もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

タグ:青春18きっぷ

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一ノ関から仙台へ

旅行の最終日。今日は18切符を使って南に戻り、東京に戻る予定だ。一ノ関始発の岩沼行きに乗る予定だったが、ここでちょっとしたトラブル発生。青春18切符が残りゼロ回になって新しい1枚を買おうと思ったら、みどりの窓口が閉まっていて購入できなかった。何故か自動券売機でも購入できない。駅員に事情を説明し、入場証明を受け取って中に入る。

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列車は雪景色の中、1.5時間で仙台に到着した。

仙台から宇都宮へ

仙台駅で事情を話して18切符を購入しようとした所、衝撃の事実が判明。なんと青春18切符は年内のみ販売で年明けにはもう購入できないのだ。あちゃー。仕方がないから通常の乗車券を購入したが、単純計算で約6,000円の損になる。迂闊であった。

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まあ旅にトラブルはつきものさ、と、素直に乗車券を払って駅に戻る。ここから新幹線でワープする手もあるが、急ぐ旅でもないし、鈍行でノンビリ南下しよう。ただ、途中であちこち寄り道できなくなったのは少し残念である。
気を取り直して0745仙台発の福島行に乗る。仙台~福島間。普段なら特に見るべき景観もない所だが、今回はこのあたりもかなり雪が降っており、雪景色がとても綺麗であった。

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福島、郡山、新白河、黒磯で乗り換えて、宇都宮に着いたのは1315である。仙台からの所要時間は5.5時間。新幹線なら2時間とかからない。福島、郡山ではまだまだ雪が多かったが、白川付近では晴れ間も見えてきた。また宇都宮では殆ど雪がなかった。

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宇都宮から東京へ

宇都宮で昼食を取った後、 宇都宮発の東北線に乗る。宇都宮から先はグリーン車でプチ贅沢をする。本来なら「18切符のプチ贅沢」と行きたかった所だが、まあ仕方がない。宇都宮より先は特に語ることもなく、旅の余韻に浸るだけである。

上野には1630頃に到着。近くの飲み屋で少し旅も余韻に浸った後、帰路についた。これで1週間の旅は終わりである。

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(おわり)

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青森から鷹ノ巣へ

当初の予定では、青森発0809の快速「リゾートしらかみ2号」に乗って五能線経由で東能代まで行く予定であった。しかし前夜の段階で「リゾートしらかみ2号」は早々に運休が決定。おかげでコースがややショートカットした形になり、時間に余裕が出来た。「リゾートしらかみ」に乗車できなかったのは残念至極であるが、その分朝をノンビリ過ごしたいと思う。
箱根駅伝をホテルのTVで見ながら0900過ぎに出発。青森駅に行くと何だか様子がおかしい。どうやら奥羽本線は雪害の為運休しているらしい。困った。今日中に岩手県南部の一ノ関まで移動する予定だったのに・・・。

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当初は「正午頃運転再開」の予定であったが、幸い予定が早まったようで、1036発の奥羽本線経由秋田行きが運転することになった。これはラッキー。2両編成の列車に乗りこむ。車内はそこそこ混んでいたが、新青森や弘前に行く客が多いらしい。

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途中の大鰐温泉で約30分の長時間停車。大雪の為運転を継続できるかどうか確認しているとのこと。ここで運休になれば目も当てられない所だったが、幸い運休にはならず、約30分遅れで大鰐温泉を発車する。

大鰐温泉の南は碇ヶ関の山岳地帯を通る。ここで列車が立ち往生したらニュースになってしまう。しかし幸い列車は大雪の中を碇ヶ関を通り抜け、30分遅れで大館駅に到着した。大館から鷹ノ巣はほぼ予定通りに走行し、約30分遅れで鷹ノ巣駅に到着した。

