篠山は高知県西部、愛媛県との県境にある標高1065mの山だ。かつては土佐藩と宇和島藩が国境を巡って争ったという。

高知県西部、宿毛市内から国道56号線を北西に進み、愛媛県に入った所で右に折れて愛媛県道332号を北上する。最初は2車線の気持ちの良い道路だが、途中から道幅が狭くなる。離合が難しそうな山道。「対向車が来たら面倒だな」と思いながらも、工事車両と1度すれ違った以外は対向車なし。1時間ほどで8合目登山口に到着した。

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駐車場には他に車の姿はなし。ひょっとしたら一人登山かも。そんなことを思いながらも歩き始めた。頂上までは1kmで片道30分ほど。登山というよりは軽いハイキングぐらい。その難易度から言えば、 かつて登った天王山 と同じぐらい。ただ急な山道や滑りやすそうな場所もあったので、慎重に登っていく。

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30分ほど歩いて山頂に到着。山頂部は祠のようになっていた。頂上付近からは愛媛、高知の山々が綺麗に見えている。ただしそこには台風並みの強風が吹いていたので、そうそうに引き上げた。

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帰りは来た道を引き返す。帰りの所要時間も30分弱。トータル1時間ほどの短い山旅であった。駐車場には車が1台しかなく、しかも途中で誰にも会わなかった。完全に誰もいない山旅だったのかもしれない。

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今回は距離的に短い登山で、負荷的にも大したことはなかった。それでもたとえ短時間であっても山登りにはプレッシャーがあるし、登り終えた後の達成感もまは格別。なんやかんやと言っても登山は良いなあ。と改めて思わせてくれた登山だった。

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