鉄道ファン(「マニア」というほど知識はない)の私にとって、国鉄型車両や旧式車両というのは心躍るものがあります。 先日、米子で負傷した際 も、間接的な原因には旧式車両がありました。

で、その負傷もかなり回復し、自力歩行もある程度可能となったGWのとある1日、首都圏に近い場所で国鉄型車両、旧式車両を楽しめる場所、ということで、千葉県市原市五井駅に行きました。ここから房総半島の山中に向けて線路が伸びていますが、これが小湊鉄道です。五井から上総中野駅まで約40kmのローカル線で、上総中野からいすみ鉄道に乗り継げば、房総半島の向こう側、外房線の大原駅に出ることができます。

五井駅に着いたのは正午過ぎ。五井駅のホームには養老渓谷行の国鉄型車両が・・・。キハ40系。北海道で何度も見てきた車両ですが、車体色が肌色と紅色。これは・・・・。国鉄色というやつか・・・?。

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ちなみに2両編成のもう1両は北海道でもお馴染みのホワイトとグリーンのボディ。これはこれで良い・・・。

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12:28に五井駅を発車したローカル列車はほぼ満席。さすがにGWなので仕方なしです。鉄道マニアらしき人物よりも家族ずれや夫婦が多い感じです。発車してしばらくは房総半島の田園地帯を走行。いくつかのローカルな駅を見ながら山奥に入っていきます。

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五井から約40分で里見駅に到着。ここは小湊鉄道でも主要駅の1つらしく、地元の人が地産品を販売していました。九州や四国の観光列車等ではお馴染みの光景です。

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約1時間でこの列車の終点である養老渓谷に到着。この養老渓谷は小湊鉄道の主要駅の1つですが、実は終点の上総中野はこの次の駅になります。

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養老渓谷駅で40分の待ち時間があり、次の14:26発の上総中野行に乗り換えます。こちらはキハ200系の3両編成。中はロングシートですが、他ではまず見られないローカル仕様の列車なので、こちらのテンションも最高潮です。

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上総中野には10分ほどで到着。この上総中野で小湊鉄道からいすみ鉄道に乗り換えになります。ローカル私鉄同士が山の中で接続しているという景観は全国的にも珍しい。他ではなかなか見られないと思います。

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上総中野からは15:21発の大原行きに乗ります。こちらも国鉄型の2両編成。いやー、千葉の山中で国鉄型旧式車両を堪能できるというのは、全く以て・・・。

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いすみ鉄道からは新緑の風景が綺麗に見えています。しばらくは写真を撮っていましたが、さすがに負傷の癒えない足での長旅はさすがに疲れる。いつの間にか車中で寝ていました。

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上総中野から1時間ほで大原に到着。時刻は16:20でした。五井からの所要時間は丁度4時間ほど。人も多いし、足も痛いのでそれなりに過酷な旅でしたが、負傷後に初めて行った鉄旅だったので、無事に完遂できて満足です。

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