台湾の高雄(カオシュン)は港町。戦史に詳しい方なら戦時中に高雄港が戦略上重要な拠点として機能していたことはご存知のはず。今でも台湾有数の港湾都市である高雄には、多数の船舶が出入りしております。
そんな高雄の港湾としての顔を代表する歴史遺産が高雄港駅。今回紹介する設備は、そんな高雄港駅の利用した施設です。

高雄鐵道公園

高雄港駅の跡地を利用した鐵道公園で、高雄港駅が利用していた線路はそのままの形で残されています。プラットホームの一部も残されていて、他にはかつて利用されていたであろう機関車や客車が展示されています。
元々の駅をほぼそのまま流用してある駅の広さは圧巻で、当時の高雄港駅の広大さを彷彿させます。引き込み線が10本は軽く超える数あって、往時の高雄港駅の大きな収容能力を読み取れます。

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鐵道博物館

鐵道公園の横にある旧レンガ倉庫街が現在では様々な店舗やアミューズメント施設として再利用されています。鐵道博物館はその一角にあります。入場料は149元でした。内部は旧高雄港駅の切符売り場などを再現した施設、蒸気機関車の実物保存等もありますが、圧巻は何といっても内部のHOゲージジオラマ。台湾各地の鐵道路線がジオラマで見事に再現されています。高雄、台南、台中、新竹、台北、基隆といった台湾の鐵道風景を代表する景観や日本でもファンの多い南廻線沿線の景観など、様々な景観が再現されています。小一時間見ていても飽きません。

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アクセスはMRT(地下鉄)オレンジライン西湖湾駅から徒歩5分ぐらい。レンガ倉庫の一角にあります。

お奨め度★★★★