もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:ゲーム > 戦術級日本海海戦

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GJ#40 p38-39のシナリオ本文に誤記がありました。
内容は以下の通りです。(そのうちGJ側からも報告が上がると思います)

早見表

1.特殊損傷表で「火災」発生時の追加損傷は装甲によるDMが適用されません。
2.盤外に出た艦は、「火災」による追加損傷は被りません(自動的に消火に成功したものとして扱います)。

シナリオ1

15.1.4 初期配置及び増援
日本軍の初期配置に誤記があります。正確には以下の通りです。

第4戦隊 「浪速」「高千穂」  2223(2222は間違い) NW/2 5
「対馬」「明石」   2123 NW/2 5


シナリオ2

こちらも日本軍の初期配置に間違いがありました。
BB3 朝日、BB4 富士  (誤)1605 (正)1606
CA1 出雲、CA2 吾妻  (誤)1806 (正)1807
CA5 浅間、CA6 磐手  (誤)2007 (正)2008

15.2.9(2)太平洋への陽動
「右図」が抜けていました。下記の通りです。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/8/8/886c79f3.jpg

チェック不足で申し訳ありません。

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主題の雑誌が到着しました。
今回は日露戦争の二大決戦、奉天会戦と日本海海戦がテーマです。
何を隠そう、後者のデザイナーは僕です。
そこで今回は「日本海決戦1905」について簡単に紹介させて頂きます。

イメージ 4このゲームは所謂水上戦ゲームです。1ユニットは原則1隻。巡洋艦以上がユニット化されていますが、駆逐艦、水雷艇等は登場しません。完全な昼間砲戦ゲームです。1Hex=1000m、1Turn=10分です。

このゲームの特徴は指揮統制ルールです。拙作「ソロモン夜襲戦」とほぼ同等のシステムですが、「ソロモン夜襲戦」にはなかった戦隊旗艦や戦隊編成のルールがあります。旗艦は重要なので、両軍ともまず旗艦の無力化を図ろうとするでしょう。

イメージ 6バランス的にはロシア側にも十分勝機があるように注意しました。個艦の戦闘力では無論聯合艦隊の方がバルチック艦隊よりも勝っていますが、決定的なものではなく、戦い方によれば「三笠」を撃破することも可能です。また巡洋艦のVPも馬鹿にならないので、不用意に突出した軽艦艇がバルチック艦隊の戦艦群から集中砲火を浴びて大損害を被るという可能性もあります。

イメージ 5日本海海戦は今まで戦術レベルでデザインされたことが殆どなかったテーマです(私の知る限り磐梯の「日本海海戦」のみかな?。あとEWEの「日本海大海戦」)。本作は日本海海戦をオーソドックスな手法でデザインしたシミュレーションゲームであり、海戦ファンの方には是非一度プレイして頂きたい作品です。

イメージ 2なお、シナリオは本誌に掲載されています。いずれエラッタが出るとは思いますが、本誌p39の「(2)太平洋への陽動」について表が欠落していました。申し訳ありません。内容は右の通りです。

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主題のゲームについてテストプレイを実施しました。
私はロシア軍を担当。
結果。損害は装甲海防艦セニャーウィン撃沈、仮装巡洋艦ウラル撃沈、戦艦ニコライ1世大破、戦果は巡洋艦浪速、千歳撃沈、笠置大破。巡洋艦戦隊たる日本海軍第3戦隊、第4戦隊に痛打を浴びせかけたものの、我がネボガトフ戦隊は半壊してしまいました。

プレイ時間4時間強で9ターンぐらいまでプレイ。VASSALのチャット対戦だから少し時間がかかってしまいましたが、対人戦だったらもう少し早く進みそうです。

ルールの方はほぼ完成の域に到達しました。あとは細かいリサーチミスをフォローすれば、完成型になりそうです。

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「戦術級日本海海戦」について、ルールをかなりいじったので、バランスをテストすべくソロプレイしてみました。

Setup

初期配置されているのは、日本軍の主力である第1戦隊、第2戦隊の計12隻だけである。ロシア艦隊と日本艦隊の残余は増援として登場する。セットアップの状況は下図の通り。

