もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

タグ:海戦ゲーム

Blue Water Navy(以下、本作)は、米Compass Games社が2019年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1980年代における西半球全域を舞台とした米ソ両陣営の海上戦闘である。実際のは起こらなかった第3次世界大戦を扱った仮想戦ゲームだ。

本作については、以下の紹介動画も参考にされたい。




前回までの展開 --> こちら

3Turn前半(開戦5日目)

NATO_Convoyソ連側は12OPを使用。NATOは15OPに加えて"White Cloud"Whiteを利用して実に計19OPSを獲得した。

このTURN、NATO側に米空母2隻を含む大規模な増援部隊が到着する、NATO側はそれらの増援部隊と大輸送船団でTask Forceを編成。大西洋を一気に押し渡ってヨーロッパへ大兵力を海輸する寸法だ。
ソ連側はこの大船団にはとても手出しできないので、その前方を航走中の小規模な船団を狙った。こちらはオランダの小規模な水上部隊が護衛しているだけである。最初にキューバを発進したTu95ベアDがレーダー捜索でこの船団を発見。それに対してキューバに再展開していたTu22バックファイアの半個戦隊とコラ半島から長躯飛来してきたTu95ベアGの半個戦隊がミサイル攻撃を仕掛けた。個々のミサイル攻撃はせいぜい対艦ミサイル20~30発程度の比較的小規模なものであったが、小規模艦隊の防空能力では手に余る存在であった。護衛のオランダ艦隊は全て撃沈破され、護衛が裸になった所に、船団も半数近くにあたる20隻以上が対艦ミサイルを食らって大破炎上していた。

Turn03a


SO_SS_Kiroビスゲー湾では、欧州大陸を目の前にしたNATO輸送船団を凄腕のキロ型潜水艦隊が襲う。NATO対潜部隊の防御スクリーンを巧みに突破したウルフパックは、船団に大損害を与えた。護衛艦艇数隻も撃沈破され、しかもキロ型は怒りに燃えるNATO対潜部隊の報復攻撃を逃れて海中深く姿を消した。

Turn03b


3Turn後半(開戦6日目)

NATO_Patriot_SAM両軍とも12OPを使用。持ち点も共に14OPとなった。

ソ連軍は再びデンマークへの攻勢を仕掛けるべく、Tu16Gバジャー2ユニットでミサイル攻撃を仕掛けた。しかしデンマーク周辺に配備されたパトリオット地対空ミサイル部隊が威力を発揮し、飛来してきたソ連ミサイルの大半を撃ち落とした。レイセオン社大喜び。

IT_FTR_F104地中海ではNATO側最初の増援船団が、英空母「イラストリアス」等に護衛されながら南フランスのツーロンに近づいていた。それに対して地中海方面のソ連軍は、何とか一矢を報いるべく、シリアから対艦ミサイルを装備したTu16バジャー1個戦隊(24機)を発進させる。しかし護衛の伴わないバジャー編隊は、西地中海に入る手前で上空哨戒中のイタリア空軍F104戦闘機の迎撃を受けて半数を損失。残りは果敢に突撃を続けたが、急報を受けて発進した「イラストリアス」搭載のシーハリアーが、残りのバジャー全機を撃墜し、対艦ミサイルの発射を許さなかった。これによりソ連側は地中海方面で唯一使用可能な長距離爆撃戦力を失ったことになる。

Turn03c


Turn終了時の戦争状況判定では、ノルウェーと中欧でソ連軍が1歩ずつ前進。ノルウェー 中欧とノルウェーで進撃。中欧ではソ連軍はハノーヴァーを占領。ノルウェーではナルヴィク/ボード―を占領した。

4Turn(開戦7-8日目)

SO_STK_Tu16ソ連軍に増援の2個の揚陸部隊が到着した。ソ連側はその全てをバルト海方面に投入し、デンマークへの追加進攻を企図した。まずエスビアウの西ドイツ海軍トーネード隊を制圧すべくバジャー2個戦隊で巡航ミサイル攻撃を仕掛けた。前回は活躍したエスビアウ付近に展開するパトリオット地対空ミサイル部隊は、今度は迎撃に失敗。バジャーの放った巡航ミサイルはエスビアウ周辺の航空基地や港湾に落下し、西ドイツ海軍のアトランティック哨戒機1ユニットを道ずれにして基地機能を制圧した。

