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前回

[アクションの順番:なし、なし、連邦、連邦]
決戦アバオアクー  このターンから両軍とも増援がある。その前に本ゲームの増援システムについて説明しておこう。本ゲームでは2ターン以降毎ターンの増援フェイズに両軍とも1~2枚の増援を得る。増援には、「増援ユニット」「補充マーカー」「ザビ家の内乱」の3種類があり、それらは予め連邦軍用、ジオン軍用に分けられてカップに入れてある。両プレイヤーはその中から無作為に必要な枚数の増援を取得する。
 「増援ユニット」とは文字通り増援で得られる追加ユニットで、ガンダム、ジオングといったユニットの形になっている。
 「補充マーカー」とは撃破されたユニットを復活させるためのマーカーで、1枚につき2~5枚のユニットを無作為に復活させることができる。一般に連邦軍は補充マーカーが多く、ジオン軍は増援ユニットが多い。従って増援で得ることができるユニットの数は連邦軍の方が多いようになっている。
 「ザビ家の内乱」とは連邦軍に与えられた特殊なマーカーで、これを1枚引くと、引いたターンにジオン軍のアクションマーカーが1枚減らされる。史実でギレンがキシリアに銃殺された時の混乱を再現するためのルールである。
 このターンの増援は両軍とも1枚づつになっている。連邦軍が引いたのはガンダムアレックス。一応ガンダムと名乗っているが、技量レベルが1なので多分アムロレイ以外の誰かが乗っているのだろう。機体性能はオリジナルガンダムよりもやや優秀だが、肝心の技量がやや控えめだ。それでもエリートユニットが少ない連邦軍にとっては貴重なエリート増援である。ガンダムアレックスはSフィールド艦隊へまわすこととした。部隊密度が薄い方面に回したほうが活躍の場面が多くなると読んでの配置だ。
 ジオン軍の増援は「補充3」。撃破されたユニットを3個蘇らせるというものだ。今のところジオン側の損害が皆無なので「補充3」は使い道がないが、この駒は手元に取っておいて後で使うことができる。
 このターンは連邦軍が大きく動いた。アクションチットの引きは「No Action」が2回続いた後、「連邦軍」が2回とジオン軍にとっては良い所なしの内容だった。ジオン軍の配置を見た連邦軍Nフィールド侵攻艦隊は、戦力の一部を割いて右翼から攻撃してくるジオン軍強襲部隊を拘束する一方、主力はジオン軍右翼の薄い防衛ラインを攻撃し、それを突破しつつアバオアクーに向うことにした。その攻撃の際、早くも連邦軍は虎の子である戦闘爆撃中隊を投入した。新鋭戦闘機コアブースターを装備する戦闘爆撃中隊は、連邦軍全体でも僅か4個中隊しかない貴重な戦力だが、火力と機動力に優れ、集中投入されると恐るべき破壊力を発揮する。その一方で防御力は脆弱なので、一旦敵の反撃にさらされると、非常に脆い面も併せ持っている。宇宙における「騎兵部隊」的な存在といえよう。 
 ジオン軍防衛ラインを支えるのはザク8個中隊(約100機)と重巡チベを基幹とする2個戦隊(約8隻)、その他に過ぎない。ジム、ボール計10個中隊以上、さらには量産型ガンキャノンやコアブースターがザクに襲いかかる。翼を広げたように並ぶザクの防衛線は連邦軍の直接攻撃を受けて次々と撃破されていった。チベ級重巡の戦隊に対しては、大型ミサイルを抱えたパブリク突撃艇が攻撃を行った。
 この一連の攻撃によってジオン軍は大きな損害を被った。ザク8個中隊、巡洋艦4個戦隊が失われた。一方連邦軍はジム、ボール等4個中隊を失い、衛星ミサイルの直撃で戦艦戦隊1個を失ったのみであった。ジオン軍戦線は大きく破られ、連邦軍の先鋒は早くもアバオアクーから僅か4ヘクスの地点にまで到達していた(写真1)。
 「そんな、バカな・・・」
 ギレン総帥の表情に先ほどまでの余裕はもうない。そんなギレン総帥の指揮を横で冷ややかに見ていたキシリアは呟いたという。
「意外と兄上もお甘いようで・・・・」
 一方Sフィールドにおいてもジオン軍の抵抗を徐々に排除しつつゆっくりと前進を開始していた。

つづく

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決戦アバオアクー 植民惑星の解放 もりつちブランド
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