もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:旅行・登山 > 温泉

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不老ふ死温泉は、日本海側の秋田と青森の県境付近、青森県深浦町の黄金崎付近にある温泉地です。最寄り駅はJR五能線のヴェスパ椿山で、ヴェスパ椿山駅から不老ふ死温泉への無料送迎バスが出ています。

以前、10年ほど前に日帰り入浴で 不老ふ死温泉に来たことはありました。しかし宿泊で来るのは今回が初めてです。

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秋田駅を14時頃に出発した快速「リゾートしらかみ」は、約2時間でヴェスパ椿山に到着します。駅前には不老ふ死温泉からの無料送迎バスが来ていて、このバスに乗って不老ふ死温泉に移動します。

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10分ほど走って不老ふ死温泉に到着。チェックインを済ませて、部屋でしばらく寛いだ後、早速温泉に入ってみました

不老ふ死温泉の目玉は海の真ん中にある露天風呂。しかし到着したのは日没後だったので、露天風呂は使用禁止。今回は内湯に入ります。泉質は鉄分と海水を含んだ独特のもの。美顔効果と切り傷への治癒効果があるとのこと。確かに風呂から上がった後は、お肌がすべすべになりました。

夕食は18時30分からを選択。なお、選択範囲は17時30分~19時30分で宿泊者が自由に選択できます。メニューはバイキング方式で、刺身、天ぷら、豚の角煮、焼き魚、鍋、ソバ、オデン、漬物などなど、色々なメニューがあります。いずれも美味しそうなのですが、とても全メニュー制覇は無理です。

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朝食もバイキング形式。メニューはやや地味になりますが、それでも刺身などがあって結構豪華でした。

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食事を終えて時間があったので、「不老ふ死温泉」自慢の露天風呂に行ってみました。建物から30~40メートル離れた海岸にある温泉で、簡単な脱衣場と露天風呂がセットになっています。海のすぐ近くで温泉に入るのは気持ちが良いですが、着替えの時にはホントに寒かったです。

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という訳で「不老ふ死温泉」紹介しました。場所的に都心部から離れているので多くの人にとってはちょっと遠いです。前回紹介した「乳頭温泉」もそうでしたが、こういう所はまだまだ外国人の方は少ないようでした。



お奨め度★★★★

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乳頭温泉は乳白色の温泉で有名な秋田でも人気の高い秘湯のひとつです。中でも「鶴の湯」は、乳頭温泉郷の中でも最も人気の高い温泉と言われており、日帰り入浴、宿泊入浴を問わず、多くの旅行者が訪れる全国でも有数の観光地のひとつです。

これまでにも乳頭温泉については何度か紹介してきましたが、今回、コロナ明けで3年ぶりに訪れてみました。その間、右足の怪我とか、個人的にも色々とありましたけど・・・。

公共交通機関を使って「鶴の湯」へ行く場合、主な交通手段はバスとなります。秋田新幹線の田沢湖駅から路線バスに乗ってアルパこまくさという所まで行くと、そこに「鶴の湯」からの送迎用マイクロバスが待機しています。ちなみに田沢湖駅からアルパこまくさへ向かうバスは、1~2時間に1本程度の頻度になります。田沢湖駅から「鶴の湯」までの所要時間は、バスの乗車時間だけなら1時間弱。待ち時間なども加味すると1.5時間ぐらいでしょう。

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温泉は混浴の露天風呂から端所別の内湯まで様々あり、いくつもの温泉を渡り歩くことができます。建物はいずれも木造で外部は黒く塗られており、真っ白な雪景色と黒の建物とのコントラストが見事です。さらに夜になるとオレンジ色でランプの灯りが点り、より一層幻想的な風景を醸し出してくれます。

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泉質は白濁して硫黄臭あり。野沢温泉や草津温泉ほど強烈な酸性ではありまんが、風呂から上がった後も結構温泉の匂いが体に残っています。また冬場に入ったこともあり、足の裏側でパリパリに固まっていた皮がポロポロと剥がれてきました。

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この宿で特筆すべきは食事の質。特に豪華なメニューではありませんが、秋田の田舎料理をたっぷりと出してくれます。特に岩魚の焼き魚、山の芋鍋は絶品。あまりの美味しさに、私は芋鍋を2杯もおかわりしてしまいました。

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朝食もまた格別。いぶりがっこや山芋、豆腐など、典型的な日本の和食なのですが、とにかくご飯が美味しい。このご飯のおかげで山菜類が凄く美味しく感じました。味噌汁も美味しかったですね。ここでもご飯を4杯おかわりしました。まるで学生みたいです(笑)。

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食事を終えて後は出発するだけ。チェックアウトした後、少し宿の周りを歩いてみました。雪が降ってきましたが、朝の「鶴の湯」も良かったです。

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ちなみに宿のスタッフさんと少し話をしたところ、旅行客が増えるのは「大人の休日クラブ切符」の発売時期とのこと。私が行った時はやや時期がずれていたので、それほど混むことはなかったです。