NO_SS_Kobbeソ連軍は頃合い良しと見て揚陸部隊をバルト海へ出撃させた。護衛は僅かにクリバック型フリゲート艦数隻と上空哨戒にあたるIl38メイ哨戒機である。如何にも守りが手薄だが、そこは物量攻勢で乗り切る構えである。
NATO側は"NATOの柔軟性"カードを使用してボーナス5OPを獲得し、それによって潜水艦による波状攻撃を仕掛けた。この攻撃によって投入された潜水艦は、ノルウェー、デンマーク、英、西独、オランダ1ユニットの計5ユニット。それがあらゆる方向からソ連軍バルト海侵攻船団を攻撃した。護衛のクリバック型フリゲート艦隊は瞬く間に蹴散らされた。100隻以上の大船団はそれでもNATO潜水艦群の攻撃を耐え続けたが、大型揚陸艦は悉く撃沈され、中小型の揚陸艦艇もその大半が撃沈破されるに及び、揚陸部隊は撤退を開始。こうしてソ連軍による第2次バルト海侵攻作戦は失敗に終わった。

Turn04a


US_FTR_F14_Ken米空母3隻からなる機動部隊が中部地中海へ進入する。ソ連地中海艦隊ではそれに対抗する術がなかった。米空母艦載機は欧州南翼を進むワルシャワ条約機構軍に対して3度に渡る航空総攻撃を実施した。出目に恵まれず結果は合計7ヒットに留まったが、それでもワルシャワ条約機構軍を約4日間足止めにする効果はあった。米側の損害は空母「キティホーク」の攻撃機が数機撃墜されただけであった。

Turn04b


大西洋に目を向けると、現時点でソ連はGIUKギャップの西側に有力な原潜部隊を持っていない(一掃されてしまった)。そこで速やかにGIUKラインを突破し、有力な原潜部隊を大西洋に押し出す必要がある。
そこでまずソ連軍はアイスランドに目を向けた。スペツナズの特殊部隊を投入してアイスランドのNATO軍事施設を急襲した。これによりケフラヴィーク飛行場に駐留するF-15部隊が大損害を被った。これによりアイスランド東方の防空網に穴が開く。機を逃さずコラ半島から発進したソ連長距離爆撃機がアイスランドに対して連続した巡航ミサイル攻撃を仕掛けた。これによりアイスランドの各基地は大損害を被り、基地機能を損失した。

Turn04c


Turn終了時の戦争状況判定では、まずソ連軍はデンマークに奇襲上陸を敢行(イベントカード)。これによりデンマーク侵攻軍の戦力が1段階アップした。
ノルウェーではNATO側がイベントカードを使用したので進撃ストップ。デンマークでは増援を得たソ連軍が2歩前進。デンマーク海峡を指呼の下に収める地点にまで到達した。直ちに機雷除去作業を開始。成功率は30%に過ぎなかったが、見事に機雷除去作業に成功し、機雷レベルを1レベル低下させた。あと1レベル低下すれば、デンマーク海峡の機雷は完全に除去されてデンマーク海峡は突破されてしまう。

中欧ではソ連軍が一歩前進。ハンブルグを占領した。南欧では米空母艦載機による攻撃が奏功してワルシャワ軍の進撃はストップしている。

Turn04d


つづく

Blue Water Navy(以下、本作)は、米Compass Games社が2019年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1980年代における西半球全域を舞台とした米ソ両陣営の海上戦闘である。実際のは起こらなかった第3次世界大戦を扱った仮想戦ゲームだ。
今回、VASSALによるソロプレイにチャレンジしてみることにした


本作については、以下の紹介動画も参考にされたい。



こちら

2Turn前半(開戦3日目)

このTurn、ソ連軍の増援として揚陸船団が登場する。コラ半島かバルト海に配置可能だが、次のTurnにノルウェー方面にソ連軍のTroops(地上部隊)が登場するので、揚陸船団はバルト海方面へ回すことにした。

SO_SS_Foxtrot 両軍とも15OPを投入した。ソ連軍は大西洋を進むNATO船団を捕捉すべく複数回に渡って哨戒機を放ったが、NATO側の電波管制や哨戒機自体の不手際等があって船団発見に悉く失敗した。業を煮やしたソ連軍は、付近を行動中のフォクストロット型潜水艦を使って船団攻撃を実施した。2枚の反応カード"Good Intercept"と"Expert Skipper"を使って輸送船団に2Hitを与え、護衛にあたっていたフランス空母「フォッシュ」も大破せしめた。