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1Turn

ロシア艦隊が盤端から進入。左翼に戦艦部隊、右翼に巡洋艦部隊を配した布陣である。日本艦隊はロシア艦隊に向けて取舵60度変針。距離を詰める。

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2Turn

日本艦隊は定石通り敵前大回頭を実施。距離6000mでロシア艦隊と並行砲戦に入る。
「トーゴーは狂ったか」
絶好のチャンスとばかりロシア艦隊の諸艦が射撃を開始する。「スワロフ」以下4戦艦が「三笠」を目標として射撃を開始したが、乱射気味で命中弾を得られない。「シソイヴェリキー」「ナワリン」「ニコライ1世」らも射撃に加わったが、いずれも命中弾を得られていない。
「三笠」「敷島」が射撃開始。「敷島」の射弾が「スワロフ」を捉えたが、装甲板に弾かれた。後続する「出雲」「吾妻」も射撃開始。それぞれ「オスラビア」「ニコライ1世」を目標とし、命中弾を得ていた。

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3Turn

日本艦隊がいよいよ本格的な砲戦に入る。第1戦隊は「スワロフ」、第2戦隊は「オスラビア」を狙う。両艦共日本艦隊の砲撃には良く耐えていたが、それでも「オスラビア」が火災を起こしてしまう。
ロシア側の砲火もようやく命中弾が得られるようになり、「三笠」「出雲」「富士」等が被弾し、中でも「富士」は一時的に戦闘不能に陥った。

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4Turn

日本艦隊の砲撃は「スワロフ」「オスラビア」に集中する。さしもの両艦もこれほどの集中砲撃を受ければ耐えられる筈もなく、まず「オスラビア」が後落。「スワロフ」も集中砲火によって一時的に戦闘不能に陥った。
後方からも日本の軽艦艇が迫る。ロシア艦隊も応戦する。ロシア第5戦隊旗艦の巡洋艦「スベトラーナ」は「笠置」以下4隻の砲撃を受け、弾薬庫誘爆により轟沈していた。本海戦初の戦没艦である。

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5Turn

集中砲火を受けた「スワロフ」が遂に脱落し始めた。ロシア艦隊は「スワロフ」を見捨てず、「スワロフ」の減速に合わせて陣形を立て直す。

6Turn

ロシア艦隊の混乱を見越した日本艦隊が陣形を崩して突撃してきた。「ボロジノ」「シソイヴェリキー」らが懸命に反撃するが及ばない。比較的損害の軽微なネボガトフ戦隊が不用意に突進してきた日本軽艦艇を砲撃。第6戦隊旗艦「須磨」に集中砲火を浴びせてこれを大破せしめたが、それが精一杯であった。

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7Turn

混乱したロシア艦隊だったが、ある程度陣形が整理されてきた。後落した「オスラビア」を除けば、「スワロフ」を先頭とする4隻のボロジノ級戦艦が右翼。「シソイヴェリキー」を先頭とする旧式戦艦、装甲海防艦等7隻の戦列が左翼を固め、その中央を輸送船団が走るという布陣だ。
「スワロフ」以下4隻の戦艦が距離3000mで砲火を開いた。目標は巡洋艦「橋立」。日清戦争時代の花形艦も新鋭戦艦に敵うはずもなく、「橋立」は一撃で大破した。
ネボガトフ戦隊の旧式戦艦も奮戦した。装甲巡洋艦「出雲」に多数の命中弾を与えてこれを中破に追い込んだのである。しかも「出雲」は浸水によって速度が10ktまで低下した。ロシア艦隊にチャンスが巡ってきた。
第5戦隊の旗艦「厳島」も軽巡「オレーグ」の砲撃により中破。仮想巡洋艦「ウラル」の砲撃は巡洋艦「松島」を中破に追い込んでいた。

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8Turn

日本艦隊に再び不幸が襲う。後方から突進してきたロシア戦艦「アレクサンドル3世」が装甲巡洋艦「浅間」と衝突したのだ。「浅間」は中破。「アレクサンドル3世」も無視できない損害を被った。
さらに混乱は続く。「浅間」に続行していた「磐手」が「浅間」と衝突事故を起こしてしまったのだ。両艦共大損害を被ったが、特に二度の衝突事故を起こした「浅間」の被害は大きく、沈没寸前となった。
ロシア艦隊は絶好のチャンス。「シソイヴェリキー」「ナワリン」が大破した「浅間」を狙って砲火を開く。「ニコライ1世」と3隻の装甲海防艦はヨロヨロと退避していく「出雲」を狙う。
しかしなんたることか。
ここに来てロシア艦隊は砲術の未熟さを露呈。絶好のチャンスでありながら1発の命中弾も得ることができなかったのである。溜息をつくネボガトフ提督。

