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Empire of the Sun(以下、本作)は、米国GMT社が2005年に発表したシミュレーションゲームだ。テーマは太平洋戦争。1941年12から始まる太平洋戦争全体を1Turn=3か月、1Hex=150マイル(約240km)のスケールで再現する。

今回、本作の1942年シナリオをVASSALを使ってソロプレイしてみた。今回のプレイの目的は、近日本作で対戦することになったので、ルールや定石を再確認するということにあった。(ただし、このソロプレイの直後で私が大怪我をしてしまったことで対戦そのものは延期になっている)

なお今回のプレイにあたってルール及びコンポーネントは2007年発表の2.0版を利用した。

前回までの展開は --> こちら

3Turn

前のTurnに欧州戦線レベルが"0"になったため、第3Turnの連合軍増援は丸々登場する。さらに第2Turnの増援も遅延されていたので、このTurn連合軍が受け取る増援部隊は驚くべき量になる。まさにウハウハの連合軍。それに対して日本軍は未だに南方油田地帯を占領すらできていない。調子に乗る連合軍は、完全戦力の米第11軍団(22-12)と米第5空軍(10-10-2)をスラバヤに送り込み、日本軍に対する嫌がらせを行う。またガダルカナルには完全戦力の米第14軍団、米第5空軍を送り込み、ソロモンを伺う日本軍に圧力をかける。
そして米太平洋艦隊主力はハワイ真珠湾に集結。攻撃の機会を伺っている。

Turn03


教訓:第2Turn終了時までに日本軍はジャワ島の港湾をZOIに収めておく必要がある。でなければ、ジャワ島方面に増援が湧いてきて大変なことになる。

という訳でここで「宇垣裁定」を発動。ジャワ島への米軍増援はなしとし、増援部隊はニューギニア方面に戻すことにした。勿論対人戦ならばこんな「手加減」は無用。隙があれば蘭印方面に増援を送るべし。

Dutch_CA日本軍はまず3OCを使ってスラバヤを攻撃する。ここを落とせば米軍の増援部隊がジャワ島に上がってくることはない。数パーセントのリスクがあったが、聯合艦隊は期待に応えて残存するオランダ艦隊(3-8)を見事に撃滅(スラバヤ沖海戦)。日本陸軍の第19軍がスラバヤ攻略の大役を果たした。またスマトラ島南部のバンガ油田には完全戦力の第14軍(18-12)が上陸作戦を敢行。同地を無血占領していた。さらにニューギニアのVogelkop油田(3219)には、第1海軍陸戦隊(1SN)(4-6)が無事上陸に成功し、同地の油田地帯を確保した。これで日本軍が確保した資源ヘクスは合計11となり、残りはスマトラ島の2個所とラングーンのみとなった。

Turn03b


連合軍はパスを1回消費した後、再び日本軍。3OCでチャラチャップ(Tjalatjap 2019)を攻撃してこれを攻略。これでジャワ島平定は完了し、蘭印で残るはスマトラ島のみである。
USN_CVレキシントン裏連合軍は2OCで空母機動部隊を活性化。真珠湾から出撃させ、南太平洋のFunafuti(5371)に進出せしめた。これを待っていたのが日本軍。すかさず潜水艦による奇襲を行い、伊26潜が米空母「サラトガ」に魚雷2本を命中させて、これを大破した。
次の日本軍は3OCでパレンバンを占領。連合軍は基地航空隊を集中してラバウルを攻撃する。日本軍航空部隊に1ステップロスの損害を強いた。

IJN_BB長門次の日本軍は3OCでメダン(Medan 1813)を攻撃する。スマトラ島北西端のメダンはインド洋の入り口にもなっており、セイロン島を基地とする英東洋艦隊にとっても迎撃可能な位置であった。そのため日本軍は第35軍(9-12)を上陸部隊とし、空母、戦艦、巡洋艦による援護部隊を伴う大規模な上陸部隊を編制。メダンに対する強襲上陸を敢行した。上陸作戦は奇襲となって英軍は迎撃できず、メダンは一撃で陥落した。
これによって蘭印は全ての資源地帯を失ったことになり日本軍に降伏する。ジャワ、ボルネオ、スマトラ、セレベス、そしてバリ、チモール、アンボン等の島々は日本軍の支配する所となり、僅かに残っていた米長距離爆撃戦隊などは後退するしかなかった。これによって日本軍は第1段階作戦を終了し、必要な資源地帯を確保した。

Turn03c


連合軍は次にビルマが狙われると判断。ビルマ方面の守りを固めるべく行動を開始したが、その矢先、インドのガンジーが大規模なストライキを指導した。これによって英軍は作戦どころではなくなってしまう。

その後日本軍は地上兵力をビルマ国境に送り込み、ビルマ侵攻作戦に備える一方、太平洋正面に聯合艦隊を移動させ、南東方面からの米海軍による反撃に備える。連合軍もビルマ方面の防備を固める。

Turn03d


つづく


Pacific War Carrier Battle - Philippine Sea 決戦連合艦隊・改
帝国海軍の最後 太平洋の試練(上)-真珠湾からミッドウェーまで 空母エンタープライズ上巻 米軍が恐れた「卑怯な日本軍」