Turn02a


SO_SSBN_Yankee米本土東岸沖では米対潜部隊が全力でソ連SSBN群を追った。護衛を失い、スパイによる支援も欠いたソ連SSBN群は、最早精鋭を誇る米ハンターキラー群にとっては単なる獲物でしかなかった。ソ連軍は慌ててキューバからタンゴ型通常動力潜水艦を護衛のため出撃させたが、静粛だが鈍足のタンゴ型では護衛の用をなさず、かえって米対潜哨戒機によってステップロスを強いられる有様。
結局、この日の終わりには米東岸沖に展開中のソ連SSBN群は壊滅した。ソ連は米本土に圧力を加えていた貴重な核打撃力を失ったのである。またその結果、ソ連軍は第1撃ポイントを1ポイント失い、政治的安定度も1段階低下した。(「安定」から「同盟放棄」へ)

Turn02b


SO_Sveldrovソ連軍が新たな攻勢を仕掛けてきたのはバルト海方面である。デンマーク上陸を実行すべく揚陸部隊を編成し、バルト海へ出撃させたのだ。しかし極端な北方偏重策がここでは裏目に出て、バルト海進攻艦隊の対空対潜防御は決して十分なものではなかった。
ソ連側のデンマーク進攻作戦を遂行する上で脅威となるのは、バルト海に展開する西ドイツ海軍の小型潜水艦群(Uボート)とユトランド半島のエスビアウ(Esbjerg)に展開する西ドイツ海軍航空隊(トーネード戦闘攻撃機)である。特に後者は強力な対艦ミサイル火力(約100発の同時発射能力)を誇り、さらに戦闘機でガッチリ防御されているので、非常に厄介である。

Turn02c


ソ連軍はまずエスビアウのトーネードと制圧すべくエコー2型SSGN3ユニットを動員してエスビアウに対して巡航ミサイル攻撃を実施した。しかし出目振るわず、エスビアウの基地を一時的に使用不能にしただけで、数時間後に復旧されてしまう。

SO_STK_Tu16そこでソ連軍は次に航空攻撃によるエスビアウ制圧を考えた。MiG25戦闘機2ユニットに護衛されたTu16Gバジャーが巡航ミサイル攻撃を加える。バジャー隊は西ドイツ空軍のファントム隊の反撃でステップロスを強いられたが、エスビアウ基地には巡航ミサイルを命中させた。
さらにコラ半島からはTu22バックファイアが護衛なしで飛来。西ドイツ空軍ファントム隊の攻撃を躱して巡航ミサイルを発射し、エスビアウにさらなる打撃を与えた。これらの攻撃によりエスビアウ基地は最低2日間程度機能を失うことなる。ソ連側からすれば、西ドイツ海軍の強力なトーネード攻撃機を一時的にせよ無力化したのは大きい。

WG_SS_Type206対するNATO軍は、オランダ海軍のアトランティック哨戒機をバルト海に派遣し、接近するソ連艦隊を発見した。直ちに西ドイツ海軍のUボートが攻撃を行い、揚陸艦数隻を撃沈したが、揚陸そのものを阻止するには不十分であった。

WG_Type206A_Sub


その頃フランスでは、最初の増援部隊がフランス西部の港町に続々と到着していた。また船団の一部が分離し、英空母「イラストリアス」に掩護されながら地中海へ向かっていた。

2Turn後半(開戦4日目)

両軍とも12OPを使用。ただし残OPはソ連が13、NATOが15となる。
ソ連軍はスペツナズの特殊部隊を投入。キール軍港で出撃準備中の西ドイツ駆逐艦数隻を撃破した(まるでイタリア海軍だ)。さらにバルト海での対潜戦を活発化させ、西ドイツ海軍のUボート部隊をほぼ壊滅状態に追い込んだ。さらにNATOは米空母最大の脅威となるヴィクター3型SSNを集中的に攻撃し、1ユニットを完全撃破、1ユニットをステップロスせしめた。

NATO_Patriot_SAMNATO側はエスビアウにパトリオット地対空ミサイル部隊を緊急展開し、同地の防空能力を強化する。さらにイギリス、フランス、ノルウェー等で港内で待機していた通常動力潜水艦を次々と北海やバレンツ海へ出撃させていった。北海ではNATO側が激しい対潜戦を展開し、ソ連エコー2型SSGN部隊に大損害を与えていた。

