来ました。怪我のおかげで少し出遅れましたが、やっと手元に到着です。
The Third World Warは知る人ぞ知る、GDW社が1980年代に発売した作戦級シミュレーションゲームです。
テーマは1990年に想定した世界規模の大戦争、いわゆる「第3次世界大戦」です。
かつてGDW社は、ヨーロッパ正面を扱った"The Battle for Germany"、南欧戦線を扱った"Southern Front"、北欧戦線を扱った"Arctic Front"、そしてペルシャ湾岸地域を扱う"Persian Gulf"の4作を発表し、さらにそれぞれの作品を連結するシナリオを発表してきました。
今回の"The Third World War"は、これら4作品を全て1パッケージに詰め込んで発売したものです。
コンポーネントを見てみましょう。
カウンターシートは9枚、1枚あたり最大234枚のカウンターが収められているので、単純計算で約2000枚という膨大なカウンターが詰め込まれています。トレイとかどうしよう・・・?。カウンターサイスは15mm級なので、現在では標準的な大きさです。
カウンターをみて特徴的なのは、オリジナル版に比べて遥かに綺麗になっていることと、陸上ユニットの裏面がモラル1ダウン状態になっていることです。後者はプレイアビリティ上有難い修正で、特に東側のユニットは1度士気低下すると、完全状態には絶対戻らないというルールがあり。そのため、オリジナル版では、戦いが進むにつれて東側ユニットに士気低下マーカーが乘りまくるというちょっと美しくない光景が現出されました。今回のユニット修正により、最初のモラルダウンでは士気低下マーカーを載せる必要がなくなったので、プレイし易さが改善されました。
マップはフルマップ6枚。内容は以下の通りです。
マップA:東西ドイツ及びその周辺諸国
マップB:北欧諸国
マップC:南欧諸国
マップD:ポーランドからロシア西部
マップE/F:中近東
このうち、マップDが今回新たに加わったマップで、今回のセットではこのマップを使用するシナリオはありません。将来追加される可能性があるとのことでした。
ルールは全部読んだわけではありませんが、ざっと読んでみた所、前作から殆ど変更はない様子です。シナリオも前作を踏襲しており、個別ゲームの単独シナリオの他、連結シナリオが4本。最大シナリオは中東からヨーロッパ戦線を含めて再現する"The Combained Game"。さすがにこのシナリオはプレイ困難かも・・・。
チャート類は豪華で、フルカラー、地形効果表や戦闘結果表、ディスプレイシート等合計20枚。さらにシナリオ別のセットアップシートが8枚用意されています。
これだけ豪華なコンポーネントだとカウンターを切るのが怖いぐらいですが、とにかく早くプレイしたいです。
The Third World War, Designer Signature Edition
The Battle for the Balkans
NATO Designer Signature Edition
Blue Water Navy
MBT: The Game of tank-to-tank combat in 1987 Germany
MBT-FRG
MBT-BAOR
Next War Poland
コメント