弘法山という名前の山は全国各地にある。今回紹介する弘法山は、神奈川県秦野市にある標高235mの山である。丹沢山塊の南端に位置し、小田急小田原線の沿線すぐ近くにある山である。
例の右足負傷 により 右足を手術して 以来半年が過ぎ、そろそろ低山への山歩きを始めてみようと思っていた。そんな中、ようやく予定のない休日が訪れたので、家の近くにある低山歩きに挑戦しようと思って弘法山を訪ねてみた。
丹沢への入り口である小田急秦野駅に着いたのは朝8時半。空は曇っていたが、幸い雨は降っていなかった。
駅前のコンビニで飲み物や軽食類を買い込み、早速出発。駅の東側に向けて歩いていく。水無川に沿って歩いていくと、やがて左手に弘法山が見えてくる。
万葉の湯の手前で北に向きを変え、金目川を渡ると、そこが弘法山の登山口だ。秦野駅から約1.4kmの距離がある。
ここでストックを取り出し、山道に入っていく。約7か月ぶりの山登り。しかも右足はまだ完全ではない。転倒厳禁なので転ばないように注意しながら慎重に山を登っていく。
登山口から30分ほど歩いて標高243mの権現山山頂に到着した。小田急線からハッキリ見えるのはこの権現山で、山頂には展望台がある。眼下に先ほど歩いた秦野の町並みが綺麗に見えている。
さらに山道を進んでいく。歩きやすい平坦な道を歩くこと約15分で弘法山の山頂に到着した。
弘法山から先は鶴巻温泉駅に向けて長い稜線歩きになる。眺望は特になし。またアップダウンも急ではない。しかし右足負傷状態の私のとっては、この程度のアップダウンであっても結構きつかった。さらに虫が多くて参った。低山の特徴として虫類が多いことが挙げられるが、虫よけスプレーを持参しなかったことを強く後悔した。
弘法山から約1.5時間で鶴巻温泉側の登山口に到着。そこからはアスファルトの道を歩いていく。10分ほどで鶴巻温泉駅に到着。歩行時間はトータルで約3時間。登山としては軽い方だが、まずは山歩き出来る所まで回復できたことは良かったと思う。