Turn02d



SO_Sveldrovソ連軍はユトランド半島に上陸を敢行した。デンマーク海軍や西ドイツ海軍の高速攻撃艇や小型艦艇による反撃が激しく、揚陸部隊は大損害を被った。上陸援護にあたっていたスヴェルドルフ級巡洋艦が機雷に触れて轟沈。上陸自体も危うく失敗する所だったが、何とか最小限の上陸には成功し、橋頭保を確保した。ただし兵力が十分ではなく、さらに奥地へ進撃を続けるためには後続波の上陸が必要になる。

地中海でも戦いは始まっていた。シリアを出撃したソ連地中海艦隊の潜水艦とトルコ海軍の潜水艦が東地中海で激突し、トルコ海軍の新型Type209潜水艦がステップロスした。

Turn02e



Turn終了時に各戦線での戦況推移があり、南ヨーロッパとデンマークでは順調にソ連軍が進撃を行っているが、ノルウェーは進撃が頓挫し、肝心の中央ヨーロッパでもフルダ峡谷における米軍の激しい抵抗によりソ連側の前進が頓挫していた。

つづく

Blue Water Navy(以下、本作)は、米Compass Games社が2019年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1980年代における西半球全域を舞台とした米ソ両陣営の海上戦闘である。実際のは起こらなかった第3次世界大戦を扱った仮想戦ゲームだ。

本作については、以下の紹介動画も参考にされたい。




前回までの展開 --> こちら

1Turn後半(開戦2日目)

両プレイヤーとも12OPを使用。これで両プレイヤーのOPは共に15OPとなった。
SO_SSN_Victor3 ソ連軍としては米空母部隊を何とか始末したい。否、始末とは行かなくても空母の1隻でも損傷を与えれば、攻撃力を殺ぐことができる。そう考えてソ連軍プレイヤーは最強のヴィクター3型SSNを「米空母キラー」に差し向けた。その優れた戦術支援値+1と65式重魚雷の存在は、上手く行けば米空母に一撃必殺を見舞うことができるはずだ。しかも手元には秘密兵器"Stealthy Approach"がある。旨く行けば驕り高ぶった米空母を大破させることができるかもしれない。
乾坤一擲の想いを込めて振ったソ連側ダイスは3,5,8.無情にも米空母には届かなかったが、それでも米艦隊のASWを"Stealthy Approach"で躱し、護衛艦艇に1ステップロスを強いた。

Turn01d


重魚雷搭載のヴィクター3型は米空母部隊にとっても十分な脅威である。ソ連軍としてはその能力を全面的に活用し、米空母殲滅を狙うべし。逆に米軍は哨戒潜水艦等を駆使してヴィクター3型が空母部隊に近づく前にそれを阻止撃破すべし。

ここでちょっと「ズル」(宇垣裁定)をし、North7-8に配備されているアルファ級をヴィクター3型に変更した。

US_STK_A6_S NATO側としては上記の「ズル」によってさらにヴィクター3型の脅威に晒されることになったが、逆に米空母が健在な間にソ連艦隊を撃破すべく、2回目のアルファストライクを実施した。今度はソ連側に迎撃機がないため、F-14の護衛はつけず、爆撃機とその支援機のみからなる攻撃隊である。再び200発のHarpoonが大空を埋め尽くす。
ソ連側の防空戦闘によって約70%のHarpoonが無効化されたが、約60発のHarpoonがソ連艦隊に迫る。打撃巡洋艦「キーロフ」はさらに数発のHarpoonを受けたが、何とかこれに耐えた。しかしより小型のスラヴァ級ミサイル巡洋艦はさらに数隻沈没した。そして最も痛かったのは、揚陸部隊が壊滅してしまったことだ。これにより、ソ連側が当初目論んでいたノルウェーの電撃占領は頓挫した。

ソ連側のノルウェー方面への作戦軸として、北部ナルヴィクへの進攻と中部トロントヘイムへの進攻の2種類がある。効果が大きいのはトロントヘイムへの上陸だが、安全なのはナルヴィクへの上陸だ。どちらが良いかは判断が難しいが、より堅実なプレイを目指すのならナルヴィク進攻が無難ではないかと思う。ナルヴィクへの上陸に対して米空母が攻撃を試みる場合は、GIUKラインを突破してノルウェー海へ進出する必要がある。それは米空母にとってもかなりリスクの高い行為になる。
トロントヘイムへの上陸に対して米空母が対応するためには、今回のようにGIUKラインの「向こう側」から攻撃を仕掛けることが可能になる。ただし、GIUKラインの外側が「絶対安全」という訳でもないので、米空母を引きずり出す「餌」という意味でトロントヘイム上陸は有力な手段と言えるかもしれない。


