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アッツ島沖海戦のシナリオを作成してみた。
この戦いは両者の戦力差がかなり開いていて、シナリオの演出が結構難しい。
色々考えた末、こういう演出をした。

(1) 米側も逃げるだけでは勝利できないようにする。(史実の結果なら日本側の勝ち)
(2) ただし戦力差があるので、同程度の損害なら米側が有利になるようVP設定をする。
(3) ゲーム開始時の指揮ポイントを両軍とも少なめにし、移動の自由度を小さくする。

ちなみに両軍の技量についてだが、本シナリオでは例えば「聯合艦隊」のように日本側に不利な命中修正を課すことはしない。
アッツ島沖海戦といえば、日本側の不手際ばかりが目立つ印象があるが、改めて調べてみると、日本側の砲戦技量に限って言えば(決して褒められるほどのものではないにせよ)それほど酷いものでもない。事実、米巡「ソルトレークシティ」は4発以上の20センチ砲弾を受けて洋上に立ち往生している。
雷撃戦の方は酷いものだったが、これは後落した射点から発射するという戦術上の不手際が問題なのであり、術力の問題とするには無理がある。
ただ本海戦で日本側の不手際が目に付いたのもまた事実である。そこで本シナリオでは、艦隊規模の大きい日本艦隊と米艦隊の指揮値を同等とし、日本側指揮上の不手際を再現してみた。

そんなこんなで作ってみたのが上の写真である。
さてさて・・・。