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青春18切符の旅【5】-福島~青森
日本の鉄道には聖地と呼ばれる場所がある。その1つが鹿児島県南西端に位置する枕崎駅。今一つが北海道最北端の稚内駅である。これらはJR線のそれぞれ南と北の終端点であり、全ての鉄路はこれらの駅と繋がっている(勿論例外もある)。
今回、この2つの聖地を青春18切符を使って乗り通してみた。
前回までは-->こちら
福島~米沢
青春18切符だけを使って日本縦断を試みる場合、福島から山形、秋田を経由して青森に至る奥羽本線は、重要ルートの1つと言える。東北地方の幹線ルートは、いうまでもなく福島~仙台~盛岡~青森と繋がる東北新幹線ルートである。しかしこのルートは、途中区間である盛岡~青森間がJR線ではなく第3セクター線になっていて18切符では乗車できない(例外的に青森~八戸間は18切符での乗車が可能)。従って18切符だけで東北地方を縦断しようとすれば、どうしても奥羽本線経由のルートを通らざるを得なくなる。ただし、今回使っている「北海道&東北パス」では、18切符とは違って盛岡~青森間の第3セクター線が利用可能である。
今回は一応「青春18切符による旅行」という建前なので、可能な限り18切符準拠のルートを利用することにしたい。だから奥羽本線経由で青森を目指す予定だ。ただ、この路線は豪雪地帯としても有名で、大雪による遅延や運休は日常茶飯事。従って可能な限り奥羽本線経由を目指すが、悪天候時のエスケープルートとして盛岡経由のルートも考慮しておくこととした。
0804福島発の米沢行きは2両編成。事前に調べてきた運行情報によると、秋田地区の羽越本線と五能線で強風による遅延・運休の可能性があるとのこと。ただ。奥羽本線は今のところは特に障害等はなさそうだ。そこで当初の予定通りこの列車に乗ることにした。
福島市内では雪がなかったが、福島~山形県境付近の吾妻山系はさすがに豪雪地帯と言われているだけのことはあり、一面雪景色状態であった。列車から見る分には美しい景観だけど、線路の保線作業の皆さんにとっては忌々しい景観なんdろうなぁ・・・
米沢~山形
米沢駅には0900頃に到着。雪は降っているが、普段の物凄い雪景色に比べると、やや大人しい感じがする。米沢発9839の山形行きに乗る。米沢~山形間は比較的都市化が進んでいるので、福島~米沢間で見たほどの物凄い景観はない。それでも赤湯温泉付近では、雪に白く染まる温泉街を上から見下ろすことができる。
山形には1030頃に到着。取り敢えずここまでは順調だった。
山形~新庄
乗り換えまで時間があったので、駅ビルのスタバでお茶を飲む。次の新圧行きは1130発。2両編成ロングシート。帰省ラッシュと重なっているので車内は結構混んでいた。天童でかなり空いたが、それでも座席が埋まるぐらい。ロングシートなので、車窓撮影もままならず。しかも雪によって列車は遅れ気味。終点新荘には約10分遅れの1300丁度ぐあいに到着した。
新荘~秋田
新庄駅では昼食を取る予定にしていたが、お目当ての蕎麦屋が閉まっていた。仕方がないので、コンビニで購入した駅弁を食べる。新庄からは1336発の秋田行きに乗る。ロングシート2両編成。やはり混んでいた。帰省ラッシュと重なっているから仕方がないか。新幹線との接続遅れで発車が約10分遅れる。
ロングシートでかつ混雑している車内では、観光気分を味わえる訳もない。途中の湯沢や十文字で半分以上降りて車内はかなり空いてきたが、それでも乗ってくる客もいる。横手、大曲と過ぎ、秋田の手前の羽後境駅で対向列車待ちの長時間停車。これでさらに列車が遅れる。
結局、秋田には定刻から約25分遅れの1640頃。次の青森行きには間に合う時間だったが、秋田駅でノンビリする時間はもうない。
秋田~青森
今日のラストランナーは、秋田発1650の青森行きである。例によってロングシートの3両編成。雪の舞うホーム上を、慎重に歩いて列車に乗り込む。この列車もそこそこ混んでいたが、帰省客というよりは秋田駅周辺から家路に向かう人たちがメインなように思える。デカイ荷物を持った客もいたが、どちらかと言えば軽装の若者が目立つ。
周囲はもう真っ暗なので、車窓風景は何もない。とにかく退屈な旅が続く。3時間以上の乗車を経てようやく青森に到着。本州最北端の県庁所在地は、雪に埋もれていた。
つづく
仙台「利久」名掛丁店で牛タン
