もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:日本国内 > 04甲信越

240106_会津から帰宅

新年早々、少し大きめの鉄道旅行をしてきました。
「北海道東日本パス」を使った北海道から首都圏までの鉄道旅行です。
「北海道東日本パス」というのは、JR北海道、東日本区域の普通列車を7日間連続で乗り放題になる切符のことで、青春18切符に似ているけど、青春18切符とは異なってJR北海道、東日本区域でしか使用できません。また18切符のように飛び飛びの日付では利用できず、連続7日間という縛りがあります。
ただし7日間で11330円という価格設定は、青春18切符の5日間で12050円よりも割安。さらに青春18切符では乗車できない一部の第3セクター線にも乗車できる上、自動改札を通過できるのが嬉しい所です。

今回、「北海道東日本パス」を使った長距離旅行に挑戦してみました。鈍行列車だけで北海道から首都圏を目指しつつ、様々な所に寄り道していきます。
どんな珍道中になるのか、ご期待ください。

今回はその第6日目。会津若松からスタートします。



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230909_栃木

夏の青春18切符が1回分残っていたので、宇都宮方面に日帰り旅行に行ってみました。
メインは新たに開業したライトレールだったのですが、それだけだとさすがにつまらないので、
東武鬼怒川線を走る観光列車にも乗ってみることにしました。
宇都宮や日光・鬼怒川を走るおもしろ鉄道の旅をお楽しみください。




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山梨のソウルフードといった感があるほうとう。うどん風のモチモチ緬だが、うどんよりも緬が太く、カボチャ、キャベツ、ジャガイモといった野菜類や肉類を一緒に熱々に煮込む。スープは一般には味噌風で、味噌味で食べるほうとうと具材との絡みが溜らなく旨い。
今回紹介する「小作」は、ほうとうを扱った店の中では老舗的な店舗である。山梨県一帯に店舗を展開しており、その数は現在9店舗。その中で今回訪れた甲府駅前店は、いわばフラッグシップ的な店舗といえる。
今回注文したのは豚肉ほうとう(1,600円)。オーソドックスなほうとうに豚肉が具材として追加されている。基本ほうとうは何を入れても概ね美味しく食べられるのだが、この豚肉との相性もバッチリ。味噌風のスープと豚肉との組み合わせが美味しい。麺との相性もよく、肉うどんを彷彿とさせる味である。

ほうとう「小作」。山梨に行った時には1度は食べてみたい味である。

お奨め度★★★★

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230408a_群馬長野山梨


日帰り旅行の魅力は、何といっても手軽さと安さにある。宿泊費不要なので旅費は安上がりだし、予約も不要。思い立ったらすぐに出かけられるというのも良い。週末を完全に潰すこともなく、気持ちに余裕を持って旅ができるのも良い。行動半径が小さくなるのが難点だが、それでも早朝出発を心がければ、意外と遠くに行けたりする。

今回、「青春18切符」を使って関東、甲信越のミニトリップに出かけてみた

高崎~横川

自宅から始発の普通列車に乗ると、高崎に到着するのは最短で0745になる。高崎駅で名物の「峠の釜めし」を購入しようと思ったが、残念ながらまだ到着していないとのこと。「だるま弁当」でも悪くないのだが、今回はパス。横川まで我慢しよう。

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0802発の信越線横川行きに乗る。かつては長野方面へ向かう幹線であった信越本線だが、今や途中で大きく分断され、群馬県内では高崎~横川の29,7kmを残すのみとなってしまった。完全なローカル線と化した信越本線だが、横川までの車窓風景が意外と楽しい。遠方に見えていた妙義山が次第に近づいてきて、やがて線路のすぐ左に妙義山が聳える姿は正に絶景。険峻な岩場が織りなす険しい山容と、岩々を彩る新緑と花々。里に近い山でこれほど特異な景観を見せる山も珍しいのではないだろうか。

碓氷峠散策

横川には0836に到着。駅前の弁当屋もまだ閉まっていて、ここでも「峠の釜めし」はお預けである。
今日は碓氷峠を少し歩いてみようと思う。某YouTuberが徒歩で横川から軽井沢まで歩き通す動画を紹介していたが、そこまでは行かなくても、遊歩道が整備されている熊の平ぐらいまでは歩いてみたい。しかし駅前の案内坂で「熊の平まで6km」と書かれているの見て少し気持ちが揺らぐ。まあ「行ける所まで行ってみよう」という感じで歩きだす。

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「アプトの道」と呼ばれる遊歩道を歩く。山と比べれば話にならないぐらい緩い坂だが、それでも以前に怪我をした右足が痛い。我慢して歩く。左手に碓氷峠鉄道文化むらが見える。特急「あさま」等、かつて碓氷峠や高崎周辺を走っていた列車が展示されている。時間があれば立ち寄ってみたい。

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「アプトの道」という名前の由来は、かつて碓氷峠を登る際にアプト式のレールを用いたからとのこと。しばらく歩くと上信越道の長大な橋の下を通ってやがて丸山変電所跡につく。ここは碓氷峠を超える電気機関車へ電気を供給した施設とのこと。明治時代に造られたらしい。ちなみに碓氷峠は日本鉄道史の中でも極めて早い時期に電化された区間とこと。理由は急勾配である碓氷峠を超えるためには電気機関車の強力な推進力を必要としたことと、トンネルの多い碓氷峠越えで蒸気機関車による煤煙の害が極めて深刻であったことによる。

