BCS(Battalion Combat Series)とは、WW2における陸上戦闘を大隊規模で再現するシミュレーション・ウォーゲームのシリーズである。BCSの概要については、
こちらの記事
を参照されたい。
今回は、BCSシリーズの1作「Arracourt」のキャンペーンシナリオに挑戦してみた。これは、1944年9月にフランス・ロレーヌ地方のアラクール周辺で戦われた米軍とドイツ軍との戦いを描いたシナリオである。米軍の主力は第4機甲師団で、パンター戦車を主力とするドイツ2個機甲旅団を撃破したとのこと。
今回。私は米軍を担当する。
米軍は第79歩兵師団、第6機甲師団の一部、第106騎兵グループ等が増援として登場する。
米軍も主力である第4機甲師団が反撃を実施。ドイツ軍の装甲部隊と激しい戦いを交える。
勝利条件的には引き分けであったが、反省点の多い戦いであった。
まず米軍全般の運用。全般的に退嬰的過ぎた。砲兵火力や補充能力で米軍が勝っているので、もっと積極的に攻撃すべきであった。ゲームシステムの特性上、攻撃側が有利なシステムなので、全般的には守りに入っていても、局地的には攻勢に出てドイツ軍に出血を強いるのが正解であった。
また拠点守備に戦車を用いたのも失敗だった。拠点は戦車の支援を得た歩兵で守った方が粘れたようにも思う。戦車はあくまでも反撃用とし、攻撃でドイツ軍を叩くべきであった。
BCSはルールが多い上、ルールの書き方はあまり上手ではないので、読んでもわかりにくい。何度かプレイしてようやくルールの一端が理解できるのだが、それでも全ルールを使いこなすのは難しい。今回もいくつかルールミスがあったので、再戦して今度こそ完璧なルールでプレイしてみたいと思う。
今回は、BCSシリーズの1作「Arracourt」のキャンペーンシナリオに挑戦してみた。これは、1944年9月にフランス・ロレーヌ地方のアラクール周辺で戦われた米軍とドイツ軍との戦いを描いたシナリオである。米軍の主力は第4機甲師団で、パンター戦車を主力とするドイツ2個機甲旅団を撃破したとのこと。
今回。私は米軍を担当する。
1Turn(1944年9月18日)
ドイツ軍に積極的な動きなし。米軍も一部の部隊を再配置したのみである。2Turn(1944年9月19日)
ドイツ軍の第21装甲師団がマップの南部から侵入してきた。目指すのは南部の要域ルネヴィル(Luneville 34.09)である。ルネヴィルの前面には米第2騎兵グループが散開配備で布陣していたが、ドイツ軍の戦車が偵察中隊に襲いかかり、その一部を撃破した。米軍は第79歩兵師団、第6機甲師団の一部、第106騎兵グループ等が増援として登場する。
3Turn(1944年9月20日)
戦場に雨が降った。両軍とも動きが止まる。その間、米軍は第6機甲師団の戦車大隊をルネヴィルに入れて守りを固める。4Turn(1944年9月21日)
再び戦場に雨が降った。ドイツ軍はこれまで温存していた2個装甲旅団(第111装甲旅団、第113装甲旅団)を戦場に投入してきた。さらに第15装甲擲弾兵旅団も戦場に登場してくる。米軍も主力である第4機甲師団が反撃を実施。ドイツ軍の装甲部隊と激しい戦いを交える。
5Turn(1944年9月22日)
天候は晴れ渡った。心強い航空兵力の支援がつく。しかしドイツ軍も装甲旅団2個でルネヴィルに激しい攻撃を加える。米軍の第2騎兵グループは大損害を被り、第6機甲師団も苦戦を強いられている。6Turn(1944年9月23日)
またもや雨が降った。ドイツ装甲旅団の猛攻を受けて遂にルネヴィルが陥落してしまう。米軍はムルト川(Meurthe)対岸に後退し、ルネヴィル奪回を狙う。ドイツ軍の背後から自由フランス軍第2機甲師団が反撃を行い、ドイツ第21装甲師団の背後を伺う。 米軍は第111PzBde。南で21PzDと79InfD、フランス軍師団の戦い。フランス軍の攻撃で88mm砲撃破。7Turn(1944年9月24日)
ドイツ軍に新たな増援部隊が登場する。第11装甲師団。歴戦の部隊だ。マップ東端から進入してきた第11装甲師団は、真っすぐ西へ向けて進撃する。その前面に立ちはだかるのは米第4機甲師団である。8Turn(1944年9月25日)
アラクール前面でドイツ軍第11装甲師団が猛攻撃を加えてくる。さらにドイツ軍の別部隊(第559国民擲弾兵師団)がマップ北端より登場してくる。強力な米第4機甲師団であったが、さすがに相手が2個師団だと分が悪い。北方の要域シャトー・サリー(Chateau-Salins 4.10)が陥落し、米第4機甲師団のB戦闘団は西へ後退した。感想
時間の関係でここでお開きとした。所要時間はセットアップと途中の食事を含めて約9時間。1Turnの平均所要時間は約1時間である。ルールが複雑な割には比較的サクサク進んだともいえよう。勝利条件的には引き分けであったが、反省点の多い戦いであった。
まず米軍全般の運用。全般的に退嬰的過ぎた。砲兵火力や補充能力で米軍が勝っているので、もっと積極的に攻撃すべきであった。ゲームシステムの特性上、攻撃側が有利なシステムなので、全般的には守りに入っていても、局地的には攻勢に出てドイツ軍に出血を強いるのが正解であった。
また拠点守備に戦車を用いたのも失敗だった。拠点は戦車の支援を得た歩兵で守った方が粘れたようにも思う。戦車はあくまでも反撃用とし、攻撃でドイツ軍を叩くべきであった。
BCSはルールが多い上、ルールの書き方はあまり上手ではないので、読んでもわかりにくい。何度かプレイしてようやくルールの一端が理解できるのだが、それでも全ルールを使いこなすのは難しい。今回もいくつかルールミスがあったので、再戦して今度こそ完璧なルールでプレイしてみたいと思う。
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