仙台と言えば、やはり牛タン。
先日、東北地方を旅行した際
にも、〆に選んだのは仙台の牛タンでした。
仙台駅から徒歩5分ぐらいの所にある「利久」名掛丁店。仙台駅前は牛タンの激戦地ですが、この店はそれほど待たずに入れるので重宝しています。味も他店に比べて極端に違う訳でもなく、十分に美味しいと思える味ですし・・・。
今回注文したのは10切れ入りのやや高価な定食。味は塩味。牛タンはやはり塩味がベストでしょう。テールスープ、お新香、ご飯、その他諸々がついて、税込3,190円。高いか安いかは人それぞれですが、私としてはボリュームや味相応の値段だと思います。 それにしても牛タンはやはり旨い。塩で味付けされた牛タンが口の中で溶けていく感じは正に絶品。御飯との相性も抜群で、ご飯がどんどん進む美味しさです。
仙台には色々と美味しいものがありますが、やはり牛タンが一押しですね。
お奨め度★★★★
仙台駅から徒歩5分ぐらいの所にある「利久」名掛丁店。仙台駅前は牛タンの激戦地ですが、この店はそれほど待たずに入れるので重宝しています。味も他店に比べて極端に違う訳でもなく、十分に美味しいと思える味ですし・・・。
今回注文したのは10切れ入りのやや高価な定食。味は塩味。牛タンはやはり塩味がベストでしょう。テールスープ、お新香、ご飯、その他諸々がついて、税込3,190円。高いか安いかは人それぞれですが、私としてはボリュームや味相応の値段だと思います。 それにしても牛タンはやはり旨い。塩で味付けされた牛タンが口の中で溶けていく感じは正に絶品。御飯との相性も抜群で、ご飯がどんどん進む美味しさです。
仙台には色々と美味しいものがありますが、やはり牛タンが一押しですね。
お奨め度★★★★
余目駅前「中華そば八千代」
先日、東北地方を旅行した際
に立ち寄ったラーメン屋さんです。
メニューはラーメンのみで、特大、大、中、小の4種類と、それぞれ肉増量で+200円のみという潔さ。ビールも御飯もありません。
オーソドックスにラーメン中を注文。出てきたラーメンは「これぞラーメン」という感じのオーソドックスな醤油ラーメン。スープが綺麗に澄んでいて、縮れ麺と良く絡んでくれます。スープだけすすってみても美味しい。トッピングされているチャーシューも結構多く、それもまた満足です。
ラーメン中650円。コスパも良く、味も標準以上。
「こういうので良いんだよ、こういうので・・・」
という井之頭五郎の呟きが聞こえてきそうなラーメンでした。
お奨め度★★★
メニューはラーメンのみで、特大、大、中、小の4種類と、それぞれ肉増量で+200円のみという潔さ。ビールも御飯もありません。
オーソドックスにラーメン中を注文。出てきたラーメンは「これぞラーメン」という感じのオーソドックスな醤油ラーメン。スープが綺麗に澄んでいて、縮れ麺と良く絡んでくれます。スープだけすすってみても美味しい。トッピングされているチャーシューも結構多く、それもまた満足です。
ラーメン中650円。コスパも良く、味も標準以上。
「こういうので良いんだよ、こういうので・・・」
という井之頭五郎の呟きが聞こえてきそうなラーメンでした。
お奨め度★★★
北東北鉄道旅行:2日目
足の怪我
によりしばらく宿泊を伴う旅行を控えていた。しかしリハビリも順調であり、だんだん普段の生活に戻りつつある。そこでGWから2週間後の5月の週末に1泊2日で鉄道旅行に出かけることにした。今回は鉄道を使た旅をメインにし、途中で少しグルメ等も楽しもうという趣向である。
前回の展開 --> こちら
そんなこんなで羽後本荘駅に0740に到着。かつての羽後本荘駅は旧式の駅舎と待合室が似合う駅だったが、いつの間にか綺麗な橋上駅舎に変わっていた。ちょっと面食らったが、由利高原鉄道の1日券を入手する。
まずは0746発の矢島行きに乗る。約23kmを約40分で走破する。田植え真っ盛りの水田と、その向こうに見える鳥海山が美しい田園路線である。
終点の矢島駅では待ち時間が少しあったので、駅近くを散策してみた。駅から20分ほど歩いた所に子吉川の橋梁があり、瑞々しい川の流れと鳥海山の景観を楽しめる。
帰りは矢島駅0940発の羽後本荘行きに乗る。この列車は「おこば列車」と呼ばれる観光列車仕様で、車内は観光列車風のレイアウトになっている。専門のアテンダントさんも乗務しており、旅の雰囲気を盛り上げる。