お奨め度★★★★★

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青荷温泉は、青森県の中部にある温泉地で、場所的には黒石から八甲田山中に入っていく国道102号線から山奥に入った所です。とにかく不便な場所で、弘前市内から電車バスを乗り継いでも2時間以上はかかってしまうという僻地です。

今回は正月休みの旅行中に立ち寄ってみました。

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JR川部駅から弘南バスの路線バスに乗り黒石駅に出て、そこで約1時間の待ち時間があって、1615発の板留行きバスに乗り、終点の板留バス停で下車。そこで待っていると青荷温泉からの送迎用マイクロバスがやってきて、それに乗って青荷温泉到着です。

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「ランプの宿」という名称にふさわしく、館内には電灯、電球が1つもありません。ランプの灯りがすべてなので夜は薄暗い。風情があって良いのですが、一方でスイッチ一つで明るくなる文明の有難さも痛感します。

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内部は宿泊施設とお風呂が4ヶ所。本棟の中に内湯が男女別に1つずつ。

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本棟玄関の向かい側離れに男女別になっている「健六の湯」。

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奥を出たところに吊り橋があり、その吊り橋を渡り切った所に温泉が2ヶ所。1つが男女別で内湯形式になっている「滝美の湯」。もう1つが青荷温泉唯一の混浴形式である「露天風呂」があります。

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食事は基本山菜料理で、
夕食のメインは岩魚の塩焼き。炭で炙った岩魚をがぶりと食べるのはサイコー。他には鍋料理やから揚げ、サーモンのマリネ等があり、美味しいです。

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朝食も山菜料理で、貝の親子丼風と川魚の煮物、山芋などがありました。これもまた美味しかったです。

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宿の周りは山々に囲まれているので、その秘境感が半端ありません。しかも冬場は景色が完全に雪によって隠れてしまいますから、本当に秘境に来た感じがします。電気もテレビもインターネットもない世界。日本にまだこんな所があったなんて・・・。

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弘前からでも軽く2時間はかかるという秘境であり、しかも1泊あたり1万円は軽く超えるという価格帯。青森という場所柄もあって簡単に行ける場所ではありませんが、日常を離れてノンビリしたい。俗世間に惑わされずに考え事をしたい。あるいは何も考えずにノンビリしたいという方には本当にお奨めできる所です。

お奨め度★★★★★


[動画]



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川原湯温泉は、群馬県吾妻渓谷近くにある温泉地で、鎌倉時代から続く歴史ある温泉地です。八ッ場ダム建設に伴って古の温泉地はダム湖の底に沈むことになったため、2010年頃から現在の場所に移動してきました。現在の温泉地は、八ッ場ダム湖近くの高台にあり、新しいJR吾妻線の川原湯温泉駅から徒歩15分ぐらい歩いた所になります。

今回訪れた場所は、川原湯温泉唯一の共同浴場である「王湯」に入りました。

温泉街の外れ、ダム湖の近くに「王湯」があります。
入湯料は500円とリーズナブル。内湯の他に露天風呂もあり、洗い場も完備しています。
泉質は無色無臭ですが、湯加減はほどほど気持ちよく、湯上りもサッパリします。

近くには紅葉の名所として知られる吾妻渓谷や新しい名所である八ッ場ダムもあり、ゆっくり観光するには良い場所だと思います。

お奨め度★★★★

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秋田駒ヶ岳周辺には、駒ヶ岳の火山活動による影響によってか、良質の温泉が沢山あります。その中でも有名なものの1つに玉川温泉があります。

玉川温泉は田沢湖畔からさらに北上した玉川渓谷の上流部にある温泉で、田沢湖からなら車で40~50分の距離にあります。途中の道路は概ね良く整備されていて、運転に難儀するようなことはありません。カーブが多いので運転には注意しましょう、といった所でしょうか。

今回、玉川温泉に着いたのが9時30分頃。外来温泉目当てで行きました。
温泉の外来入浴は10時からなので、少し着くのが早かったな。小雨が降っていたけど、少し温泉の周囲を散策してみました。そこかしこから温泉が湧きだしている感じで、日本有数の温泉郷は伊達じゃないと思いました。

肝心の温泉自体についてですが、基本的には無色無臭。だけど少し塩味がします。泉質は兎に角濃厚で、温泉に浸かっているだけで蕩けてきそうな気分になりました。

露天風呂のようなウケを狙ったものは一切なく、檜木の浴槽からなる内湯がどんどんどんと並んでいただけでした。

この温泉,とにかく気持ちの良い温泉です。中には天然温泉とは名ばかりの「風呂」そのものみたいな温泉もありますが、少なくとも玉川温泉は違います。これぞまさに「ザ・温泉」。日本を代表する温泉と称して良いと思います。

今回は日帰り入浴でしたが、機会があれば複数日宿泊し、それこそ体が蕩けるまで温泉三昧を味わいたいです。

お奨め度★★★★★

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