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鷹ノ巣から角館へ

鷹ノ巣駅の近くで昼食を取った 後、秋田内陸縦貫鉄道の急行「もりよし3号」で角館に向かう。秋田内陸縦貫鉄道はその名の通り秋田県の山間部を南北に連絡する全長94.2kmのローカル線だ。JRではなく第3セクターの路線である。急行「もりよし」は同鉄道の看板列車だ。

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鷹ノ巣駅を発車した列車は雪景色の中を進んでいく。最初はガラ空き状態であった車内は、いくつかの駅を通り過ぎる毎にお客さんが増えていく。

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休日には観光用列車で運転される急行「もりよし」であったが、生憎この日は平日の為、旧式のディーゼルカーによる運転になる。ボックスシート仕様の車両である。まあロングシートよりはマシだが、クロスシートにして欲しかったなぁ・・・。

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それでも冬の内陸線の景観は素晴らしく、豪雪地帯の風情がたっぷりと味わえる。原生林や雪深い集落を見ながらの列車の旅は、格別というべきか・・・。

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約2時間で列車は角館に到着。角館の景観は完全に夜になっていた。

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角館から盛岡へ

角館からは田沢湖線経由の盛岡行きに乗る。田沢湖線は殆ど新幹線「こまち」の専用路線と化しているが、本数は少ないものの全線を走破する鈍行列車も走っている、この大曲発盛岡行きの842M列車は、その数少ない例外の1つだ。

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大雪のため列車は10分程遅れて盛岡駅に到着する。盛岡駅では冷麺を食べた。

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盛岡から一ノ関へ

盛岡から一ノ関は乗り換えなしで一気に行ける。2046盛岡発の1554M列車に乗れば、一ノ関迄の所要時間は2時間とかからない。今日の移動はこれにて終了。明日は関東圏へ戻る予定だ。

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一ノ関には2200頃に到着。ここも雪に埋もれていた。車掌さんも大変そうである。因みにこの列車では2名の車掌さんが乗務していたが、駅に着くたびに2人でバタバタと雪の中を走り回って降車客の切符を回収していた。ご苦労様です。
ちなみに一ノ関駅前はライトアップされており、華やいだ雰囲気を醸し出していた。

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つづく

(この記事は2022年1月9日に書いています)

2022年最初の3連休。オミクロン株の出現で再びコロナ禍が再燃しつつあるが、折角の休みなのでノンビリ旅行しよう。と思って18切符片手に出かけてみた。

昨日は小田原から鳥取まで を旅行し、鳥取に1泊した。3連休2日目の朝は鳥取駅から始まる。

鳥取から米子へ

前夜泊まったのは駅前のスーパーホテル。フロント係の女性スタッフの笑顔に見送られて出発。ちなみにフロント係の女性。夜は普通のスーツスタイルだったけど、朝はエプロン姿であった(食堂の案内も兼務しているから)。エプロン姿の女性スタッフというのも良いかな、などとオッサンっぽいことを考えつつ、朝の鳥取駅に向かう。
そういえば前回鳥取駅に降り立ったのは、確か 4年前のオリンピックの年だったかな。羽生結弦選手が金メダルを獲得した当日に鳥取城を散策した っけ・・・。

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本日最初の列車は0805の米子行き231K列車はキハ47系の4両編成である。昨日は殆ど見なかった国鉄型車両だが、4両という比較的長大な編成と相まって嬉しい所である。そういえば鳥取駅にはキハ47が何故か多いなぁ。

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途中の宝木駅で約15分の長時間停車。鳥取から米子へ向かう特急「スーパーまつかぜ3号」と倉吉から京阪神地区へ向かう特急「スーパーはくと4号」とすれ違う。山陰本線は今でも特急列車天国で、近畿圏のみの特急列車を除外ても「はくと」「いなば」「まつかぜ」「やくも」「おき」等の昼間特急多数。それに「サンライズ出雲」が走っている。