余目には1209に到着した。余目の駅で下車するのは、実は今回は初めてである。これまでは陸羽西線を利用する際には酒田発の列車に乗ることが多かったため、酒田で途中下車するのを常としていたのだ。2022年5月より道路工事の影響によって陸羽西線が長機運休となり、その代行バスの出発地が余目となったため、そこで途中下車することになった訳だ。
駅近くのラーメン屋で昼食を済ませて 、1340発の代行バス新庄駅行きに乗る。代行バスのルートはほぼ陸羽西線のそれをトレースする形になっている。だから陸羽西線名物の最上川の流れも、バスからもバッチリ堪能できる。特にバスは列車よりも一段高い所を走ることが多く、その分視界が開けて景観が良い。川べりに咲き乱れる藤の花も堪能することができた。
この路線も既に何度か乗ったが、これまでは秋や冬に乗ることが多かった。今回のような初夏に乗るのもまた悪くないな。新緑と渓谷、そして水の張った水田が美しいと思う。
列車は予定通り仙台に到着。 仙台駅近くの牛タン屋で牛タンを食べました 。その後は仙台駅に戻って1830発の「はやぶさ」に乗車。大宮で下車し、自宅に帰ったのは2200前でした。
今回は足を怪我してから初めての宿泊旅行ですが、何はともあれ、事故なく無事に終えることができたのが一番の収穫でした。
前回の展開 --> こちら
由利高原鉄道
2日目の朝は秋田駅。秋田駅発0649の酒田行き普通列車は、北東北地区ではお馴染み701系ロングシート。このタイプが普及したおかげで、北東北18切符の旅は随分と味気ないものになってしまった。そんなこんなで羽後本荘駅に0740に到着。かつての羽後本荘駅は旧式の駅舎と待合室が似合う駅だったが、いつの間にか綺麗な橋上駅舎に変わっていた。ちょっと面食らったが、由利高原鉄道の1日券を入手する。
まずは0746発の矢島行きに乗る。約23kmを約40分で走破する。田植え真っ盛りの水田と、その向こうに見える鳥海山が美しい田園路線である。
終点の矢島駅では待ち時間が少しあったので、駅近くを散策してみた。駅から20分ほど歩いた所に子吉川の橋梁があり、瑞々しい川の流れと鳥海山の景観を楽しめる。
帰りは矢島駅0940発の羽後本荘行きに乗る。この列車は「おこば列車」と呼ばれる観光列車仕様で、車内は観光列車風のレイアウトになっている。専門のアテンダントさんも乗務しており、旅の雰囲気を盛り上げる。
羽後本荘から余目を経て新庄へ
羽後本荘からは1107発の特急「いなほ8号」に乗る。653系7両編成という(この地域にしては)結構立派な編成。しかし自由席の車内はガラガラであった。まあ新潟に近づくと混んでくるのだろう。特急列車の窓から春の日本海を眺めながらノンビリとした旅は続く。余目には1209に到着した。余目の駅で下車するのは、実は今回は初めてである。これまでは陸羽西線を利用する際には酒田発の列車に乗ることが多かったため、酒田で途中下車するのを常としていたのだ。2022年5月より道路工事の影響によって陸羽西線が長機運休となり、その代行バスの出発地が余目となったため、そこで途中下車することになった訳だ。
駅近くのラーメン屋で昼食を済ませて 、1340発の代行バス新庄駅行きに乗る。代行バスのルートはほぼ陸羽西線のそれをトレースする形になっている。だから陸羽西線名物の最上川の流れも、バスからもバッチリ堪能できる。特にバスは列車よりも一段高い所を走ることが多く、その分視界が開けて景観が良い。川べりに咲き乱れる藤の花も堪能することができた。
快速「ゆけむり」
代行バスはほぼ予定通りに新庄駅に到着。ここから1500発の快速列車「ゆけむり」に乗る。この列車は陸羽東線を経由して小牛田までいき、そこからは東北本線を南下して仙台に至る。これも観光列車で見た目はそれっぽい感じだが、車内はやや旧式。キハ110系の改良型で、車内は全て転換式クロスシートとしてある所が観光列車ぽい所。あと、車販嬢が乗務しており、アルコールやソフトドリンクなどを車内で買うことができる。この路線も既に何度か乗ったが、これまでは秋や冬に乗ることが多かった。今回のような初夏に乗るのもまた悪くないな。新緑と渓谷、そして水の張った水田が美しいと思う。
列車は予定通り仙台に到着。 仙台駅近くの牛タン屋で牛タンを食べました 。その後は仙台駅に戻って1830発の「はやぶさ」に乗車。大宮で下車し、自宅に帰ったのは2200前でした。
今回は足を怪我してから初めての宿泊旅行ですが、何はともあれ、事故なく無事に終えることができたのが一番の収穫でした。