Turn01e


無論、ソ連側としてもこのまま米空母を逃がす気はない。先ほどの「ズル」によってアイスランド近海に姿を現したヴィクター3型攻撃原潜(SSN)が米空母部隊に襲い掛かったのである。数本のType65魚雷が2隻の米空母の航跡を捕まえた。しかし次の瞬間、米海軍の護衛艦群が身を挺して魚雷を防いだのである。爆沈する米護衛艦艇。唖然とするソ連側艦長。そこに米対潜部隊の報復攻撃が降り注いだ。ヴィクター3型の艦長達は、まるでデスラー砲を跳ね返されたデスラーのような気分になったのであろう。しかしその感慨が長く続くことなく彼らは海中に没した。

要するにNATOがASWダイスで10の目を3個出したので、カードを使ってもヴィクター3型を救えなかったのである。

ソ連軍は大西洋を東へ向かうNATO船団に目をつけた。空中給油機により航続距離を延伸されたTu22バックファイア2個戦隊(約48機)でNATO船団を襲う。先ほど大活躍したスペイン空母「デダロ」からシーハリアーが迎撃の為発進していく。

Turn01f


シーハリアー隊はまたもや奮戦し、バックファイア12機をミサイル発射前に叩き落した。それでもバックファイは70発以上の対艦ミサイルを発射。10発以上が命中し、カナダ海軍の駆逐艦やフリゲート艦計8隻が犠牲となった。

その直後に襲撃してきたフォクストロット型潜水艦が遂に「デダロ」を仕留めた。バックファイアのミサイル攻撃により弱体化した防御スクリーンを易々と突破したソ連海軍フォクストロット型潜水艦は、「デダロ」に魚雷3本を命中させたのである。栄光に包まれたこのWW2型軽空母は、全艦炎に包まれながら、大西洋にその姿を没した。

USS_Princeton


米本土東岸近海では、米海軍の対潜部隊がソ連弾道ミサイル潜水艦(SSBN)群に対する掃討作戦を実施した。裏では激しいスパイ合戦が行われ、スパイを駆使して米対潜部隊をソ連側SSBN群が躱していく。さらには無反響コーティングによる無音化によって米攻撃原潜や対潜哨戒機による攻撃を回避した。結局、この時点で米本土沖に展開するソ連SSBN群に被害はなし。ただし米本土におけるソ連側スパイ網は、FBI/CIAの激しい情報戦によって壊滅状態に陥った。

Turn01g


以上で第1Turnの全アクション終了。戦争トラックの進展、FSP(第1撃ポイント)の取得等を行う(FSPが0から1になる)。その後天候を決定。North7-8が悪天候になった。最後にカードを引き直してTurn終了となる。

Turn01h


つづく

Blue Water Navy(以下、本作)は、米Compass Games社が2019年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1980年代における西半球全域を舞台とした米ソ両陣営の海上戦闘である。実際のは起こらなかった第3次世界大戦を扱った仮想戦ゲームだ。

本作の概要については、以下の動画でも示されているので、参照されたい。



今回、VASSALによるソロプレイにチャレンジしてみることにした

前回までの展開 --> こちら

1Turn前半(開戦1日目)

ソ連側は15OP、NATOは12OPを使用する。

SO_SSGN_Echo2ソ連軍は旧式のエコー2型原子力ミサイル原潜(SSGN))3ユニットで英本土の航空機にミサイル攻撃を仕掛ける。出目よく2Hitと2附帯損害。ヒット数が偶数なので防御側であるNATO側が損害を適用する。ニムロッド哨戒機が1ユニット消滅した。
さらに別のエコー2型SSGN2ユニットが英本土南部の港湾施設を巡航ミサイルで攻撃。1打撃を与え、在泊中の英海軍対潜フリゲート艦数隻を撃沈破した。
NATOは、カード#27"Fighters to Norway/Denmark"で米本土に待機していたF-15 Eagle 1ユニットをノルウェーに送り込んだ。しかしこれはかなりリスクの高い「賭け」である。

