2017年に亡くなった佐藤大輔氏が1990年代に発表した架空戦記「レッドサンブラッククロス」。その短編集を収録した書籍である。値段は5000円近くで結構高い。まあ700ページ以上の大作なのでその価値ありかどうか・・・。
内容的には、前半部分の戦記モノはやはり面白い。日本戦艦が勝った勝った勝った・・・、というパターンなので、同じパターンばかりだと飽きるかも知れないが、重爆隊によるドイツ本土空襲や地上部隊同士の戦闘などもあって、バリエーションがあって楽しい。ただ、後半、戦争とは直接関係ない話になってくると、やや疲れる。
架空戦記好きの方にはお奨めできるが、値段を考えると万人にお奨めするのはどうかと・・・。
お奨め度★★★
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