さらに1kmほど登った所に峠の湯という温泉施設がある。横川の距離は約2.7kmなので、熊の平まではほぼ中間ぐらいか。ここまでは林の中の道だったが、ここからトンネルが多くなり、本格的な山岳路線の景観を見せてくる。

さらに1kmほど登った所が碓氷湖。坂本ダムによって作られた人工湖である。そしてそこからまたいくつかトンネルが続き、トンネルを出た所が碓氷第3橋梁、通称「めがね橋」である。明治25年に完成した煉瓦造りのアーチ橋。橋の下から見上げると、その迫力に圧倒されそうになる。ちなみにメガネ橋の上からは、今では使われなくなった信越本線新線の橋梁も見えている。

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メガネ橋からさらにトンネルが続く。排煙口のある長いトンネルを抜けて、さらにトンネルをいくつか抜けた所に遊歩道の終点である熊の平である。1950年には大規模な土砂崩れが起こり、当時の国鉄職員とその家族計50名が犠牲になったという痛ましい災害も起こった場所である。かつては横軽線の途中にある数少ない平坦地ということで、上下行き違い用の駅/信号所が設けられていたとのこと。現在は碓氷峠遊歩道の終点となっている。

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熊の平を見学した後、帰路につく。往路の所要時間は2時間弱。帰りは緩やかな下り坂なので歩くペースが少し早い。メガネ橋、碓氷湖、峠の湯と、往路に通った場所を足早に過ぎていく。途中の丸山変電所では、登ってくるトロッコ列車を見た。また碓氷峠鉄道文化むらの手前には、碓氷峠の関所跡があったので、立ち寄ってみた。

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横川~軽井沢

横川駅に戻ってきたのは1150頃だった。予定していたバスの発車は15分後である。時間があれば鉄道文化むらに立ち寄ってみたかったが、残念ながら時間がない。1205発のJR関東バスに乗り、30分程で軽井沢駅に到着する。

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軽井沢駅前で食事を、と、思ったが。休日の昼間の軽井沢はやはり人が多い。しかも食事処はどこもかしこもやや高め。最初はどこかの店に入って食事しようと思ったが、行列が出来ているのを見て断念。喫茶店でコーヒーとケーキを食べて(これも高かった・・・)、駅に戻って「峠の釜めし」を買う。

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軽井沢~小諸

軽井沢発1340のしなの鉄道長野行きに乗る。車内で「峠の釜めし」を食べる。駅弁としてはやや高い(1,200円)が、食べてみるとやはり美味しい。具沢山の釜めしで、醤油味の御飯と具材との組み合わせがステキ。お新香も良いアクセントになっていて、食べていて飽きないように工夫されている。さすがは「キング・オブ・駅弁」である。

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小諸には1400頃に到着。駅にはしなの鉄道が誇る観光列車「ろくもん」が入線していた。これはラッキー。早速写真を撮ってみた。ちなみに「ろくもん」の車内では結婚式を行っているようで、乗客の半分ぐらいは結婚式の関係者らしかった。

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小諸~小淵沢

小諸発1433の小海線観光列車「High Rail」に乗る。この列車の魅力は、美しい景観を走る小海線を走破する観光列車という点につきる。2両編成でアテンダントさん2名が乗務していた。途中の中込、信濃川上、野辺山で長時間停車がある。特に信濃川上や野辺山といった駅での長時間停車は嬉しい。車窓から見る八ヶ岳は、かなり雪が解けていたものの、未だ山頂部分は白い雪に覆われていた。野辺山のキャベツ畑もまだ茶色で、緑一面になるのはもう少し先の事だろう。

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小淵沢~甲府

小淵沢には1657に到着した。小淵沢からは1723発の高尾行きに乗る。窓から南アルプスの山々と富士山が綺麗に見えている。このまま高尾まで乗り通すのもアリだが、久しぶりに甲府のほうとうが食べたくなったので、甲府で下車する。

甲府~

甲府市内でほうとうを食べた 後に駅に戻る。1940発の大月行きに乗る。大月からは中央特快に乗り換えて八王子へ出て、後はいつものルートで帰宅するだけだ。帰宅は0000頃。長い1日だった。

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志賀高原の入口にある湯田中温泉郷。湯田中温泉や渋温泉といった有名な温泉地がありますが、駅から少し離れた場所にあるのが角間温泉です。長野電鉄の湯田中駅からは2kmぐらい離れており、徒歩移動はやや厳しい距離。無雪期に軽装ならば歩いてみるのもアリでしょう。

温泉場には共同浴場が3ヶ所あり、普段はロックされていて入れません。私は近くの旅館に宿泊したので無料で入ることができましたが、外来の場合は入湯券を購入する必要があるのだそう。

共同浴場は計3ヶ所あり、そのうち2個所に入ってみました。洗い場もない小さな浴槽。家族風呂を少し大きくしたぐらいです。

とにかくお湯が熱い。我慢して遣っていても熱さでヒリヒリする感じ。幸い地元の人がいなかったので、水をジャボジャボ入れて冷ましましたが、「焼け石に水」とはまさにこのこと。とりあえず折角なので「頑張って浸かってみました」というのが正直な所。
ちなみにこの後、宿にある内湯にも入りましたが、こちらは熱かったケド、まあ人間が入ってみても大丈夫なぐらいの熱さでした。

お湯の熱さはとにかく、昔ながらの湯治場の風情が漂う角間温泉。宿泊した場合でも比較的リーズナブルな値段で泊まれますので、機会があれば如何でしょうか。

お奨め度★★★

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