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9Turn

「スワロフ」以下4隻の戦艦が装甲巡洋艦「出雲」にトドメを刺した。距離3000mから放たれた砲撃は相変わらず命中率が低かったが、その1発が「出雲」の弾薬庫を貫いた。「出雲」轟沈。「出雲」の戦没は、日本海軍にとって本海戦初の喪失艦となったが、同時に日露戦役全てを通じて敵の砲撃により撃沈された最初の大型戦闘艦ともなってしまった。
さらに第2戦隊の殿艦「磐手」が「シソイヴェリキー」の砲撃を受けて火災を起こす。日本軍第2戦隊は今やボロボロの状態であった。

10Turn

日本軍第2戦隊は一斉回頭。離脱行動に入った。ロシア艦隊は逃げる第2戦隊を追って砲撃を仕掛けたが、距離が遠いと当たらないのがロシア式砲撃である。砲弾は虚しく水柱を上げただけであった。
ロシア艦隊の右側面から東郷直率の第1戦隊が迫る。最早日本艦隊に残された最後の戦闘力と言って良い。精鋭を誇る第1戦隊は恨み重なる「シソイヴェリキー」を集中砲撃。多数の命中弾を与えて瞬く間に大破に追い込んだ。

11~13Turn

残敵掃討である。ロシア艦隊は行きがけの駄賃で巡洋艦「橋立」を撃沈。一方日本艦隊は「シソイヴェリキー」こそ逃したものの、ノボガトフの旗艦「ニコライ1世」を集中砲火で葬った。

両軍の損害

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ロシア軍114Vp、日本軍60Vp:ロシア軍圧勝

日本軍の敗因は戦果不徹底と損害が多すぎたことでした。特に第2戦隊の損害が致命的で、第2戦隊を失ったことが結果的に戦果の不徹底につながったとも言えます。転機は第7ターンで、このターンに日本軍は所謂「全軍突撃せよ」を命じた形になったのですが、それが裏目となり、戦隊毎のバラバラの突撃になってしまいました。結果的にやや脆弱な第2戦隊がロシア軍の反撃に直面する形となってしまい、重大な損害を被ることになってしまいました。

プレイ時間は2~3時間。記録をつけながらのプレイでしたが、サクサクと進めることができました。初期バージョンに比べると劇的に改善されています。今回から「旋回時に射撃すればDM+2」というルールを排してみましたが、CPの調整で上手く行きそうです。艦隊HQのCPを1ターン1CPまでに制限したお陰で、大規模な旋回を行うとCP不足で砲撃が散漫になります。結果、旋回DMルールをつけなくても上手く行きそうです。

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戦艦「ニコライ1世」。旧式艦だが、本シナリオでは日本軍装甲巡洋艦「出雲」を大破に追い込むなど、活躍を見せた。

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自作ゲーム「戦術級日本海海戦」をソロでテストしました。
ゲームの主なスペックは以下の通りです。
1ユニット=1隻(巡洋艦以上)、1ヘクス=1km、1ターン=10分

1Turn

ロシア艦隊は3列に分かれて盤内に進入してきた。
左翼は軽巡「スベトラーナ」を旗艦とする第5戦隊。
中央は戦艦「スワロフ」を先頭に、戦艦7、重巡1からなるロシア艦隊最強の戦隊(第1、第2戦隊)。
右翼は仮装巡洋艦「ウラル」と輸送船6隻である。
勿論ロシア軍の戦力は上記だけではなく、さらに後方盤外からは戦艦「ニコライ1世」を主力とする第3戦隊と巡洋艦「オレーグ」を旗艦とする第4戦隊が続いている。
日本艦隊は、第1戦隊と第2戦隊の戦艦4隻、装甲巡洋艦8隻が単縦陣となってロシア艦隊の前方左舷を扼する位置にいる。その距離は約13~17km。まだ有効射程距離内ではない。

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2Turn

ロシア艦隊は速力に優る第1戦隊、第5戦隊を最大戦速に移行せしめた。ぐんぐんと速度を上げていく新鋭艦艇群。旧式戦艦の戦隊はそれに追いつくことができない。

日本艦隊は史実通りの敵前大回頭を実施。ロシア艦隊の前面に展開。理想的なT字戦法を取るべく運動する。しかしそれは危険な動きであった。回頭中の日本艦隊に向けてロシア主力艦隊が砲火を開く。「スワロフ」以下4隻の主力戦隊は、距離6~7kmで上村彦之丞中将の旗艦「出雲」(装甲巡洋艦)に砲火を集中する。戦艦に比べると遙かに脆弱な装甲巡洋艦はロシア戦艦の猛火に耐えることはできなかった。「出雲」の損害ポイントは6に達し、「出雲」中破。第2戦隊は早くも戦闘指揮に重大な支障を来すことになる。

