もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

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「スコードリーダー」は、1970年代後半に米国アバロンヒル社から出版されたボード・シミュレーション・ウォーゲームです。テーマは分隊規模の歩兵戦闘で、1ユニットが1個分隊又は指揮官1名を表します。当時のカタログでは「テレビドラマ「コンバット」の世界を再現するゲーム」と書かれていました。
「スコードリーダー」は、そんな歩兵同士の戦闘を描いた作品で、1Hexが40メートル、1Turnが実際の2分間に相当します。当時発売されていた「パンツァー・ブリッツ」「パンツァー・リーダー」に比べてより細かいスケールになっていました。
「スコードリーダー」は非常に人気のあった作品で、その後に多くのバリエーション作品が発売されました。戦車戦に関する細かいルールを追加した「クロス・オブ・アイアン」。大戦初期の戦いを扱う「クレッシェンドオブドーム」。そして大戦後半の西部戦線を描いた「GI アンヴィルオブヴィクトリー」です。
そして1985年には「スコードリーダー」シリーズの集大成ともいうべき「Advanced Squad Leader」(ASL)が発売され、現在でもMMP社等からモジュール類が発売され続けています。

今回は「スコードリーダー」の中でも最もシンプルなシナリオ1「親衛赤軍の反撃」をプレイしてみました。圧倒的兵力で攻める赤軍に対し、必死で守るドイツ軍。迫力のある市街戦をお楽しみください。




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「山崎の戦い」は、2019年に国際通信社から「コマンドマガジン149号」の付録ゲームとして発売された作品です。本作のテーマは、1582年(天正10年)の山崎の戦い。いわゆる天王山の戦いです。日本人なら誰でも知っている有名な戦いですね。
日本史上有名な戦いを扱った本作は、実はデザイナーは日本人ではありません。デザイナーは、フランシス・バンダー・ミューレン氏で、元々はフランスのウォーゲームメーカーであるHEXASIM社から2016年に出版された「Tenkatoitsu」という作品に含まれる1作です。ちなみに「Tenkatoitsu」に含まれている他の戦いは。長久手の戦いと関ヶ原の合戦で、いずれも国際通信社より日本語版が発売されています。
今回、「山崎の戦い」を紹介する動画を作成しました。この動画では「山崎の戦い」の概要と基本システムを紹介した後、対面形式でプレイした状況を紹介しています。




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Turning The Tablesは、1998年にMoments in History社から発売されたシミュレーションゲームです。日本では2004年にコマンドマガジン56号の付録ゲームとして発売されました。テーマは1942年5月の第2次ハリコフ攻防戦。前年冬季におけるモスクワ前面での勝利で勢いに乗るソ連軍が、南方のハリコフ戦線で大規模な攻撃作戦を実行。しかし卓越した戦闘技量を誇るドイツ軍の反撃によって大損害を被った戦いです。
今回、Turning The Tablesを紹介する動画を作成しました。この動画では、Turning The Tablesの概要と対面形式でプレイした状況を紹介しています。





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Storm Over Normandyは、2016年に米国MMP社から発売され、2022年にGame Journal誌第83号の付録ゲームとして和訳版が出版されたシミュレーション・ウォーゲームです。テーマは1944年6月のノルマンディ上陸作戦。本作は6月6日のD-Dayから始まる8日間の戦いを描いています。
1ユニットは大隊、旅団、連隊。1Turnは実際の1日に相当します。マップはエリアで区分され、ノルマンディ上陸作戦の舞台となったユタ、オマハ、ゴールド、ジュノー、スウォードの各海岸と、その周辺部が描かれています。マップ上に描かれている主要な都市は、カーン、バイユー、カランタン、ヴァローニュ等で、逆にサンロー、シェルブール、クータンス等はマップに含まれていません。
基本システムは、懐かしのStorm Over Arnhem(AH)とほぼ同様のシステムを採用しており、両プレイヤーが交互にアクションを繰り返す方式です。またイベントカードを採用しており、砲兵支援、航空支援やレジスタンス等をカードで扱っています。

今回、Storm Over Normandyを紹介する動画を作成しました。この動画では、Storm Over Normandyの概要と基本システムを紹介した後、対面形式でプレイした状況を紹介しています。




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Red Stormは、1987年東西ドイツ上空での航空戦を扱ったシミュレーション・ウォーゲームです。
ご存知の通り、冷戦時代に東西両陣営間の全面戦争はありませんでした。
従ってこのゲームは、実際には起こらなかった戦いを描いた「仮想戦」ゲームです。
本作は、1Turn=1分、1Hex=2.5海里、1ユニット=1~4機の航空機を表しています。
さらに本作は単なる空中戦ゲームではなく、爆撃編隊や護衛戦闘機(MIGCAP)、防空制圧(SEAD)機、スタンドオフジャマー機、さらには戦果確認機をも含んだ航空任務の全体像を再現するゲームです。そして攻撃側の航空戦力に対して防御側は戦闘機だけではなく、SAMや対空火器、早期警戒レーダー網からなるIADS(統合防空システム)で対抗します。
複雑な現代航空戦を余すことなく再現する本格的な航空戦ゲームの全体像をお楽しみください。

今回はシナリオ12「Second Echelon Forces」をVASSALによる遠隔対戦でプレイしました。
このシナリオは、開戦5日目の朝、NATOの攻撃編隊がソ連軍の第2梯団を撃破すべく、東ドイツ領内に対して阻止攻撃を実施した状況を再現するものです。私はNATOを担当しました。

今回はその第3回目(最終回)です。

ミサイルの物量攻勢で戦うソ連軍と高度な電子装備で対抗するNATO軍。現代航空戦の一場面をゲームという形でお楽しみください。







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