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京阪電車沿線の旅をもう少し続けたい。

枚方市駅付近

枚方市駅前で昼食を取った 後、枚方市駅近くを少し散策してみた。枚方は私が生まれた場所であり、さらに幼少期を過ごした場所なので思い入れが強い。今回は駅前を少し歩いただけだったが、機会があれば、もう少し行き先を広げてみたいと思ったりする。
今回歩いた枚方市駅前。私が知っている風景とはかなり様変わりしている。当時は近鉄百貨店や三越、長崎屋といったデパート、大型スーパーが立ち並んでいたが、今ではその姿はなくなっている。三越だけがビルだけが今でも残っているが、それ以外は建物ごとなくなっており、近鉄百貨店の跡地には今風の新しいビルが建っていた。
それでも駅前バス停の景観、駅前にあったサンプラザという名前のビル等は往時のまま健在であり、駅から市役所へ向かう市役所通りも当時の雰囲気を残していた。

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交野線

枚方市駅からは片野線という京阪の支線が出ている。枚方市に隣接する交野市と枚方市駅を結ぶ路線で、僅か6.9kmという短い路線である。途中の駅は8か所で、終点の私市駅からは周囲を歩くハイキングコースが設定されている。
今回は枚方市駅から私市まで行き、そこから折り返すという約30分のミニトリップであった。

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石清水八幡宮

枚方市駅から快速急行に乗り、次の樟葉で準急に乗り換え、樟葉の2駅先が石清水八幡宮駅である。かつては八幡市という名前の駅で、急行停車駅でもあったのだが、京阪電車のダイヤが特急と準急が主体になったため、今では殆ど準急しか止まらない。そのためか、以前は2面4線という立派なホームだったのが、今では通常の2面2線ホームとなり、完全にローカル駅扱いである。

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この駅の目玉は、駅前から出ているケーブルカーで、京阪沿線では唯一のケーブルカーである。山麓にある石清水八幡宮駅と標高143mの男山(鳩ヶ峰)山頂までを結んでおり、山頂には石清水八幡宮がある。今回、1日乗車券を持っていたので、ケーブルを利用してみた。

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乗車時間は3分ほどと短く、あっという間に山頂駅に着く。しかし途中の景観は結構美しく、特に淀川が木津川、宇治川、桂川と3つ分かれていく様は、この路線の見どころと言える。

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山頂駅から徒歩5分ぐらいで石清水八幡宮に着く。石清水八幡宮は平安時代から続く神社で、吉田兼好の徒然草にも登場する。社殿や総門は風格があって美しく、社殿へ続く石畳も風情があって良かった。

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社殿から歩いて5分ぐらいの所に展望台があり、先ほど見た眼下の風景がより一層はっきりと見ることができる。また京都南部も一望であり、遥か彼方に見える京都タワーもハッキリと見えていた。

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帰りはケーブルカーで下山。1時間弱であったが、楽しいミニハイクであった。余談だが、
この3日後に大腸検査があり、結構ビビっていたのだが、幸い大きな問題はなく、逆に小さなポリープが見つかって切除できた。これは青春時代を過ごした八幡宮の御利益とも思えるので、是非再訪し、今度はちゃんとお賽銭を差し上げたい。



おまけ

山から下りてきたら良い時間になってきたので、後は旅行の余韻に浸りつつ京都駅へ向かう。少し時間に余裕があったので、京阪電車で出町柳へ。出町柳で地上に出て叡山電鉄に乗り換える。時間があれば鞍馬山や比叡山にも行きたかったが、さすがにそこまで時間がなかった。修学院という駅まで出て、そこで下車。北野通りを20分ほど歩いて松ヶ崎駅で市営地下鉄に乗る。京都駅には1800頃に到着。予定していた新幹線には余裕をもって間に合った。

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という訳で今回のレポートはここまでです。