向羽黒山城は、会津若松市南西部にある山城で、戦国時代に会津地方を支配した蘆名氏が築いたものである。蘆名氏と言えば、伊達政宗と戦って滅んだ一族で、この城も蘆名氏の後に伊達氏、上杉氏等が支配下においている。

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車で山頂直下の駐車場まで乗り入れ、そこから本丸へ向けてやや長い上り坂がある。坂の両サイドには深い空堀があり、急峻な地形と相まってこの城が防御力に優れた城郭であったことを伺わせる。

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虎口跡を抜けると、そこに山頂部分(第一曲輪趾)がある。眼下には会津盆地の広大な地形が広がっている。

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この山は山の各所にかつての曲輪がいくつも残っていて、全部回ろうとするとかなり時間を要する。今回回った所以外では、第二曲輪、第三曲輪、北曲輪、大手口等もあるが、今回は時間がなかったので割愛。唯一回ったのは弁天曲輪と呼ばれる所だった。

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戦国期における典型的な山城としてこの向羽黒山城は一見の価値ありである。

お奨め度★★★



日本百名城公式ガイドブック 続日本百名城公式ガイドブック 日本100名城と続日本100名城めぐりの旅 Game Journal 76-独眼竜政宗