もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:戦史 > 航空戦

240206_JWing

J-Wings 2024年2月

イカロス出版


少し軽めの航空雑誌J-Wings。今回の特集は、洋上戦力としての空母と艦載機。海上自衛隊待望の軽空母「かが」がいよいよ実現が見えてきた中、現代の世界各国の空母とその艦載機を多角的にとらえている。元々が軽めの雑誌なので記事もあまり突っ込んだ内容はないが、それでも空母「キティホーク」がコマンド空母として運用されたことや、無人艦上機の最新事情等、興味深い記事もいくつかある。他には築城基地の航空祭情報(空自に女性のファイターパイロットがいたとは・・・)、海自徳島航空基地一般公開の情報等の他、F-22/F-35用の小型誘導徹甲爆弾SDBの情報、シドラ湾事件、フェアリースピアフィッシュの記事などは面白かった。

お奨め度★★★

J Wings (ジェイウイング) 2024年2月号[雑誌]-洋上戦力としての空母と艦載機
J Wings (ジェイウイング) 2024年1月号[雑誌]-F-16解体新書
J Wing (ジェイウイング) 2023年6月号[雑誌]-待ってろ!航空祭
J Wings (ジェイウイング) 2023年3月号[雑誌]-戦闘機の世代図鑑
J Wings (ジェイウイング) 2022年10月号[雑誌]-NATOの翼


230501_JWing

J-Wings 2023年6月

イカロス出版

少し軽めの航空雑誌J-Wings。今回の特集は、航空祭。コロナ禍が続いていて航空祭の開催も自粛される傾向があったが、今年は各地で航空祭が開催されるようだ。本書では全国各地で開催される航空祭について、注目の開催地とその内容、そして航空祭の開催一欄が掲載されている。首都圏から近い場所では、横田基地や厚木基地の航空祭もあるので、機会を見つけて行ってみたい。
他には世界の軍用機メーカーの現状について解説記事があり、ロッキード・マーティン、ボーイング、BAEシステムズなどの企業について紹介されていた。そういえば、かつて一世を風靡したマグダネル・ダグラスやジェネラル・ダイナミクスはどうなってしまったんだろう?。
写真が多いが読む所もそれなりにあり、読み応えのある内容であった。

お奨め度★★★

J Wings (ジェイウイング) 2024年2月号[雑誌]-洋上戦力としての空母と艦載機
J Wings (ジェイウイング) 2024年1月号[雑誌]-F-16解体新書
Jウイング (ジェイウイング) 2023年6月号[雑誌]-待ってろ!航空祭
J Wings (ジェイウイング) 2023年3月号[雑誌]-戦闘機の世代図鑑

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

J Wings (ジェイウイング) 2023年 6月号 [雑誌]
価格:1,400円(税込、送料無料) (2023/5/23時点)


230420_JWings

J-Wings 2023年3月

イカロス出版

少し軽めの航空雑誌J-Wings。今回の特集は、戦闘機の世代図鑑。第1世代から第5世代までのジェット戦闘機を取り上げ、それぞれの技術的な特徴と代表的な戦闘機数機を取り上げている。第x世代といっても便宜的なもので、厳密な区分があるわけではないが、曖昧な区分ならある。また簡単なジェット戦闘機カタログの雰囲気もあり、特に第1,2世代戦闘機の写真付きの解説は興味深い。スーパーマリンアタッカーなんて、こういった特集がなければ、まず取り上げられることのない機体だろう。
他にもいくつかの写真記事があり、中でも日本に初めて姿を現したフランカー(インド空軍)の写真は興味深い。

お奨め度★★★

J Wings (ジェイウイング) 2024年2月号[雑誌]-洋上戦力としての空母と艦載機
J Wings (ジェイウイング) 2024年1月号[雑誌]-F-16解体新書
Jウイング2023年6月号[雑誌]-待ってろ!航空祭
J Wings (ジェイウイング) 2023年3月号[雑誌]-戦闘機の世代図鑑


4

200405_航空戦史

航空戦史-航空戦から読み解く世界大戦史

古峰文三 イカロス出版

第2次世界大戦(一部WW1に関する記事もあり)における航空戦について、様々な局面や視点から分析した計12篇の小論集である。記事の大半は雑誌「歴史群像」で一度紹介されたものなので、以前に読んだことがある記事が多くを占めている。
記事の内訳は、太平洋戦史関連が7本、欧州戦史関連が4本(WW1含む)、技術論が1本となっている。太平洋戦史でも陸軍関係が5本、海軍関係が2本と圧倒的に陸軍関係の記事が多く、著者の興味が日本陸軍航空隊に多く注がれていることが見て取れる。
記事はいずれも読みごたえがあって面白いが、個人的に面白かったのは後半の2本。ノルマンディ戦とアルデンヌ線におけるドイツ空軍の戦いに関する記事だ。ノルマンディ戦やアルデンヌ戦といえば、圧倒的な連合軍の航空兵力に苦しむ精鋭ドイツ装甲部隊というイメージが先行している。ウォーゲームをプレイしていても、ノルマンディ戦やアルデンヌ戦でドイツ空軍が活躍する作品は、私の知る所なきに等しい(え、OCSは違うって?)。しかし筆者によればノルマンディ戦やアルデンヌ戦では大規模なドイツ空軍が活躍しており、連合軍の激しい戦いを繰り広げたとしている。ドイツ空軍がこれらの戦いをどのように戦い、どのように敗れ去ったのか。これらの記事はそれらを明らかにしてくれる。
航空戦に興味のある向きにはお奨めしたい好著である。

お奨め度★★★★

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

P-36ホーク、ホーク75、モホーク、様々な名称で呼ばれている戦闘機です。
有名なP-40ウォーホークの前機種で太平洋戦争開戦時は古臭さが漂う機体であったことは否めません。
実際、初飛行が1935年なので、零戦(1939年)や一式戦(1938年)よりも3~4年古い。
にもかかわらず真珠湾やビルマ戦線でこれらの新鋭機相手に思わぬ善戦を見せた「隠れた名機」です。
いやー、外観はとても「ダサい」んですけど・・・。

対日戦以外でもフィンランドやフランスで善戦した「鷹」軍団。
よく似た感じのB-239/B-339と共に「気になる機体」であります。

そういえば、以前にもこんな記事を書いていたなぁ・・・。

↑このページのトップヘ