もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

カテゴリ:読書 > ミリタリー

2
210910_世界の艦船

世界の艦船2021年1月号増刊-アメリカ海軍2021

海人社

2021年のアメリカ海軍について、艦船、航空機、編成、制服などを整理して記載した著作である。概ね3年に1回のペースでアメリカ海軍の増刊号が出ているが、3年間で早々変わるものでもない。めぼしい所では、F-35Cの実戦部隊が実戦展開を開始したとか、LCSの後継となる新型フリゲート艦「コンステレーション」級あたりが目ぼしい所であった。

お奨め度★★

4
210826_誰も

誰も語らなかったニッポンの防衛産業

桜林美佐 産経NF文庫

防衛問題研究家として知られている筆者が語る防衛産業の実態である。防衛産業といえば、「産軍癒着」とか「天下り」といった感じで悪く言われることが多い。しかし実際の防衛産業は決して「旨味」の多い仕事ではなく、むしろ経営面では不利な仕事である。そのような中、多くの防衛産業は「国を守るため」という使命感で仕事を続けているが、厳しい現実には勝てず、国防を担っていた多くの企業は倒産や防衛事業撤退を余儀なくされている。
筆者は戦車や火砲、弾薬や装甲といった防衛装備品を作る国内企業のいくつかを訪問し、その生産現場をリポートしている。そこで語られている事は、日本の防衛産業が直面している厳しい現実とその中で国防の重責を担うべく奮闘する人々の姿である。筆者は防衛を担うこれら企業の姿勢に暖かい視線を注ぐとともに、こういった防衛産業の将来に対して無策である我が国の政治や国内世論に対して厳しい視線を向けている。明治時代から操業し、1945年3月の東京空襲では30名の殉職者を出したとあるゴム工場の社長は言う。「平和とは自ら作るものだと思います」という言葉を発している。それを受けて筆者は言う。平和とは何かを誰も教えてくれない、教えることなどできないのだ。自らが自らの手で実現すること。努力して手に入れるものなのだ。と。
防衛産業の実態や防衛産業の今後と国防政策について考えさてくれる著作である。文章も平易で読みやすく、一気に読むことができる好著だ。万人にお奨めしたい著作である。

お奨め度★★★★

3

210722_日本海軍の水雷戦隊

世界の艦船2020年11月号増刊:日本海軍の水雷戦隊

海人社

最近は様々な増刊シリーズでバリエーション拡大を図る世界の艦船シリーズだが、今回は日本海軍の水雷戦隊が対象である。写真記事は、日本海軍水雷戦隊旗艦を務めた巡洋艦と駆逐艦の全タイプについての解説。本文記事は日本水雷戦隊の編成と戦史に関する記事である。記事は過去の世界の艦船史から抽出したものが多く、昭和時代の記事も多い。特に目新しい内容はなかったが、読みものとしてはそこそこ面白かった。

お奨め度★★★

3

210702_世界の艦船

世界の艦船2020年12月号増刊-米イージス艦「アーレイ・バーク」級

海人社

1991年に1番艦の「アーレイ・バーグ」が就役して以来30年の間に計68隻が就役し、さらに未だに新規建造が続いているという米水上戦闘艦としては戦後最大の建造隻数を誇る「アーレイ・バーグ」級駆逐艦について、様々な角度から分析した著作である。本書は写真や要目よりも記事が中心の内容であり、ページ数の割には読む所が多い。「世界の艦船」誌に過去に記載されていた記事の再掲載が多いが、こうして1冊にまとまっていると便利なことは確かである。

お奨め度★★★

3

210630_世界の艦船

世界の艦船2020年6月号増刊-ドイツ潜水艦史

海人社

WW1からWW2そして戦後期に至るドイツ・西ドイツ海軍の潜水艦について記した著作。ドイツのUボートは量産性を重視したため、個艦としての特徴にはやや乏しい所がある。それでも技術的には世界第1級のドイツ潜水艦で、技術的には興味深いものがあった。惜しむらくは兵装面での解説がやや弱いこと。主兵装である魚雷はもちろん、砲口兵装、対空火器、機雷等について詳しい解説があると、もっと良かった。

お奨め度★★★

↑このページのトップヘ