SO_FTR_MiG31ソ連軍はなおも英本土を叩くべく巡航ミサイルを搭載したTu22バックファイア3ユニットで英本土を攻撃。護衛にはソ連最強のMiG31とMiG25が随伴する。ノルウェー海上空では英空軍のファントム戦闘機がこれを迎え撃つ。西側技術を流用して作られたソ連の新型空対空ミサイルは容赦なくファントムを粉砕し、ファントム1ユニットが海の藻屑となった。しかしファントム隊も奮戦し、MiG25 1ユニットを撃破した。 そしてパトロール機の急報を受けて英本土から予備のファントム隊が発進する。空戦の結果は激しいものとなり、英空軍のファントム1ユニットが撃墜されたが、MiG31、Tu22各1ユニットがステップロスしてしまう。
肝心の巡航ミサイル攻撃については、合計5ヒットを与えて英本土の空軍基地は壊滅的打撃を被った(ただし累積ヒット数は最大5まで、6.10.4参照)。しかしソ連側も長距離護衛戦闘機はほぼ全滅、貴重な長距離爆撃機1ステップを失うという手痛い打撃を被ってしまう。

Turn01a


上記で空中給油機でソ連戦闘機の航続距離を延伸させたのはルール違反であった。エラッタにより空中給油機によって航続距離を延伸できるのはSTKユニットのみとなっていた。途中で気づいたが、手遅れだったので、そのまま進めることとする。

NATO側は手薄になったノルウェー海の制空用に、ノルウェーに進出していた米空軍のF-15を発進させる。さらに空母5隻を擁する米英連合の大機動部隊が英本土西方海域に進出してきたので、ソ連側はキロ級潜水艦の一帯をBIUKギャップを抜けて攻撃に差し向けた。が、雷撃は失敗に終わる。

NO_MP_P3C NATO側はノルウェーに近づくソ連上陸部隊を叩くべく、まずはノルウェー空軍のP-3Cオライオンを発進。ソ連軽空母「キエフ」を発進してきたYak38フォージャーの迎撃を掻い潜ってソ連上陸部隊を発見した。空母2隻(「キエフ」「ミンスク」)、原子力打撃巡洋艦「キーロフ」、その他、スラヴァ級、カラ型、キンダ型等の巡洋艦、ソブレメンヌイ級、ウダロイ級の駆逐艦等、40数隻の水上戦闘艦と、それに護衛された水陸両用戦闘群からなる。総勢100隻近い規模の大艦隊だ。ソ連海軍最強の水上部隊だ。

US_FTR_F14_Ken英本土西方に接近した4隻の米空母からは200機近い大攻撃隊が続々と発進。ノルウェーを目指すソ連艦隊に攻撃を仕掛けるためだ。ソ連艦隊の空母2隻からはなけなしのYak38フォージャーVSTOL戦闘機が飛び立つ。

「敵わぬまでもせめて一太刀」

そう思ったのか・・・。
しかし所詮VTOL戦闘機。本格的な世界最強級の空対空戦闘能力を誇るF-14トムキャットの敵ではなかった。フォージャーは全機撃墜され、米攻撃隊は無傷のままソ連艦隊をHarpoon空対艦ミサイルの射程距離内に捉える。
一斉に発射されたHarpoonは約200発。まさに飽和攻撃を絵に書いたような攻撃だ。ソ連側の対空防御は奮戦し、Harpoonの80%以上を撃墜又は無力化したが、それでも40発弱のミサイルがソ連艦隊に殺到した。
打撃巡洋艦「キーロフ」には3発以上が命中し、「キーロフ」は大破してしまう。スラヴァ級などのミサイル巡洋艦4隻が撃沈破、揚陸艦艇も10隻以上が海の藻屑と消え去った。

Turn01b


SO_MP_Tu95D ソ連軍は大西洋を進むNATO船団を攪乱すべく長い航続距離を誇るTu95ベアの対艦ミサイル搭載型でアゾレス諸島沖のNATO船団を襲った。この船団は、スペイン海軍の軽空母「デダロ」と数隻のスペイン海軍フリゲート艦が護衛していた。軽空母「デダロ」といっても元々はWW2で活躍した米海軍のインデペンデンス級軽空母「カボット」であり、この時点では完全に旧式装備であった。