日本艦隊は「三笠」以下4戦艦がロシア側旗艦「スワロフ」に集中砲火。しかし回頭中からの射撃は命中率が低く、「スワロフ」に軽微な損害を与えたのみ。「春日」「日進」「出雲」「磐手」の4装甲巡洋艦は2番艦「アレクサンドル3世」に集中砲火。損害ポイントは1ポイントに過ぎなかったが、「混乱」の結果を得たので「アレクサンドル3世」は一時的に戦闘力を失う。

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3Turn

T字戦法嫌ったロシア艦隊は第1戦隊を左旋回させて北方に向かわせた。T字を取ろうとする日本艦隊の裏をかき、日本艦隊の背後をすり抜けようという運動である。また速力に劣るロシア第2、第3戦隊は右へ回頭。日本艦隊と並行砲戦に出るべく運動する。両者激しい砲撃戦を展開するものの、回頭中のために両者とも決定打はない。練度に優る日本艦隊がスコアを上げ、戦艦「ボロジノ」「オスラビア」「ニコライ1世」、装甲海防艦「ウシャコフ」、巡洋艦「ジェムチューグ」「アルマーズ」等に損害が発生する。

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4Turn

二手に別れたロシア艦隊は日本艦隊を挟撃すべく運動する。一方の日本艦隊も艦隊を二手に分離し、「三笠」以下の第1戦隊をロシア側第2,3戦隊に向けさせ、「出雲」以下の装甲巡洋艦6隻はロシア側第1戦隊との砲撃戦に当たらせた。
「三笠」とロシア艦隊は距離2kmの至近距離に迫った。「オスラビア」以下4隻の砲火が「三笠」に集中。「三笠」にかなりの損害が出た(4損害ポイント)。

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5Turn

「三笠」以下第1戦隊はロシア艦隊の中に突入。凄まじい接近戦を演じる。さらに後方から近付いてきた上村彦之丞の装甲巡洋艦6隻も距離3,000mで「オスラビア」以下8隻のロシア艦隊の頭を押さえた。「浅間」以下4隻の装甲巡洋艦が戦艦「シソイ・ヴェリーキー」に多数の命中弾を与えた。6損害ポイントを被った「シソイ・ヴェリーキー」は中破。速力を失っていく。また巡洋艦「浪速」以下4隻の集中砲火を浴びた仮装巡洋艦「ウラル」が中破。速度を失っていく。さらに「厳島」「鎮遠」ら4隻からなる第5戦隊はロシア巡洋艦「アルマーズ」等に命中弾を与えていた。

ロシア側最強の第1戦隊は、日本艦隊の左後方から追いすがるように砲撃を浴びせる。装甲巡洋艦「八雲」「吾妻」に数発の命中弾が発生したが、もとより決定的な戦果ではない。

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6Turn

両軍通じて初の沈没艦が出た。日本側第5戦隊の砲撃を受けたロシア巡洋艦「ジェムチューク」が弾薬庫に直撃弾を受けて轟沈したのである。
さらに激しい接近戦は衝突事故を多発させる。ロシア側輸送船と装甲巡洋艦「八雲」が衝突。装甲に劣るロシア側輸送船に損害が発生する。
戦艦「ナワリン」は日本戦艦「朝日」に対してラム戦を強行。両者とも損害が発生する。

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7~9Turn

日本側の優越が顕著になり始めた。
「三笠」以下4戦艦はまず高速戦艦「オスラビア」に3損害ポイントを与え、累積9ポイントに達した「オスラビア」がまず中破する。さらに旧式戦艦「ニコライ1世」も多数の命中弾を受け、誘爆等もあって大破。列外に後落していく。さらに装甲巡洋艦「春日」がラム戦で装甲海防艦「ウシャコフ」を撃沈していた。同じ時期に日本第2戦隊は、新鋭戦艦「ボロジノ」に多数の命中弾を与えてこれを中破。さらに装甲海防艦「アプラクシン」にも命中弾を与えて中破せしめている。ロシア艦隊の戦列は乱れ、バラバラの状態で必死にウラジオストックを目指す。
その間、「春日」はロシア装甲海防艦「セニャーウィン」等の砲撃を受けて中破。東郷平八郎大将の旗艦「三笠」も多数の命中弾を受けて損害を増やしていったが、ギリギリで戦列に留まっている。