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また山陰本線の特に鳥取・島根区間は温泉天国である。今回乗った路線でも、浜村、東郷、三朝、皆生等、有名温泉地が連なっている。さらに路線後半では伯耆大山の姿が見えるが、生憎この日は曇天で山は綺麗には見えなかった。途中駅では田園風景と海が見えるノンビリした風景が広がり、18切符旅行の醍醐味を感じさせてくれる。

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米子には1052に到着。鳥取からの所要時間は実に約3時間である。ちなみに特急列車だと所要時間は1時間強、快速でも約1.5時間である。これほど時間を要した理由は、とにかく途中駅での待ち時間が長いこと。山陰本線は単線区間が多く、行き違いの関係上止むを得ない所だが、利便性は悪い。ちなみに同じ鈍行列車でも夕方の便なら2時間弱しかかからない場合もある。

つづく

(この記事は2022年1月8日に書いています)

年が明けて2022年最初の3連休。折角収まりかけたコロナ禍は、オミクロン株とやらの出現で再び活性化しつつある。無論感染対策は重要だが、弱毒化しているのであれば、そろそろ「超絶ヤバイ感染症」扱いではなく「今年の風邪は厄介だね」程度の扱いにできないものか、と、ボンヤリ考えてしまう今日この頃。
あと、とにかく恐怖を煽って変な方向に扇動するマスコミとか一部政治家にも困ったものである。問題を煽るだけで問題解決に寄与していない奴らは、有害無益である。

「敢えて言おう、カスであると」

小田原から米原へ

今回は3連休を利用した18切符の旅行である。とはいえ、目的地までの往復には積極的に新幹線を利用した。全行程18切符を利用した方がトータルすれば安価なのだが、途中で宿泊が入ると宿泊費が嵩んで意外とメリットが少ない。例えば旭川から東京まで飛行機で約3万円とし、18切符で3日かけて移動した場合と比較すると、旅費自体は18切符では約1万円なので2万円分安いのだが、途中の2泊分の宿泊費で少なく見積もっても1万円。さらの移動途中の食費等を考えると2万円分の差額等は簡単に吹っ飛んでしまう。機会損失等も加味すると、結局飛行機や新幹線での移動が一番経済的だという結論にもなる。

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今回の旅のスタートは小田原駅。0615発の「ひかり533号」に乗る。私が西へ行く時に使う定番列車だ。新横浜始発のこの列車はいつ乗ってもガラ空きで、小田原から自由席に乗った時でも混んでいたためしがない。今回も3連休初日という状況にも関わらず、1号車自由席はガラガラの状態であった。

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名古屋で別の新幹線に乗り換える。名古屋始発の「ひかり535号」広島行きだ。乗り換え時間が15分程あったので、ホームできしめんを食べる。今回はこのきしめんが食べたくて朝食をここまで我慢してきた

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「ひかり535号」は積雪の残る関ヶ原盆地を抜けてあっという間に米原に到着。今回のワープはここまでである。

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米原から姫路へ

米原からはJR西日本の誇る高速列車「新快速」に乗る。特急列車並の速度と快適さで、しかも18切符で利用できるのは嬉しい。

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列車は雪景色の残る近江平野を快調に走り抜ける。列車から琵琶湖が見えることはないが、琵琶湖の向こうには雪を被った比良の山々が白く光っていた。

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新快速は便利なだけに乗客が多い。彦根を過ぎたあたりでほぼすべての席は埋まり、近江八幡を過ぎると立客も目立ってくる。この後、草津、大津、京都、大阪と京阪神の中心地を走り抜けるので、乗客の乗降も激しくなる。

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大阪を出て神戸が近づいてくると、右手に六甲の山々が見えてくる。急斜面にマンション等が並ぶ神戸ならではの風景。見ているだけでも飽きない。

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神戸から先は明石、西明石、加古川と停車して姫路に着く。米原からの所要時間は2.5時間と結構長い。貧乏学生だった時代に姫路までの往復2000円の旅がプチ贅沢だったことをふと思い出した。

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つづく

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