SNS_Dedalo_(R01)_underway


「こんな弱体な船団なんぞ、鎧袖一触」

SP_FTR_SHarr ソ連側攻撃編隊はそう思っただろう。
しかし「デダロ」搭載のシーハリアーは思いの外善戦した。偶々付近をパトロールしていたシーハリアー2機のペアは、北方から接近する24機のTu95ベアを発見した。ターボプロップながらも高速のベアは、亜音速機であるシーハリアにとって戦いやすい相手ではない。シーハリアは慎重に爆撃編隊の右後方に占位し、AIM-9サイドワインダーミサイル計4発を発射した。ミサイルは狙い違わず4機のベアを直撃。全く間に4機を葬った。
さらにシーハリアーは30mm機関砲でベアの編隊へ肉薄。さらに3機を葬り、数機がミサイルを投棄して離脱していく。僅か2機のシーハリアーがベアの半数を無力化したのである。

Turn01c


残ったベアは対艦ミサイルを発射。30発弱が発射され、正常飛行したのが21発。決して少なくない。スペイン艦隊の各艦は懸命に対空ミサイルでこれを迎え撃つ。さらにチャフを巻き散らし、妨害電波でミサイルのセンサーを無力化する。それでも近づいてくるミサイルに対しては、短SAM、速射砲、そして最後の砦ヴァルカン・ファランクスが火を噴く。
結局ベアの放った対艦ミサイルは1発も目標を捉えることがなかった。

こうして大西洋の熱い1日は過ぎていく。しかし、まだ開戦初日である。

つづく

Blue Water Navy(以下、本作)は、米Compass Games社が2019年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1980年代における西半球全域を舞台とした米ソ両陣営の海上戦闘である。実際のは起こらなかった第3次世界大戦を扱った仮想戦ゲームだ。
本作の概要については、以下の動画でも示されているので、参照されたい。



本作の醍醐味は大西洋を舞台に米ソ両陣営がキャンペーンシナリオにこそあろう。しかしキャンペーンシナリオは(デザイナ-の主張とは裏腹に)なかなか時間がかかる。これまでも2度ほどキャンペーンシナリオにチャレンジしてきたが、1日のプレイで2Turn弱しか進まなかった。対戦ゲームと考えた場合、あまり褒められたようなプレイ時間ではない。

そこで今回、VASSALによるソロプレイにチャレンジしてみることにした。

セットアップ

VASSALを起動し、"#6 Campagin - Tactival Supriese 1983"を選択する。Player Sideは"Solo Play"を選択。普通ならこれで準備完了だが、シナリオ特別ルールやら何やらで準備しなければならないことが多い。

Maker_Tech_SAMまずは「25.0 ゲーム前の技術流出」。ソ連側はスパイポイントを消費することで、NATOの高度な技術を「盗む」ことができる。私の好敵手は「空対空ミサイル」と「SAM」を好んで購入するので、私もそれに倣うことにしよう。「空対空ミサイル」は安価な上に効果が高いのでお買い得。「SAM」は微妙だが、NATO側の優秀なシースキマー型対艦ミサイルから身を守るためには必要な装備であろう。
Harpoon


ちなみにスパイポイントの利用目的としては、今回の技術流出以外に「NATO任務部隊の探知」「SSBN狩りマーカーの入手」「対潜戦ダイスの振り直し」「第1撃潜水艦の退避」を実施できる。「NATO任務部隊の探知」等は、「女スパイ潜入」を思わせるような描写でもある(そんな筈はないか・・・)。

続いてシナリオの準備に入る。まずは両陣営にカードを5枚ずつ配る。ちなみにカードはNATO/ソ連でそれぞれ個別に用意されている。

引いてきたカードは、ソ連側が1x15OP、3x12OP、1x9OP。NATO側が2x12OP、3x9OPであった。OPカード2枚はOP獲得用に使うことが決まっているので、ソ連側の15OPと12OPのうちの1枚、NATO側の12OP2枚はオペレーションポイント用に取っておく必要があろう。

ちなみにこれまでのプレイでどうもソ連側の方がOPが大きいように思えたので、OPカードの割合を調べてみた。(若干の誤差はご勘弁を)
 ・ソ連:4x15Op、15x12Op、35x9Op、1x6Op
 ・NATO:7x15Op、21x12Op、15x9Op、2xOp+4
こうしてみると、OP値については私の感想とはむしろ逆で、明らかにNATO側が上回っていた。


