配する毎に毎Turn一定量のPOC(制海ポイント)が手に入ります。入手できるPOCの平均値は、枢軸側の方が連合軍よりも遥かに多く、通常1:2程度の海域支配でも枢軸軍有利です。従って連合軍は(不利とわかっていても)守るべき全海域に戦闘艦艇を均等配置し、ドイツ軍は連合軍の配置の弱点を叩く戦術が求められます。

イメージ 15今回、下名は枢軸軍を担当します。
序盤に地中海で大海戦が起こり、イタリア艦隊の半数が海の藻屑となってしまいました。英軍にも相応の損害を与えたとはいえ、地中海の脅威が激減したことは英軍にとって大きな助けとなってしまいました。
そこでドイツ軍は相手の弱点を徹底的に突く作戦に出ます。狙い目は北海と南北大西洋。第3Turnには独ソ戦の影響で出撃してきたソ連海軍旧式戦艦2隻をバルト海で捕捉して撃破(バルト海海戦)。さらに第5Turnには相手の護衛の隙を突いて北大西洋に連合軍輸送船団を捕捉。水上部隊による砲撃によってこれを海の藻屑としました。
イメージ 18その後、Uボートの大群が大西洋船団を攻撃するも、強化された対潜哨戒網(Uボートテクノロジーが連合軍+2という連合軍にとって最良の結果となっていた)によって攻撃に向かった7隻がいずれも帰還せず。一時的にUボート群が壊滅してしまいます。

イメージ 17第7Turnに連合軍がフランスに上陸。ドイツ艦隊はフランスから独本土に撤退を余儀なくされます。第8Turnにはイタリアが降伏して地中海を連合軍が完全支配する所となりましたが、同じTurnにドイツ艦隊が英仏海峡を強行突破して南大西洋に全力出撃。復活したUボート部隊の支援もあり、同地の制海権を奪取します。

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第8Turn終了の段階でPOCがドイツ7。次Turnに奪回できる可能性がなかったので、このTurnで終了としました。独艦隊の損害はポケット戦艦1隻とヒッパー級重巡3隻。英艦隊と本格的な交戦がなく、ビスマルク級とシャルンホルスト級が全艦健在だったのが勝因だと思います。プレイ時間は約2時間。

Victory at Seaは大西洋の海戦をやや抽象的な形で扱ったゲームですが、非対称な戦いを扱った佳作です。ドイツ海軍の能力が史実よりもかなり高く評価されている感はありますが、ゲームとしてはそれはそれでアリだと思います。これも再戦したいゲームです。

とまあこんな感じでした。1日で纏めて4本のゲームをプレイしたのは、稀有な経験でした。

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世界の艦船 2016年4月号

特集は「米太平洋艦隊vs中国海軍」。煽り文句に誘われて購入した。記事の内容は米太平洋艦隊と中国海軍の軍事バランスや艦船の性能比較。予想通り全ての面で米艦隊有利で、中国海軍の勝ち目は乏しそう。
値段の割に読む所は少ないので購入はあまりお勧めできないが、米太平洋艦隊の所属艦に関する最新情報が入手できるので、その点は買かも・・・。

お奨め度★★

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