軽快艦艇同士の戦いでは、巡洋艦「浪速」等の砲撃を受けた仮装巡洋艦「ウラル」を撃沈。巡洋艦「須磨」以下4隻からなる第6戦隊はロシア高速巡洋艦「イズムルド」を砲撃で撃沈していた。

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10~14Turn

逃げるロシア艦隊と追う日本艦隊との間で激しい砲撃戦が展開される。
列外に後落した戦艦「シソイ・ヴェリーキー」を「厳島」「松島」「橋立」「鎮遠」の4艦からなる第5戦隊が追う。典型的な落ち武者刈りだが、さすがに「腐っても戦艦」。「シソイ・ヴェリーキー」は意地を見せる。接近してきた第5戦隊に猛烈な砲火を浴びせて旗艦「厳島」を中破に追い込んだ。「シソイ・ヴェリーキー」も多数の命中弾を浴びて沈没寸前に追い込まれたが、ギリギリで盤外離脱に成功した。

一方で落武者狩りの犠牲になるものもあった。まず戦艦「オスラビア」が「三笠」以下の砲撃により撃沈された。「オスラビア」も意地を見せて「三笠」を中破に追い込んだが、そこまでだった。

旧式戦艦「ニコライ1世」、装甲海防艦「アプラクシン」は、「須磨」「和泉」「千代田」「秋津州」という弱小な巡洋艦群の砲撃によって撃沈されていった。

一方で落武者狩りに対して手痛い損害を強いた例もあった。
「スワロフ」以下4隻の主力戦艦はそれまで比較的軽微な損害で済んでいたが、それに対して「笠置」「千歳」ら4隻の高速巡洋艦からなる日本側第3戦隊が勇敢にも接近戦闘を挑んできた。しかしこれは些か無謀であった。装甲の薄い防護巡洋艦が戦艦群に敵う訳がない。しかも「スワロフ」以下は落武者といっても戦闘単位としての能力を未だ維持していたのだ。
旗艦「笠置」は多数の命中弾を受けて轟沈。出羽少将も艦上で壮烈な戦死を遂げた。
第3戦隊の危機を救うべく「浪速」以下第4戦隊も馳せ参じたが、ロシア戦艦はこちらに対しても猛烈な砲火を浴びせてきた。「浪速」大破。「高千穂」「対馬」中破。さらに「対馬」「明石」の2艦は火災が発生していた。第4戦隊は壊滅的な打撃を被ったのである。「スワロフ」以下は日本艦隊の追撃を振り切り、盤外へ離脱していった。

結果

日本側の損害(中破以上のみ)

沈没:巡洋艦「笠置」
中破:戦艦「三笠」、装甲巡洋艦「出雲」「春日」、巡洋艦「浪速」「高千穂」「対馬」「厳島」

ロシア側の損害(中破以上のみ)

沈没:戦艦「オスラビア」「ニコライ1世」、装甲海防艦「ウシャコフ」「アプラクシン」、巡洋艦「イズムルド」「ジャムチューグ」「ウラル」、輸送船1ユニット
中破:戦艦「ボロジノ」「シソイ・ヴェリーキー」、巡洋艦「オレーグ」

日本側辛勝

感想

ロシア艦隊を二分したのが失敗でした。ロシア側は一部の艦艇だけが逃げても勝てないので、可能な限り一団となってウラジオストックを目指すべきでした。いずれにしも史実で日本側がボロ勝ちした海戦であり、ロシア側が不利なことは否めません。

ゲーム全体の感想としては、バランスはまあいい感じかなと思います。今回日本側の辛勝に終わりましたが、VP的にはギリギリだったので、ロシア側がもうひと頑張りで引き分けに持ち込めました。まあ史実が史実だけに日本側有利なのは止むを得ないとは思っています。

1つ気になったのはプレイ時間。今回のプレイはVASSALで行ったのですが、約6時間かかってしまいました。ちょっと気になる長さです。砲撃の解決に時間がかかるのが主な原因です。対策としては、例えば2等巡洋艦以下を2隻1ユニットにして駒数を減らすという手段があります。しかし個艦単位に拘りたい面もあり(できれば同じシステムで日清戦争も再現したいと思っているので・・・)、悩ましい所です。

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巡洋艦「笠置」。同型の「千歳」と共に日本海海戦に参加した日本艦の中では最速を誇る。武装も20cm砲を装備する等、このクラスの巡洋艦では比較的強力である。

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