次にセットアップされているユニットについて選択肢がある。
まずNATO側。詳細は省略するが、水上艦・潜水艦の分割、水上艦、潜水艦の出撃。機動部隊1個の成形、哨戒用航空機の事前発進である。
US_Surf_17まず水上艦・潜水艦の分割だが、個人的な見解としては「やらない方が良い」と思う。潜水艦については、1ユニット行動する毎に1Op消費するので、1ユニットあたりの戦力が大きい方がOpの消費効率が良くなる。水上艦艇についても分割することで運用柔軟性がやや増大するが、ステップ数はむしろ減少する。水上艦は「弾除け」という側面も大きいので、ステップ数は結構重要である。

NATO_TF_HammerNATO側の配置のキーは、米空母2隻からなる「Task Force Hammer」の配置である。この空母部隊がソ連軍長距離爆撃機の攻撃から耐えられるか否かが一つの判断基準となろう。ソ連長距離爆撃機が同時発射可能な対艦ミサイル火力を上回るSAM火力を展開できれば、恐らく空母を守ることができよう。

SO_STK_Tu22大西洋上のNATO艦隊に脅威を及ぼせるのは、コラ半島のソ連海軍航空部隊で、その兵力はTu22、Tu95G合わせて3ユニットである。しかしソ連軍はシナリオ特別ルールで攻撃機3ユニットを基地変更できるため、最大6ユニットの長距離爆撃機がコラ半島から発進してくる可能性がある。その兵力は3ユニットのTu22、2ユニットのTu16、1ユニットのTu95Gになる。その対艦ミサイル火力は最大36!。200発以上の対艦ミサイルに耐えられる艦隊防空能力!!。
無理だ。現状のTF-Hammerだけでは対空火力不足は明白。一度この「空のアルマダ」の大規模襲撃を受ければ、SAMを潜り抜けた100発以上の対艦ミサイルが米空母機動部隊をズタズタに引き裂くだろう。

ならばどうする?

考えられる手段は2つ。

US_CV_Enterprise1つは敵が「空のアルマダ」を用意した時点で空母部隊を危険海域に近づけさせず、兵力が十分に揃ってから進撃させるというもの。この手段の問題点は、英本土を含めたノルウェー海から北海一帯の制海権が自動的にソ連側に移ることになる。つまり「ノルウェーを見捨てる」ことになる。

もう1つは地中海の米第6艦隊を北に回してTF-Hammerに合流させて空母4隻体制として「空のアルマダ」に対抗しようとするもの。こちらの問題点は、空母4隻体制であっても「空のアルマダ」を完全に阻止するには些か心もとないこと。もう1点は地中海方面に派遣する米空母がいなくなってしまうので、ヨーロッパ南翼からの敵の侵攻を止める術がなくなる。

熟慮の結果、後者を選択した。ノルウェーを見捨てる訳には行かない。まずはノルウェーやアイスランドに対する敵の侵攻を阻止して、その後に状況に合わせて空母部隊を柔軟に運用しよう。まずは「空のアルマダ」を打ち破る兵力を揃えなければならない。
そうなると話は早い。そのための兵力展開になる。洋上出撃可能な水上艦2ユニットは、英本土の軽空母「イラストリアス」と対空駆逐艦になり、TF-Hammerと合流させる。
またスペインに在泊中の空母2隻からなる米第6艦隊はビスゲー湾西方海域に出撃させる。
最後にTF-Hammerを米第6艦隊と合流させる。これでTF-Hammerは空母5隻(軽空母1含む)、対空火力23の強力な艦隊となった。「空のアルマダ」を防ぐにはそれでも些か対空火力が不足しているが、CAP機による防空戦闘やそれに対するソ連側の護衛戦闘機(護衛戦闘機をつければ、爆撃機の数が減る)によって「空のアルマダ」は弱体化される。さらにCAP機の存在は、攻撃側にとっても兵力損失のリスクが高まる。

一方のソ連軍。
航空部隊は上記で述べた通り「空のアルマダ」を編成すべくコラ半島に長距離爆撃機6ユニットを集結せしめる。また水上部隊も最新鋭の打撃巡洋艦「キーロフ」その他をバルチック艦隊から北方艦隊に転属せしめ、ノルウェー作戦に全力を投入する構えだ。そして自由配置の潜水艦を配置する。またRORSAT(海洋監視衛星)は米空母機動部隊の進入が予想される英本土西方海域に配置する。

その後、タートルテイルによるNATO艦隊の発見チェックを行う。その後、天候チェック。米東海岸沖が悪天候になっただけ。

と、ここまで準備したので、今宵はここまでにしとうございます。

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つづく

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